矢沢永吉と日本武道館。この2つの名前が並ぶとき、日本のロック史に刻まれた特別な記録が浮かび上がる。1977年8月26日に日本人ソロロックアーティストとして初めて武道館公演を開催して以来、矢沢は約半世紀にわたり、この会場でライブを重ねてきた。2023年12月には通算150回を達成し、2025年12月には通算160回という前人未到の記録に到達している。
そして2026年、矢沢永吉は全国ツアー「EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2026『Just keep going ~ロックの軌跡~』」で、日本武道館6公演に挑む。12月3日・5日・6日・9日・11日・12日の日程に加え、キャリア初となる360度全方位ステージも大きな話題だ。チケット料金、歴代公演回数、150回記念Blu-ray、セットリストの最新状況まで、2026年11月3日時点の情報を整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 通算公演回数:1977年の初公演から2025年までに日本武道館通算160回を達成。
- 2026年の公演:12月3日・5日・6日・9日・11日・12日の6公演。キャリア初の360度全方位ステージを採用する。
- チケット・映像:SS席28,000円、S席18,000円など。全公演完売が公式特設サイトに掲載され、12月3日の公演はLeminoで生配信予定。
【2026年最新】矢沢永吉の日本武道館6DAYSの日程と公演概要
2026年4月8日、矢沢永吉の公式サイトは全国ツアー「Just keep going ~ロックの軌跡~」の開催を発表した。今回のツアーは神戸、大阪、東京の3都市を巡る全9公演。最大の注目ポイントは、12月に予定されている日本武道館6公演だ。
公式発表によると、日本武道館での6日間公演は日本人男性ソロアーティストとして最多となる記録的なスケジュール。公演ごとの開場・開演時間も発表されている。
日本武道館6公演の日程
- 2026年12月3日(木):日本武道館
- 2026年12月5日(土):日本武道館
- 2026年12月6日(日):日本武道館
- 2026年12月9日(水):日本武道館
- 2026年12月11日(金):日本武道館
- 2026年12月12日(土):日本武道館
全公演共通の開場時間は15時30分、開演時間は17時。6公演は連続する6日間ではなく、12月3日から12日までの期間に分散して開催される。
全国ツアー全体のスケジュール
- 11月25日(水):神戸ワールド記念ホール(兵庫県)
- 11月28日(土):大阪城ホール
- 11月29日(日):大阪城ホール
- 12月3日(木):日本武道館
- 12月5日(土):日本武道館
- 12月6日(日):日本武道館
- 12月9日(水):日本武道館
- 12月11日(金):日本武道館
- 12月12日(土):日本武道館
2026年11月3日時点で、公式特設サイトには神戸、大阪、日本武道館を含む全公演がSOLD OUTと掲載されている。今回のツアーが発表当初から大きな注目を集めていたことがうかがえる。
また、Leminoでは日本武道館公演初日にあたる12月3日17時から生配信が予定されている。会場に足を運べないファンにとっても、今回の新しいステージ演出を楽しめる機会となる。
(出典:矢沢永吉公式サイト「2026年ツアー特設サイト」、Lemino公式特集、日刊スポーツ)
【歴代記録】1977年の初公演から日本武道館通算160回までの軌跡
矢沢永吉の武道館公演を語るうえで欠かせないのが、1977年8月26日の初公演だ。ユニバーサルミュージックの公式プロフィールによると、矢沢は日本人ソロロックアーティストとして初めて日本武道館でコンサートを開催した人物である。
その後も公演回数を積み重ね、2007年には通算100回を達成。2017年には142回となり、2021年12月には146回に到達した。そして2023年12月14日、ついに通算150回という節目を迎えた。
武道館公演の主な歴史と転換点
| 時期 | 出来事・公演回数 | 歴史的な意味 |
|---|---|---|
| 1977年8月26日 | 日本武道館初公演 | 日本人ソロロックアーティストとして初の武道館公演 |
| 2007年 | 通算100回 | 前人未到の大台に到達 |
| 2017年 | 通算142回 | 日本武道館最多公演記録を更新 |
| 2021年12月 | 通算146回 | ソロアーティストとして最多記録を更新 |
| 2022年12月20日 | 150回目の予定公演が中止 | 喉の不調により記録達成が延期 |
| 2023年12月14日 | 通算150回達成 | 「Welcome to Rock'n'Roll」ツアーで記念公演を実施 |
| 2025年12月 | 通算160回達成 | 日本武道館での歴代最多公演記録をさらに更新 |
| 2026年12月 | 新たに6公演を予定 | 360度全方位ステージで記録を更新する挑戦 |
特に注目したいのは、150回達成までの経緯だ。
2022年の中止から2023年の150回目へ
当初、矢沢は2022年12月20日の日本武道館公演で通算150回を達成する予定だった。しかし、喉の不調によって公演は急きょ中止となる。
公式サイトは2023年4月3日、振替となる150回目の公演を同年12月14日に開催すると発表した。こうして1年越しに実現したのが、全国ツアー「Welcome to Rock'n'Roll」の日本武道館記念公演だった。
この公演は2024年3月13日にBlu-ray・DVDとして発売された。74歳で迎えた150回目のステージは、単なる回数の記録ではなく、延期された節目を自らのライブで取り戻した象徴的な一夜でもある。
2025年に160回へ到達
150回達成からさらに2年後、2025年12月には通算160回に到達した。日刊スポーツは2026年4月のツアー発表記事で、この160回という数字を日本武道館における歴代最多記録として紹介している。
2025年12月25日付の日刊スポーツも、THE ALFEEの武道館105回目公演を報じるなかで、歴代最多が矢沢永吉の160回であることを伝えた。
この記録の価値は、単に一人のアーティストが何度も同じ会場に立ったということだけではない。時代ごとに変化する音楽市場のなかで、同じ会場に観客を集め続け、ライブという形で支持を確認してきた点にある。
(出典:ユニバーサルミュージック公式プロフィール、日本記録認定協会、日刊スポーツ、矢沢永吉公式サイト)
【2026年最大の見どころ】矢沢永吉初の360度全方位ステージとは?
今回の日本武道館公演で、通算160回の記録と並んで注目されるのが、矢沢永吉のキャリア初となる360度全方位ステージだ。
公式ツアー特設サイトには「キャリア初、360度のSHOWを披露します!」と告知されている。これまでのライブとは異なる空間演出を取り入れることで、武道館という会場そのものの使い方にも新しい挑戦が加わる。
天井の360度LEDスクリーンが演出の中心
日刊スポーツなどの報道によると、今回のライブでは天井側に360度見渡せるLEDスクリーンを設置する計画だ。客席を会場の四方に配置し、どの方向からも映像を楽しめる構成が予定されている。
また、OTOTOYの報道では、武道館最多動員と並ぶ1公演約15,000人の動員を予定していると紹介された。6公演を合計すると約90,000人規模となる計算だ。
360度ステージで期待される3つの変化
1. 客席の方向による見え方の変化
従来の正面を意識したステージ構成とは異なり、会場の四方向からライブを楽しむ形式になる。ステージ上のパフォーマンスをどの方向から見せるかという演出上の工夫が重要になる。
2. 映像演出と音楽の一体化
天井側に設置される360度LEDスクリーンは、映像を使った空間演出の可能性を広げる。音楽だけでなく、視覚的な情報も含めてライブ全体を楽しむ構成が期待される。
3. 武道館という会場の再解釈
1977年から通い続けてきた日本武道館で、これまでとは異なるステージ形式に挑戦すること自体に意味がある。過去の記録を振り返るだけでなく、現在の矢沢永吉が新しい表現に取り組む姿勢を示す機会となる。
ただし、360度全方位という言葉は、すべての席から同じ距離・角度でステージを見られるという意味ではない。座席位置によって視界や演出の受け取り方が異なる点は理解しておきたい。
今回の試みは、長年のファンにとっても初めて体験する矢沢ライブになる可能性が高い。
(出典:矢沢永吉公式ツアー特設サイト、日刊スポーツ、OTOTOY、テレビ朝日ニュース)
【チケット料金】SS席・S席・A席・立見の価格と購入時の注意点
2026年の日本武道館公演では、複数のチケット区分が設定された。公式特設サイトに掲載されている料金は以下のとおりだ。
2026年ツアーのチケット料金
- SS席:28,000円(税込・限定グッズ付き)
- S席:18,000円(税込)
- A席:9,000円(税込)
- 立見:6,500円(税込)
ここで注意したいのがSS席の仕組みだ。SS席は最初から独立して購入する一般席ではなく、YAZAWA CLUBまたはE.YAZAWA会員先行でS席を購入した人を対象としたアップグレード席として設定された。
SS席にはジュニアビーチタオル、トートバッグ、ピンバッジの限定グッズが付属する。料金は28,000円で、当選・決済後は保有していたS席の代金が所定の手続きにより返金される仕組みだった。
チケット購入・入場時に知っておきたいこと
今回の公演では、すべてのチケットがticket boardによる電子チケット方式となっている。紙チケットは発行されず、入場には専用アプリ「LIVE QR PLUS」を利用する。
主な注意点は次のとおりだ。
- 購入者・同行者ともにticket boardへの登録が必要。
- 入場にはLIVE QR PLUSを利用できるスマートフォンが必要。
- 指定された本人確認書類の提示が必要。
- チケットの譲渡や転売は禁止されている。
- 購入後のキャンセル・払い戻しは原則不可。
- 公式サイトで案内される公演直前トレード制度は別途確認が必要。
2026年11月3日時点では、公式特設サイトに日本武道館を含む全公演のSOLD OUT表示がある。今からチケットを探す場合は、非公式の転売サイトやSNSでの個人売買を利用するのではなく、公式が案内するトレード制度の情報を確認することが重要だ。
学生向けの返金制度も用意
今回のツアーでは、対象となる学生向けの学割制度も設けられた。公演終了後に所定の申請を行うことで、大学生は3,500円、高校生以下は4,500円の返金を受けられる仕組みとなっている。
ただし、対象となる生年月日や学生証・本人確認書類などの条件があるため、詳細は公式特設サイトの案内が基準となる。
(出典:矢沢永吉公式「Just keep going ~ロックの軌跡~」チケット案内)
【セットリスト予想の前に】2026年の曲目と150回記念Blu-rayを整理
矢沢永吉の武道館公演を検索する人の多くが気にしているのが、2026年のセットリストだ。
2026年11月3日現在、今回の「Just keep going ~ロックの軌跡~」は11月25日の神戸公演からスタートする予定であり、日本武道館公演は12月3日が初日となる。そのため、武道館公演の実際のセットリストはまだ確定・公開されていない。
公演前に曲目を断定した情報には注意したい。過去のライブで披露された楽曲は参考になるが、2026年の演奏曲や曲順を保証するものではない。
150回目の記念公演を収録したBlu-ray
2023年12月14日の日本武道館150回目公演は、2024年3月13日に映像作品「~Welcome to Rock'n'Roll~ EIKICHI YAZAWA 150times in Budokan」として発売された。
この作品は、通算150回目の記念ライブを収録したBlu-ray・DVDで、収録時間は121分。日本武道館での節目となる公演を映像で振り返ることができる。
収録曲には「さまよい」「ROCK ME TONIGHT」「PURE GOLD」「アリよさらば」「Risky Love」「チャイナタウン」「止まらないHa~Ha」「トラベリン・バス」などが並ぶ。アンコールまで含めた全21曲の構成だ。
150回目という歴史的な公演を映像として残した点で、今回の160回から先の歴史を考える際にも重要な作品となる。
2025年の武道館公演で披露された楽曲
2025年の公式ツアー「Do It!YAZAWA 2025」では、12月10日・12日・13日に日本武道館公演が開催された。
公式ツアーアーカイブに掲載された12月13日のセットリストには、次の楽曲が含まれている。
- さまよい
- テレフォン
- HEY YOU
- 恋の列車はリバプール発
- あれから十年
- 共犯者
- SOMEBODY'S NIGHT
- もうひとりの俺
- Risky Love
- 黒く塗りつぶせ
- A DAY
- Last Christmas Eve
- IT'S UP TO YOU!
- YOU
- 止まらないHa~Ha
- トラベリン・バス
- 真実
同公演は全20曲構成で、メドレーを含む。矢沢の代表曲と近年のライブで披露される楽曲が組み合わされた内容だった。
2026年の「ロックの軌跡」というツアータイトルを踏まえると、長いキャリアを振り返る選曲や代表曲の扱いは注目点の一つだ。ただし、2025年の曲目がそのまま2026年に引き継がれると決まったわけではない。
(出典:矢沢永吉公式2025年ツアーアーカイブ、OTOTOY「150times in Budokan」発売情報)
【プロの結論】矢沢永吉の武道館記録が持つ本当の価値と2026年の注目点
矢沢永吉の日本武道館公演を理解するうえで、通算160回という数字だけを見ていては、その価値を十分に捉えられない。
重要なのは、1977年から2026年まで、同じ会場との関係を継続しながら、節目ごとに新しい挑戦を加えている点だ。
160回は過去の栄光ではなく、現在進行形の記録
一般的に、アーティストのキャリアを振り返る際には、アルバム売上やヒット曲、動員規模などが評価の対象になる。しかし、同じ会場での公演回数は、別の意味を持つ。
日本武道館は、単なるライブ会場ではない。国内外のアーティストが歴史的な公演を行ってきた場所であり、日本の音楽文化を象徴する舞台でもある。
そこで160回もの公演を実施してきた事実は、長期間にわたる活動の継続性と、観客がライブに足を運び続けてきたことを示している。
2026年は記録更新と新しいライブ表現が交差する年
今回の6DAYSには、二つの異なる価値がある。
一つは、日本武道館での公演回数をさらに積み重ねるという歴史的な価値。もう一つは、360度全方位ステージという新しいライブ表現への挑戦だ。
長年のファンにとっては、1977年から続く武道館の歴史を追体験できる機会となる。一方、若い世代にとっては、矢沢永吉の過去の実績を知らなくても、現在進行形のライブパフォーマンスに触れられる機会になる。
2026年の公演を楽しむための判断基準
今回のライブに特に注目したいのは、次のような人たちだ。
- 矢沢永吉の代表曲を生のステージで体験したい人。
- 1977年から続く日本武道館公演の歴史に関心がある人。
- 360度LEDスクリーンを使った新しいライブ演出を見たい人。
- 150回・160回という記念公演の歴史を映像作品と比較して楽しみたい人。
反対に、正面固定型のステージを好む人や、常に同じ方向からアーティストを見たい人は、全方位形式ならではの見え方の違いを理解しておくとよい。座席ごとの視界や演出の感じ方には違いが生じる可能性がある。
また、チケットの入手についても、完売後の非公式取引に頼らないことが大切だ。
歴史を更新するだけではない矢沢永吉の現在地
2026年は、矢沢永吉にとって過去の功績を振り返るだけの年ではない。2025年にはソロデビュー50周年を迎え、東京ドーム公演を成功させた。2026年6月には新曲「BORDER」を配信リリースし、音楽活動も続けている。
キャリアを重ねても新しい作品を発表し、ライブの演出にも変化を加える。その姿勢こそが「Just keep going ~ロックの軌跡~」というツアータイトルに重なる。
160回という数字は、これまで積み重ねた歴史の証明であると同時に、次のステージへ進むための通過点でもある。
【矢沢永吉の武道館公演】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:矢沢永吉の日本武道館初公演はいつですか?
A1:1977年8月26日です。日本人ソロロックアーティストとして初めて日本武道館でコンサートを開催しました。
Q2:矢沢永吉の武道館公演は通算何回ですか?
A2:2025年12月までに通算160回を達成しています。日本武道館における歴代最多公演記録です。
Q3:2026年の日本武道館公演はいつですか?
A3:12月3日(木)、5日(土)、6日(日)、9日(水)、11日(金)、12日(土)の全6公演です。開場15時30分、開演17時の予定です。
Q4:2026年のチケット料金はいくらですか?
A4:SS席28,000円、S席18,000円、A席9,000円、立見6,500円です。SS席は限定グッズ付きのアップグレード席として設定されました。2026年11月3日時点で公式サイトでは全公演SOLD OUTとなっています。
Q5:2026年の武道館公演は360度ステージですか?
A5:はい。公式発表ではキャリア初となる360度全方位ステージが予定されています。報道によると、天井側に360度LEDスクリーンを設置し、会場四方の客席から映像を楽しめる演出が計画されています。
Q6:2026年のセットリストは公開されていますか?
A6:2026年11月3日時点では、ツアー初日の神戸公演も開催前のため、今回の武道館公演の確定セットリストはありません。公演後の公式情報や信頼できるライブレポートで確認する必要があります。
Q7:「150times in Budokan」のBlu-rayはどの公演を収録していますか?
A7:2023年12月14日に開催された日本武道館通算150回目の記念公演を収録しています。2024年3月13日に発売され、Blu-rayの収録時間は121分です。
まとめ:矢沢永吉の武道館160回の歴史は2026年も続く
矢沢永吉と日本武道館の関係は、1977年8月26日の初公演から始まった。2007年の100回、2023年の150回、そして2025年の160回と、長い年月をかけて歴史的な記録を積み重ねてきた。
2026年12月には「Just keep going ~ロックの軌跡~」の日本武道館6DAYSが開催される。キャリア初の360度全方位ステージ、約9万人規模の動員計画、12月3日の生配信など、今回の公演には新しい見どころがそろっている。
注目すべきなのは、160回という過去の記録だけではない。長年立ち続けてきた場所で、あえて新しい演出に挑む矢沢永吉の姿勢だ。
日本武道館の歴史を知るファンにも、これから矢沢のライブに触れる人にも、2026年の6DAYSは特別な意味を持つ。1977年から続くロックの軌跡が、どのような新しい景色を見せるのか。12月の日本武道館公演は、その答えを確かめる舞台となる。
主な情報確認先: 矢沢永吉公式サイト・2026年ツアー特設サイト、ユニバーサルミュージック公式プロフィール、日刊スポーツ、テレビ朝日ニュース、Lemino、OTOTOY。 (出典: 矢沢 永吉 武道館(Yahoo!ニュース))