上重聡さんを語るうえで欠かせないのが、PL学園高校時代の野球経験です。
現在はフリーアナウンサーとして活動していますが、高校・大学時代には投手として全国的に知られる実績を残しました。
松坂大輔との延長17回の名勝負
特に有名なのが、1998年8月20日の夏の甲子園準々決勝、PL学園対横浜高校です。
当時、横浜高校には松坂大輔さんがいました。PL学園のエースだった上重さんは、この試合でマウンドに立ち、延長17回まで続いた歴史的な試合を経験しています。
試合は横浜高校が9対7で勝利。3時間37分に及ぶ激闘でした。
松坂さんが250球を投げたことでも知られ、現在も高校野球の名勝負として語り継がれています。
上重さんは2024年のFull-Countの取材でも、この試合について振り返っています。また、2026年8月放送の『ジャンクSPORTS』では、PL学園時代の仲間たちと高校野球の思い出を語りました。
立教大学では36年ぶりの完全試合を達成
高校卒業後、上重さんは立教大学コミュニティ福祉学部へ進学し、野球部に所属しました。
そして2000年10月22日、東京大学との試合で完全試合を達成します。
東京六大学野球の公式記録室によると、記録は次のとおりです。
- 試合日:2000年10月22日
- 対戦相手:東京大学
- 試合結果:立教大学7対0東京大学
- 投球数:87球
- 奪三振:7
- 対戦打者:27人
- 許した走者:0人
これは東京六大学野球史上2人目、36年ぶりの完全試合でした。
興味深いのは、この記録に至るまで決して順調ではなかったことです。
2025年、立教大学野球部OB会の記念記事で上重さん自身が振り返ったところによると、大学2年春にはイップスを経験し、一時は投手から外野手に転向していました。
その後、再びマウンドに戻り、4年秋の引退試合で完全試合を達成しています。
本人は、当初は6回まで投げ、7回以降はほかの4年生に継投する予定だったと説明しています。しかし、8回終了時に降板を申し出たところ、監督や先輩たちに背中を押され、最後まで投げ切ることになりました。
このエピソードは、上重さんの野球人生を理解するうえで重要です。
単に甲子園経験者というだけではなく、挫折を経て再び結果を残した選手だったのです。
その経験が、スポーツ実況や野球関係者との仕事、講演会など、現在のフリー活動にも生かされています。
野球の実績はアナウンサーとしての強み
上重さんの強みは、野球を外から取材するだけではなく、競技者としての視点を持っていることです。
選手の心理、投手のコンディション、試合の流れなど、実体験に基づいて理解できる部分があります。
日本テレビ時代には、プロ野球や箱根駅伝、ボクシングなどの実況も担当しました。
また、2025年7月には東京六大学野球100周年記念事業のレジェンド始球式に登板。23年ぶりに神宮球場のマウンドに立ちました。
こうした実績は、テレビ局を離れた後も仕事につながる専門的な資産です。
【評判・評価】上重聡はフリー転身後に何が評価されている?
上重聡さんの評判を考える際には、知名度だけでなく、実際にどのような仕事を任されているかを見る必要があります。
評価できるポイントは、大きく3つあります。
1. スポーツの現場を理解する経験値
PL学園での甲子園出場、松坂大輔さんとの対戦、立教大学での完全試合という経歴は、スポーツアナウンサーとして独自性のあるプロフィールです。
プロ野球や箱根駅伝などの実況経験もあり、スポーツ分野で専門性を発揮できる土台があります。
2. バラエティーでの対応力
『5時に夢中!』や『ぽかぽか』での出演を見ると、上重さんは自身の状況を笑いに変えることもできるタイプです。
特に2026年2月の『ぽかぽか』では、レギュラー番組がゼロという話題を振られても、ユーモアを交えて応じました。
2026年8月の『ジャンクSPORTS』では、PL学園時代の同級生や先輩たちと出演し、野球経験を生かしたトークを披露しています。
こうした番組では、単に原稿を読むアナウンサーとは違った個性が生きます。
3. 独立後に仕事を自ら開拓する姿勢
フリー転身直後は仕事が少なく、営業やスケジュール管理も自分で行っていました。
それでも、野球関連のYouTube、講演会、実況、研修などに活動領域を広げています。
特に講演会や新人アナウンサー研修は、テレビ出演だけに依存しない仕事の組み立て方として注目できます。
一方で、2026年初頭には本人がテレビのレギュラー番組を持ちたいと話しており、固定的な番組枠の獲得は引き続き目標の一つです。
2026年秋までの出演実績にも変化
2026年2月の『ぽかぽか』ではレギュラー0本と紹介されましたが、その後の出演状況も見ておく必要があります。
テレビ番組の出演履歴では、次のような出演が確認できます。
- 2026年5月30日:『ジャンクSPORTS』
- 2026年6月13日:『ジャンクSPORTS』
- 2026年6月14日:『シューイチ』
- 2026年7月26日:『シューイチ』
- 2026年8月22日:『ジャンクSPORTS』
- 2026年9月6日・20日・27日:『シューイチ』
- 2026年10月11日:『シューイチ』
特に『シューイチ』では、ロバート秋山さん、アルコ&ピース平子さんとともに出演する「体格ブラザーズ」の企画があります。
2026年9月の報道でも、上重さんは同企画の出演者として紹介されています。
したがって、2026年の活動を「テレビの仕事がまったくない」と捉えるのは適切ではありません。
正確には、独立した固定司会枠や帯番組のレギュラーと、継続的な企画出演・単発ゲスト出演を分けて考える必要があります。
【プロの結論】上重聡のフリー転身は成功したのか?
上重聡さんのフリー転身を評価するなら、単純にテレビのレギュラー番組を持っているかどうかだけで判断するのは不十分です。
注目したいのは、局アナ時代に培った経験を、どれだけ異なる仕事に展開できているかという点です。
フリーアナウンサーとしての成功を測る3つの基準
第一に、収入の安定性です。
2025年4月には会社員時代の年収を上回ったと明かしています。講演会や研修など、テレビ以外の仕事が収入を支えている点はプラス材料です。
ただし、2024年には月ごとの収入変動への不安も語っていました。フリー転身後の収入が安定したと判断するには、継続的な仕事の確保が必要です。
第二に、専門分野の確立です。
上重さんには、PL学園、甲子園、立教大学野球部、日本テレビのスポーツ実況という一貫したキャリアがあります。
野球に関する講演会や実況、スポーツ番組への出演は、この経歴と相性がよい仕事です。
第三に、テレビでの継続的な存在感です。
2026年には『シューイチ』や『ジャンクSPORTS』などで出演実績を重ねています。
今後、スポーツ企画だけでなく、情報番組やバラエティーでどれだけ継続的な出演機会を得られるかが注目点です。
上重さんのキャリアは、局アナとしての安定を捨て、個人の専門性を商品価値に変える挑戦ともいえます。
テレビ出演だけにこだわらず、実況、講演、教育、YouTubeなどを組み合わせる働き方は、アナウンサーのキャリア形成を考えるうえでも興味深い事例です。
【よくある質問】かみしげあな・上重聡の現在に関するFAQ
Q1:上重聡アナは2026年現在、何をしている?
A1:フリーアナウンサーとして、テレビ出演、スポーツ関連の仕事、講演会などに取り組んでいます。2026年には『ぽかぽか』『ジャンクSPORTS』『シューイチ』などへの出演が確認できます。
Q2:上重聡の現在のレギュラー番組は何?
A2:2026年2月の『ぽかぽか』出演時には、本人がレギュラー0本と説明していました。その後は『シューイチ』の「体格ブラザーズ」などへの出演が確認できますが、独立した固定司会枠や帯番組のレギュラー就任とは区別する必要があります。
Q3:上重聡が日本テレビを退社した理由は?
A3:30代前半からフリー転身を考えており、野球選手のメジャーリーグ挑戦に刺激を受け、自分も厳しい環境で挑戦したいと考えたためです。2024年3月31日に21年間勤務した日本テレビを退社しました。
Q4:上重聡の年収はいくら?
A4:2025年4月、フリー転身後1年間の年収について、日本テレビ時代を若干上回ったと本人が説明しています。2026年の具体的な年収は公表されていません。
Q5:上重聡は松坂大輔と対戦したことがある?
A5:あります。1998年夏の甲子園準々決勝で、PL学園のエースとして松坂大輔さんが所属する横浜高校と対戦しました。延長17回に及ぶ名勝負として知られています。
まとめ:上重聡は2026年もフリーアナウンサーとして挑戦を続けている
2026年11月現在の上重聡さんは、日本テレビを退社して約2年半が経過したフリーアナウンサーです。
これまでの経緯を整理すると、次のようになります。
- 2024年3月末:21年間勤めた日本テレビを退社。
- 2024年:仕事が少ない時期を経験し、YouTubeや講演会などに活動を拡大。
- 2025年:会社員時代を上回る年収になったと本人が説明。
- 2026年:『ぽかぽか』『ジャンクSPORTS』『シューイチ』などに出演し、スポーツ分野を中心に活動。
特に注目したいのは、テレビのレギュラー番組が少ないことと、フリーアナウンサーとして仕事ができていないことは同じではないという点です。
講演会やスポーツ実況、研修など、テレビ以外にも仕事の柱があります。
PL学園での甲子園経験や立教大学での完全試合、日本テレビでの21年間の実績は、独立後も生かせる大きな財産です。
今後の注目点は、スポーツアナウンサーとしての専門性を維持しながら、どのようなレギュラー番組を獲得するかでしょう。
上重聡さんのフリー転身は、まだ完成形ではありません。2026年の出演実績を見る限り、野球という原点を強みに、新しい仕事の可能性を広げている段階です。 (出典: かみ しげ あな(Yahoo!ニュース))