2026年のFIFAワールドカップ北中米大会は、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共催で開催され、日本時間の6月12日に開幕、7月20日の決勝で幕を閉じた。史上最多の48カ国が参加し、試合数も従来の64試合から全104試合へ拡大。日本国内ではNHK、日本テレビ系列、フジテレビ系列による地上波・BS放送と、DAZNによるインターネット配信が行われた。
特に注目されたのは、日本代表戦をどのテレビ局が中継するのか、NHK BSプレミアム4Kで本当に全試合を見られるのか、DAZNとNHK ONEでは見逃し配信の対象がどう違うのかという点だ。ここでは2026年大会の公式発表と実際の放送日程を照合し、日本時間のキックオフ、日本代表の全試合、決勝の放送局まで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 地上波放送: NHK総合が34試合、日本テレビ系列が15試合、フジテレビ系列が10試合を生中継。
- 全104試合の視聴: DAZNは全104試合をライブ配信。NHK BSプレミアム4Kも全104試合を放送したが、一部は録画放送。
- 日本代表戦: グループステージ3試合と決勝トーナメント1試合は、NHK・日本テレビ・フジテレビのテレビ中継およびDAZNで視聴できた。
- 見逃し配信: NHK ONEはNHK地上波の対象34試合、DAZNは全104試合が配信対象だった。
- 決勝: 日本時間7月20日のスペイン対アルゼンチンはNHK総合、NHK BSプレミアム4K、DAZNで中継・配信された。
【2026年大会の全体像】ワールドカップのテレビ放送予定と放送局を総整理
2026年大会は、従来の32カ国から48カ国へ参加国が増えた初めてのワールドカップだった。
開催地は北米の3カ国。アメリカが11都市、メキシコが3都市、カナダが2都市を担当し、合計16都市で試合が行われた。
大会形式も大きく変わり、12グループに分かれるグループステージの後、各グループ上位2チームと3位の成績上位8チームが決勝トーナメントへ進出。新設されたラウンド32を経て優勝チームが決まる仕組みとなった。
放送局別の中継実績
日本国内の放送体制は、大きくテレビ放送とインターネット配信に分かれていた。
NHKは地上波34試合、日本テレビ系列は15試合、フジテレビ系列は10試合を生中継。 さらにNHK BSプレミアム4Kが全104試合をカバーし、DAZNが全試合のライブ配信を担当した。
特に注意したいのは、全104試合を放送することと、全104試合をリアルタイムで視聴できることは同じではないという点だ。
NHK BSプレミアム4Kは録画放送を含む一方、DAZNは全試合をライブ配信した。この違いが視聴サービスを選ぶうえで大きなポイントになった。
2026年大会の基本情報
- 大会名:FIFAワールドカップ2026
- 開催国:アメリカ、カナダ、メキシコ
- 参加国:48カ国
- 開催都市:16都市
- 大会期間:2026年6月11日~7月19日(現地日程)
- 日本時間の大会期間:6月12日~7月20日
- 試合数:104試合
- グループステージ:12グループ
- 決勝:日本時間7月20日
JFA(日本サッカー協会)の大会情報でも、48カ国参加、3カ国共催、全104試合という大会規模が示されている。
【日本代表戦テレビ中継予定】NHK・日テレ・フジの放送日程と試合結果
日本代表の試合を見たい人にとって、最も重要だったのがグループステージ3試合の放送局だ。
日本はグループFに入り、オランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦した。
NHK総合が初戦と第3戦、日本テレビ系列が第2戦を担当。NHK BSでも第2戦が放送され、日本代表のグループステージ全試合をテレビで視聴できる体制が整えられた。
日本代表の全試合日程と中継局
| 日本時間 | 対戦カード | テレビ中継・配信 | 試合結果 |
|---|---|---|---|
| 6月15日(月)5:00 | 日本対オランダ | NHK総合・DAZN | 2-2 |
| 6月21日(日)13:00 | 日本対チュニジア | 日本テレビ系・NHK BS・DAZN | 4-0 |
| 6月26日(金)8:00 | 日本対スウェーデン | NHK総合・DAZN | 1-1 |
| 6月30日(火)2:00 | 日本対ブラジル | フジテレビ系・NHK BS・DAZN | 1-2 |
※試合結果は日本代表から見たスコア。日本時間で記載。
グループステージ第1戦:日本対オランダ
6月15日午前5時に行われた初戦は、NHK総合で生中継された。
グループFの強豪オランダとの対戦は2-2の引き分け。大会初戦から世界的な強豪と互角に渡り合い、日本代表の戦いに注目が集まった。
第2戦:日本対チュニジア
6月21日午後1時キックオフの第2戦は、日本テレビ系列とNHK BSで生中継された。
日本はチュニジアに4-0で勝利。グループステージ突破に向けて大きな勝ち点3を獲得した。
NHK総合ではなく、NHK BSと日本テレビ系列が担当した点は、視聴方法を確認する際に押さえておきたいポイントだった。
第3戦:日本対スウェーデン
6月26日午前8時の最終戦はNHK総合で生中継。
試合は1-1の引き分けとなり、日本はグループステージを1勝2分け、勝ち点5の2位で突破した。
決勝トーナメント:日本対ブラジル
6月30日午前2時、決勝トーナメントのラウンド32でブラジルと対戦した。
この試合はフジテレビ系列、NHK BS、DAZNで中継・配信された。
日本は先制する場面もあったが、最終的に1-2で逆転負け。5度目の挑戦となったラウンド32突破はならなかった。
JFAの試合記録でも、この試合の結果と放送局が確認できる。
日本代表の試合を視聴するために有料配信サービスへの加入が必須だったわけではない。 グループステージは地上波またはNHK BS、決勝トーナメント1回戦もフジテレビ系とNHK BSで視聴できた。
【NHK・日テレ・フジを比較】地上波中継試合一覧とBS放送の関係
テレビ放送の中心となったのはNHK、日本テレビ、フジテレビの3系列だ。
それぞれの中継数や担当試合には違いがあり、単純に放送試合数だけで比較するのではなく、どの段階の試合を担当したかを見る必要がある。
放送局・サービス別の比較表
| 放送局・サービス | 対象試合数 | 主な担当内容 | 視聴形態 |
|---|---|---|---|
| NHK総合 | 34試合 | 開幕戦、日本戦、決勝など | 地上波生中継 |
| NHK BS | 一部試合 | 日本戦、衛星放送対象試合 | BS生中継 |
| NHK BSプレミアム4K | 全104試合 | 全試合を生中継・録画で放送 | 4K衛星放送 |
| 日本テレビ系列 | 15試合 | 日本対チュニジアなど | 地上波生中継 |
| フジテレビ系列 | 10試合 | 日本対ブラジルなど | 地上波生中継 |
| NHK ONE | NHK地上波の34試合 | 同時配信・見逃し配信 | インターネット |
| DAZN | 全104試合 | 全試合ライブ・見逃し配信 | インターネット |
NHK総合のワールドカップ放送予定
NHKはグループステージで19試合、決勝トーナメントで15試合、合計34試合を地上波で生中継した。
グループステージでは日本戦だけでなく、フランス、スペイン、アルゼンチンなどの強豪国の試合も放送対象となった。
また、開幕戦のメキシコ対南アフリカ、決勝のスペイン対アルゼンチンもNHK総合で中継された。
NHKの2026年6月8日付公式発表では、地上波34試合の放送日程と、NHK ONEでの同時・見逃し配信が案内されていた。
日本テレビ系列の中継試合一覧
日本テレビ系列は合計15試合を担当した。
内訳はグループステージ9試合、決勝トーナメント6試合。
グループステージの主な放送カードは次のとおり。
- 6月14日:オーストラリア対トルコ
- 6月15日:スウェーデン対チュニジア
- 6月19日:チェコ対南アフリカ
- 6月21日:ドイツ対コートジボワール
- 6月21日:日本対チュニジア
- 6月24日:コロンビア対コンゴ民主共和国
- 6月26日:トルコ対アメリカ
- 6月27日:ウルグアイ対スペイン
- 6月27日:ニュージーランド対ベルギー
決勝トーナメントでは、ラウンド32、ラウンド16、準決勝を含む6試合が編成された。
日本テレビは2018年ロシア大会以来、2大会ぶりにワールドカップ中継へ復帰したことも特徴だ。
フジテレビ系列の放送予定
フジテレビ系列は計10試合を生中継。グループステージ5試合、決勝トーナメント5試合という構成だった。
決勝トーナメントでは、日本代表が進出した場合のラウンド32の試合も放送対象となっていた。
実際に日本が進出した日本対ブラジル戦は、6月30日午前0時50分からフジテレビ系列で生中継された。
フジテレビは2002年の日韓大会以降、7大会連続でワールドカップ中継を担当。今大会でもジョン・カビラ、小野伸二、柿谷曜一朗らを中心とした中継体制を組んだ。
【NHK BSプレミアム4KとDAZN】全104試合を見る方法の違い
全104試合を視聴したい場合、特に比較対象となったのがNHK BSプレミアム4KとDAZNだった。
どちらも全試合をカバーしたが、リアルタイム視聴の条件には大きな違いがあった。
NHK BSプレミアム4Kは全104試合を放送
NHK BSプレミアム4Kでは、大会の全104試合を放送した。
ただし、全試合が生中継だったわけではない。
NHKの公式発表によると、地上波で生中継された34試合については、BSプレミアム4Kでも同時生中継。残りの試合は録画放送を含む編成だった。
4K映像による高精細な観戦環境が特徴で、選手の動きやピッチ上の細かなプレーを大画面で楽しみたい視聴者に適した選択肢だった。
視聴には4K対応テレビとBS放送の受信設備が必要となる。
NHKの案内では、衛星契約がすでに済んでいる世帯について、BSプレミアム4Kの視聴に別途の負担は必要ないと説明されていた。
DAZNは唯一の全104試合ライブ配信サービス
DAZNは全104試合をライブ配信した。
テレビ放送と大きく異なるのは、試合開始からリアルタイムで全カードを追える点だ。
さらに大会期間中は、次の機能が用意されていた。
- 全104試合のライブ配信
- 全104試合の見逃し配信
- 試合のフルリプレイ
- 拡張ハイライト
- 日本語実況・解説
- スマートフォン、タブレット、パソコン、対応テレビでの視聴
DAZNの公式案内では、全104試合の見逃し配信にも対応し、オフライン視聴用のダウンロードには対応しないと説明されていた。
また、日本代表戦は有料プランに加入していない利用者にも無料配信する方針が示されていた。
一方、全試合を視聴する場合は対象プランへの加入が必要だった。DAZN Standardは全104試合の視聴対象で、契約プランによって利用条件が異なっていた。
NHK ONEは地上波放送の見逃し配信に対応
NHK ONEは、NHKの地上波放送をインターネットで視聴するためのサービスだ。
2026年大会では、NHK総合が中継した34試合と大会期間中のハイライト番組が同時・見逃し配信の対象になった。
ここで間違えやすいのが、NHK BSやBSプレミアム4Kで放送された試合もすべてNHK ONEで見られると思ってしまうことだ。
NHK ONEの対象はNHK地上波の番組であり、BS放送の全試合を配信するサービスではない。
NHK ONEの利用には受信契約の確認とアカウントの登録・連携が必要になる。すでにNHK受信契約がある世帯は、別途の契約や追加負担なしで利用できる仕組みだった。
【日本時間のキックオフ】グループステージと決勝の放送時間に注意
北中米大会では、日本と開催地との時差が大きく、テレビ観戦の時間帯も日本国内の通常のスポーツ中継とは異なっていた。
日本時間では午前4時、午前5時、午前8時、午前10時、午後1時など、早朝から昼間にかけてキックオフする試合が目立った。
グループステージの時間帯
日本代表の試合だけを見ても、次のようにキックオフ時間が分散していた。
- オランダ戦:午前5時
- チュニジア戦:午後1時
- スウェーデン戦:午前8時
特に早朝の試合では、放送開始時間とキックオフ時間を区別することも大切だ。
テレビ番組は試合開始より前から放送されるため、キックオフの時刻だけを確認していると、試合前の解説やスターティングメンバーの紹介を見逃す可能性がある。
ワールドカップ決勝テレビ放送
2026年大会の決勝は、日本時間7月20日午前4時にキックオフした。
対戦カードはスペイン対アルゼンチン。
NHK総合とNHK BSプレミアム4Kで生中継され、DAZNでもライブ配信された。
試合は延長戦までもつれ、スペインがアルゼンチンを1-0で破って優勝。大会最後の一戦まで、NHKとDAZNの両方でリアルタイム観戦できる体制が用意されていた。
NHKは決勝についてもNHK ONEで同時・見逃し配信を実施した。
【テレビ放送とネット配信の比較】見逃し視聴で失敗しない選び方
2026年大会の放送体制から分かるのは、テレビとネット配信では視聴できる試合数だけでなく、使い勝手も異なるということだ。
視聴目的別の選択基準
地上波無料放送を中心に楽しみたい人
NHK総合、日本テレビ系列、フジテレビ系列が選択肢になる。
日本代表の試合や決勝など、注目度の高いカードを視聴するには十分な放送体制だった。ただし、すべての試合が地上波で放送されたわけではない。
なお、NHKは受信契約に基づくサービスであり、民放の無料放送と完全に同じ条件ではない。
全104試合をリアルタイムで見たい人
DAZNが適していた。
テレビ局の放送カードに左右されず、グループステージから決勝まで全試合をライブで視聴できたことが最大の強みだった。
高画質の大画面で観戦したい人
NHK BSプレミアム4Kが候補になる。
4K放送による高精細映像を楽しめる一方、録画放送も含まれるため、リアルタイム視聴を優先する場合は注意が必要だった。
仕事や学校で試合時間に視聴できない人
見逃し配信を利用できるサービスが便利だった。
NHK ONEはNHK地上波の対象34試合、DAZNは全104試合が対象。視聴したいカードがどちらのサービスに含まれるかによって選択が変わる。
よくある3つの誤解
誤解1:NHK BSプレミアム4Kなら全104試合を生中継で見られる
これは正確ではない。全104試合を放送したものの、一部は録画放送だった。
誤解2:NHK ONEで大会の全試合を見逃し視聴できる
これも違う。NHK ONEの対象は地上波で放送された34試合と大会関連のハイライト番組だった。
誤解3:日本代表戦を見るにはDAZNの有料契約が必要だった
日本代表戦はDAZNでも無料配信の対象だった。全104試合の視聴と日本代表戦だけの視聴では契約条件が異なっていた。
【ワールドカップテレビ放送予定に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年ワールドカップは地上波で全試合放送された?
地上波で全104試合が放送されたわけではない。NHK総合が34試合、日本テレビ系列が15試合、フジテレビ系列が10試合を生中継した。全試合をリアルタイムで視聴できる配信サービスはDAZNだった。
Q2:日本代表戦はどのテレビ局で放送された?
グループステージのオランダ戦とスウェーデン戦はNHK総合、チュニジア戦は日本テレビ系列とNHK BSで中継された。決勝トーナメントのブラジル戦はフジテレビ系列とNHK BSで放送された。
Q3:NHK BSプレミアム4Kでは本当に全104試合を見られた?
全104試合が放送対象だった。ただし、すべてが生中継ではなく、一部は録画放送だった。地上波の34試合は同時生中継された。
Q4:DAZNでは日本代表戦を無料で見られた?
日本代表戦は無料配信の対象だった。一方、全104試合を視聴するには対象となる有料プランが必要だった。
Q5:NHK ONEではどの試合を見逃し視聴できた?
NHK総合で生中継された34試合が同時・見逃し配信の対象だった。NHK BSやBSプレミアム4Kの全試合を配信するサービスではなかった。
Q6:2026年ワールドカップの決勝はどこで放送された?
日本時間7月20日のスペイン対アルゼンチンはNHK総合とNHK BSプレミアム4Kで生中継され、DAZNでもライブ配信された。スペインが1-0で勝利し、優勝を決めた。
まとめ:2026年大会の放送実績から分かる最適な視聴方法
2026年FIFAワールドカップ北中米大会では、NHK、日本テレビ系列、フジテレビ系列、DAZNがそれぞれ異なる役割を担った。
地上波ではNHK総合が34試合、日本テレビ系列が15試合、フジテレビ系列が10試合を生中継。NHK BSプレミアム4Kは全104試合を生中継・録画で放送し、DAZNは全104試合をライブ配信した。
特に重要だったのは、全試合を放送するサービスと、全試合をリアルタイムで配信するサービスを区別することだ。
また、NHK ONEの見逃し配信は地上波の34試合が対象であり、DAZNとはカバー範囲が異なっていた。
大会はすでに終了したが、2026年の放送体制は、今後の国際大会でテレビとネット配信をどう使い分けるかを考えるうえでも参考になる。
テレビの無料放送で注目カードを楽しむのか、4K映像を重視するのか、全試合をライブ・見逃し配信で追うのか。視聴目的に合わせて放送局とサービスの違いを理解することが、スポーツ中継を最大限楽しむためのポイントだ。
主な事実確認資料: 日本サッカー協会の公式大会記録、NHKの放送発表、日本テレビ・フジテレビの公式放送スケジュール、DAZNの視聴案内。 (出典: ワールド カップ テレビ 放送 予定(Yahoo!ニュース))