第102回大会の復路走者一覧は、2026年1月3日、箱根駅伝公式サイトから公表された。以下は、区間エントリー段階の予定メンバーではなく、当日変更を反映した最終出走者である。
「※」は当日変更によって補欠から出走した選手を示す。変更人数は、公式の復路選手変更一覧と照合した。
出典:第102回大会公式「復路走者一覧」「復路選手変更一覧」
※は区間エントリーから補欠選手に交代した選手。関東学生連合は参考参加。選手名は大会公式記録の出走実績も照合。
最終メンバーを見るときの注目点
- 青山学院大は当日変更なし。往路から登録された5人で復路を戦った。
- 早稲田大は7〜9区の3人を変更した。
- 中央大は9区の吉居駿恭、10区の吉中祐太を投入した。
- 駒澤大は7・8・10区を変更し、10区に佐藤圭汰を起用した。
- 大東文化大は復路で最多となる4人を変更した。
なお、関東学生連合は通常の大学チームとは異なり、参考記録での参加となる。
【青学・早稲田・中央・駒澤】注目4校の復路メンバーと結果
復路のオーダーを比較すると、各大学の戦い方の違いが浮かび上がる。特に注目されたのは、安定した布陣を維持した青山学院大、複数区間を入れ替えた早稲田大、終盤に主力を配置した中央大と駒澤大だ。
青山学院大学:当日変更なしの安定した布陣
青山学院大学
復路5時間19分26秒・復路新記録
青山学院大学の復路オーダーは、石川浩輝、佐藤愛斗、塩出翔太、佐藤有一、折田壮太の5人。当日変更を行わず、区間エントリーの段階で予定した選手をそのまま起用した。
| 区間 | 選手 | 区間タイム | 区間順位 |
|---|---|---|---|
| 6区 | 石川浩輝 | 57分15秒 | 3位 |
| 7区 | 佐藤愛斗 | 1時間2分49秒 | 3位 |
| 8区 | 塩出翔太 | 1時間3分45秒 | 1位 |
| 9区 | 佐藤有一 | 1時間7分38秒 | 1位 |
| 10区 | 折田壮太 | 1時間7分59秒 | 2位 |
特に大きかったのが8区と9区の連続区間賞だ。塩出翔太が8区で首位の流れを強め、佐藤有一も9区で区間賞を獲得。10区の折田壮太が安定した走りで大手町までたすきを運んだ。
往路優勝に続いて復路でもトップとなり、総合優勝は3年連続9回目。総合タイム10時間37分34秒は大会新記録となった。
早稲田大学:7〜9区を入れ替えた積極的なオーダー
早稲田大学
10時間44分29秒
復路8位・5時間26分03秒
早稲田大は、6区の山崎一吹と10区の瀬間元輔を区間エントリーどおり起用。一方、7区から9区は当日変更を実施した。
- 7区:多田真から間瀬田純平へ
- 8区:宮岡凜太から堀野正太へ
- 9区:宮本優希から小平敦之へ
この3区間の入れ替えは、復路で上位を追うための重要なオーダー変更だった。
小平敦之は9区で1時間7分45秒、区間2位の好走を見せた。しかし、7区は区間12位、8区は区間16位となり、復路順位は8位。最終的に総合4位で大会を終えた。
中央大学:吉居駿恭を9区、吉中祐太を10区に配置
中央大学
10時間44分31秒
復路6位・5時間24分47秒
中央大学の復路で最も注目されたのは、主将の吉居駿恭だ。
当初の区間エントリーでは9区に白川陽大、10区に濵口大和が登録されていたが、当日変更で吉居駿恭と吉中祐太に交代した。
- 9区:白川陽大 → 吉居駿恭
- 10区:濵口大和 → 吉中祐太
吉居は9区を1時間8分47秒で走り、区間8位。吉中は10区を1時間10分33秒、区間15位でまとめた。
往路3位から総合5位という結果だったが、9区と10区に4年生の主力を配置した点は、最終盤まで順位を守るための重要な判断だった。
駒澤大学:佐藤圭汰が10区で区間賞
駒澤大学
10時間44分50秒
復路3位・5時間21分50秒
駒澤大学は伊藤蒼唯を6区、菅谷希弥を9区に配置し、7・8・10区で当日変更を実施した。
- 7区:植阪嶺児 → 谷中晴
- 8区:坂口雄哉 → 山川拓馬
- 10区:新谷倖生 → 佐藤圭汰
最大の見どころは、10区に配置された佐藤圭汰の走りだ。
佐藤は10区を1時間7分31秒で走り、区間賞を獲得。第101回大会で7区の区間記録を持っていた選手が、今大会では最終区間で存在感を示した。
6区の伊藤蒼唯も56分50秒で区間2位。山下りから最終区間まで、駒澤大は複数の選手が高いパフォーマンスを見せた。
復路は3位の5時間21分50秒。総合では6位だった。
【復路当日変更一覧】44件の入れ替えが示した各大学の判断
第102回大会の復路では、公式の選手変更一覧に44件の交代が記録された。
変更があったのは20大学のうち18大学。青山学院大と創価大は変更なしだった。関東学生連合も変更を行っていない。
大学別の変更数を整理すると次のようになる。
| 大学 | 変更人数 |
|---|---|
| 大東文化大 | 4人 |
| 早稲田大・順天堂大・駒澤大・日本大・山梨学院大・日本体育大 | 各3人 |
| 中央大・國學院大・城西大・東海大・中央学院大・東京農業大・神奈川大・東洋大・帝京大・東京国際大・立教大 | 各2人 |
| 青山学院大・創価大 | 0人 |
公式変更一覧の区間別交代件数を集計。
変更人数が最多だった大東文化大学
大東文化大は、6区、8区、9区、10区の4区間で選手を入れ替えた。
具体的には次のとおり。
- 6区:石川郁弥から戸田優真
- 8区:庄司瑞輝から照井海翔
- 9区:キプロップから入浜輝大
- 10区:清水雄翔から赤星龍舞
1日あたりの変更上限である4人を使い切った大学だ。
当日変更がなかった青山学院大と創価大
青山学院大と創価大は、区間エントリーから変更を行わなかった。
ただし、変更がなかったことだけでチームの優劣は判断できない。青山学院大は結果として復路優勝を達成したが、創価大は復路8位だった。
重要なのは変更人数そのものではなく、各区間に配置された選手がどれだけ期待された役割を果たしたかという点だ。
当日変更の理由は一律ではない
当日変更の背景には、コンディション、疲労、体調、チーム戦略など複数の要素が考えられる。
ただし、公式の変更一覧が公表しているのは交代前後の選手と区間であり、個々の交代理由ではない。したがって、特定選手の故障や体調不良を変更の理由として断定することはできない。
【箱根駅伝復路区間距離と見どころ】6区から10区までの特徴
復路は箱根町から東京都大手町までの109.6km。6区から10区まで、それぞれ異なる難しさがある。
| 区間 | 距離 | コース |
|---|---|---|
| 6区 | 20.8km | 箱根町〜小田原 |
| 7区 | 21.3km | 小田原〜平塚 |
| 8区 | 21.4km | 平塚〜戸塚 |
| 9区 | 23.1km | 戸塚〜鶴見 |
| 10区 | 23.0km | 鶴見〜大手町 |
6区:山下りのスピードと脚への負担
6区は箱根町から小田原までの20.8km。
最大の特徴は、標高差を利用した急な下り坂だ。スピードが出やすい反面、着地時の衝撃が大きく、脚への負担も厳しい。
2026年大会では、駒澤大の伊藤蒼唯が56分50秒で区間賞を獲得。青山学院大の石川浩輝も57分15秒で区間3位に入った。
7区:気象条件とペース配分が問われる区間
7区は小田原から平塚までの21.3km。
山間部から平地へと移る過程で、気温や風の影響を受ける。前半の勢いを維持しながら、後半に失速しない走りが求められる。
2026年大会の区間賞は國學院大の高山豪起。1時間00分54秒の好記録で、チームの総合2位に貢献した。
8区:遊行寺坂が勝負のポイント
8区は平塚から戸塚までの21.4km。
終盤に待ち構える遊行寺坂は、選手の脚に大きな負担をかけるポイントだ。平地でリズムをつくり、坂でどれだけ粘れるかが重要になる。
2026年大会では青山学院大の塩出翔太が1時間03分45秒で区間賞を獲得した。
9区:23.1kmの長距離でチーム力が試される
9区は戸塚から鶴見までの23.1km。復路で最も距離が長い区間となる。
長い距離を安定して走る持久力に加え、前の走者から受け取った順位を維持する力も問われる。
青山学院大の佐藤有一が1時間07分38秒で区間賞を獲得。中央大の吉居駿恭は1時間08分47秒で区間8位だった。
10区:大手町でたすきをつなぐ最終区間
10区は鶴見から大手町までの23.0km。
最終区間では、順位争いだけでなく、往路から積み重ねてきたチーム全体のタイムが確定する。優勝争い、シード権争いの両方で重要な区間だ。
2026年大会では駒澤大の佐藤圭汰が1時間07分31秒で区間賞。最終区間で見せた快走は大会の大きな見どころとなった。
【区間エントリーと復路確定メンバーの違い】当日変更ルールを解説
箱根駅伝のメンバー情報を調べる際、混同しやすいのが「チームエントリー」「区間エントリー」「当日変更」「復路走者一覧」の4つだ。
それぞれの意味は異なる。
4種類のメンバー情報の違い
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| チームエントリー | 大会に登録する選手の名簿 |
| 区間エントリー | 1〜10区の出走予定選手と補欠を登録 |
| 当日変更 | 正競技者と補欠を交代する手続き |
| 復路走者一覧 | 当日変更を反映した最終出走者 |
第102回大会では、2025年12月29日に区間エントリーが公表された。その後、2026年1月3日の復路スタート前に変更が受け付けられ、公式の復路走者一覧が掲載された。
箱根駅伝の当日変更ルールは?
第102回大会の競技注意事項では、選手変更について次のように定められていた。
1. 変更の受付は、当日のレース開始1時間10分前。
2. 往路・復路を通じた交代は合計6人以内。
3. 1日に変更できる選手は4人まで。
4. 正競技者と補欠競技者の交代のみ認められる。
5. 正競技者同士で区間を入れ替えることはできない。
復路のスタートが午前8時だった第102回大会では、受付時刻は午前6時50分だった。
ここで特に注意したいのは、区間エントリーで登録された選手同士を自由に交換できるわけではないという点だ。
例えば、6区に登録された選手と7区に登録された選手を、単純に入れ替えることは認められていない。交代は補欠選手との入れ替えによって行われる。
復路メンバー確定発表はどこを見るべき?
2026年の最終メンバーを確認する場合、最も重要なのは大会公式サイトの「復路走者一覧」と「復路選手変更一覧」の2つだ。
- 復路走者一覧:実際に各区間を走った選手を確認する。
- 復路選手変更一覧:当初の登録選手と交代した選手を確認する。
- 大学公式の大会結果:実際の走行タイムや区間順位を確認する。
特に、速報記事の区間エントリーをそのまま確定メンバーとして掲載するケースには注意したい。
「区間エントリー」と「当日確定メンバー」は別物という理解が、箱根駅伝の選手情報を正しく読み解く第一歩になる。
【プロの結論】2026年の復路メンバーから読み取れる3つのポイント
第102回箱根駅伝の復路を振り返ると、単純な選手の知名度や持ちタイムだけでは、チームの結果を判断できないことが分かる。
注目すべきポイントは3つある。
1. 当日変更の人数よりも、配置された区間が重要
青山学院大は復路の当日変更を行わなかったが、復路新記録で優勝した。
一方、早稲田大は3人を変更したものの、復路8位だった。
この違いから分かるのは、変更人数が多ければ有利になるわけではないということ。各大学がどの区間に誰を配置し、その選手が期待された走りをできたかが重要になる。
2. 9区・10区は主力選手の起用が注目される
中央大の吉居駿恭は9区、駒澤大の佐藤圭汰は10区に配置された。
両者とも4年生としてチームを支える存在であり、復路後半に主力を配置するオーダーは、順位争いを見るうえで注目すべきポイントだった。
特に佐藤圭汰は10区で区間賞を獲得。最終区間にエース級の選手を投入することの意味を示す走りとなった。
3. 区間賞と総合順位は分けて評価する
2026年大会では、駒澤大の佐藤圭汰が10区で区間賞を獲得した一方、総合順位は6位だった。
反対に、青山学院大は8区・9区で連続区間賞を獲得し、復路優勝と総合優勝の両方を達成した。
駅伝は1人の好走だけで決まる競技ではない。5人の復路走者が、それぞれの区間でどれだけチームの順位を押し上げられるかが最終結果を左右する。
【箱根駅伝復路メンバー2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の箱根駅伝復路メンバーはいつ確定しましたか?
2026年1月3日の復路当日、午前6時50分の変更受付を経て最終メンバーが確定した。大会公式サイトには同日付で復路走者一覧と復路選手変更一覧が掲載されている。
Q2:青山学院大学の2026年復路メンバーは誰ですか?
6区・石川浩輝、7区・佐藤愛斗、8区・塩出翔太、9区・佐藤有一、10区・折田壮太の5人。青山学院大は当日変更を行わず、復路優勝を達成した。
Q3:中央大学の吉居駿恭は何区を走りましたか?
吉居駿恭は9区を走った。当日変更によって白川陽大と交代し、1時間08分47秒、区間8位で走り切った。
Q4:駒澤大学の佐藤圭汰は何区に出場しましたか?
佐藤圭汰は10区に出場した。当日変更によって新谷倖生と交代し、1時間07分31秒で区間賞を獲得した。
Q5:箱根駅伝の復路は全部で何キロですか?
復路全体は109.6km。6区20.8km、7区21.3km、8区21.4km、9区23.1km、10区23.0kmの5区間で構成される。
Q6:箱根駅伝の当日変更は何人まで認められますか?
第102回大会のルールでは、往路・復路を通じて合計6人以内、1日あたり4人まで。正競技者と補欠競技者の交代に限られ、正競技者同士の区間変更は認められていない。
まとめ:箱根駅伝2026年復路メンバーは公式確定記録で確認しよう
第102回箱根駅伝の復路は、青山学院大学が5時間19分26秒の復路新記録で優勝し、総合3連覇を達成した大会となった。
復路の注目選手としては、8区・9区で区間賞を獲得した青山学院大の塩出翔太と佐藤有一、9区に起用された中央大の吉居駿恭、10区で区間賞を獲得した駒澤大の佐藤圭汰が挙げられる。
また、当日変更は復路だけで44件。大学ごとに異なる選手配置が行われ、区間エントリーから最終メンバーへと大きく変化したチームもあった。
2026年の復路メンバーを調べる際は、区間エントリーの予定表だけでなく、当日変更を反映した復路走者一覧、実際の区間記録、大学別の大会結果を照らし合わせることが大切だ。選手の名前だけでなく、配置された区間と実際の走りまで確認すれば、第102回箱根駅伝の戦略と各大学の強さがより鮮明に見えてくる。
主な情報源:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト、関東学生陸上競技連盟、日本テレビ箱根駅伝番組公式サイト、青山学院大学・早稲田大学・中央大学・駒澤大学・國學院大學の大会記録。 (出典: 箱根 駅伝 復路 メンバー(Yahoo!ニュース))