2026年現在、日本国内で競馬が開催されている施設を調べるなら、まず押さえておきたいのがJRAの中央競馬10場と地方競馬15場です。北海道から九州まで全国に広がる計25場は、それぞれ主催者や開催時期、コース形態、レースの特徴が異なります。
東京競馬場や札幌競馬場といったJRAの主要施設だけでなく、ナイター競馬で知られる大井競馬場、世界で唯一のばんえい競馬を開催する帯広競馬場など、地方競馬にも個性豊かな施設がそろっています。この記事では、2026年の公式情報を基に、全国の競馬場一覧、所在地、中央競馬と地方競馬の違い、競馬場別開催日程の調べ方まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 競馬場の総数:JRA中央競馬10場と地方競馬15場を合わせた全国25場が基本となる。
- 所在地と特徴:北海道から九州までエリア別に整理。大井のナイターや帯広のばんえい競馬など、施設ごとの特色も紹介。
- 開催日程:JRAは2026年度開催日割、地方競馬は地方競馬全国協会の月別開催日程で確認できる。
【2026年最新】全国の競馬場はJRA10場・地方15場の合計25場
日本の競馬は、主催者によって中央競馬と地方競馬に分かれています。JRA(日本中央競馬会)が主催する中央競馬は全国10場、地方自治体や一部事務組合が主催する地方競馬は全国15場です。
地方競馬全国協会(NAR)の2026年2月時点の案内によると、地方競馬の主催者は全国14団体。開催施設は12都道県に15カ所あります。平日・休日を問わず、年間を通して全国のどこかでレースが行われるのが地方競馬の大きな特徴です。
ここで注意したいのが、競馬場の施設数と開催実績の区別です。札幌競馬場や中京競馬場はJRAの中央競馬10場に含まれますが、地方競馬の現行15場には含まれません。NARによると、札幌では2009年、中京では2002年以降、地方競馬の開催実績がありません。
したがって、2026年の全国競馬場一覧を整理するときは、JRA10場と地方競馬15場を重複させずに数えることが大切です。
【全国競馬場一覧】中央10場・地方15場の所在地と特徴をエリア別に紹介
以下は、2026年時点のJRA公式施設情報と地方競馬情報サイトの競馬場ガイドを基に整理した一覧です。所在地は訪問先を探しやすいよう、都道府県と市区町村を中心に記載しています。
JRA中央競馬10場一覧
中央競馬の10場は、北海道の2場から九州の小倉競馬場まで全国に配置されています。2026年度のJRA開催日割では、全10場で合計36開催・288日間の開催が予定されています。
| エリア | 競馬場 | 所在地 | 2026年度開催日数 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 札幌競馬場 | 北海道札幌市中央区 | 14日 |
| 北海道 | 函館競馬場 | 北海道函館市 | 12日 |
| 東北 | 福島競馬場 | 福島県福島市 | 20日 |
| 北陸・甲信越 | 新潟競馬場 | 新潟県新潟市北区 | 24日 |
| 関東 | 中山競馬場 | 千葉県船橋市 | 42日 |
| 関東 | 東京競馬場 | 東京都府中市 | 45日 |
| 東海 | 中京競馬場 | 愛知県豊明市 | 24日 |
| 近畿 | 京都競馬場 | 京都府京都市伏見区 | 46日 |
| 近畿 | 阪神競馬場 | 兵庫県宝塚市 | 41日 |
| 九州 | 小倉競馬場 | 福岡県北九州市小倉南区 | 20日 |
※開催日数はJRAの2026年度開催日割に基づく年間予定。実際の開催は天候や競馬場の状況などによって変更される場合があります。
地方競馬15場一覧
地方競馬は北海道から九州まで広がり、開催地域ごとに異なる競馬文化を持っています。特に北海道のばんえい競馬、南関東のナイター競馬、兵庫県の園田・姫路などは、それぞれ独自の魅力があります。
北海道・東北エリア
- 帯広競馬場:北海道帯広市。世界で唯一のばんえい競馬を開催する。
- 門別競馬場:北海道沙流郡日高町。北海道競馬の拠点で、グランシャリオナイターでも知られる。
- 盛岡競馬場:岩手県盛岡市。岩手競馬の主要施設の一つ。
- 水沢競馬場:岩手県奥州市。盛岡競馬場とともに岩手競馬を支える。
関東エリア
- 浦和競馬場:埼玉県さいたま市南区。南関東4場の一つ。
- 船橋競馬場:千葉県船橋市。ハートビートナイターを開催する。
- 大井競馬場:東京都品川区。トゥインクルレースで知られるナイター競馬の代表的施設。
- 川崎競馬場:神奈川県川崎市川崎区。スパーキングナイターを開催する。
北陸・東海エリア
- 金沢競馬場:石川県金沢市。百万石かがやきナイターを開催することもある。
- 笠松競馬場:岐阜県羽島郡笠松町。岐阜県を代表する地方競馬場。
- 名古屋競馬場:愛知県弥富市。2022年に弥富市へ移転した施設で、ベイサイドナイターを開催する。
近畿エリア
- 園田競馬場:兵庫県尼崎市。阪神アーバンナイターでも知られる。
- 姫路競馬場:兵庫県姫路市。2020年1月に競馬開催を再開した。
四国・九州エリア
- 高知競馬場:高知県高知市。夜さ恋ナイターで知られる。
- 佐賀競馬場:佐賀県鳥栖市。ほとめきナイターを開催する。
地方競馬の15場は、同じ地方競馬という区分に属していても、所在地や運営主体、開催方式が異なります。例えば、東京都にある大井競馬場は地方競馬であり、府中市にある東京競馬場はJRAの中央競馬です。地名だけで主催区分を判断しないようにしましょう。
【徹底比較】中央競馬と地方競馬の違いは主催者・開催日・コースにある
中央競馬と地方競馬は、単に開催される場所が違うだけではありません。運営主体、開催スケジュール、競走馬や騎手の管理制度、コースの規模などに違いがあります。
主催者と運営の仕組み
中央競馬を主催するのはJRAです。全国10場を中心に、土曜日・日曜日・祝日などに競馬を開催しています。
一方、地方競馬は都道府県や指定市町村、地方自治体で構成される一部事務組合などが主催します。馬主や競走馬の登録、騎手・調教師の免許などについては、地方競馬全国協会が関係業務を担っています。
地方競馬の収益は、地方財政の改善や畜産振興などにも関係しています。つまり、地方競馬は地域の公営競技としての役割も持っているのです。
開催曜日と競走環境
中央競馬は週末を中心に開催されるのに対し、地方競馬は平日開催も多く、全国の開催日を組み合わせることで年間を通じたレース供給を実現しています。
コースにも違いがあります。地方競馬の平地競走では、1周およそ1,000〜1,600メートルのコースが多く、中央競馬の競馬場と比較して小回りでコーナーが急な傾向があります。そのため、同じ距離のレースでも競馬場によって求められる適性が異なります。
ただし、地方競馬だからレースの質が低い、中央競馬だから必ずレベルが高いと単純に分類することはできません。競走条件や出走馬の能力、コース適性などを分けて考える必要があります。
【個性派競馬場】大井のナイターと帯広のばんえい競馬に注目
全国25場のなかには、一般的な平地競走とは異なる楽しみ方ができる施設があります。競馬場選びでは、所在地だけでなく、どのような競走が行われているかにも注目したいところです。
大井競馬場はナイター競馬の代表格
東京都品川区にある大井競馬場は、地方競馬を代表する施設の一つです。夜間にレースを開催するトゥインクルレースで知られ、仕事帰りなどにも観戦しやすい開催スタイルを確立しています。
ナイター競馬は大井だけのものではありません。2026年10月時点の開催案内では、帯広、門別、船橋、大井、川崎、金沢、名古屋、園田、高知、佐賀の10場でナイター開催が行われています。
ただし、すべての施設が毎日ナイターを開催するわけではありません。通年開催の施設もあれば、季節限定や特定曜日を中心に開催する施設もあります。観戦予定日が決まっている場合は、必ず月別開催日程を確認してください。
帯広競馬場は世界で唯一のばんえい競馬を開催
帯広競馬場は、全国の競馬場のなかでも特に独自性の高い施設です。ここで開催されるばんえい競馬は、一般的なサラブレッドの平地競走とは競技の仕組みそのものが異なります。
ばんえい競馬では、体重がおよそ1トンにもなるばん馬が、重量のある鉄製のソリを引きながら直線200メートルのコースを進みます。コースには二つの障害が設けられており、馬のパワーや持久力、障害を越えるための駆け引きが勝敗を左右します。
一般的な平地競走では馬の鼻先がゴールに到達した順番で着順を判定しますが、ばんえい競馬ではソリの最後端がゴールを通過した時点がゴールです。
スピードだけでなく、障害を越える瞬間の力強さや、ゴール直前まで続く持久力の勝負を楽しめる点が、ばんえい競馬ならではの魅力です。
競馬場選びの目的別ポイント
- 中央競馬の主要レースを現地で見たい人:東京競馬場、中山競馬場、京都競馬場、阪神競馬場などを候補にする。
- ナイター競馬を楽しみたい人:大井、船橋、川崎、高知など、観戦予定日に夜間開催がある施設を選ぶ。
- 一般的な競馬と異なる競走を見たい人:ばんえい競馬を開催する帯広競馬場を選ぶ。
- 地域の競馬文化を楽しみたい人:門別、盛岡、水沢、金沢、笠松、園田など、地方ごとの特色を持つ競馬場を訪れる。
【開催日程の調べ方】2026年の競馬場別開催スケジュールを確認する方法
競馬場の一覧を確認した後に必要になるのが、実際の開催日程です。施設が存在していても、年間を通じて毎日レースを開催しているわけではありません。中央競馬と地方競馬では、確認すべき公式情報が異なります。
JRA中央競馬は2026年度開催日割を確認
JRAでは、年度ごとに競馬場別の開催日割を公表しています。2026年度は全10場で36開催、合計288日間の開催が予定されています。
2026年度の競馬場別開催日数は次のとおりです。
- 札幌競馬場:14日
- 函館競馬場:12日
- 福島競馬場:20日
- 新潟競馬場:24日
- 東京競馬場:45日
- 中山競馬場:42日
- 中京競馬場:24日
- 京都競馬場:46日
- 阪神競馬場:41日
- 小倉競馬場:20日
この数字を見ると、京都競馬場が46日で最も多く、東京競馬場が45日で続いています。開催日数は競馬場によって異なり、年間を通じて同じ施設で毎週レースが行われるわけではありません。
実際に観戦する場合は、JRAの開催日割だけでなく、開催週の出馬表、発走時刻、入場券・指定席の発売情報も確認する必要があります。
地方競馬はNARの月別開催日程が便利
地方競馬の開催日程を調べる場合は、地方競馬全国協会が運営する地方競馬情報サイトの「月別開催日程」が便利です。全国15場の開催日をまとめて確認できます。
同サイトでは、開催区分が記号で表示されています。
- ●:通常開催
- ☆:ナイター競馬
- D:ダート交流重賞競走の実施日
- △:別の日に代替開催している日
例えば、大井競馬場でナイターを観戦したい場合は、単に開催期間を調べるだけでなく、実際に予定日がナイター開催として表示されているか確認します。
また、天候などの事情によって開催日程が変更されることもあります。遠方から競馬場へ出かける場合は、月間スケジュールだけでなく、当日のレース情報や主催者からの変更発表もチェックしておきましょう。
【全国競馬場マップの注意点】名前と所在地・主催区分を混同しない
競馬場を地図上で探す際には、施設名から所在地を誤認しやすいケースがあります。特に、中央競馬と地方競馬の名称が似ている施設や、競馬場名と実際の市町村が一致しない施設には注意が必要です。
東京競馬場と大井競馬場は別の施設
代表的な例が東京都内の競馬場です。東京競馬場は府中市にあるJRAの施設で、大井競馬場は品川区にある地方競馬の施設です。
どちらも東京都内にありますが、主催者も開催スケジュールも異なります。「東京の競馬場」とだけ検索すると、目的と違う施設の情報を見てしまう可能性があります。
中山競馬場は千葉県、阪神競馬場は兵庫県
施設名と都道府県が一致しない例もあります。中山競馬場は千葉県船橋市、阪神競馬場は兵庫県宝塚市に所在しています。
競馬場へのアクセスを調べる場合は、競馬場の通称だけでなく、公式の所在地と最寄り駅を確認することが大切です。
名古屋競馬場は弥富市に移転している
名古屋競馬場についても注意が必要です。現在の施設は愛知県弥富市にあり、かつての名古屋市港区にあった競馬場とは所在地が異なります。古い地図や過去の記事だけを参考にすると、現地への移動で混乱する可能性があります。
全国競馬場マップを作成したり、実際に訪問したりする際には、2026年時点の公式所在地を基準にするのが確実です。
【競馬場一覧2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本全国の競馬場はいくつありますか?
A1:JRAの中央競馬10場と地方競馬15場を合わせて、合計25場です。地方競馬は全国12都道県に15場あり、主催者は2026年2月時点で14団体です。
Q2:JRAの中央競馬10場はどこですか?
A2:札幌、函館、福島、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神、小倉の10場です。北海道から九州まで全国に配置されています。
Q3:地方競馬15場はどこですか?
A3:帯広、門別、盛岡、水沢、浦和、船橋、大井、川崎、金沢、笠松、名古屋、園田、姫路、高知、佐賀の15場です。
Q4:ナイター競馬を開催している競馬場はどこですか?
A4:2026年10月時点では、帯広、門別、船橋、大井、川崎、金沢、名古屋、園田、高知、佐賀の10場でナイター開催があります。ただし、開催時期や曜日は競馬場によって異なります。
Q5:ばんえい競馬を見られる競馬場はどこですか?
A5:北海道帯広市にある帯広競馬場です。ばん馬がソリを引いて障害のある直線200メートルのコースを進む、世界で唯一のばんえい競馬を観戦できます。
Q6:中央競馬と地方競馬の開催日はどうやって調べますか?
A6:中央競馬はJRAの2026年度開催日割や開催カレンダー、地方競馬は地方競馬全国協会の月別開催日程を確認します。実際の発走時刻や開催変更については、当日の公式レース情報も確認してください。
まとめ:2026年の競馬場一覧は主催区分と開催日程の確認がポイント
2026年現在、日本の競馬場はJRA中央競馬10場と地方競馬15場の合計25場を基本に整理できます。北海道の札幌・函館・帯広から、関東の東京・中山・大井、近畿の京都・阪神・園田・姫路、九州の小倉・佐賀まで、各施設には異なる特徴があります。
特に押さえておきたいのは、中央競馬と地方競馬の主催者の違いです。東京競馬場と大井競馬場のように、同じ地域にあっても運営主体が異なる施設があります。また、帯広のばんえい競馬や大井をはじめとするナイター競馬は、地方競馬ならではの楽しみ方です。
競馬場を訪問するなら、まず所在地と主催区分を確認し、次に開催日程、発走時刻、アクセス、入場券の情報を調べましょう。施設の一覧を把握するだけでなく、実際にレースが行われる日を確認することが、競馬観戦を充実させる第一歩です。
全国25場の特徴を知れば、普段見ている中央競馬だけでなく、地方競馬やばんえい競馬にも視野が広がります。開催日程を上手に活用して、それぞれの競馬場ならではのレースを楽しんでください。
主な事実確認資料: JRA「JRAの概要・組織図」「2026年度開催日割」、地方競馬全国協会「地方競馬とは」「競馬場ガイド」「2026年度地方競馬総合ガイドブック」「月別開催日程」。 (出典: 競馬 場 一覧(Yahoo!ニュース))