2026年11月現在、久保裕丈氏は株式会社クラスの代表取締役社長として経営の第一線に立っている。
同社が運営する「CLAS」は、家具や家電を月額制で利用できるサブスクリプションサービスだ。単純に商品を貸し出すだけでなく、利用者から返却された商品を修繕・クリーニングし、再び別の利用者に提供する循環型の仕組みを特徴としている。
CLASは家具・家電のレンタルから循環型プラットフォームへ
CLASが提供しているのは、家具や家電を購入せずに必要な期間だけ使える選択肢だ。
例えば、転勤や引っ越し、単身赴任、結婚などで生活環境が変わった場合、家具を一式購入すると初期費用が大きくなる。不要になったときには処分費用や運搬の手間も発生する。
CLASでは、こうした負担を軽減するため、次のような利用方法を用意している。
- 家具・家電を月額料金で借りる。
- 必要に応じて商品を交換する。
- 気に入った商品は購入する。
- 不要になった商品は返却する。
個人向けサービスに加え、法人向けの「CLAS Biz」や不動産物件向けの「CLASホームステージング」などにも事業を広げている。
株式会社クラスの公式代表メッセージでは、単なるレンタル事業ではなく、耐久消費財を長く使い続ける循環プラットフォームを目指す姿勢が示されている。
2026年のCLASはどこまで成長した?
注目したいのは、サービスの利用実績だ。
株式会社クラスが2026年7月に公表した資料によると、同年2月時点で個人向け総会員数は27万人、法人アカウント数は3,500件を突破。2026年4月時点では累計提供点数35万点、総循環数33万回を超えている。
さらに、同社は2026年7月28日、パナソニックくらしビジョナリーファンドなどから第三者割当増資を受け、金融機関からの融資なども合わせて総額13億8,000万円の資金調達を実施した。累計調達額は114億6,000万円となった。
2026年の主な動きは次のとおりだ。
| 時期 | 活動・事業展開 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026年6月 | 東京大学セミナー | 循環型事業の社会実装について講師として登壇 |
| 2026年7月 | 資金調達 | 総額13.8億円を調達 |
| 2026年8月 | サービス8周年 | CLASがサービス開始8周年を迎える |
| 2026年9月 | 経済産業省関連事業 | サーキュラーエコノミーアクションWeekに参画 |
| 2026年10月 | パナソニックとの協業 | 冷蔵庫・ドライヤーの下取り実証実験を開始 |
| 2026年10月 | 新規事業実証 | レンタルスペースの空間価値向上に向けた実証実験を開始 |
特に10月14日から始まったパナソニックとの取り組みは、今後の事業展開を考えるうえで重要だ。
パナソニックの公式通販サイトで対象商品を購入した利用者に対し、CLASが冷蔵庫やヘアドライヤーの買取・回収を行う仕組みである。新品購入から旧製品の回収、再利用、適正リサイクルまでをつなぐ狙いがある。
また、10月27日には、渋谷のシェアキッチンにCLASの家具を導入し、利用者の満足度や予約稼働率、平均単価などの変化を調べる実証実験も発表された。
こうした動きから見えてくるのは、久保氏が家具のレンタルだけに事業を限定していないことだ。
住宅、オフィス、不動産、家電メーカーとの連携へと事業領域を広げ、モノを購入して使い終わったら捨てるという従来の消費行動そのものを変えようとしている。
【東京大学卒】久保裕丈の学歴・経歴を時系列で整理
久保裕丈氏が「高学歴の実業家」として知られる理由は、東京大学の学部・大学院を修了した学歴だけではない。
コンサルティング会社での実務経験、最初の起業、事業売却、そして2度目の起業というキャリアが、現在の経営スタイルにつながっている。
東京大学工学部から大学院へ
久保氏は1981年生まれ、東京都八王子市出身。
2005年3月に東京大学工学部を卒業し、2007年3月には東京大学大学院新領域創成科学研究科の修士課程を修了している。
大学院修了後の2007年4月、米系コンサルティング会社A.T.カーニーに入社した。
担当したのは、商社・メーカー・金融機関などの全社戦略策定や企業買収に関する業務だ。
企業の経営課題を分析し、事業戦略を立てる仕事を経験したことは、その後の起業における大きな基盤になったと考えられる。
久保裕丈の経歴・関係者とキャリアの転換点
久保氏の歩みを、関係する企業・人物・番組と合わせて整理すると次のようになる。
出典:弥生株式会社の起業家インタビュー、MIXIの公式発表、株式会社クラスの発表資料、ORICON NEWSなどを基に編集。
A.T.カーニーでの経験が起業につながる
久保氏は2012年、ミューズコー株式会社を設立した。
コンサルタントとして企業経営に関わるなかで、自ら事業を動かす立場への関心を強めていったことが、起業につながった。
2012年から2015年までのミューズコー経営を経て、2015年に事業を売却。その後は複数企業の顧問やコンサルティングを経験している。
そして2018年、株式会社クラスを設立した。
注目すべきなのは、久保氏のキャリアが単純な転職の連続ではない点だ。経営戦略を考える側から、自ら事業をつくり、成長させ、さらに異なる市場で新しい事業を構築する側へと移っている。
【ミューズコー売却】17億円超の事業売却からCLAS創業まで
久保裕丈氏の経歴を語る際に外せないのが、最初の起業となったミューズコー株式会社だ。
ミューズコーとはどんな会社だった?
ミューズコーは、女性向けファッション通販サービス「MUSE&Co.」を運営していた会社である。
2012年5月にサービスを開始し、ファッションブランドの商品をオンラインで販売する事業を展開した。
WWDJAPANの2017年5月の記事によると、ミューズコーは掲載ブランド数2,000以上、会員数100万人を抱える規模に成長していた。
当時のEC市場では、スマートフォンの普及とともにオンラインで商品を購入する消費者が増加していた。ミューズコーは、女性向けファッションという明確な市場を狙い、ブランドとの提携や会員基盤の拡大を進めた企業だった。
2015年のミクシィによる買収
2015年2月19日、株式会社ミクシィはミューズコーの全株式を取得すると発表した。
WWDJAPANの報道によれば、買収額は17億6,200万円だった。
ここで注意したいのは、この金額がミューズコーの全株式取得額であり、久保氏個人の手取り額を示すものではないという点だ。
創業者が会社を売却した金額と、個人が実際に受け取った利益は、保有株式の割合や投資家との契約、税金などによって異なる。したがって、買収額をそのまま個人資産とみなすことはできない。
2017年にはオールアバウト傘下へ
ミューズコーのその後にも興味深い展開がある。
2017年1月には経営陣によるMBOで全株式が買い戻され、同年5月にはオールアバウトの100%子会社であるオールアバウトライフマーケティングがミューズコーを子会社化した。
WWDJAPANによると、この際の買収額は5,000万円だった。
久保氏は2015年の株式売却後、すでに同社を離れている。つまり、2017年の再売却は久保氏が再び会社を経営して売却したという話ではない。
なぜ次の事業は家具・家電だったのか
ミューズコーを離れた後、久保氏が選んだのは家具・家電のサブスクリプションだった。
この選択には、従来の所有型消費への問題意識が表れている。
家具や家電は、購入時の費用が大きいだけでなく、引っ越しやライフスタイルの変化によって使わなくなることもある。必要なときだけ使い、不要になれば返却できる仕組みには、一定の合理性がある。
ただし、家具・家電のサブスクは、デジタルサービスのようにシステムだけで完結する事業ではない。
商品調達、在庫管理、配送、回収、修理、クリーニング、再貸出までの物流網が必要になる。
CLASはこの部分を自社の強みにしようとしている。株式会社クラスの2026年7月の発表でも、独自の倉庫管理・注文管理システムや修理履歴データベースを事業基盤として挙げている。
【バチェラー・ジャパン シーズン1】久保裕丈と蒼川愛の恋愛事情
実業家としての久保氏を知るうえで、もう一つ大きな転機となったのが『バチェラー・ジャパン シーズン1』への出演だ。
初代バチェラーに選ばれた理由
『バチェラー・ジャパン』は、一人の男性を巡って複数の女性が恋愛を繰り広げ、最終的に男性がパートナーを選ぶ恋愛リアリティ番組だ。
シーズン1は2017年2月17日に配信が始まった。
初代バチェラーに選ばれた久保氏は、東京大学大学院卒業、外資系コンサルティング会社勤務、起業経験と事業売却実績を持つ実業家だった。
番組では、25人の女性参加者との交流を通じて、最終的なパートナーを選んだ。
最後に選ばれたのは蒼川愛
久保氏が最終的に選んだのは、当時大学生だった蒼川愛さんだ。
番組内でカップルが成立し、視聴者からも二人のその後に注目が集まった。
しかし、番組で選ばれたことが、そのまま結婚につながったわけではない。
2018年2月22日、久保氏は自身のSNSを通じて蒼川さんとの破局を報告した。
ORICON NEWSによると、久保氏は二人で話し合ったうえでの結論であると説明し、別れの経緯や時期については公表を控えた。
この点は、現在も検索されることの多い疑問だ。
- バチェラーで最後に選んだ相手は蒼川愛さん。
- 番組終了後は実際に交際していた。
- 2018年2月22日に破局を公表した。
- 破局の詳しい理由は公表されていない。
したがって、番組内のカップル成立と、その後の結婚を同じものとして扱うことはできない。
【結婚・彼女・年収】久保裕丈のプライベートと気になる噂
仕事での実績が明確な一方、久保氏の結婚や恋愛、個人資産については公開されている情報が限られている。
久保裕丈は2026年現在結婚している?
2026年11月時点で、久保氏が結婚を公表した公式発表は確認できない。
少なくとも、公開情報から結婚相手や妻の存在を確定できる材料はない。
ただし、結婚発表が確認できないことと、本人の現在の婚姻状況を完全に断定することは別の問題だ。
プライベートについて本人が発信していない場合、家族構成や婚姻歴を検索上の噂だけで決めつけることはできない。
現在の彼女は誰?歴代彼女は?
公に知られている恋愛相手として代表的なのは、『バチェラー・ジャパン シーズン1』でカップルになった蒼川愛さんだ。
二人の交際は2018年2月に終了している。
それ以降、2026年11月までに久保氏が新しい交際相手を公式に発表したという確かな情報は見当たらない。
また、現在の彼女について、信頼できる大手メディアによる確定的な熱愛報道も確認できない。
そのため、歴代彼女を複数人並べたり、特定の女性を現在の交際相手と断定したりすることは適切ではない。
久保氏の恋愛事情については、本人が公表した情報と、番組で明らかになった過去の交際を区別して捉える必要がある。
久保裕丈の年収はいくら?
年収も検索需要の高いテーマだが、久保氏個人の現在の年収や役員報酬を示す確定的な公表資料は確認できない。
インターネット上では、過去の会社売却や現在の会社の資金調達額などから高額な年収を推測する情報も見られる。しかし、これらは個人の所得を示す数字ではない。
特に混同しやすいのが次の3つだ。
| 数字の種類 | 意味 | 久保氏個人の年収との関係 |
|---|---|---|
| ミューズコーの売却額 | 2015年の全株式取得額17億6,200万円 | 個人の受取額とは異なる |
| CLASの資金調達額 | 2026年7月の調達額13億8,000万円 | 会社の資金であり個人所得ではない |
| CLASの事業実績 | 会員数や循環回数、売上成長率など | 経営状況を示す指標であり給与ではない |
株式会社クラスは未上場企業であり、2026年7月の発表では累計資金調達額114億6,000万円が公表されている。しかし、資金調達額をそのまま企業の売上や利益、代表者の資産と読み替えることはできない。
現時点で久保裕丈氏の年収は非公表。 具体的な金額を断定するだけの根拠はない。
愛犬との活動も2026年に公表
2026年8月には、株式会社クラスが久保氏と愛犬の柴犬「はむすけ」が参加する防災イベントについて発表している。
「SHIBUYA 防災アクション2026」への協力を通じて、ペットとの避難や災害時の待ち合わせを考える取り組みに参加した。
これは会社の公式発表に登場した個人的な活動の一つだ。仕事以外の一面がうかがえるものの、結婚や家族構成を示す情報ではない。
【プロの結論】久保裕丈の評判は?実業家として評価される理由
久保裕丈氏の人物像を評価するとき、初代バチェラーという知名度と、実業家としての実績は分けて見る必要がある。
評価できるのは2度の起業と事業モデルの構築
久保氏のキャリアには、客観的に確認できる実績がある。
1. 東京大学大学院修了後、A.T.カーニーで経営戦略の実務を経験。
2. 2012年にミューズコーを創業し、ファッションEC事業を成長させた。
3. 2015年にミューズコーの全株式が17億6,200万円で取得された。
4. 2018年に株式会社クラスを創業。
5. 2026年にはパナソニックとの資本提携を背景に、循環型事業を拡大。
特に注目したいのは、最初の起業と2度目の起業で、まったく異なる事業領域に挑戦していることだ。
ミューズコーはファッションEC、CLASは家具・家電の循環型プラットフォームである。
どちらも消費者の購買・利用行動を捉えるビジネスだが、必要な事業インフラは大きく異なる。
CLASでは、商品を仕入れて貸し出すだけでなく、返却後の再生と再流通まで管理しなければならない。
CLASの事業モデルにはどんな強みと課題がある?
所有から利用への転換
初期費用や処分の手間を抑え、ライフスタイルの変化に合わせて家具・家電を交換できる。
物流・在庫管理の複雑さ
回収、修理、クリーニング、保管、再配送など、継続的な運用コストが発生する。
CLASの特徴は、こうした運用を独自のシステムと物流再生拠点によって管理している点にある。
2026年7月の会社発表では、2021年2月期から2026年2月期までの売上高年平均成長率が41.7%、2026年2月期の売上総利益率が61.3%と公表された。同社は営業利益と営業キャッシュフローの黒字化も達成したとしている。
これらは久保氏個人の収入を示す数字ではないが、事業の成長性や収益構造を考えるうえで重要な材料だ。
一方で、家具・家電のサブスクが今後も成長するためには、商品の耐久性、再利用率、物流コスト、顧客獲得費用などを継続的に管理する必要がある。
資金調達ができたことだけで事業の成功が保証されるわけではない。今後も循環回数と収益性を両立できるかが、経営者としての評価を左右する。
久保裕丈の実業家としての評判を見る判断基準
久保氏を評価するなら、次の3点に注目するとよい。
- 過去の実績: ミューズコーを創業し、事業売却まで経験したこと。
- 現在の事業: CLASの会員数、法人利用、循環実績、収益性。
- 将来性: メーカーや金融機関との提携を通じ、循環型ビジネスを社会に広げられるか。
テレビ出演によって知名度を獲得した人物であることは確かだが、現在の活動を判断するうえでは、会社の実績や事業の継続性を重視したい。
久保氏のキャリアは、メディア出演で得た知名度を単なるタレント活動にとどめず、経営者としての活動を継続している点に特徴がある。
久保裕丈に関するよくある質問(FAQ)
Q1:久保裕丈は2026年現在何をしている?
A1:株式会社クラスの代表取締役社長として、家具・家電のサブスクリプションサービス「CLAS」や法人向けサービスを運営している。2026年にはパナソニックとの家電下取り実証実験などにも取り組んでいる。
Q2:久保裕丈は東京大学のどの学部・大学院を卒業した?
A2:2005年に東京大学工学部を卒業し、2007年に東京大学大学院新領域創成科学研究科の修士課程を修了している。
Q3:久保裕丈は結婚している?
A3:2026年11月時点で結婚を公表した公式発表は確認できない。現在の婚姻状況や家族構成について、本人からの詳細な公表は確認できない。
Q4:久保裕丈の彼女は蒼川愛?
A4:蒼川愛さんは『バチェラー・ジャパン シーズン1』でカップルになった相手だが、2018年2月22日に破局が発表されている。現在も交際しているという事実は確認されていない。
Q5:久保裕丈の年収や資産はいくら?
A5:個人の年収や総資産は公表されていない。ミューズコーの売却額やCLASの資金調達額を、そのまま個人資産とみなすことはできない。
Q6:久保裕丈が創業したCLASはどんな会社?
A6:家具・家電のレンタル・サブスクリプションを中心とする株式会社クラスのサービス。商品を返却後に修繕・クリーニングして再利用する循環型ビジネスを展開している。
Q7:久保裕丈はミューズコーをいくらで売却した?
A7:2015年に株式会社ミクシィがミューズコーの全株式を17億6,200万円で取得したとWWDJAPANが報じている。ただし、この金額が久保氏個人の受取額という意味ではない。
まとめ:久保裕丈の現在は実業家としての新たな成長段階へ
久保裕丈氏は、初代バチェラーとして知名度を得た後も、実業家として活動を続けてきた人物だ。
東京大学工学部・大学院を修了し、A.T.カーニーで経営戦略を経験。2012年にミューズコーを創業し、2015年の事業売却を経て、2018年には株式会社クラスを立ち上げた。
2026年11月現在は、CLASの代表取締役社長として、家具・家電の循環型ビジネスを拡大している。
特に2026年は、パナソニックとの資本提携や家電下取りの実証実験、資金調達、法人向けサービスの拡大など、事業面で複数の動きが見られた。
恋愛面では蒼川愛さんとの交際が2018年に終了している。現在の結婚や彼女については、本人による新たな公表情報が確認できないため、具体的な相手や婚姻状況を断定することはできない。年収についても同様に非公表だ。
久保裕丈氏を理解するうえで大切なのは、バチェラーという過去の肩書だけで人物像を判断しないことだろう。
ミューズコーの創業・売却からCLASの経営へ。久保氏の本質は、時代の変化に合わせて消費や暮らしの仕組みを事業として形にしてきた起業家である。
今後は、CLASが家具・家電の循環をどこまで社会に定着させられるか。そして、事業の成長と持続可能性をどのように両立させるかが、実業家・久保裕丈氏の次の評価ポイントになりそうだ。 (出典: 久保 裕 丈(Yahoo!ニュース))