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2026年11月05日 更新
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風邪のひきはじめは何がサイン?初期症状・インフルとの違いと対処法を2026年最新解説

目次
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    風邪のひきはじめには、喉のイガイガや軽い痛み、鼻水、鼻づまり、寒気、体のだるさなど、日常生活の中で見過ごしやすい変化が現れます。「少し喉が痛いだけだから大丈夫」「熱がないので風邪ではない」と考えがちですが、風邪は必ずしも発熱から始まるわけではありません。鼻や喉の局所的な症状だけが先に出ることもあります。

    2026年9月30日版の厚生労働省「令和8年度冬季 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」では、風邪だけでなく、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症を含む急性呼吸器感染症への対策が整理されています。特に2026年は、インフルエンザの流行入りが8月28日と例年より早く、感染症ごとの症状の違いを知っておくことが大切です。

    この記事では、日本呼吸器学会や厚生労働省などの公的情報をもとに、風邪の初期症状、インフルエンザ・新型コロナとの見分け方、発症直後の食事や水分補給、市販薬の選び方、医療機関を受診するタイミングまで詳しく解説します。

    📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

    - 初期症状: 喉の痛み、鼻水、鼻づまり、寒気、倦怠感などが代表的。発熱しない場合もある。
    - 見分け方: インフルエンザは急な高熱や筋肉痛、新型コロナは咳や倦怠感などがみられるが、症状だけでの確実な判別は難しい。
    - 初期対応: 無理をせず休養し、水分と栄養を補給して十分な睡眠を取る。
    - 市販薬: 必ずしも必要ではなく、つらい症状を一時的に和らげる目的で使用する。
    - 受診目安: 呼吸困難、胸痛、意識状態の異常、高熱の持続などがあれば早めに医療機関へ相談する。

    【まず確認】風邪のひきはじめに現れる5つの初期症状

    風邪 の ひき はじめの関連写真・ビジュアル
    【画像】風邪 の ひき はじめ 関連ショット

    風邪は、一般に鼻腔から喉頭までの上気道に炎症が起こることで、さまざまな症状が現れる病気です。

    日本呼吸器学会の市民向け解説によると、風邪の原因微生物のうち、80〜90%はウイルスとされています。主な原因ウイルスにはライノウイルスやコロナウイルスなどがあり、鼻や喉の粘膜に病原体が付着して増殖することで炎症が起こります。

    初期症状の出方には個人差がありますが、代表的なのは次の5つです。

    1. 喉のイガイガ・痛み

    風邪 の ひき はじめの様子・注目ショット
    【写真】風邪 の ひき はじめ 近影・注目カット

    風邪のひきはじめに気づきやすい変化の一つが、喉の違和感です。

    - 喉が乾燥したように感じる
    - 唾を飲み込むと少し痛い
    - 喉の奥がイガイガする
    - 声がかすれる
    - 咳が出そうな感覚がある

    こうした症状は、ウイルスなどによって喉の粘膜に炎症が起こることで生じます。

    最初は軽い違和感だけでも、時間が経つにつれて飲み込むときの痛みや咳が強くなる場合があります。

    喉の痛みがあるときは、こまめに水分を取って乾燥を防ぎ、刺激の強い食べ物を避けると過ごしやすくなります。

    ただし、強い喉の痛み、高熱、扁桃の腫れや白い付着物などがある場合は、細菌性の咽頭炎など別の病気も考えられるため、医療機関への相談が適切です。

    2. 透明な鼻水・鼻づまり

    風邪のひきはじめ
    【資料】風邪 の ひき はじめ 報道・メディア記録

    風邪の初期には、透明でさらさらした鼻水やくしゃみが出ることがあります。

    鼻水は、鼻の粘膜が病原体などの刺激に反応することで分泌されます。

    初期に見られやすい変化は次のとおりです。

    - 水のような透明な鼻水が出る
    - くしゃみが増える
    - 鼻の奥がむずむずする
    - 片方または両方の鼻が詰まる
    - 鼻水が喉に流れるような感覚がある

    症状が進むと鼻水の粘度や色が変化することもありますが、鼻水が黄色や緑色になっただけで細菌感染と断定することはできません。

    また、透明な鼻水やくしゃみは花粉症やアレルギー性鼻炎でも起こります。目のかゆみや特定の季節・環境での症状の変化なども判断材料になります。

    3. 寒気・悪寒

    風邪のひきはじめに、室温が低くないのにゾクゾクすることがあります。

    寒気は、体温が上昇する過程で感じられる場合があります。特に発熱が始まる前後には、体が冷えているように感じることがあります。

    次のような変化があれば、体調を確認してみましょう。

    - 急に寒く感じる
    - 厚着をしても体が冷える
    - 肩や背中がゾクゾクする
    - 手足が冷たく感じる
    - いつもより疲れやすい

    寒気がある場合は、無理に活動せず、体温を測って経過を確認することが大切です。

    ただし、強い悪寒や震えを伴う場合は、インフルエンザなど別の感染症やほかの疾患も考えられます。寒気だけで原因を判断することはできません。

    4. だるさ・倦怠感

    「いつもより体が重い」「何となく疲れている」という感覚も、風邪の初期に現れることがあります。

    具体的には次のような変化です。

    - 朝から体が重い
    - 集中力が続かない
    - 普段より眠気が強い
    - 体を動かすのがおっくうになる
    - 軽い頭痛や関節の違和感がある

    全身倦怠感は風邪だけでなく、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症でも見られる症状です。

    特に急激に強い倦怠感が出て、筋肉痛や関節痛、高熱が加わる場合は、単なる風邪と決めつけないことが重要です。

    5. 軽い頭痛・咳・微熱

    喉や鼻の症状に続いて、頭痛や軽い咳、微熱が出ることもあります。

    風邪は上気道の炎症が中心ですが、炎症が下気道まで広がると咳や痰などの症状が現れる場合があります。

    なお、風邪の症状は必ず決まった順番で進むわけではありません。喉の痛みが先に出る人もいれば、鼻水やくしゃみから始まる人もいます。

    熱がないから風邪ではない、という判断は禁物です。 発熱は風邪の必須条件ではなく、鼻水や喉の痛みだけが目立つケースもあります。インフルエンザや新型コロナも軽い症状にとどまる場合があるため、発熱の有無だけで感染症を否定することはできません。

    【症状を徹底比較】風邪・インフルエンザ・新型コロナの違い

    風邪のひきはじめに多くの人が気になるのが、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症との違いです。

    いずれも発熱、咳、喉の痛み、倦怠感などが共通して現れるため、症状だけで正確に見分けることは簡単ではありません。

    国立健康危機管理研究機構の2026年第35週の感染症情報でも、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は症状のみで鑑別することが困難と説明されています。

    それぞれの典型的な特徴を整理すると、次のようになります。

    比較項目一般的な風邪インフルエンザ新型コロナ
    発症の仕方比較的緩やかなことが多い急激に症状が現れやすい個人差が大きい
    喉の痛みよく見られる見られることがある見られることがある
    鼻水・鼻づまり代表的な症状現れることがある現れることがある
    発熱ない場合もある38℃以上の発熱が典型的発熱する場合がある
    筋肉痛・関節痛比較的軽いことが多い強く現れやすい現れることがある
    全身倦怠感軽度から中程度強く現れやすいよく見られる
    咳症状が進むと現れることがある現れることがあるよく見られる
    その他くしゃみ、鼻水など頭痛、急な悪寒など下痢、嗅覚・味覚障害など

    ※症状には個人差があり、表は典型的な傾向を示したものです。症状の組み合わせだけで確定診断はできません。

    風邪とインフルエンザの見分け方

    一般的な風邪は、鼻水、鼻づまり、喉の痛みなど、鼻や喉を中心とする症状が目立ちます。

    一方、インフルエンザは、比較的急激に38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などが現れることが特徴です。

    厚生労働省の2026年度Q&Aによれば、日本では例年12月から3月がインフルエンザの流行シーズンですが、2026年は8月28日に流行入りが公表されました。これは1999年の感染症法施行以降、2番目に早い流行入りです。

    このため、2026年は秋から冬にかけてもインフルエンザを意識した体調管理が必要です。

    ただし、発熱がないインフルエンザや、鼻水・喉の痛みが目立つインフルエンザもあります。症状の強さだけで判断しないようにしましょう。

    風邪と新型コロナの違い

    新型コロナウイルス感染症では、発熱、咳、全身倦怠感のほか、頭痛、下痢、結膜炎、嗅覚障害、味覚障害などが見られることがあります。

    厚生労働省によると、特に乳幼児、高齢者、一定の基礎疾患がある人などは重症化リスクに注意が必要です。

    以前は嗅覚・味覚障害が新型コロナの特徴として広く知られていましたが、これらが必ず現れるわけではありません。

    現在は一般的な風邪と似た症状で始まるケースもあるため、症状だけで新型コロナではないと判断することはできません。

    症状だけで判断できないときは検査も選択肢

    発熱や喉の痛みなどがある場合、自宅での療養を優先したい人は、国が承認した抗原定性検査キットによるセルフチェックも選択肢になります。

    購入する場合は、国が承認した「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」と表示された製品を選ぶことが大切です。

    検査結果が陰性でも、感染初期などには感染を否定できない場合があります。症状が続く場合や悪化する場合は、医療機関に相談しましょう。

    【発症直後の対処法】休養・水分補給・食事で体を支える

    風邪のひきはじめに大切なのは、無理をして症状を悪化させないことです。

    日本呼吸器学会と厚生労働省は、ウイルス性の風邪に対して安静、水分補給、栄養補給を基本とする考え方を示しています。

    1. まずは予定を減らして休む

    喉の痛みや倦怠感に気づいた段階で、できるだけ予定を調整しましょう。

    仕事や学校を無理に続けると、十分な休養が取れなくなるだけでなく、周囲への感染拡大につながる可能性もあります。

    厚生労働省の2026年度Q&Aでも、急性呼吸器感染症の症状がある場合は、人混みへの外出を控え、学校や職場に無理をして行かないよう呼びかけています。

    特に発症直後は、睡眠時間を確保し、体力を消耗する運動や長時間の外出を避けることが大切です。

    2. 水分補給は少量ずつこまめに

    発熱や発汗、鼻水、咳などがあると、普段より水分を必要とする場合があります。

    おすすめの飲み物は次のとおりです。

    - 水
    - 白湯
    - 麦茶
    - スープ
    - カフェインの少ないお茶

    喉が痛くて一度に多く飲めない場合は、少量ずつこまめに飲む方法がおすすめです。

    厚生労働省は、急性呼吸器感染症の療養中の水分補給について、お茶やスープなど飲みやすいもので差し支えないとしています。

    食事が取れず、水分も十分に飲めない場合や、尿量が明らかに減っている場合は脱水の可能性があるため、医療機関に相談してください。

    3. 風邪のひきはじめに食べるとよいもの

    風邪のひきはじめは、食欲が落ちたり、喉の痛みで食べ物を飲み込みにくくなったりすることがあります。

    無理に大量に食べる必要はありません。食べやすく、必要な栄養を取りやすいものを選びましょう。

    おすすめの食べ物

    - おかゆ:柔らかく、喉に負担がかかりにくい
    - うどん:消化しやすく、温かい汁からも水分を取れる
    - 野菜スープ:水分と野菜の栄養を補給できる
    - 卵料理:たんぱく質を補給できる
    - 豆腐:柔らかく、食欲がないときにも食べやすい
    - バナナ:比較的食べやすく、エネルギーを補給できる
    - ヨーグルト:食べやすく、食事の補助に使いやすい

    特別な食材を食べれば風邪が早く治るという医学的な根拠はありません。

    大切なのは、食べられる範囲でバランスよく栄養を取り、十分な水分を確保することです。

    4. 睡眠時間を確保する

    風邪のひきはじめには、普段より早く就寝し、睡眠不足を避けましょう。

    睡眠は体の回復を支える基本的な生活習慣です。発熱や倦怠感があるときは、家事や仕事を後回しにしてでも休むことを優先してください。

    寝室の乾燥が気になる場合は、適度な加湿や換気も意識しましょう。

    5. 入浴や運動は体調に合わせる

    軽い症状だけで体調が安定していれば、短時間の入浴が問題になるとは限りません。

    ただし、高熱、強い寒気、めまい、息苦しさなどがある場合は入浴を控え、体を休めることを優先してください。

    また、汗をかけば風邪が治るという考え方は適切ではありません。発汗を目的とした激しい運動や長時間のサウナは、脱水や体力消耗につながるおそれがあります。

    【市販薬は必要?】風邪薬の効果と抗菌薬に関する誤解

    風邪のひきはじめに市販薬を飲むべきかどうかは、症状の程度によって異なります。

    基本的に、軽い鼻水や喉の違和感だけで日常生活に大きな支障がなければ、必ずしも薬を使用する必要はありません。

    市販の風邪薬は症状を和らげるもの

    一般的な総合感冒薬には、解熱鎮痛成分、抗ヒスタミン成分、鎮咳成分などが配合されています。

    それぞれの主な目的は次のとおりです。

    - 解熱鎮痛成分:発熱、頭痛、喉の痛みなどを和らげる
    - 抗ヒスタミン成分:鼻水やくしゃみを抑える
    - 鎮咳成分:咳を抑える
    - 去痰成分:痰を出しやすくする

    重要なのは、市販の風邪薬は基本的に症状を緩和するための薬であり、風邪の原因となるウイルスそのものを排除する薬ではないという点です。

    症状が軽い場合は、休養や水分補給を中心に経過を見る方法もあります。

    市販薬を選ぶときの注意点

    薬を使用する場合は、症状に合ったものを選び、説明書に記載された用法・用量を守る必要があります。

    特に注意したいのは、複数の薬を同時に使用することです。

    総合感冒薬と解熱鎮痛薬などを併用すると、同じ有効成分を重複して摂取する可能性があります。

    また、次の人は購入前に薬剤師や医師に相談しましょう。

    - 妊娠中、または妊娠の可能性がある人
    - 授乳中の人
    - 持病がある人
    - ほかの薬を継続して服用している人
    - 薬によるアレルギー歴がある人
    - 車の運転や危険を伴う作業をする人

    眠気を引き起こす成分が含まれる市販薬もあるため、服用後の運転にも注意が必要です。

    風邪に抗菌薬は必要ない?

    風邪をひいたときに「抗生物質を飲めば早く治る」と考える人もいますが、一般的なウイルス性の風邪には抗菌薬は効きません。

    国立健康危機管理研究機構のAMR臨床リファレンスセンターは、2025年4月の啓発情報でも、風邪に抗菌薬は効かないことを説明しています。

    抗菌薬は細菌に対して使用する薬であり、ウイルスには効果がありません。

    必要のない抗菌薬を使用すると、副作用や薬剤耐性菌の問題につながる可能性があります。

    ただし、細菌性の扁桃炎や肺炎などを併発している場合は、医師の判断で抗菌薬が必要になることがあります。

    自己判断で余った抗菌薬を飲んだり、他人に処方された薬を使用したりすることは避けましょう。

    【受診の目安】風邪で病院に行くタイミングと注意すべき症状

    風邪の症状が軽く、水分や食事が取れており、呼吸も安定している場合は、自宅で休養しながら経過を観察できることがあります。

    しかし、すべての呼吸器症状が一般的な風邪とは限りません。

    早めに医療機関へ相談したい症状

    次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。

    - 高熱が続いている
    - 息苦しさや呼吸困難がある
    - 胸の痛みが続いている
    - 水分を十分に取れない
    - 嘔吐や下痢が続いている
    - 尿量が明らかに減っている
    - 意識がぼんやりする
    - 症状が改善せず、悪化している

    東京都感染症情報センターも、成人について呼吸困難、息切れ、持続する胸痛、3日以上続く発熱、脱水の可能性などを受診の重要な判断材料として挙げています。

    特に呼吸困難や意識状態の異常など、緊急性が高い症状がある場合は、通常の診療時間を待たず救急医療を利用してください。

    高齢者・妊婦・持病がある人は早めの相談を

    次のような人は、症状が軽くても慎重な対応が必要です。

    - 高齢者
    - 乳幼児
    - 妊娠中の人
    - 糖尿病や心疾患などの基礎疾患がある人
    - 呼吸器疾患がある人
    - 免疫機能が低下している人

    インフルエンザや新型コロナウイルス感染症は、重症化リスクのある人に対して治療の選択肢が用意されています。

    特にインフルエンザの抗ウイルス薬は、発症から48時間以内に使用を開始すると、発熱期間が通常1〜2日短縮されると厚生労働省は説明しています。

    ただし、すべての患者に投与が必要なわけではなく、年齢、基礎疾患、症状、発症からの時間などを踏まえて医師が判断します。

    新型コロナについても、重症化リスクや服用中の薬などを考慮して抗ウイルス薬の適応が検討されます。

    受診を希望する場合は、緊急時を除いて、事前に医療機関へ電話で連絡し、受診方法を確認しましょう。

    子どもの場合は脱水や異常行動にも注意

    子どもは体調の変化を十分に言葉で説明できないことがあります。

    次の症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

    - 呼びかけへの反応が鈍い
    - けいれんが起きる
    - 呼吸が速い、または苦しそう
    - 顔色が悪い
    - 水分が取れず尿量が少ない
    - 意味不明な言動や異常行動がある

    また、インフルエンザにかかった小児・未成年者では、抗インフルエンザ薬の服用の有無にかかわらず異常行動が報告されています。

    厚生労働省は、自宅療養する場合、少なくとも発熱から2日間は転落などの事故を防ぐための対策を講じるよう案内しています。

    【2026年最新】風邪を早く治す方法と予防対策

    2026年の感染症対策で押さえておきたいのは、風邪のような軽い症状で始まっても、インフルエンザや新型コロナなど別の感染症である可能性があることです。

    厚生労働省は2026年9月30日版の急性呼吸器感染症対策Q&Aで、感染予防と発症後の対応をまとめています。

    風邪を早く治すために意識したいこと

    風邪には、原因となるウイルスを直接排除する一般的な特効薬がありません。

    そのため、早く治そうとして特別な方法を試すよりも、体の回復を妨げない生活を心がけることが基本です。

    具体的には次の4点です。

    1. 十分な睡眠を取る
    2. 水分をこまめに補給する
    3. 食べられる範囲で栄養を取る
    4. 無理な仕事や運動を避ける

    風邪の回復には個人差があり、これらを実践すれば必ず翌日に治るというものではありません。

    症状が長引く場合や悪化する場合は、医療機関で原因を確認することが大切です。

    手洗い・換気・適度な湿度を保つ

    風邪やインフルエンザなどの感染症を予防するには、日頃からの感染対策が欠かせません。

    厚生労働省が示す主な対策は次のとおりです。

    手洗い

    外出後や食事の前には、流水と石けんで手を洗いましょう。手指に付着した病原体を物理的に取り除く基本的な対策です。

    換気

    室内の空気を定期的に入れ替えることも重要です。窓が2か所ある場合は、対角線上に開けると効率よく換気できます。

    適度な湿度

    厚生労働省は、乾燥しやすい室内では湿度50〜60%を目安に保つことも効果的としています。

    咳エチケット

    咳やくしゃみが出る場合は、できるだけ不織布マスクを着用し、ティッシュや腕の内側で口と鼻を覆うようにしましょう。

    これらは自分自身の感染予防だけでなく、家族や職場の人にうつさないためにも大切です。

    2026年はインフルエンザの早期流行にも注意

    2026年の大きな注目点は、インフルエンザの流行入りが早かったことです。

    厚生労働省の2026年度Q&Aによると、2026年8月28日に流行入りが公表されました。1999年の感染症法施行以降、2番目に早い時期に当たります。

    また、2026年度の急性呼吸器感染症対策では、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症だけでなく、RSウイルス感染症なども含めた幅広い感染症への対応が整理されています。

    この背景からも、喉の痛みや鼻水が出始めた段階で、単純に風邪だと決めつけないことが大切です。

    【プロの結論】最初の症状に気づいたときの判断が大切

    風邪のひきはじめに必要なのは、薬をたくさん飲むことでも、無理に汗をかくことでもありません。

    まず症状を確認し、休養、水分補給、睡眠を優先すること。そして、インフルエンザや新型コロナの可能性、重症化リスク、受診が必要な症状を見極めることです。

    特に2026年はインフルエンザの早期流行が確認されているため、軽い喉の痛みや倦怠感であっても、周囲への感染対策を意識する必要があります。

    症状が軽く自宅で休める人は無理をせず経過を観察し、持病がある人や妊婦、高齢者、乳幼児などは早めに医療機関へ相談する。この判断が、体調の悪化を防ぎ、周囲への感染を広げないための基本になります。

    【風邪のひきはじめ】に関するよくある質問(FAQ)

    Q1:風邪のひきはじめには何をすればよいですか?

    A1:まずは無理な外出や運動を控え、十分な睡眠と休養を取ってください。水やお茶、スープなどで水分を補給し、食べられる範囲で栄養を取りましょう。咳やくしゃみがある場合は、マスクや咳エチケットで周囲への感染を防ぐことも大切です。

    Q2:熱がないのに喉の痛みや鼻水が出るのは風邪ですか?

    A2:風邪の可能性はあります。風邪は発熱が必ず起こる病気ではなく、喉の痛みや鼻水、鼻づまりだけが先に現れることもあります。ただし、花粉症やアレルギー性鼻炎、新型コロナなどでも似た症状が起こるため、症状だけで断定することはできません。

    Q3:風邪のひきはじめに市販薬を飲むべきですか?

    A3:必ずしも必要ではありません。症状が軽く、休養や水分補給で過ごせる場合は、薬を使用せず経過を観察する方法もあります。喉の痛みや鼻水などがつらい場合は、症状に合った市販薬を薬剤師に相談して選びましょう。

    Q4:風邪とインフルエンザはどう見分けますか?

    A4:一般的な風邪は鼻水や喉の痛みなどが目立つ傾向があり、インフルエンザは38℃以上の発熱、筋肉痛、関節痛、強い倦怠感が急激に現れる傾向があります。ただし、症状には個人差があり、確実な判別には医療機関での診察や検査が必要です。

    Q5:風邪のひきはじめに食べるとよいものは何ですか?

    A5:おかゆ、うどん、野菜スープ、卵、豆腐、バナナなど、食べやすく栄養を取りやすいものがおすすめです。食欲がない場合は無理に食べず、水分補給を優先してください。

    Q6:風邪のひきはじめにお風呂に入っても大丈夫ですか?

    A6:軽い症状で体調が安定していれば、短時間の入浴が問題になるとは限りません。ただし、高熱や強い寒気、めまい、息苦しさがある場合は入浴を避けて休養してください。

    Q7:風邪の症状が何日続いたら病院に行くべきですか?

    A7:日数だけで一律には判断できません。呼吸困難、胸痛、意識状態の異常、水分が取れないなどの症状があれば、早急に受診してください。また、3日以上発熱が続く場合や症状が悪化する場合も医療機関に相談しましょう。高齢者や基礎疾患がある人、妊婦、乳幼児は早めの相談が適切です。

    まとめ:風邪のひきはじめは早めの休養と適切な判断が回復への第一歩

    風邪のひきはじめには、喉の痛み、鼻水、鼻づまり、寒気、倦怠感など、さまざまな初期症状が現れます。発熱しない場合もあるため、体温だけで風邪かどうかを判断することはできません。

    2026年はインフルエンザの流行入りが8月28日と早く、風邪に似た症状が出た場合も、インフルエンザや新型コロナなどの可能性を考慮する必要があります。

    症状が軽いときは、無理をせず休養し、水分補給と睡眠を優先しましょう。市販薬は必要に応じて症状を和らげる目的で使用し、抗菌薬を自己判断で服用することは避けてください。

    呼吸が苦しい、胸が痛い、高熱が続く、意識状態がおかしいなどの症状があれば、早めに医療機関へ相談することが重要です。

    風邪のひきはじめに気づいたら、まず体を休める。そして症状の変化を見ながら、必要なときには適切に受診する。 この基本を守ることが、自分自身の健康と周囲の人を守ることにつながります。

    主な情報源
    - 厚生労働省「令和8年度冬季 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」(2026年9月30日版)
    - 日本呼吸器学会「かぜ症候群」
    - 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症」
    - 国立健康危機管理研究機構「感染症情報」
    - AMR臨床リファレンスセンター「風邪に抗菌薬は効きません」
    - 東京都感染症情報センター「インフルエンザ対策のポイント」

    ※本記事は一般的な健康情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。 (出典: 風邪 の ひき はじめ(Yahoo!ニュース))

    山崎 莉乃 (Rino Yamazaki)

    最新のトレンドや話題のニュースをわかりやすく解説するWebライターです。読者の皆様に役立つ情報を日々お届けしています。