40代のマッチングアプリ利用を考えるうえで、まず押さえておきたいのが世代別の利用実態だ。
MMD研究所の「2025年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」は、2025年9月19日から24日にかけて、スマートフォンを所有する20~69歳の男女30,000人を対象に実施された。
同調査によると、サービス内容を認知している40代は26.1%。また、身近な人がマッチングサービス・アプリを通じて交際したと回答した割合は40代で21.8%、結婚した人がいると回答した割合は19.3%だった。
ここで注意したいのは、21.8%と19.3%は本人の利用成功率ではなく、身近な人の交際・結婚を知っている人の割合という点だ。それでも、40代にとってアプリ経由の出会いが現実的な選択肢になっていることを示すデータといえる。
同調査では、マッチングサービス・アプリの利用経験者全体の54.8%が、アプリで出会った相手と交際した経験があると回答した。こちらも40代限定の数字ではないが、サービスを利用する目的が単なるマッチングにとどまらず、実際の交際につながっていることが分かる。
2026年の出会いアプリ選びでは、こうした市場全体の動向と、自分の年代や目的に合ったサービスの特徴を分けて考えることが大切だ。
【徹底比較】40代におすすめの出会いアプリ4選と注目サービス
40代がアプリを選ぶ際、最初に検討したいのはペアーズ、マリッシュ、アンジュ、ラス恋の4サービスだ。それぞれ利用対象や出会いの方向性が異なる。
1. ペアーズ(Pairs):幅広い出会いを探したい人向け
ペアーズは、恋活と婚活の両方を視野に入れられる大手マッチングサービスだ。
MMD研究所の2025年調査では、利用経験のあるアプリとしてペアーズを挙げた人が42.8%で最多だった。これは全年代を対象とした結果であり、40代だけの利用率ではないが、幅広い利用経験者がいるサービスとして比較の出発点にしやすい。
趣味や価値観をプロフィールに登録できるほか、公式ヘルプでは「わたしの大切な価値観」や「本音マッチ」といった機能も案内されている。
年齢や居住地だけで相手を選ぶのではなく、休日の過ごし方、生活スタイル、将来に対する考え方などを確認しながら相手を探したい人に向いている。
一方、幅広い年代が登録するサービスだからこそ、検索条件を適切に設定しなければ、希望する年齢層以外のプロフィールも多く表示される可能性がある。
2. マリッシュ(marrish):再婚や落ち着いた関係を希望する人向け
マリッシュは、恋活・婚活に加えて、再婚やシングルマザー・シングルファザーの出会いを応援するサービスだ。
公式サイトでは、中年婚や年の差婚、地方婚など、さまざまなパートナー探しをサポートする方針を掲げている。
特徴的なのが、再婚者やシングルマザーへの理解を示す「リボンマーク」。再婚や子育てへの理解を重視する人にとって、相手の考え方を知る手掛かりになる。
また、グループ検索、声プロフィール、ビデオ通話などの機能も用意されている。特にビデオ通話は、実際に会う前に相手の雰囲気を知りたい場合に役立つ。
離婚歴や子どもの存在を必要以上に隠すのではなく、これからの生活を理解し合える相手を探したい人に適した選択肢だ。
3. アンジュ:30歳以上の独身者が対象のサービス
アンジュは、30歳以上の独身者のみが登録できるマッチングアプリだ。
公式サイトでは40代・50代・60代向けの恋活・婚活サービスとして紹介されており、若年層中心のアプリではなく、大人世代の価値観を重視して相手を探せる点が特徴となっている。
ただし、40歳以上限定ではない。30代の独身者も登録対象となるため、40代以上だけのコミュニティを希望する人は、この点を理解しておきたい。
料金は男性の場合、1か月プランがWEB決済3,600円、アプリ内決済4,800円。女性は基本機能を無料で利用できる。
40代で同年代を中心に探したい人や、年齢だけでなく人柄や価値観を重視したい人に向いている。
4. ラス恋:40歳以上の同世代と出会いたい人向け
ラス恋は、40代・50代・60代を中心とした恋活・婚活・再婚活向けのサービスだ。
大きな特徴は、40歳以上の独身者のみが登録できること。20代や30代の利用者と同じ検索環境で活動することに抵抗がある人にとって、検討する価値がある。
2026年8月に公表されたサービス関連情報では、40代・50代を中心に60代以上も利用しており、40代から新しいパートナーを探すための選択肢として展開されている。
神奈川県の恋愛・婚活支援プロジェクト「恋カナ!」が紹介するサービス情報では、男女比は男性5対女性5、婚姻歴のある利用者が8割とされている。なお、これはラス恋に関する紹介情報であり、全国のマッチングアプリ利用者全体の統計ではない。
公的証明書による本人確認、独身証明書の提出状況の確認、24時間365日の監視体制など、安全面の取り組みも公式サイトで案内されている。
男性の基本プランは公式料金ページで月額4,500円から。女性は基本機能を無料で利用できる。
主要サービスの比較一覧
| サービス | 主な対象・特徴 | 男性1か月料金の目安 | おすすめの利用目的 |
|---|---|---|---|
| ペアーズ | 幅広い年代・価値観検索 | 4,800円(iOS掲載価格) | 恋活・婚活全般 |
| マリッシュ | 再婚・ひとり親への理解を重視 | 3,800円(WEB) | 再婚・真剣な交際 |
| アンジュ | 30歳以上の独身者限定 | 3,600円(WEB) | 大人世代の恋活・婚活 |
| ラス恋 | 40歳以上の独身者限定 | 4,500円~ | 同世代との恋活・婚活・再婚活 |
※料金は2026年11月時点で確認できる各サービスの掲載情報を参考にした税込価格。決済方法、キャンペーン、契約期間によって異なる場合がある。マリッシュとアンジュもアプリ内決済では料金が変わるため、購入直前に公式料金ページを確認したい。ペアーズの金額はApp Store掲載の1か月プランを参考にしている。
Omiaiも比較候補になる
結婚を見据えた真剣な交際を希望するなら、Omiaiも検討対象になる。
公式サイトでは、24時間365日の監視、顔写真付き公的証明書による本人確認、ニックネーム表示、AIを活用した不正ユーザーの検知などを案内している。
ただし、40代限定のサービスではない。年齢層だけで判断するのではなく、実際に登録して希望条件に合う相手がどの程度いるかを確認することが大切だ。
【失敗しない選び方】40代は恋活・婚活・再婚の目的を明確にする
同じ40代でも、出会いに求めるものは大きく違う。恋人が欲しい人もいれば、結婚を前提とした相手を探す人、再婚を視野に入れている人、結婚にはこだわらず長く付き合えるパートナーを求める人もいる。
恋人探しなら会員層と検索機能を重視
まず恋愛から始めたい場合は、検索できる相手の幅と、プロフィールの充実度を確認したい。
ペアーズのように幅広い年代が利用するサービスなら、年齢や居住地、趣味、価値観などを組み合わせて相手を探せる。
プロフィールでは、単に「素敵な人と出会いたい」と書くよりも、休日の過ごし方や好きな食事、旅行、趣味などを具体的に記載した方が、共通点を見つけてもらいやすい。
結婚を希望するなら将来の条件を確認
40代の婚活では、交際の先にある生活をイメージできるかが大切になる。
結婚を希望する時期、居住地、仕事の継続、家計に対する考え方、親との関わり方など、若い頃の恋愛とは異なる現実的なテーマもある。
最初からすべての条件を相手に求める必要はないが、結婚の意思があるかどうかは、早い段階で自然に確認しておきたい。
再婚希望なら婚姻歴や子どもへの理解も大切
離婚歴があることや子どもがいることは、新しい出会いを諦める理由にはならない。
ただし、相手が再婚や子育てに対してどのような考えを持っているかは、長期的な関係を築くうえで重要だ。
マリッシュのリボンマークや、ラス恋のように40歳以上を対象とするサービスは、こうした価値観を確認する際の選択肢になる。
プロフィールに書く内容は、必要以上に自分を卑下せず、現在の生活や今後の希望を誠実に伝えることが基本となる。
地方在住なら会員数だけで判断しない
地方で出会いを探す場合、全国の累計会員数が多くても、自分の居住地周辺に希望する年代の利用者がいるとは限らない。
検索条件を40~49歳に設定し、居住地を近隣地域まで広げた場合に、どれくらいのプロフィールが表示されるか確認してみよう。
会員数が多い総合型アプリと、年齢層を絞ったアプリでは、同じ40代でも出会える相手の分布が異なる。地方在住者ほど、登録前後の検索結果を比較する意味が大きい。
【実践ガイド】40代がマッチング率を高めるプロフィールとメッセージ術
出会いアプリに登録しても、プロフィールが不十分だったり、メッセージが続かなかったりすると、実際に会う段階まで進みにくい。
40代の活動では、若い利用者の表現をそのまま真似するよりも、落ち着きや誠実さ、日常生活の充実度が伝わるプロフィールを作る方が自然だ。
プロフィール写真は清潔感と自然さを優先
最初に見られるのはプロフィール写真だ。過度な加工や実物とかけ離れた写真ではなく、現在の自分に近い写真を選びたい。
おすすめなのは、自然光のある場所で撮影した顔が分かる写真と、全身や趣味が伝わる写真の組み合わせ。
服装は清潔感を意識し、背景も整理する。数年前の写真や、複数人で写っていて本人が分かりにくい写真は避けた方がよい。
自己紹介文は具体的な生活を伝える
自己紹介文では、仕事、休日の過ごし方、趣味、相手に求める関係性を簡潔にまとめる。
例えば、次のような内容が考えられる。
仕事とプライベートの時間を大切にしながら、休日は散歩や旅行、おいしいお店を探すことを楽しんでいます。お互いの生活や価値観を尊重しながら、自然体で一緒に過ごせる方と出会えたらうれしいです。まずはメッセージを通じて、ゆっくりお話しできればと思っています。
これは自己紹介文の一例だ。実際には自分の趣味や休日の過ごし方に置き換え、相手が会話を始めやすい内容にするとよい。
最初のメッセージは相手のプロフィールから話題を選ぶ
「こんにちは」「よろしくお願いします」だけでは、相手が返信するきっかけを作りにくい。
相手のプロフィールにある旅行先や趣味、好きな食べ物などに触れ、答えやすい質問を一つ添えるのがおすすめだ。
一方的に自分の経歴を話したり、初回から結婚や収入などの条件を細かく質問したりするのは避けたい。
会話が続いて相互に関心が確認できたら、アプリ内の通話機能なども活用し、実際に会う前に相手の雰囲気を確かめる方法がある。
活動期間と費用を最初に決める
有料プランに申し込む前に、無料会員で検索条件やプロフィールの表示状況を確認しておくと、費用を無駄にしにくい。
最初から長期契約を選ぶのではなく、まずは1か月程度試して、同年代の利用者数、メッセージの反応、使いやすさを判断する方法もある。
複数のアプリを併用する場合も、最初は2サービス程度に絞り、どちらが自分の目的に合っているかを比較すると活動を管理しやすい。
【安全性を検証】40代が警戒したい詐欺・トラブルとネットの噂の真相
出会いアプリを利用する際に見落とせないのが安全性だ。本人確認や24時間監視を掲げるサービスであっても、すべてのトラブルを完全に防げるわけではない。
ロマンス投資詐欺は2026年も警戒が必要
警察庁は、マッチングアプリやSNSを通じて知り合った相手から、恋愛感情や親近感を利用して金銭をだまし取られる「SNS型ロマンス詐欺」について注意を呼び掛けている。
典型的な手口は、親密なメッセージを重ねた後、別の連絡サービスに誘導し、暗号資産や投資サイトへの送金を勧めるというものだ。
最初は利益が出ているように見せかけ、出金しようとすると追加の手数料や資金を要求するケースもある。
警察庁の2026年版注意喚起ページでは、2026年1~6月の被害状況も掲載されている。恋愛感情を利用した金銭要求は、40代に限らず、すべての年代で注意すべき問題だ。
特に警戒したい5つのサイン
- 実際に会う前からLINEなど別の連絡手段へ急いで移動させようとする。
- 会う約束を何度も延期し、ビデオ通話や対面を避け続ける。
- 暗号資産、FX、株式投資などへの参加を勧めてくる。
- 結婚資金、渡航費、緊急の生活費などを理由に送金を求める。
- 家族や友人に相談しないよう求め、二人だけの秘密にしたがる。
警察庁や国民生活センターも、会ったことのない相手から投資を勧められた場合は、安易に送金しないよう呼び掛けている。
万一、送金してしまった場合は、警察相談専用電話の#9110や、消費者ホットライン188に相談できる。
本人確認と監視体制は必ず確認する
マッチングアプリの運営には、インターネット異性紹介事業に関する法令上の義務がある。警視庁の説明によれば、該当する事業者には公安委員会への届出などが求められる。
ただし、法律上の年齢確認と、サービス独自の本人確認は同じものではない。
例えばタップルでは、18歳以上であることを確認するステップ1と、顔写真付きの公的証明書で実在する人物かを確認するステップ2を案内している。
Omiaiでは、顔写真付き公的証明書による本人確認、24時間365日の監視、違反ユーザーへの警告や強制退会などを公式に説明している。
こうした制度を確認するとともに、相手のプロフィールだけを信用せず、不審な行動があればブロックや通報機能を利用したい。
「40代は出会えない」という噂の真相
ネットの反応では、マッチングアプリに関して「40代では相手が見つからない」「若い年代が中心だから不利」といった意見が話題になることがある。
しかし、40代という理由だけで出会いの可能性がなくなるわけではない。実際に40歳以上限定のラス恋や、30歳以上限定のアンジュなど、年齢層を意識したサービスも存在する。
一方で、20代・30代中心のサービスと、40代以上を中心にしたサービスでは、表示される相手や利用者の目的に違いが出る。アプリ選びを間違えると、活動しても希望する相手と出会いにくくなる可能性がある。
つまり、「40代だから無理」という噂よりも、自分の希望条件とサービスの利用者層が一致しているかどうかが本質的な問題だ。
炎上情報や口コミは何を基準に判断する?
特定のアプリに関する炎上投稿や悪い口コミを見つけた場合は、投稿された時期、利用していたプラン、トラブルの内容、運営会社の対応を分けて確認したい。
一人の利用者の不満が、そのままサービス全体の品質を示すわけではない。反対に、公式サイトに安全対策が記載されているからといって、すべての利用者が安全に出会えると保証されるわけでもない。
口コミは参考情報として扱い、最終的には本人確認の方法、違反報告への対応、料金表示、退会手続きなどの客観的な情報で判断することが重要だ。
【2026年のプロの結論】40代の出会いアプリは目的と利用者層で選ぶ
40代の出会いアプリ選びでは、人気ランキングの順位だけを追いかける必要はない。大切なのは、どのような相手と、どのような関係を築きたいのかを明確にすることだ。
目的別のおすすめ判断基準
- 幅広い出会いを求める人:ペアーズ。利用経験者の多い大手サービスで、さまざまな価値観の相手を探したい場合に適している。
- 再婚を希望する人:マリッシュ。再婚やひとり親への理解を重視したい場合に検討したい。
- 30代以上の大人世代と出会いたい人:アンジュ。30歳以上の独身者限定という利用条件が特徴。
- 40代以上の同世代と出会いたい人:ラス恋。40歳以上の独身者限定という明確な対象設定がある。
- 真剣な交際を重視する人:Omiai。本人確認や監視体制を確認しながら婚活を進めたい場合の候補になる。
こんな人にはアプリの併用もおすすめ
一つのサービスだけでは希望する相手が見つからない場合、異なる特徴を持つアプリを併用する方法もある。
例えば、ペアーズで幅広く検索しながら、ラス恋で40歳以上の利用者に絞った出会いを探す方法だ。再婚を希望するなら、ペアーズとマリッシュを比較するのもよい。
ただし、複数のサービスに登録する場合は、プロフィールの内容や利用目的に矛盾が生じないよう注意したい。
また、年齢や婚姻歴、子どもの有無などを偽って活動することは、信頼関係を損なう原因になる。自分の状況を誠実に伝えられる相手を探すことが、長続きする関係への近道だ。
【よくある質問】40代の出会いアプリに関するFAQ
Q1:40代でもマッチングアプリで本当に出会えますか?
A1:出会いの可能性は十分にある。40代以上を対象にしたラス恋や、30歳以上限定のアンジュなども存在する。利用者の年代や居住地、希望条件を確認して選ぶことが大切だ。
Q2:40代男性におすすめの出会いアプリはどれですか?
A2:幅広い相手を探すならペアーズ、再婚を視野に入れるならマリッシュ、40歳以上の同世代と出会いたいならラス恋が候補になる。目的に応じて比較したい。
Q3:40代女性が無料で使えるアプリはありますか?
A3:マリッシュ、アンジュ、ラス恋などでは、女性が基本機能を無料で利用できる。追加機能やサービスごとの条件については、公式料金ページを確認しよう。
Q4:バツイチや子持ちでも利用できますか?
A4:利用できるサービスはある。特にマリッシュは再婚やシングルマザー・シングルファザーの出会いを応援している。ラス恋も婚姻歴のある人や子どものいる人を対象に含むサービスだ。
Q5:40代の出会いアプリの料金はいくらですか?
A5:今回紹介したサービスでは、男性の1か月プランはおおむね3,600~4,800円程度から、ラス恋は4,500円からとなっている。決済方法や契約期間によって変わるため、申し込み前に最新料金を確認したい。
Q6:出会いアプリで投資を勧められたらどうすればよいですか?
A6:送金や暗号資産の購入には応じないこと。相手とのやり取りを保存し、必要に応じて運営会社への通報、警察相談専用電話#9110、消費者ホットライン188を利用しよう。
まとめ:40代の出会いは自分に合ったアプリ選びから
2026年の出会いアプリ市場では、幅広い年代に対応する総合型サービスだけでなく、30歳以上や40歳以上に対象を絞ったサービスも選択肢になっている。
ペアーズは幅広い出会い、マリッシュは再婚やひとり親への理解、アンジュは30歳以上の大人世代、ラス恋は40歳以上の同世代との出会いに、それぞれ特徴がある。
40代からの恋愛や婚活では、年齢を必要以上に気にするより、自分の生活や価値観を理解してくれる相手を探すことが大切だ。
まずは無料登録や検索機能を利用して、希望する年代の利用者がいるかを確認する。料金、安全性、本人確認、利用目的を比較したうえで、自分に合ったサービスから始めてみよう。
焦って結果を求めず、相手との信頼関係を少しずつ築いていくこと。それが40代からの新しい出会いを充実させるための現実的な第一歩となる。 (出典: 出会い アプリ 40 代(Yahoo!ニュース))