2027年の巨人は、松井秀喜新監督を中心に、一軍・二軍・三軍の指導体制を再編する。2026年10月30日の発表では、各部門の責任者と巡回コーチが明らかになった。
以下が、2026年11月3日時点で公表されているスタッフの全体像だ。
2027年シーズン予定・役職別一覧
出典:2026年10月30日の読売巨人軍発表を伝えた日刊スポーツ、BASEBALL KINGなど。未定の2ポストは発表時点の状況。
この一覧で特に注目したいのは、単純な監督交代ではないことだ。
一軍には新たにヘッドコーチを置き、打撃・投手・守備・バッテリーの各部門を統括する形を整えた。二軍と三軍では監督を入れ替え、巡回コーチも含めてファーム全体の指導体制を組み直している。
【最大の注目人事】松井秀喜新監督・高橋由伸ヘッド・清水隆行打撃チーフの役割
2027年の巨人を象徴する人事は、松井秀喜氏、高橋由伸氏、清水隆行氏の3人だ。
いずれも巨人の歴史を語るうえで欠かせないOBであり、現役時代の実績と球団への理解を持つ人物が、新しい首脳陣の中核を担う。
松井秀喜が巨人の新監督に就任
球団公式発表によると、松井氏は1992年に巨人からドラフト1位指名を受けて入団。巨人での10年間にセ・リーグ最優秀選手賞を3度受賞し、リーグ優勝4回、日本シリーズ優勝3回に貢献した。
2003年にはニューヨーク・ヤンキースへ移籍。2009年には日本人選手として初めてワールドシリーズMVPに選ばれている。
松井監督の就任によって、巨人は球団を代表するスター選手を指揮官に据える新体制へ移行する。
ただし、現役時代の実績だけでチームの成績が決まるわけではない。監督として問われるのは、選手の能力を見極め、各コーチの専門性をチーム全体の結果につなげるマネジメント力だ。
高橋由伸がヘッドコーチとして復帰
< Entity value="高橋由伸" category="athlete" disambig="元読売ジャイアンツ外野手・監督"/>氏は、2027年からヘッドコーチを務める。
注目すべきなのは、巨人がヘッドコーチという役職を再び設置したことだ。
2026年シーズンの開幕時はヘッドコーチを置かず、オフェンス、ディフェンス、バッテリーなどの部門別に指導体制を構築していた。
2027年は高橋ヘッドコーチが各部門のコーチをまとめ、監督と現場の指導陣をつなぐ役割を担う。
球団が示した役割は、次の考え方に集約される。
「得点増と失点抑止のために」
これは単なる肩書の追加ではない。攻撃と守備の両方を組織的に改善するため、各部門の責任者を統括するポジションを設けたということだ。
清水隆行が打撃チーフコーチに就任
< Entity value="清水隆行" category="athlete" disambig="元読売ジャイアンツ外野手"/>氏は、一軍の打撃チーフコーチに就任する。
打撃部門の責任者として、打者の技術面だけでなく、チーム全体の攻撃方針を支える役割が期待される。
巨人は2026年の一軍打撃コーチ陣から体制を変更し、2027年は清水氏をチーフとして配置した。一方、通常の打撃コーチのポストは未定だ。
したがって、打撃部門については責任者が決まったものの、最終的な指導スタッフの陣容は完成していない。
3人の配置から見える新体制の特徴
| 人物 | 2027年の役職 | 新体制での役割 |
|---|---|---|
| 松井秀喜 | 監督 | チーム全体の指揮 |
| 高橋由伸 | ヘッドコーチ | 各部門の統括 |
| 清水隆行 | 打撃チーフ | 攻撃・打撃部門の統括 |
この3人の配置は、監督が全責任を抱え込むのではなく、ヘッドコーチと専門部門の責任者が連携する組織づくりを示している。
【2026年から何が変わる?】巨人のコーチ人事・新任と留任を比較
2027年のコーチ陣を理解するには、2026年のスタッフ構成と比較するのが早い。
日本野球機構(NPB)が公表した2026年度の監督・コーチ一覧と、10月30日に発表された2027年度の新体制を照らし合わせると、変更点は大きく分けて3つある。
1.一軍は監督交代とヘッドコーチ新設
2026年の一軍は阿部慎之助監督の体制でスタートした。その後、5月26日から橋上秀樹氏が監督代行を務めた。
2027年は松井秀喜氏が監督に就任し、高橋由伸氏がヘッドコーチとして復帰する。
また、打撃部門には清水隆行氏が加わる。
一方、2026年に打撃コーチを務めたゼラス・ウィーラー氏は二軍へ移り、李承燁氏は2027年の一軍スタッフ一覧に名前がない。
投手部門では杉内俊哉氏と内海哲也氏が引き続き担当する。
2.二軍は石井琢朗から会田有志へ監督交代
2026年の二軍監督は石井琢朗氏だった。
2027年は会田有志氏が三軍監督から二軍監督に昇格し、石井氏は巡回打撃コーチに配置される。
また、二軍の投手部門では野上亮磨氏が三軍から移り、投手チーフコーチを担当。古川祐樹氏が投手コーチとして新たに加わった。
大田泰示氏は二軍から三軍へ移り、ウィーラー氏が一軍から二軍へ移るなど、指導スタッフの配置換えも目立つ。
3.三軍は高木康成新監督の体制へ
2026年に三軍監督を務めた会田氏が二軍へ昇格したことで、三軍監督には高木康成氏が就任する。
また、2026年に二軍投手コーチだった大竹寛氏が三軍の投手チーフコーチへ移る。
このように、2027年の人事は単純な退任・新任だけでなく、二軍と三軍の間でコーチを配置し直す構成になっている。
新任・復帰・留任の主な変更点
新任・復帰
- 松井秀喜:一軍監督に新任
- 高橋由伸:ヘッドコーチとして復帰
- 清水隆行:一軍打撃チーフコーチに就任
- 高木康成:三軍監督に就任
- 古川祐樹:二軍投手コーチに新任
配置転換・昇格
- 会田有志:三軍監督から二軍監督へ昇格
- 石井琢朗:二軍監督から巡回打撃コーチへ
- 野上亮磨:三軍投手チーフから二軍投手チーフへ
- 大田泰示:二軍打撃コーチから三軍打撃コーチへ
- 大竹寛:二軍投手コーチから三軍投手チーフへ
- ゼラス・ウィーラー:一軍から二軍へ
一軍で留任する主なコーチ
- 杉内俊哉:投手チーフコーチ
- 内海哲也:投手コーチ
- 川相昌弘:ディフェンスチーフコーチ
- 村田善則:バッテリーチーフコーチ
- 吉川大幾:内野守備走塁コーチ
- 亀井善行:外野守備走塁コーチ
この人事から見えてくるのは、一軍の専門部門を強化しながら、ファームの指導者を適材適所に再配置する方針だ。
なお、橋上秀樹氏は2026年11月1日付で編成本部長代理(プロスカウト担当)に就任することが発表されている。現場からフロントへ役割を移す人事も、今回の大きな変更点だ。
【二軍・三軍の育成体制】会田有志と高木康成の新しい役割
2027年の巨人を考えるうえで、監督人事と同じくらい重要なのがファームの再編だ。
一軍が勝利を目指す現場である一方、二軍と三軍は選手の成長や実戦経験を積み重ねる場所でもある。
今回の人事では、会田有志氏と高木康成氏をそれぞれ二軍・三軍の監督に配置した。
会田有志が二軍監督に昇格
会田氏は2026年に三軍監督を務めていた人物だ。2027年は二軍監督として、より一軍に近い段階の選手育成を担う。
三軍から二軍へ昇格する選手の成長を把握し、実戦での課題を一軍昇格につなげていくことが期待される。
球団は会田氏と高木氏を二・三軍の監督に配置する理由について、育成現場に中期的な視野と意識をもたらす狙いを説明している。
重要なのは、目先の勝敗だけでなく、選手が一軍で活躍できる状態に到達するまでの育成過程を重視することだ。
高木康成が三軍監督に就任
高木氏は2027年から三軍監督を務める。
三軍は、若手や育成選手が実戦経験を積み、基礎技術や身体能力を伸ばしていく重要な場所だ。
三軍監督の交代によって、若手選手の育成方針や二軍への送り出し方にも変化が生まれる可能性がある。
ただし、三軍の内野守備走塁コーチは未定となっている。守備・走塁の専門指導者が誰になるかは、今後の人事発表で確認したいポイントだ。
巡回コーチには石井琢朗と久保康生
2027年の巡回コーチは次の2人だ。
- 石井琢朗:巡回打撃コーチ
- 久保康生:巡回投手コーチ
石井氏は2026年の二軍監督から巡回打撃コーチに移る。
久保氏は2026年から引き続き巡回投手コーチを担当する。
巡回コーチの配置には、一軍から三軍までの指導を横断的につなぐ意味がある。特定の軍だけに指導を閉じず、複数のカテゴリーで専門知識を共有できる点が特徴だ。
巨人のファーム改革では、二軍・三軍の監督だけでなく、巡回コーチがどのように連携するかも注目される。
【未定ポストと今後の注目点】巨人の2027年コーチ陣はまだ完成していない
2026年10月30日の発表時点で、巨人の2027年コーチングスタッフには2つの空席が残っている。
- 一軍:打撃コーチ
- 三軍:内野守備走塁コーチ
打撃チーフコーチには清水隆行氏が決まっているが、打撃コーチの追加配置は未定だ。
三軍についても、監督や投手部門、外野守備走塁部門の担当者は発表された一方、内野守備走塁コーチは空席となっている。
山口鉄也・橋本到・若林晃弘の動向にも注目
2026年にコーチを務めた次の3人については、10月30日の報道時点でフロント職も含めて調整中と伝えられた。
- 山口鉄也氏:2026年は二軍投手チーフコーチ
- 橋本到氏:2026年は三軍オフェンスコーチ
- 若林晃弘氏:2026年は三軍ディフェンスコーチ
この3人の2027年の正式な役職は、発表時点では確定していない。
特に山口氏は2026年に二軍投手部門の責任者を務めていたため、今後の配置が注目される。
2027年の巨人で注目したい3つのポイント
1.松井監督と高橋ヘッドの連携
監督とヘッドコーチがどのように役割を分担するのか。特に試合中の采配や各部門への指示系統が注目される。
2.清水打撃チーフによる得点力向上
一軍の打撃部門をどう整備するか。未定となっている打撃コーチの人選も含め、攻撃面の完成度が焦点になる。
3.二軍・三軍から一軍への選手供給
会田二軍監督と高木三軍監督の連携によって、若手選手の成長と一軍昇格がどれだけ進むか。育成組織の成果はシーズンを通して評価したい部分だ。
【巨人のコーチ陣2027年】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2027年の巨人の新監督は誰ですか?
A1:松井秀喜氏です。2026年10月23日に球団から新監督就任が発表され、2027年シーズンから指揮を執ります。
Q2:高橋由伸は2027年に巨人へ復帰するのですか?
A2:はい。2027年から一軍ヘッドコーチに就任します。各部門のコーチを統括し、松井監督を支える役割を担います。
Q3:杉内俊哉と内海哲也は2027年も巨人のコーチですか?
A3:はい。杉内俊哉氏は一軍投手チーフコーチ、内海哲也氏は一軍投手コーチとして留任します。
Q4:2027年の巨人の二軍監督と三軍監督は誰ですか?
A4:二軍監督は会田有志氏、三軍監督は高木康成氏です。2026年の三軍監督だった会田氏が二軍に昇格します。
Q5:2027年の巨人のコーチ陣で未定のポストはありますか?
A5:2026年10月30日の発表時点では、一軍打撃コーチと三軍内野守備走塁コーチの2枠が未定です。山口鉄也氏、橋本到氏、若林晃弘氏の今後の配置についても調整中と報じられています。
まとめ:2027年の巨人は松井新監督とファーム再編が最大の焦点
2027年の読売ジャイアンツは、松井秀喜新監督を中心とした新しい首脳陣でシーズンを迎える。
今回の人事の重要ポイントを整理すると、次のようになる。
- 松井秀喜氏が新監督に就任。
- 高橋由伸氏がヘッドコーチとして復帰。
- 清水隆行氏が打撃チーフコーチに就任。
- 杉内俊哉氏、内海哲也氏、川相昌弘氏らは一軍に留任。
- 会田有志氏が二軍監督、高木康成氏が三軍監督に就任。
- 石井琢朗氏と久保康生氏が巡回コーチを担当。
- 一軍打撃コーチと三軍内野守備走塁コーチは発表時点で未定。
今回の編成で特に評価したいのは、一軍の指導体制を再構築すると同時に、二軍・三軍の育成責任者を入れ替えた点だ。
松井監督の知名度や実績だけに注目するのではなく、高橋ヘッドによる部門間の連携、清水打撃チーフによる攻撃力の強化、会田・高木両監督によるファームの育成体制まで見ていく必要がある。
2027年の巨人が目指すべきものは、一軍の勝利と将来を担う選手の育成を両立させるチームづくりだ。
残る2つの未定ポストと、調整中とされるコーチ陣の配置が正式に決まれば、新体制の全貌がさらに明確になる。
2026年11月3日時点では、10月30日に発表された人事が2027年体制の基準となる。今後は追加発表と春季キャンプでの指導方針、そして実際の試合での成果が大きな注目点となる。 (出典: 巨人 の コーチ 陣(Yahoo!ニュース))