2026年現在、過去の大会記録を振り返るうえでも検索されることの多い「WBC2023の開催地」。2023年3月8日から21日まで開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、日本・台湾・アメリカの3か国、4都市にある4球場を舞台に行われました。
開催地は台湾・台中、日本・東京、アメリカ・フェニックス、マイアミです。ただし、1次ラウンドから準々決勝、準決勝、決勝まで、すべての会場が同じ役割を担ったわけではありません。日本代表は東京ドームで1次ラウンドと準々決勝を戦い、その後、アメリカのマイアミへ移動して決勝ラウンドに臨みました。
この記事では、WBC公式サイトとMLBの大会発表資料をもとに、全4球場の所在地、ラウンド別の開催地、東京プールの日程、日本代表の試合会場、そして決勝が行われた場所まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 開催地:日本・台湾・アメリカの3か国、台中・東京・フェニックス・マイアミの4都市、全4球場。
- ラウンド別会場:1次ラウンドは4球場、準々決勝は東京ドームとローンデポ・パーク、準決勝・決勝はマイアミに集約。
- 日本代表の試合会場:1次ラウンドと準々決勝は東京ドーム、準決勝と決勝はローンデポ・パーク。
【開催地一覧】WBC2023は日本・台湾・アメリカの4都市で開催
WBC2023の開催地は、台湾の台中、日本の東京、アメリカのフェニックスとマイアミです。
大会を主催するWorld Baseball Classic, Inc.が2022年7月7日に発表した開催概要では、2023年大会の使用球場として次の4施設が指定されました。
- 台湾・台中:台中インターコンチネンタル野球場
- 日本・東京:東京ドーム
- アメリカ・フェニックス:チェイス・フィールド
- アメリカ・マイアミ:ローンデポ・パーク
大会期間は2023年3月8日から21日まで。出場国・地域は前回大会の16から20に拡大し、各5チームによる4つのプールに分かれて1次ラウンドを戦いました。
各プールの上位2チームが準々決勝へ進出し、その後は勝ち上がったチームによる決勝トーナメントに移行する方式です。
注目したいのは、4球場が単に地域ごとに試合を振り分けるための施設ではなかったことです。東京はアジア地域の1次ラウンドと準々決勝、マイアミは中南米・北米地域の1次ラウンドに加えて準々決勝から決勝までを担当しました。
つまり、開催地を把握するには、都市名だけでなく、どのラウンドを担当した球場なのかを確認する必要があります。
【1次ラウンド】POOL A〜Dの開催地と日程を完全整理
1次ラウンドでは、20チームが5チームずつ4つのプールに分かれました。POOL AからDまで、それぞれ異なる都市で試合が行われています。
POOL A:台湾・台中インターコンチネンタル野球場
POOL Aの開催地は、台湾中部の都市・台中です。
会場となったのは台中インターコンチネンタル野球場。開催期間は2023年3月8日から13日までとされ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、キューバ、イタリア、パナマの5チームが参加しました。
大会初日の3月8日に最初の試合が行われたのも、この台中会場です。
台湾でのWBC開催は2013年大会以来であり、台中インターコンチネンタル野球場は国際大会の開催実績を持つ球場として再び舞台に選ばれました。
POOL B:日本・東京ドーム(東京プール)
POOL Bの開催地は東京ドームです。
開催期間は2023年3月9日から13日まで。日本、韓国、オーストラリア、中国、チェコ共和国の5チームが参加しました。
日本代表にとっては、この東京プールが大会のスタート地点となりました。
日本の1次ラウンド全4試合は、次の日程で実施されています。
- 3月9日:中国戦
- 3月10日:韓国戦
- 3月11日:チェコ共和国戦
- 3月12日:オーストラリア戦
いずれも東京ドームで行われ、日本代表は4連勝で1次ラウンドを突破しました。
東京プールは日本国内で観戦できる大会序盤の主要会場であり、準々決勝も同じ東京ドームで開催された点が特徴です。
POOL C:アメリカ・フェニックスのチェイス・フィールド
POOL Cの開催地は、アメリカ・アリゾナ州フェニックスにあるチェイス・フィールドです。
開催期間は2023年3月11日から15日まで。アメリカ、メキシコ、コロンビア、カナダ、イギリスが参加しました。
チェイス・フィールドはMLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地です。
2013年大会でもWBCの開催会場となっており、2023年大会ではアメリカ代表の1次ラウンドの舞台として使用されました。
この会場で行われたのはPOOL Cの試合で、準々決勝以降は別の球場に移っています。
POOL D:アメリカ・マイアミのローンデポ・パーク
POOL Dは、フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで開催されました。
開催期間は2023年3月11日から15日まで。参加したのはプエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、イスラエル、ニカラグアです。
ローンデポ・パークはMLBのマイアミ・マーリンズの本拠地です。
この球場の大きな特徴は、1次ラウンドだけでなく、準々決勝、準決勝、決勝まで担当したことです。
2023年大会では、同じ球場で3つのラウンドの試合が開催されました。MLBの公式発表によると、WBCの同一大会で3ラウンドすべてを開催するのは大会史上初めてのことでした。
【比較表】WBC2023の全4球場・開催都市・担当ラウンド一覧
ここまで紹介した4球場の関係を一覧にすると、次のようになります。
| 球場 | 開催都市・地域 | 1次ラウンド | 準々決勝 | 決勝ラウンド |
|---|---|---|---|---|
| 台中インターコンチネンタル野球場 | 台中・台湾 | POOL A | なし | なし |
| 東京ドーム | 東京・日本 | POOL B | あり | なし |
| チェイス・フィールド | フェニックス・アメリカ | POOL C | なし | なし |
| ローンデポ・パーク | マイアミ・アメリカ | POOL D | あり | 準決勝・決勝 |
この表から分かるように、4球場すべてが1次ラウンドを担当しましたが、その後の試合開催には違いがあります。
東京ドームはPOOL Bとアジア側の準々決勝を担当。一方、ローンデポ・パークはPOOL Dに加えて北米側の準々決勝、準決勝、決勝まで担当しました。
台中とフェニックスは1次ラウンドの開催地です。
特に混同しやすいのが、フェニックスとマイアミの違いです。どちらもアメリカ国内の開催地ですが、チェイス・フィールドはPOOL C、ローンデポ・パークはPOOL Dと決勝トーナメントの主要会場という役割でした。
【日本代表の試合会場】東京ドームからマイアミまでの全日程
日本代表の試合会場を調べている人にとって、最も重要なのは東京ドームとローンデポ・パークの2球場です。
侍ジャパンは1次ラウンドと準々決勝を日本で戦い、準決勝と決勝はアメリカ・マイアミで戦いました。
1次ラウンド:日本代表の4試合はすべて東京ドーム
日本代表のPOOL Bでの試合は、すべて東京ドームで行われました。
- 2023年3月9日:中国戦(8対1)
- 2023年3月10日:韓国戦(13対4)
- 2023年3月11日:チェコ共和国戦(10対2)
- 2023年3月12日:オーストラリア戦(7対1)
4試合すべてに勝利し、日本はPOOL Bを突破しました。
準々決勝:イタリア戦も東京ドーム
日本代表の準々決勝は、2023年3月16日に東京ドームで開催されました。
対戦相手はイタリア。試合は日本が9対3で勝利し、準決勝進出を決めています。
この試合が東京ドームで行われたのは、POOL AとPOOL Bの上位チームが東京で準々決勝を戦う大会方式だったためです。
つまり、日本代表は1次ラウンドだけでなく、準々決勝まで東京ドームを使用しました。
準決勝:メキシコ戦はマイアミのローンデポ・パーク
準決勝からは開催地がアメリカに移ります。
日本代表は2023年3月20日(マイアミ現地時間)にローンデポ・パークでメキシコと対戦しました。
日本時間では3月21日朝の試合です。
試合は終盤まで緊迫した展開となり、村上宗隆の逆転サヨナラ打によって日本が6対5で勝利。決勝進出を決めました。
決勝:アメリカ戦も同じローンデポ・パーク
2023年大会の決勝は、3月21日(マイアミ現地時間)にローンデポ・パークで開催されました。
日本代表はアメリカと対戦し、2対3で勝利。3大会ぶり3回目のWBC優勝を達成しました。
大谷翔平が最後の打者を打ち取り、胴上げ投手となった試合としても知られています。
したがって、日本代表の試合会場を時系列で整理すると、次のようになります。
1次ラウンド:東京ドーム
準々決勝:東京ドーム
準決勝:ローンデポ・パーク
決勝:ローンデポ・パーク
日本代表は東京で大会をスタートさせ、マイアミで世界一を決めたのです。
【準々決勝・決勝ラウンド】開催地は東京とマイアミに集約
WBC2023の開催地を理解するうえで、1次ラウンドと決勝トーナメントの違いは欠かせません。
準々決勝では、POOL A・Bの上位チームとPOOL C・Dの上位チームが、それぞれ別の都市に集まりました。
準々決勝第1会場:東京ドーム
東京ドームでは、POOL AとPOOL Bを勝ち抜いたチームによる準々決勝が行われました。
開催日は2023年3月15日と16日です。
実際の試合は次の2試合でした。
- 3月15日:オーストラリア対キューバ(3対4)
- 3月16日:イタリア対日本(3対9)
この段階で日本は東京での試合を終え、アメリカへの移動を伴う決勝ラウンドへ進みました。
準々決勝第2会場:ローンデポ・パーク
POOL CとPOOL Dの上位チームによる準々決勝は、マイアミで開催されました。
日程は2023年3月17日と18日です。
フェニックスのチェイス・フィールドで1次ラウンドを戦ったPOOL Cのチームも、準々決勝ではマイアミに移動しています。
準決勝・決勝:すべてマイアミで開催
準決勝は3月19日と20日、決勝は3月21日に行われました。会場はいずれもローンデポ・パークです。
準決勝ではアメリカと日本が勝ち上がり、決勝で両国が対戦しました。
つまり、WBC2023の後半戦はマイアミに集約されていたのです。
ローンデポ・パークは、1次ラウンドのPOOL Dから準々決勝、準決勝、決勝までを開催した唯一の球場でした。
【開催地の仕組み】なぜ4球場に分かれた?知っておきたい3つのポイント
WBC2023が4つの球場を使用した背景には、20チームという出場規模と、地域ごとに試合を振り分ける大会構成があります。
開催地の違いを理解するために、3つのポイントを押さえておきましょう。
1. 20チームを4つのプールに分けたため
2023年大会では、出場チームが従来の16チームから20チームへ拡大しました。
そのため、1次ラウンドは5チームずつ4つのプールに分かれる方式になりました。
POOL Aは台湾、POOL Bは日本、POOL Cはアメリカのフェニックス、POOL Dはアメリカのマイアミという構成です。
各プールを別々の球場で開催することで、20チームの試合を複数の地域で並行して進められる仕組みになっていました。
2. 準々決勝は2つの地域に分かれた
準々決勝は、POOL A・Bの上位チームが東京、POOL C・Dの上位チームがマイアミに集まる形式でした。
このため、東京ドームは日本を含むPOOL A・Bのチームにとって、1次ラウンドから準々決勝までの会場となりました。
一方、チェイス・フィールドで試合をしたチームは、準々決勝に進出するとマイアミへ移動することになります。
開催都市が変わる理由は、単なる球場の変更ではなく、勝ち上がったプールの組み合わせによって決められていたのです。
3. ローンデポ・パークに決勝ラウンドを集約した
マイアミのローンデポ・パークは、1次ラウンドから決勝までを担当しました。
MLBの公式発表では、同じWBC大会で3つのラウンドすべてを開催した初の球場とされています。
POOL Dの開催地でありながら、準々決勝の第2会場、準決勝、決勝の会場も兼ねたことが、ほかの3球場との大きな違いです。
この構成によって、WBC2023の最終局面はマイアミに集まりました。
間違えやすいポイント:大会最終日は日本時間では3月22日
もう一つ注意したいのが、開催期間の時差です。
大会の公式な開催期間は2023年3月8日から21日までとされています。
ただし、これは開催地の現地日付を基準にした期間です。
決勝はマイアミ現地時間の3月21日午後7時開始でしたが、日本時間では3月22日午前8時開始でした。
そのため、日本国内のニュースや試合記録では「3月22日に日本が優勝した」と紹介される場合があります。
これは日付の誤りではなく、アメリカと日本の時差によるものです。
WBC2023の開催日を調べるときは、現地時間なのか日本時間なのかを区別することが大切です。
【よくある質問】WBC2023の開催地に関するFAQ
Q1:WBC2023の開催地は何か国・何球場でしたか?
A1:日本・台湾・アメリカの3か国で開催され、使用球場は全4球場です。台中インターコンチネンタル野球場、東京ドーム、チェイス・フィールド、ローンデポ・パークが会場となりました。
Q2:WBC2023の日本代表の試合会場はどこでしたか?
A2:1次ラウンドと準々決勝は東京ドーム、準決勝と決勝はアメリカ・マイアミのローンデポ・パークでした。日本代表は東京で5試合を戦った後、マイアミで2試合を戦いました。
Q3:WBC2023の決勝はどこの球場で開催されましたか?
A3:アメリカ・フロリダ州マイアミのローンデポ・パークです。2023年3月21日(現地時間)に日本対アメリカの決勝が行われ、日本が3対2で勝利しました。
Q4:WBC2023の準々決勝はどこで開催されましたか?
A4:東京ドームとローンデポ・パークの2球場です。POOL A・Bの上位チームは東京、POOL C・Dの上位チームはマイアミで準々決勝を戦いました。
Q5:チェイス・フィールドは決勝トーナメントの会場でしたか?
A5:いいえ。チェイス・フィールドはアメリカ・アリゾナ州フェニックスにある球場で、POOL Cの1次ラウンドを担当しました。準々決勝以降はマイアミのローンデポ・パークで開催されています。
Q6:WBC2023の開催期間は3月21日までですか?
A6:大会の公式開催期間は2023年3月8日から21日までです。ただし、決勝はマイアミ現地時間の3月21日に行われたため、日本時間では3月22日となりました。
まとめ:WBC2023の開催地は4球場、日本代表は東京からマイアミへ
WBC2023の開催地は、日本・台湾・アメリカの3か国にある4都市、4球場でした。
台中インターコンチネンタル野球場はPOOL A、東京ドームはPOOL B、チェイス・フィールドはPOOL C、ローンデポ・パークはPOOL Dを担当しています。
準々決勝は東京ドームとローンデポ・パークの2会場に分かれ、準決勝と決勝はマイアミのローンデポ・パークに集約されました。
日本代表の試合会場も、東京ドームからローンデポ・パークへと移っています。1次ラウンドと準々決勝を東京で勝ち抜き、準決勝でメキシコ、決勝でアメリカを破って世界一を達成しました。
2026年にWBC2023の開催地を振り返る際は、単純に4球場の名前を覚えるだけでなく、POOL A〜Dの担当会場、準々決勝の振り分け、決勝ラウンドの開催地という3段階で整理すると、試合の流れまで正確に把握できます。
WBC2023の開催地を一言でまとめるなら、台中・東京・フェニックス・マイアミの4都市。そして大会のクライマックスを飾った舞台は、マイアミのローンデポ・パークでした。
主な根拠資料: WBC2023公式サイト「日程&開催地」、MLB公式「Dates, venues and pools announced for 2023 World Baseball Classic」、侍ジャパン公式大会概要。
※編集上の重要な補足:決勝の開催日はマイアミ現地時間で3月21日、日本時間では3月22日です。記事内では両方を区別しています。 (出典: wbc 2023 開催地(Yahoo!ニュース))