スタジオジブリの名作『千と千尋の神隠し』で、湯婆婆の声優を担当しているのは、俳優・歌手として活躍する夏木マリです。実は、湯婆婆だけでなく、双子の姉妹である銭婆も同じ夏木マリが演じています。2001年の映画公開以来、この配役は作品を象徴するキャスティングの一つとして知られています。
一方、舞台版では映画とは異なるキャストが起用され、夏木マリに加えて朴璐美、羽野晶紀、春風ひとみ、高橋ひとみらが湯婆婆・銭婆役を担当してきました。2026年には韓国・ソウル公演も実現し、さらにワールドツアーの展開も発表されています。映画版と舞台版の違い、夏木マリのプロフィールや年齢、声優交代の真相まで詳しく整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 映画版の声優:湯婆婆と銭婆の両方を夏木マリが担当している。
- 舞台版のキャスト:夏木マリ、朴璐美、羽野晶紀、春風ひとみ、高橋ひとみらが出演している。
- 2026年最新情報:韓国公演は1月7日から3月22日まで開催。12月からの新ワールドツアーも発表されている。
【結論】湯婆婆の声優は夏木マリ!銭婆も同じ人物が演じている
『千と千尋の神隠し』の映画版で湯婆婆の声を担当しているのは、夏木マリです。そして、物語の後半に登場する銭婆も同じ夏木マリが演じています。
これは単なる偶然ではありません。湯婆婆と銭婆は物語の設定上、双子の姉妹です。顔立ちや体格がよく似た二人を、映画では一人の俳優が演じ分ける構成になっています。
スタジオジブリの公式作品情報では、映画の声の出演者として夏木マリの名前が掲載されています。また、ディズニー公式の作品紹介では、夏木マリの担当役が「湯婆婆/銭婆」と明記されています。
夏木マリが担当した2人のキャラクター
湯婆婆は、神々が訪れる湯屋「油屋」を経営する魔女です。千尋の名前を奪い、「千」という名前で働かせる人物として登場します。厳格で威圧的な態度が印象的ですが、息子の坊を溺愛する母親としての一面も持っています。
銭婆は、湯婆婆の双子の姉妹です。物語の序盤では敵対的な存在として描かれますが、千尋が訪ねていくと、湯婆婆とは異なる穏やかな一面を見せます。
同じ俳優が演じているにもかかわらず、二人の印象が異なるのは、キャラクターの性格や物語上の役割が対照的だからです。
湯婆婆の強い威圧感と、銭婆の落ち着いた雰囲気。この違いを一人の表現者が担っていることが、映画版の興味深いポイントです。
【制作秘話】湯婆婆と銭婆が双子だと夏木マリが知ったのはアフレコ時だった
湯婆婆と銭婆の関係には、夏木マリ自身が語った興味深いエピソードがあります。
2022年1月7日付のシネマトゥデイの記事によると、夏木マリは映画のアフレコ時、宮崎駿監督が自分の声を聞きながら湯婆婆を描いていた場面を振り返っています。
その際、夏木マリは二人が双子であることを初めて知ったといいます。
「その時に初めて双子だとわかったんです」
さらに、初期の設定では銭婆のほうが少しスリムに描かれていたものの、制作が進むにつれて湯婆婆と同じ大きさになったことも明かしています。
宮崎駿監督が伝えた湯婆婆の人物像
もう一つ注目したいのが、夏木マリが舞台版の製作発表で振り返った、映画制作時の役作りについての話です。
夏木マリは当初、湯婆婆を典型的な悪役として捉え、強い悪役らしさを意識してアフレコに臨んでいました。しかし、宮崎駿監督から伝えられたのは、少し違う人物像でした。
「湯婆婆は一生懸命湯屋を守っている人。悪人じゃない」
これは東宝の舞台製作発表レポートで紹介された、夏木マリによる当時の回想です。
この言葉から読み取れるのは、湯婆婆を単純な悪役として演じるのではなく、油屋を経営する責任や仕事への執着を持つ人物として捉えることの大切さです。
実際、湯婆婆は千尋に対して厳しい態度を取りますが、経営者としての判断力や組織を管理する能力も持っています。坊に対する愛情もあり、物語が進むにつれて一面的な悪役ではないことが見えてきます。
夏木マリの表現力と宮崎監督の人物解釈が重なったことが、湯婆婆というキャラクターに独特の存在感を与えた背景の一つです。
【キャスト比較】映画版と舞台版の湯婆婆・銭婆を一覧で整理
湯婆婆の声優について調べると、夏木マリだけでなく、朴璐美や羽野晶紀など複数の名前が出てきます。
その理由は、映画版と舞台版でキャスティングが異なるためです。映画では夏木マリが一貫して担当していますが、舞台では公演や出演日によってキャストが変わります。
主な配役の変遷を整理すると、次のようになります。
| 作品・公演 | 湯婆婆/銭婆役 | 配役の特徴 |
|---|---|---|
| 映画版・2001年 | 夏木マリ | 2人のキャラクターを一人で担当 |
| 舞台版・2022年初演 | 夏木マリ/朴璐美 | Wキャストとして出演 |
| 舞台版・2024年大阪公演 | 羽野晶紀/春風ひとみ | 交互出演のキャストとして参加 |
| 舞台版・2026年ソウル公演 | 夏木マリ/羽野晶紀/高橋ひとみ | 交互出演。桜雪陽子はアンダースタディ |
| 舞台版・2026~2028年ワールドツアー | 会場別の配役は順次発表 | 2026年11月3日時点で湯婆婆役の新ツアー配役は公式キャストページに未掲載 |
朴璐美は映画版ではなく舞台版の湯婆婆役
特に間違えやすいのが、声優・俳優の朴璐美(ぱく・ろみ)です。
朴璐美は『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリック役や『進撃の巨人』のハンジ・ゾエ役などで知られる実力派声優です。
『千と千尋の神隠し』では映画版の湯婆婆役を担当したわけではなく、2022年に世界初演された舞台版で夏木マリとともに湯婆婆・銭婆を演じました。
東宝の製作発表レポートでは、朴璐美本人も映画公開時に自分が出演するという誤解を受けた経験を語っています。実際には、映画版の千尋役を担当した柊瑠美と間違えられていたそうです。
つまり、映画版の声優と舞台版の出演者を混同すると、キャスト情報を誤って理解してしまいます。
【プロフィール】夏木マリの年齢・経歴・現在の活動を紹介
湯婆婆役で知られる夏木マリは、声優だけを専門とする人物ではありません。歌手、俳優、舞台演出など、幅広い分野で活動を続けてきた表現者です。
夏木マリの基本プロフィール
- 名前:夏木マリ
- 生年月日:1952年5月2日
- 年齢:74歳(2026年11月3日現在)
- 出身地:東京都
- 職業:歌手・俳優・アーティスト・舞台演出家
- 歌手デビュー:1973年
- 代表的な出演作:『千と千尋の神隠し』『犬ヶ島』『モアナと伝説の海』など
生年月日は1952年5月2日です。2026年11月現在、74歳で活動を続けています。
夏木マリの経歴と主な転換点
日本コロムビアの公式プロフィールや夏木マリの公式サイトに掲載された経歴をもとに、主な活動を整理します。
- 1973年:歌手としてデビュー。
- 1980年代:演劇の分野にも活動を広げ、舞台やミュージカルで実績を重ねる。
- 1993年:コンセプチュアルアートシアター「印象派」を開始。
- 2001年:映画『千と千尋の神隠し』で湯婆婆・銭婆を担当。
- 2009年:パフォーマンス集団MNTを立ち上げる。
- 2014年:京都・清水寺での文化奉納パフォーマンスを開始。
- 2022年:舞台『千と千尋の神隠し』で映画に続き湯婆婆・銭婆を演じる。
- 2023年:デビュー50周年を迎える。
- 2024年:舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演に出演。
- 2026年:音楽活動や舞台、メディア出演など幅広い活動を継続。
2026年も現役で活動する表現者
夏木マリの特徴は、年齢を重ねても活動領域を狭めていないことです。
音楽活動ではライブを続け、舞台では独自の身体表現を追求しています。また、ラジオ番組のDJやテレビ番組への出演など、メディア活動も継続しています。
2026年10月19日付の公式サイトには、NHK BS4Kの番組出演、ラジオ関連情報、清水寺での文化奉納イベント「NATSUKI MARI FESTIVAL in KYOTO 2026」などが掲載されています。
2026年5月にはブルーノート東京で「MARI de MODE 8」の公演も開催されました。
こうした活動歴を見ると、湯婆婆役は夏木マリの長いキャリアの中の一つでありながら、国内外の観客に広く知られる代表的な仕事になっていることが分かります。
【声優交代の真相】湯婆婆の映画版に歴代声優はいる?
「湯婆婆の声優が変わった?」「歴代の声優は誰?」という疑問も検索されています。
この疑問については、映画版と舞台版を分けて考える必要があります。
映画版では夏木マリが担当
2001年公開の映画版では、湯婆婆と銭婆を夏木マリが担当しています。作品の公式キャスト情報にも、その配役が掲載されています。
少なくとも、映画版の公式キャストに関しては、夏木マリから別の人物へ声優が交代したという情報はありません。
舞台版では複数の俳優が出演
一方、舞台版は生身の俳優が演じる演劇作品です。
初演では夏木マリと朴璐美がWキャストを務め、その後の公演では羽野晶紀、春風ひとみ、高橋ひとみらも参加しています。
これは映画版の声優交代ではなく、舞台版における公演ごとのキャスティングです。
キャスト情報を調べる際の判断基準
湯婆婆の出演者を調べる場合、次の3点を確認すると混同を防げます。
- 映画版を知りたい場合:スタジオジブリの作品情報と映画の公式キャストを確認する。
- 舞台版を知りたい場合:東宝の舞台公式キャスト情報を確認する。
- 特定の日の出演者を知りたい場合:公演日別の出演スケジュールを確認する。
舞台版はWキャストや交互出演があるため、出演者一覧に名前が載っていても、すべての公演に出演するとは限りません。
特定の俳優を目当てに観劇する場合は、作品全体のキャスト一覧だけでなく、実際の公演日の配役まで確認することが大切です。
【2026年最新】舞台『千と千尋の神隠し』の湯婆婆キャストと今後の公演
2026年の舞台版で特に注目されたのが、韓国・ソウル公演です。
東宝芸能の2026年1月10日付イベントレポートによると、舞台『千と千尋の神隠し』は1月7日に韓国・ソウルの芸術の殿堂オペラハウスで開幕しました。公演期間は3月22日まででした。
2026年ソウル公演の湯婆婆・銭婆役
2026年のソウル公演では、湯婆婆・銭婆役に次の俳優が起用されました。
- 夏木マリ
- 羽野晶紀
- 高橋ひとみ
さらに、アンダースタディ(代役・代役候補として稽古や出演に備えるキャスト)には桜雪陽子の名前が掲載されています。
映画版のオリジナルキャストである夏木マリが、2026年の海外公演にも参加している点は大きな注目ポイントです。
舞台版は海外公演にも拡大
舞台版は2022年の世界初演以降、日本国内だけでなく海外にも展開してきました。
東宝芸能の公演レポートでは、2024年のロンドン公演について135公演を実施し、約30万人を動員したことが紹介されています。2025年の上海公演も42公演が連日完売したと報告されています。
2026年のソウル公演は、こうした海外展開の流れに続く公演でした。
2026年12月からの新ワールドツアーにも注目
2026年10月15日には、舞台『千と千尋の神隠し』ワールドツアー2026~2028への上白石萌音の出演が東宝芸能から発表されました。
発表されている主な公演予定は次のとおりです。
- 2026年12月17日~2027年1月31日:台北・国家戯劇院
- 2027年3月~5月:東京・明治座
- 2027年6月:愛知・御園座
- 2027年6月~7月:大阪・梅田芸術劇場メインホール
- 2027年7月~8月:福岡・博多座
- 2027年8月:北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
- 2027年5月~8月:カナダ・トロント
- 2027年9月~10月:アメリカ・ロサンゼルス
- 2028年3月~7月:イギリス・ロンドン
なお、2026年11月3日時点の東宝公式キャストページでは、新ワールドツアーの千尋役などが掲載されている一方、湯婆婆・銭婆役を含む各会場の出演者については決定次第案内するとされています。
そのため、次回ツアーでも夏木マリが続投すると現段階で断定することはできません。新しいキャスト発表が今後の注目点です。
【湯婆婆の声優に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:湯婆婆と銭婆の声優は同じ人ですか?
A1:はい。映画『千と千尋の神隠し』では、どちらも夏木マリが担当しています。湯婆婆と銭婆は双子の姉妹という設定です。
Q2:朴璐美は映画版の湯婆婆の声優ですか?
A2:いいえ。朴璐美は映画版ではなく、2022年に世界初演された舞台版の湯婆婆・銭婆役です。夏木マリとWキャストを務めました。
Q3:夏木マリは2026年現在何歳ですか?
A3:1952年5月2日生まれの74歳です。2026年11月現在も、音楽や舞台、テレビ、ラジオなど幅広い分野で活動しています。
まとめ:湯婆婆の声優は夏木マリ、舞台版との違いも押さえよう
『千と千尋の神隠し』の映画版で湯婆婆の声を担当しているのは夏木マリです。銭婆も同じ夏木マリが演じており、双子の姉妹を一人の俳優が表現しています。
一方、舞台版では朴璐美、羽野晶紀、春風ひとみ、高橋ひとみなど、複数の俳優が湯婆婆・銭婆役を担当してきました。これは映画版の声優交代ではなく、舞台作品ならではのキャスティングの違いです。
2026年には韓国・ソウル公演が開催され、12月からは新たなワールドツアーも始まる予定です。夏木マリの出演歴や今後の配役については、東宝の公式発表が判断材料になります。
映画版を観るときは夏木マリによる一人二役の表現に注目し、舞台版を観るときは公演日ごとのキャストを確認する。この2つを押さえておけば、湯婆婆と銭婆をめぐる配役の疑問を正しく理解できます。
主な確認資料: スタジオジブリ・ディズニー公式作品情報、東宝舞台公式キャスト情報、夏木マリ公式プロフィール、2026年公演発表。
プロフィール・制作秘話・最新情報の参考資料: (出典: 湯 婆婆 声優(Yahoo!ニュース))