鼻の下を触ったときに嫌な臭いがしたり、鼻の穴の下あたりから酸っぱい臭いや脂っぽい臭いがしたりすると、原因が気になるものです。毎日顔を洗っているのに臭いが取れない場合、単なる洗い残しではなく、皮脂や汗の酸化、鼻水の付着、鼻の内部の炎症などが関係している可能性があります。
実は、鼻の下が臭いと感じる理由は一つではありません。皮膚表面から臭っているのか、鼻の入口から臭っているのか、それとも鼻の奥から異臭がしているのかによって、考えられる原因や対処法は変わります。2026年11月時点の医療情報を踏まえ、臭いの見分け方、自宅でできる洗い方、副鼻腔炎などの病気、耳鼻咽喉科を受診する目安まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 要点1: 鼻の下の臭いは、皮脂・汗・皮膚常在菌による臭い物質の発生や、鼻水の付着などが原因になる。 - 要点2: 鼻の入口の痛みやかさぶた、黄色い鼻水、鼻づまりがある場合は、鼻前庭炎や副鼻腔炎なども考えられる。 - 要点3: 優しい洗顔で改善する場合もあるが、片側だけの異臭や長引く悪臭、痛みを伴う場合は耳鼻咽喉科での診察が必要。
【鼻の下が臭い原因】皮脂・汗だけでなく鼻水や鼻の病気も関係する
鼻の下は、鼻の穴のすぐ下から上唇にかけての部分です。鼻水が流れやすく、皮脂や汗も付着するため、複数の臭いの原因が重なりやすい場所でもあります。
まず考えられるのは、皮膚表面の皮脂や汗による臭いです。ただし、鼻の下に臭いを感じるからといって、必ずしも皮膚が原因とは限りません。
皮脂の酸化によって脂っぽい臭いが発生する
鼻の周辺には皮脂腺があり、皮脂が分泌されています。
皮脂は本来、肌の水分を保ち、外部の刺激から皮膚を守る役割を持っています。しかし、分泌された皮脂が皮膚表面に長時間残ると、酸化や皮膚常在菌による分解などが進み、臭いの原因になる物質が発生することがあります。
徳島県医師会が紹介する皮膚科医の解説でも、分泌直後の汗や皮膚はほぼ無臭であり、時間の経過とともに皮脂や汗に含まれる成分が酸化・分解されることで、不快な臭いにつながると説明されています。
特に、次のような状況では皮脂による臭いが気になりやすくなります。
- 鼻の周りが脂っぽい。
- 鼻の下を指で触るとベタつく。
- 洗顔から時間が経つと臭いが戻る。
- 鼻の横や小鼻にも皮脂が多い。
- 汗をかいた後に臭いが強くなる。
皮脂の臭いは、脂っぽさや古い油に似た臭いとして感じられることがあります。ただし、臭いの表現には個人差があり、臭いだけで原因を特定することはできません。
汗と皮膚常在菌が混ざって汗臭くなる
鼻の下は、食事や会話、運動などで汗や湿気が付着しやすい部分です。
汗そのものは分泌直後にはほぼ無臭ですが、皮膚表面で皮脂や角質と混ざり、常在菌による代謝が進むと臭い物質が発生することがあります。
特に、暑い日や運動後、マスクを長時間着用した後などは、鼻の下の湿気や皮脂が気になりやすくなります。
ここで注意したいのは、汗をかくこと自体が不衛生というわけではない点です。皮膚常在菌は健康な皮膚にも存在しており、必要以上に殺菌する必要はありません。
鼻水が鼻の下に付着して臭う
見落としやすい原因が鼻水です。
鼻水が少量ずつ鼻の穴から流れ、鼻の下に付着すると、乾燥した分泌物や皮膚表面の汚れと混ざって臭いを感じることがあります。
次のような人は、鼻水の影響も考えられます。
- 鼻をかむ回数が多い。
- 鼻水が鼻の下に残りやすい。
- 鼻の入口に乾燥した鼻水が付着している。
- 鼻水が黄色や緑色になっている。
- 鼻水が喉に流れる感覚がある。
特に、粘り気の強い鼻水や悪臭を伴う鼻水が続く場合は、鼻の内部で炎症が起きている可能性もあります。
鼻の内部の異臭を鼻の下の臭いと感じている
もう一つ重要なのが、臭いの発生場所を取り違えているケースです。
鼻の下を触って臭う場合と、鼻から息を吐いたときに嫌な臭いを感じる場合では、原因が異なる可能性があります。
鼻腔や副鼻腔に炎症があると、粘り気のある鼻汁や異臭が発生することがあります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、副鼻腔炎の症状として、鼻づまり、臭いのある粘性の鼻汁、顔面の痛みなどを挙げています。
【においの場所で見分ける】皮脂・鼻水・鼻の内部の異臭を比較
鼻の下の臭いを改善するには、まず臭いがどこから発生しているのかを整理することが大切です。
鼻の下の皮膚、鼻の入口、鼻の奥では、疑われる原因が違います。
鼻の下の臭いを見分ける比較表
| 臭いの場所・特徴 | 考えられる原因 | 確認したい症状 |
|---|---|---|
| 鼻の下の皮膚表面 | 皮脂・汗・皮脂の酸化 | ベタつき、脂っぽい臭い |
| 小鼻や鼻の横 | 皮脂の蓄積、皮膚の汚れ | 毛穴の汚れ、脂っぽさ |
| 鼻の穴の入口 | 鼻前庭炎、乾燥、鼻水の付着 | 赤み、痛み、かさぶた |
| 鼻の奥 | 副鼻腔炎、鼻腔内の炎症など | 鼻づまり、膿性鼻汁、異臭 |
| 鼻水が喉に流れる | 後鼻漏 | 痰、喉の違和感、口臭 |
| 片側だけ異臭がする | 片側の鼻腔・副鼻腔の病気など | 片側の鼻水、鼻血、顔面痛 |
皮膚表面の臭いかどうかを確認する
清潔なティッシュで鼻の下を軽く押さえ、皮脂や鼻水が付着しているかを確認します。
ティッシュに透明または薄い黄色の皮脂や汚れが付着し、鼻の下の皮膚そのものから臭いがする場合は、皮膚表面が関係している可能性があります。
ただし、ティッシュに付いた臭いだけでは、皮脂と鼻水を正確に区別できません。
洗顔後に臭いが軽減するか、時間が経つと戻るかという変化も判断材料になります。
鼻の入口に臭いの原因がないか確認する
鼻の穴の入口に、乾燥した鼻水、かさぶた、赤み、腫れがないかを確認します。
鼻毛の生え際に痛みがある場合や、鼻の入口を触るとヒリヒリする場合は、皮膚表面の皮脂だけでなく炎症も考えられます。
無理に指や綿棒を入れて確認する必要はありません。刺激を加えると炎症が悪化することがあります。
鼻の奥から臭う場合は鼻水や副鼻腔炎に注意する
鼻の下を洗っても臭いが変わらず、鼻から息を吐いたときに異臭を感じる場合は、鼻の内部に原因がある可能性があります。
特に、次の症状が重なる場合は耳鼻咽喉科への相談を検討してください。
- 黄色や緑色の粘り気のある鼻水。
- 鼻づまりが続く。
- 頬や眉間、額が重い。
- 鼻の奥から嫌な臭いがする。
- 嗅覚が以前より鈍くなった。
一つの症状だけで病気を判断することはできませんが、複数の症状が続いている場合は、鼻の内部を診察してもらうことが大切です。
【鼻の病気が隠れるケース】副鼻腔炎・後鼻漏・鼻前庭炎の特徴
鼻の下の臭いが長引く場合、皮脂や汗以外に鼻の病気が関係していることがあります。
ここでは、特に確認しておきたい3つの状態を紹介します。
副鼻腔炎は臭い鼻水や鼻の奥の異臭につながる
副鼻腔炎(ふくびくうえん)
鼻の周囲にある副鼻腔という空間に炎症が起きる病気です。一般には蓄膿症という呼び方でも知られています。
副鼻腔は、頬や額、目の間などの骨の内部にある空間です。ここに炎症が起きると、鼻水が正常に排出されにくくなり、鼻づまりや粘り気の強い鼻汁などが現れることがあります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、急性副鼻腔炎では次のような症状が見られます。
- ドロッとした臭いのある鼻汁。
- 鼻づまり。
- 頬や鼻の周囲、額の痛み。
- 顔やまぶたの腫れ。
- 発熱。
症状が長引く場合は慢性化している可能性もあります。慢性副鼻腔炎では、鼻づまり、粘性の鼻汁、頭重感、嗅覚の低下などが見られます。
副鼻腔炎を疑うポイントは、鼻の下だけでなく鼻の奥にも異常があることです。
単に鼻の下が臭うだけでは副鼻腔炎とは判断できません。鼻水の性状や鼻づまり、顔面痛などを合わせて確認する必要があります。
後鼻漏は鼻水が喉に流れて口臭の原因にもなる
後鼻漏(こうびろう)とは、鼻水が鼻の前方から出るのではなく、喉の方向へ流れていく状態です。
健康な人でも鼻水の一部が喉へ流れることはあります。しかし、鼻水の量が多くなったり、粘り気が強くなったりすると、不快感につながります。
特に副鼻腔炎に伴う後鼻漏では、次のような症状が見られることがあります。
- 喉に鼻水が張り付く感じがする。
- 痰が絡む。
- 喉の奥に嫌な味や臭いを感じる。
- 咳払いが増える。
- 口臭が気になる。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、副鼻腔炎に伴う後鼻漏が痰や口臭の原因になることを説明しています。
鼻の下の臭いと口臭が同時に気になる場合、鼻水が鼻の前方と後方の両方に流れている可能性も考えられます。
この場合、鼻の下だけを繰り返し洗っても、根本的な原因が解消されないことがあります。
鼻前庭炎は鼻の入口の痛みやかさぶたが特徴
鼻前庭炎(びぜんていえん)
鼻の穴の入口付近にある皮膚や毛包に炎症が起きた状態です。
鼻の入口には鼻毛が生えており、その根元には毛包があります。
鼻を頻繁に触ったり、鼻毛を抜いたり、鼻を強くかんだりすると、皮膚に刺激が加わり、細菌感染による炎症が起こることがあります。
主な症状は次のとおりです。
- 鼻の入口が赤くなる。
- 鼻の穴の周辺が腫れる。
- 鼻毛の生え際が痛む。
- 触るとヒリヒリする。
- かさぶたができる。
- 黄色っぽい膿や分泌物が付着する。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、鼻の入口を繰り返し触ることで鼻毛の根元に細菌感染が起こり、炎症につながることを説明しています。
鼻前庭炎が疑われる場合は、鼻の入口をむやみに触らず、腫れや痛みが続く場合には耳鼻咽喉科で診察を受けましょう。
【鼻の下の臭い対策】正しい洗い方と日常ケアの基本
鼻の下の臭いが皮脂や汗、鼻水の付着によるものなら、日常のケアで軽減できる可能性があります。
大切なのは、臭いを消そうとして強く洗いすぎないことです。
鼻の下の正しい洗い方は優しく丁寧に
鼻の下は皮膚が比較的薄く、摩擦や洗浄剤の刺激を受けやすい部分です。
次の手順を基本にしてください。
1. ぬるま湯で顔全体を濡らす
熱いお湯は皮膚の乾燥や刺激につながるため、ぬるま湯を使います。
2. 洗顔料を十分に泡立てる
洗顔料を直接鼻の下に強くこすりつけるのではなく、泡を使って優しく洗います。
3. 鼻の下と小鼻の境目を丁寧に洗う
鼻の穴の下、小鼻の横、鼻と上唇の間などは汚れが残りやすい部分です。指の腹で優しく洗ってください。
4. 洗顔料を十分にすすぐ
鼻の下に洗顔料が残らないよう、ぬるま湯で丁寧に流します。
5. 清潔なタオルで水分を取る
ゴシゴシ拭かず、タオルを軽く押し当てて水分を吸収させます。
日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」では、ニキビのある人に対して1日2回の洗顔を推奨しています。これは鼻の下の臭いに対する直接的な治療指針ではありませんが、過剰な洗顔を避けながら皮脂を適切に落とすことを考えるうえで参考になります。
鼻水が付着したら放置せず優しく拭き取る
鼻水が鼻の下に残ると、乾燥して皮膚に付着することがあります。
鼻水が出たときは、柔らかいティッシュなどで軽く押さえて取り除きましょう。
鼻を強くこすったり、乾燥した鼻水を爪で無理に剥がしたりするのは避けてください。
鼻水が頻繁に出る場合は、鼻炎や副鼻腔炎などが背景にないか確認することも大切です。
皮脂が気になる場合は洗いすぎを避ける
鼻の下の臭いが気になると、何度も洗顔したくなるかもしれません。
しかし、洗いすぎると皮膚の乾燥や刺激につながり、肌荒れを起こす可能性があります。
おすすめのケアは次のとおりです。
- 朝晩を基本に、肌の状態に合わせて洗顔する。
- 汗をかいたら、濡らしたタオルなどで優しく拭く。
- 洗顔後は必要に応じて低刺激性の保湿剤を使う。
- 鼻の下を何度も指で触らない。
- 刺激の強いアルコール製品や消臭剤を直接塗らない。
臭いを消すことよりも、皮膚の状態を健康に保つことを優先してください。
鼻うがいは後鼻漏が気になる場合の選択肢
鼻の奥に鼻水が残る感覚がある場合、鼻うがいが役立つことがあります。
ただし、鼻うがいは鼻の下の皮膚の臭いを直接消す方法ではありません。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、生理食塩水による鼻洗浄が後鼻漏に効果的な場合があると説明しています。一方で、洗浄液の温度や食塩水の濃度、使用方法を誤ると鼻粘膜や耳を傷める可能性も指摘しています。
初めて行う場合や鼻の炎症が疑われる場合は、耳鼻咽喉科で適切な方法を確認すると安心です。
【耳鼻咽喉科を受診する目安】片側だけの臭いや長引く異臭に注意
鼻の下の臭いが一時的な皮脂や汗によるものであれば、洗顔や日常のケアで改善することがあります。
しかし、臭いが長期間続く場合や、鼻水・痛み・腫れなどを伴う場合は、医療機関で原因を調べる必要があります。
早めに耳鼻咽喉科を受診したい症状
次のような症状がある場合は、耳鼻咽喉科での診察を検討してください。
- 鼻の奥から強い異臭がする。
- 臭いのある鼻水が何日も続く。
- 鼻づまりがなかなか改善しない。
- 黄色や緑色の粘り気のある鼻水が続く。
- 鼻の入口が赤く腫れている。
- 鼻の入口に膿やかさぶたがある。
- 鼻の下や鼻の周囲に痛みがある。
- 嗅覚が以前より低下している。
2026年8月27日掲載の埼玉県アレルギー疾患相談室の情報でも、片側だけ続く鼻水、黄色や緑色の鼻水、出血、強い痛みがある場合は、副鼻腔炎や感染症などの可能性を考え、早めに耳鼻咽喉科を受診するよう案内しています。
鼻の下が片側だけ臭い場合は放置しない
左右のどちらか一方だけに臭いがある場合は、特に注意が必要です。
考えられる原因には、片側の鼻腔や副鼻腔の炎症、鼻腔内の異物、鼻の構造上の問題などがあります。
また、片側だけの悪臭を伴う鼻水や鼻血、頬の腫れ、歯痛、視力の異常などは、まれに腫瘍性疾患を含む別の病気のサインである可能性もあります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、片側だけに悪臭のある鼻汁や鼻出血などが見られる場合には注意が必要と説明しています。
もちろん、片側だけ臭うからといって重大な病気があると決まったわけではありません。しかし、左右差が続く場合は、自己判断で洗顔だけを続けず、耳鼻咽喉科で確認することが大切です。
目の周囲の腫れや視力の異常がある場合は緊急性にも注意
副鼻腔炎などの炎症が周囲に広がると、顔面や目の周囲に症状が出る場合があります。
特に次の症状がある場合は、通常の受診予約を待たず、当日中に医療機関へ相談してください。
- 目の周囲が急に腫れてきた。
- 視界がぼやける、物が二重に見える。
- 強い頭痛や高熱がある。
- 顔の腫れや痛みが急速に悪化している。
視力の異常や急激な症状の悪化がある場合は、救急受診も検討してください。
病院ではどのような検査をする?
耳鼻咽喉科では、症状に応じて次のような診察や検査が行われます。
鼻の中の観察
鼻鏡や内視鏡などを使い、鼻水の状態、炎症、腫れ、鼻の入口の異常などを確認します。
画像検査
副鼻腔炎などが疑われる場合は、必要に応じてレントゲンやCT検査などを行います。
嗅覚の確認
臭いの感じ方に異常がある場合は、嗅覚の状態を調べることもあります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、副鼻腔炎の詳しい診断には鼻内視鏡や画像検査が必要になる場合があります。
受診時には、臭いが始まった時期、左右どちらから臭うのか、鼻水の色、痛みや発熱の有無などを伝えると診察に役立ちます。
【鼻の下が臭いことに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:鼻の下が臭いのは洗顔不足が原因ですか?
A1:洗顔不足によって皮脂や汗、鼻水などが残り、臭いにつながることはあります。ただし、副鼻腔炎や鼻前庭炎など、鼻の内部や入口の炎症が原因の場合もあります。洗顔しても臭いが続く場合は、別の原因を考える必要があります。
Q2:鼻の下が酸っぱい臭いになるのはなぜですか?
A2:汗や皮脂に含まれる成分が皮膚常在菌によって代謝されることで、酸っぱい臭いなどが生じる場合があります。汗をかいた後や長時間マスクを着用した後に強くなるなら、皮膚表面の臭いも考えられます。
Q3:鼻の下が臭いのに鼻水が出ていない場合もありますか?
A3:あります。皮脂や汗の酸化による臭い、鼻の入口の炎症、鼻の奥にある分泌物などが考えられます。鼻水が目立たなくても、鼻づまりや痛み、異臭が続く場合は耳鼻咽喉科で相談してください。
Q4:鼻の下が片側だけ臭いのは病気ですか?
A4:必ずしも病気とは限りませんが、片側の鼻腔や副鼻腔に炎症などが起きている可能性があります。悪臭のある鼻水、鼻血、顔面痛などが片側だけに続く場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
Q5:鼻の下の臭いは毎日洗えば改善しますか?
A5:皮脂や汗、鼻水の付着が原因であれば、適切な洗顔や拭き取りで軽減することがあります。ただし、何度も強く洗うと肌荒れにつながるため、優しく洗うことが基本です。鼻の内部に原因がある場合は洗顔だけでは改善しません。
Q6:鼻の中が臭い場合は副鼻腔炎の可能性がありますか?
A6:可能性はあります。副鼻腔炎では、臭いのある粘り気の強い鼻水、鼻づまり、頬や額の痛みなどが見られます。ただし、鼻腔内の異物やほかの炎症などでも異臭が生じるため、症状が続く場合は耳鼻咽喉科で診断を受けましょう。
まとめ:鼻の下の臭いは発生場所を見極めて適切に対処する
鼻の下が臭いと感じる原因には、皮脂の酸化、汗と皮膚常在菌による臭い物質の発生、鼻水の付着などがあります。
一方で、鼻の入口の炎症である鼻前庭炎や、臭いのある鼻水を伴う副鼻腔炎、後鼻漏などが関係しているケースもあります。
大切なのは、臭いを感じる場所と一緒に現れる症状を確認することです。
- 皮膚がベタつき、洗顔後に改善する: 皮脂や汗による臭いを考える。
- 鼻の入口が赤く、痛みやかさぶたがある: 鼻前庭炎などの炎症を疑う。
- 鼻の奥が臭く、鼻づまりや粘り気のある鼻水がある: 副鼻腔炎などを考える。
- 喉に鼻水が流れ、痰や口臭も気になる: 後鼻漏の可能性を考える。
- 片側だけ異臭や鼻血が続く: 早めに耳鼻咽喉科で確認する。
【プロの結論】
鼻の下の臭い対策で最も避けたいのは、原因が分からないまま洗浄や殺菌を繰り返すことです。
皮脂が原因なら適切な洗顔、鼻水が原因なら鼻の症状への対応、炎症が原因なら医療機関での診断と治療が必要になります。
臭いの強さだけで病気の重症度を判断することはできません。 どこから臭うのか、片側だけなのか、鼻水や痛みがあるのかを整理することが、適切な対策への第一歩です。
一時的な皮脂や汗による臭いなら日常のケアで改善する可能性がありますが、異臭が続く場合や鼻の症状を伴う場合は、耳鼻咽喉科で原因を確認しましょう。 (出典: 鼻 の 下 臭い(Yahoo!ニュース))