ホラーゲームの魅力は、暗い廃墟や突然の怪奇現象だけではない。プレイヤーの記憶に長く残るのは、逃げても追いかけてくる怪物、正体の分からない怪異、そして極限状態で生き残ろうとする主人公たちだ。『バイオハザード』のネメシス、『サイレントヒル』のレッドピラミッドシング、『クロックタワー』のシザーマンなど、歴代作品にはゲームの枠を超えて知られるキャラクターが数多く存在する。
2026年は『バイオハザード レクイエム』『零 ~紅い蝶~ REMAKE』『SILENT HILL: Townfall』など、シリーズの新展開やリメイクによってホラーゲームキャラクターへの関心が再び高まる年となった。この記事では、主人公・敵・怪異の違いを整理し、歴代最恐キャラクターのランキング、人気の理由、深水雛子や天倉姉妹の人物設定、2026年の最新動向まで詳しく解説する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代最恐キャラ:ネメシス、レッドピラミッドシング、シザーマンなど、恐怖の演出に優れた代表的な敵を紹介。
- 人気キャラクター:レオン・S・ケネディ、ジェームス・サンダーランド、深水雛子、天倉澪・繭などの魅力を比較。
- 2026年最新情報:『バイオハザード レクイエム』『零 ~紅い蝶~ REMAKE』『SILENT HILL: Townfall』の登場人物と作品の特徴を整理。
【完全一覧】ホラーゲームキャラは主人公・敵・怪異の3種類に分けられる
ホラーゲームキャラクターは、単純に善悪で分類できるものではない。プレイヤーを操作する主人公、直接的な脅威となる敵、作品の世界観や物語を象徴する怪異という3つの役割に分けると、それぞれの魅力が見えてくる。
1. 主人公キャラクター:恐怖に立ち向かう人間
主人公は、プレイヤーが恐怖を体験するための入り口だ。必ずしも戦闘能力に優れている必要はなく、むしろ普通の人間に近い存在ほど、危険な状況に置かれたときの緊張感が強くなる。
- レオン・S・ケネディ:『バイオハザード』シリーズを代表するエージェント。正義感と高い身体能力を備える。
- ジル・バレンタイン:『バイオハザード』シリーズの代表的な主人公。冷静な判断力とサバイバル能力が特徴。
- ジェームス・サンダーランド:『サイレントヒル2』の主人公。亡き妻から届いた手紙をきっかけに、謎の町を訪れる。
- ジェニファー・シンプソン:『クロックタワー』の主人公。武器を持たず、敵から逃げながら洋館からの脱出を目指す。
- 天倉澪・天倉繭:『零 ~紅い蝶~』の中心人物となる双子の姉妹。
- 深水雛子:『SILENT HILL f』の主人公。1960年代の日本を舞台に、自分の運命を左右する選択に向き合う。
- グレース・アッシュクロフト:『バイオハザード レクイエム』の主人公。FBI分析官として事件の真相を追う。
- サイモン・オーデル:『SILENT HILL: Townfall』の主人公。謎に包まれたセント・アメリア島で異常な出来事に直面する。
2. 敵キャラクター:プレイヤーを追い詰める存在
敵キャラクターは、ホラーゲームの緊張感を直接生み出す存在だ。単純に強い敵よりも、倒せない、逃げ切れない、行動が予測できない敵のほうが強い恐怖を与える場合がある。
- ネメシス:『バイオハザード3』に登場する追跡者。執拗に主人公を追い詰める。
- タイラント(Mr.X):『バイオハザード2』の代表的な追跡型クリーチャー。
- レディ・ディミトレスク:『バイオハザード ヴィレッジ』に登場する巨大な女性型の敵。独特の存在感とデザインで知られる。
- レッドピラミッドシング:『サイレントヒル2』を象徴する異形の存在。
- シザーマン:『クロックタワー』シリーズを代表する、巨大なハサミを持った殺人鬼。
- リサ・トレヴァー:『バイオハザード』に登場する悲劇的な背景を持つ人物。
3. 怪異・幽霊キャラクター:世界観そのものを恐怖に変える存在
怪異キャラクターは、必ずしも人間を追いかけて攻撃するとは限らない。姿を見せるだけで不安を生み出したり、過去の悲劇や登場人物の心理を象徴したりする。
- 怨霊:『零』シリーズに登場する、過去の出来事や儀式と結びついた霊的存在。
- 看護師型クリーチャー:『サイレントヒル』シリーズを代表する異形の存在。
- マネキン:『サイレントヒル2』などに登場する、人間に似ているからこそ不気味な敵。
- 『SILENT HILL f』の怪異:日本の民俗的な意匠や花を思わせる異形の造形が特徴。
この3分類を理解すると、ホラーゲームキャラクターの魅力が単なる見た目の怖さだけではないことが分かる。主人公は感情移入を生み、敵は緊張感を作り、怪異は物語に奥行きを与える。
【歴代ランキング】ホラーゲーム最恐キャラクターTOP7
ここでは、デザインの独自性、追跡時の恐怖、ゲームシステムとの結びつき、物語への影響を基準に、歴代の代表的な敵キャラクターを編集部視点でランキング化した。公式の人気投票や販売数ランキングではなく、ホラーゲーム史における印象の強さを重視した評価だ。
第1位:ネメシス|バイオハザード3
ネメシスは、追跡型ホラーの恐怖を象徴するキャラクターだ。
通常のゾンビとは異なり、プレイヤーを執拗に追い続ける存在として登場する。逃げ込んだ場所が安全とは限らず、戦闘に勝ったとしても再び脅威が迫ってくる可能性がある。
その恐怖の本質は、プレイヤーに安心できる時間を与えないことにある。巨大な体格、異形の外見、圧倒的な攻撃力が組み合わさり、登場するだけでゲームの緊張感を一段階引き上げる。
恐怖の特徴:逃げても終わらない追跡型の恐怖。
第2位:レッドピラミッドシング|サイレントヒル2
赤い三角形の兜と巨大な武器という特徴的な姿で知られる、シリーズ屈指の象徴的キャラクターだ。
レッドピラミッドシングの恐怖は、単なる攻撃力では説明できない。重々しい動きや無言の存在感、主人公ジェームスの物語と結びついた心理的な不気味さが特徴となっている。
特に『サイレントヒル2』では、怪物の存在そのものが主人公の内面や物語のテーマを考える手掛かりになる。敵を倒すことだけでは理解できない、心理ホラーならではの魅力を持つ。
恐怖の特徴:罪悪感や心理的葛藤を感じさせる象徴性。
第3位:シザーマン|クロックタワー
シザーマンは、1995年9月14日にスーパーファミコン向けに発売された初代『クロックタワー』の代表的な敵キャラクターだ。
大きなハサミを持った小柄な殺人鬼という、強烈な外見が特徴。主人公ジェニファーは戦闘能力が低く、敵と正面から戦うのではなく、走る、隠れる、周囲の道具を利用するといった方法で生き延びる。
この作品が優れているのは、プレイヤーに敵を倒す爽快感を与えるのではなく、見つからないこと自体をゲームの目的にしている点だ。
シザーマンは、戦えない主人公と圧倒的な追跡者という構図を象徴する存在であり、現在の逃走型ホラーを考えるうえでも重要なキャラクターとなっている。
恐怖の特徴:無力感と突然の出現。
第4位:エイリアン|ALIEN: ISOLATION
映画『エイリアン』を題材にした『ALIEN: ISOLATION』の敵は、単なる強敵ではない。プレイヤーの行動を観察しながら迫る、予測しにくい追跡者として設計されている。
武器で簡単に撃退できないため、物陰に隠れたり、周囲の音や状況に注意を払ったりする必要がある。敵の位置が分からない時間そのものが恐怖になる好例だ。
恐怖の特徴:予測できない行動と隠れる緊張感。
第5位:リサ・トレヴァー|バイオハザード
リサ・トレヴァーは、単純な怪物として片付けられない悲劇性を持つキャラクターだ。
彼女の背景には、人体実験やウイルス研究に関わる悲惨な過去が存在する。異形の姿だけでなく、かつて人間だった存在がどのような経緯で変貌したのかという物語が、プレイヤーに複雑な感情を抱かせる。
恐怖と同時に哀しさを感じさせる点で、バイオハザードシリーズのクリーチャー表現の中でも印象的な存在だ。
恐怖の特徴:人間性を失っていく悲劇。
第6位:ジャック・ベイカー|バイオハザード7
『バイオハザード7 レジデント イービル』に登場するジャック・ベイカーは、屋敷という閉鎖空間を利用した恐怖の象徴だ。
プレイヤーに近い距離で迫ってくるため、単なる巨大な怪物とは異なる生々しさがある。家庭という本来なら安心できる場所が危険な空間へ変わってしまう演出も印象深い。
恐怖の特徴:日常空間の崩壊と執拗な追跡。
第7位:レディ・ディミトレスク|バイオハザード ヴィレッジ
レディ・ディミトレスクは、優雅な服装と圧倒的な体格という対照的なデザインで知られるキャラクターだ。
ゴシックホラーを思わせる城の雰囲気と相まって、登場するだけで独特の存在感を放つ。怖さだけでなく、キャラクターとしての美しさやビジュアルの記憶しやすさも人気につながっている。
恐怖の特徴:美しさと異形性の対比。
ランキングから見える最恐キャラクターの共通点
上位のキャラクターに共通するのは、プレイヤーが次の展開を完全には予測できないことだ。
ネメシスは追跡によって逃げ場を奪い、シザーマンは出現のタイミングを不安定にする。レッドピラミッドシングは心理的な意味を持たせることで、ゲームを終えた後も印象に残る。
つまり、最恐のキャラクターとは、単純に強い敵ではない。プレイヤーの行動や感情を変化させ、ゲームの外に出た後まで記憶に残る存在なのだ。
【人気の理由】ホラーゲームキャラが長年愛される仕組みとは?
ホラーゲームのキャラクターは、恐怖を与えるために作られているにもかかわらず、ゲームファンから強い支持を集めることがある。人気の理由は、大きく分けてデザイン、物語、ゲーム体験の3つにある。
1. 一目で分かる独自のデザイン
優れたホラーゲームキャラクターには、シルエットだけで識別できる特徴がある。
ネメシスの異形の体格、シザーマンの巨大なハサミ、レッドピラミッドシングの三角形の兜などは、複雑な説明を必要としない。
特徴的な外見は、ゲームをプレイしていない人にも伝わりやすく、フィギュア、イラスト、コスプレなどのファン活動にもつながる。
2. キャラクターの過去や心理が描かれている
恐怖の対象に背景が与えられると、プレイヤーの感情は変化する。
例えば、リサ・トレヴァーには悲劇的な過去があり、ジェームス・サンダーランドには物語を通して向き合うべき心理的な問題がある。
敵を単なる障害物として描くのではなく、物語の一部として位置づけることで、プレイヤーはその存在について考え続けることになる。
3. プレイヤー自身が恐怖を体験する仕組み
映画とゲームの決定的な違いは、プレイヤーが自分で行動を選択しなければならないことだ。
映画なら登場人物が怪物に追われる姿を観察できる。しかしゲームでは、自分が逃げ道を探し、隠れる場所を選び、次の行動を決めなければならない。
特に、敵がどこにいるか分からない状況では、プレイヤー自身が危険を想像する。その想像が、画面に映っている情報以上の恐怖を生み出す。
4. 恐怖を生み出す心理的な仕組み
ホラーゲームの恐怖演出は、単純な驚かせ方だけに依存していない。
IEEEの2022年の研究では、一人称視点のホラーゲームにおける敵の外見や移動AIを調査し、不気味の谷を感じさせる外見や、プレイヤーの側面から回り込むような移動行動が恐怖や緊張を高める効果を持つと報告されている。
また、ゲームの恐怖は敵の配置、音響、空間設計によっても変化する。敵が見えない状態で足音だけが聞こえる演出や、安全地帯に見えた場所が危険に変わる展開は、プレイヤーの警戒心を持続させる。
このように、ホラーゲームキャラクターの魅力は、デザイン単独ではなく、行動、音、空間、物語との組み合わせによって完成する。
5. 主人公と敵キャラは対照的だからこそ魅力が生まれる
主人公と敵キャラクターの関係は、ホラーゲームの基本構造そのものだ。
- 主人公:弱さ、判断力、感情移入、成長を表現する。
- 敵キャラクター:危険、予測不能性、緊張感、絶望を表現する。
- 怪異:作品のテーマ、過去の悲劇、心理的な不安を象徴する。
例えば『クロックタワー』では、非力なジェニファーとシザーマンの対比がゲームの面白さを作る。一方、『バイオハザード レクイエム』では、経験の浅いグレースと歴戦のレオンという異なる主人公を組み合わせ、恐怖とアクションの両方を表現している。
【作品別比較】ホラーゲームの主要キャラクターと関係性一覧
歴代のホラーゲームを比較すると、同じ恐怖というテーマでも、キャラクターの役割や物語との関係性には大きな違いがある。
以下は、代表的な5作品を中心に、主人公・敵・作品内での役割を整理した一覧だ。
| 作品 | 主人公・中心人物 | 敵・怪異 | キャラクターの特徴 |
|---|---|---|---|
| バイオハザード レクイエム | グレース・アッシュクロフト、レオン・S・ケネディ | ゾンビ、クリーチャー、ヴィクター・ギデオン | 恐怖とアクションを異なる主人公で描く |
| SILENT HILL f | 深水雛子、岩井修、西田凛子、五十嵐咲子 | 異形の怪異、狐面の人物 | 人間関係と心理的葛藤が物語の中心 |
| 零 ~紅い蝶~ REMAKE | 天倉澪、天倉繭 | 皆神村の怨霊 | 双子の絆と和風の怪異を描く |
| クロックタワー | ジェニファー・シンプソン | シザーマン | 非力な主人公と追跡者の対比 |
| サイレントヒル2 | ジェームス・サンダーランド | レッドピラミッドシング、異形のクリーチャー | 主人公の内面と怪異が深く結びつく |
この比較から分かるのは、ホラーゲームキャラクターには作品ごとに異なる役割が与えられていることだ。
『バイオハザード』は生物災害や生存を軸にした恐怖、『サイレントヒル』は心理的な葛藤や罪悪感、『零』は怨霊と人間の関係、『クロックタワー』は逃走そのものの緊張感を重視している。
したがって、好きなキャラクターを探す場合は、見た目だけでなく、その人物が物語の中でどのような役割を担っているかにも注目したい。
【注目キャラ徹底解説】深水雛子・天倉姉妹・レクイエムの主人公たち
2025年から2026年にかけてのホラーゲームを語るうえで、特に注目したいのが『SILENT HILL f』『零 ~紅い蝶~ REMAKE』『バイオハザード レクイエム』のキャラクターだ。
深水雛子|SILENT HILL fの主人公
深水雛子は、『SILENT HILL f』の主人公で、1960年代の日本にある架空の町・戎ヶ丘に暮らす高校生だ。
2025年9月25日に発売された本作では、霧に包まれ、異様な姿へ変貌していく町を探索しながら、謎を解き、自分の身を守るために戦う。
雛子の人物設定で重要なのは、周囲からの期待と自分自身の意思との間で葛藤していることだ。友人、家族、社会からの圧力を受ける少女という設定は、怪物との戦いだけではない心理的な恐怖を物語に持ち込んでいる。
制作面では、シナリオを竜騎士07氏、クリーチャーおよびキャラクターデザインをkera氏が担当した。日本の風景や文化的なモチーフを取り入れながら、心理ホラーとしてのシリーズの特徴を受け継いでいる。
雛子の周囲には、幼なじみの岩井修、友人の西田凛子、五十嵐咲子などの人物が存在する。彼らとの関係性も、物語の緊張感を作る重要な要素となっている。
なお、KONAMIは2026年5月13日、『SILENT HILL f』の全世界累計出荷本数が200万本を突破したと発表した。また、ファミ通・電撃ゲームアワード2025で3冠を達成したことなども報告している。作品だけでなく、雛子を中心とした人物描写が広く注目された背景として見逃せない動きだ。
天倉澪・天倉繭|零 ~紅い蝶~の双子の姉妹
『零 ~紅い蝶~』の主人公は、双子の姉妹である天倉澪と天倉繭だ。
妹の澪は活発で明るい性格。一方、姉の繭は内向的でおとなしく、幼い頃のけがの影響で走ることが苦手という設定になっている。
二人は思い出の場所を訪れたことをきっかけに、怨霊がさまよう皆神村へ迷い込む。澪は姉を連れて脱出しようとするが、繭は霊感が強く、村の奥へと引き寄せられていく。
この姉妹の魅力は、単純な主人公とヒロインという関係ではないことだ。お互いを必要とする関係でありながら、性格や能力の違いが物語の緊張感を生み出している。
2026年3月12日には、2003年発売の原作を全面的に作り直した『零 ~紅い蝶~ REMAKE』が発売された。Nintendo Switch 2、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steamに対応している。
射影機を使って霊を撮影し、撃退する基本システムを受け継ぎながら、ピント、ズーム、フィルターなどの要素を追加。さらに、澪と繭が手をつなぐアクションも導入された。
姉妹の関係をゲームシステムに反映させた点は、単なる映像のリメイクにとどまらない特徴といえる。
グレース・アッシュクロフト|バイオハザード レクイエムの新主人公
『バイオハザード レクイエム』は、2026年2月27日に発売されたシリーズのナンバリング第9作に相当するサバイバルホラーだ。
本作の中心人物は、FBI分析官のグレース・アッシュクロフトと、シリーズを代表するレオン・S・ケネディの二人。
グレースは推理や分析の分野で優れた集中力と洞察力を持つ一方、母親を失った事件の影響から内向的な性格になっている。廃ホテルで発生した変死事件の調査に向かうことから物語が展開する。
一方のレオンは、ラクーン事件を生き延びた経験を持ち、対バイオテロ組織DSOのエージェントとして事件を追う。
この二人の組み合わせが面白いのは、同じ危険な状況でも恐怖の感じ方が異なることだ。グレースのパートは生存の緊張感を重視し、レオンのパートは経験豊富なエージェントによるアクションの爽快感を重視する。
また、本作のゾンビは生前の記憶を引き継ぎ、個体ごとに異なる行動を取るという設定が公式情報で紹介されている。敵を単なる同じ動きをする集団として描かず、行動の違いによって恐怖を生み出す設計も特徴的だ。
カプコンは2026年3月4日、『バイオハザード レクイエム』の販売本数が500万本を突破したと発表している。2026年のシリーズを代表する作品の一つとなった。
【2026年最新】注目ホラーゲームキャラクターと今後の展開
2026年のホラーゲーム市場では、完全新作だけでなく、過去の名作を現代の技術で再構築する動きも目立つ。キャラクターの魅力を改めて体験できる作品が複数登場している。
バイオハザード レクイエム|グレースとレオンの二人が物語を動かす
2026年2月27日に発売された『バイオハザード レクイエム』は、グレースとレオンという対照的な主人公を中心に据えた作品だ。
シリーズ30周年の年に登場したナンバリング第9作に相当するタイトルで、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PCに対応している。
特に注目したいのは、恐怖とアクションを異なる主人公の視点から体験できること。シリーズの長年のファンにはレオンの活躍が、新しいプレイヤーにはグレースの視点が、それぞれ異なる魅力を提供する。
零 ~紅い蝶~ REMAKE|双子の絆を現代の映像で再構築
2026年3月12日に発売された本作は、2003年の名作をフルリメイクした作品だ。
澪と繭の関係を軸にしたストーリーはそのままに、グラフィック、サウンド、操作性を刷新。立体音響による霊の気配や、光と影を活用した皆神村の表現によって、和風ホラーの魅力を再構築している。
原作を知っている人には懐かしさと新しい発見を、初めてプレイする人には姉妹の物語と独特の恐怖体験を提供する作品となっている。
SILENT HILL f|深水雛子の物語が2026年も注目される理由
『SILENT HILL f』は2025年9月25日の発売作品だが、2026年もシリーズの重要なタイトルとして存在感を保っている。
2026年5月には全世界累計出荷本数200万本を突破し、同年の日本ゲーム大賞2026では年間作品部門の優秀賞を受賞した。
雛子のキャラクター設定や、昭和の日本を思わせる町並み、独特の怪異デザインなど、従来の海外を舞台としたシリーズ作品とは異なる魅力が評価されている。
SILENT HILL: Townfall|サイモン・オーデルが挑む新しい心理ホラー
2026年の最新動向として見逃せないのが、2026年9月24日に発売された『SILENT HILL: Townfall』だ。
主人公はサイモン・オーデル。スコットランド沖の孤島セント・アメリアに流れ着き、霧と静寂に包まれた町で異常な出来事に遭遇する。
本作の大きな特徴は、シリーズ初の全編一人称視点を採用したことだ。主人公の視点を通じて探索、回避、戦闘を行い、携帯型テレビCRTVを使って不安定な信号を受信しながら物語を進めていく。
開発はスコットランドのScreen Burn Interactiveが担当し、Annapurna InteractiveとKONAMIが共同でパブリッシングしている。
『SILENT HILL f』が日本の伝統的な風景と人間関係を通して恐怖を描いたのに対し、『Townfall』は孤島と一人称視点による没入感を重視している。同じシリーズでも、主人公の見せ方と恐怖の体験方法が変化している点は興味深い。
2026年の主要作品とキャラクターを整理
- 2月27日:『バイオハザード レクイエム』発売。グレースとレオンが中心人物。
- 3月12日:『零 ~紅い蝶~ REMAKE』発売。天倉澪と天倉繭が再登場。
- 5月:『SILENT HILL f』の全世界累計出荷本数200万本突破が発表される。
- 9月24日:『SILENT HILL: Townfall』発売。サイモン・オーデルが主人公。
2026年の特徴は、過去の人気キャラクターを再び登場させる動きと、新しい主人公によってシリーズの表現を広げる動きが並行していることだ。
今後も、グラフィックの進化だけでなく、キャラクターの心理描写やプレイヤーの行動に応じた恐怖演出が、ホラーゲームの重要な差別化要素になると考えられる。
【よくある質問】ホラーゲームキャラに関するFAQ
Q1:歴代で最も怖いホラーゲームキャラクターは誰?
A1:追跡型の恐怖なら『バイオハザード3』のネメシス、心理的な恐怖なら『サイレントヒル2』のレッドピラミッドシング、逃走型ホラーなら『クロックタワー』のシザーマンが代表的だ。怖さの種類によって評価は変わる。
Q2:ホラーゲームで人気の主人公は誰?
A2:レオン・S・ケネディ、ジル・バレンタイン、ジェームス・サンダーランド、天倉澪、深水雛子などが代表的な主人公として挙げられる。戦闘能力だけでなく、人物背景や物語上の成長も人気の理由になっている。
Q3:SILENT HILL fの主人公・深水雛子はどんな人物?
A3:1960年代の架空の町・戎ヶ丘に住む高校生。周囲からの期待や家族、友人との関係に葛藤を抱えながら、霧に覆われた町で生き残るために戦う人物だ。
Q4:零 ~紅い蝶~の主人公は誰?
A4:双子の姉妹、天倉澪と天倉繭。妹の澪は活発で、姉の繭は内向的な性格。二人の絆と皆神村に隠された悲劇が物語の中心となる。
Q5:シザーマンが登場するホラーゲームは?
A5:『クロックタワー』シリーズ。初代は1995年にスーパーファミコン向けに発売された。主人公ジェニファーを操作し、巨大なハサミを持つシザーマンから逃げながら洋館からの脱出を目指す。
Q6:2026年に注目すべきホラーゲームキャラクターは?
A6:『バイオハザード レクイエム』のグレース・アッシュクロフトとレオン・S・ケネディ、『零 ~紅い蝶~ REMAKE』の天倉澪と天倉繭、『SILENT HILL: Townfall』のサイモン・オーデルが代表的だ。また、2025年発売の『SILENT HILL f』の深水雛子も2026年に引き続き注目されている。
まとめ:ホラーゲームキャラの魅力は恐怖と人間ドラマにある
ホラーゲームキャラクターの魅力は、単に外見が怖いことや、敵として強いことだけではない。主人公の弱さ、敵の予測不能な行動、怪異に隠された過去や意味が組み合わさることで、作品独自の恐怖が生まれる。
歴代作品では、ネメシスやシザーマンのような追跡者がプレイヤーの無力感を刺激し、レッドピラミッドシングのような怪異は心理的な不安を物語へと結びつけてきた。一方、レオンやジェニファー、天倉姉妹のような主人公は、プレイヤーが恐怖の中で生き残るための感情的な支柱になっている。
2026年は『バイオハザード レクイエム』『零 ~紅い蝶~ REMAKE』『SILENT HILL: Townfall』によって、歴代キャラクターの再評価と新しい人物像の登場が進んだ年でもある。
作品を選ぶ際は、何を怖いと感じるかを基準にすると失敗しにくい。追跡される恐怖を味わいたいなら『バイオハザード』や『クロックタワー』、心理的な恐怖や物語を重視するなら『サイレントヒル』、日本の怪談や怨霊の雰囲気を楽しみたいなら『零』がおすすめだ。
ホラーゲームの名キャラクターは、恐怖を与えるだけでなく、プレイした人の記憶に残り続ける。2026年以降も、どのような主人公や怪異が新たな恐怖の象徴になるのか注目したい。 (出典: ホラー ゲーム キャラ(Yahoo!ニュース))