最も気になる再開時期について、2026年11月3日時点での答えは、2027年中のオープン予定です。
東京ディズニーリゾートの公式特設サイトでは、新施設を「COMING 2027」と案内しています。ただし、スペース・マウンテン・アースライズについては、具体的な開業日や月までは発表されていません。
ここで注意したいのが、同じトゥモローランドで進められている別の新施設との混同です。
ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』をテーマにした「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」は、2027年4月15日オープンと発表されています。一方、スペース・マウンテン・アースライズは2027年という年単位の告知にとどまっています。隣接施設の開業日が、そのままスペース・マウンテンの再開日になるわけではありません。
再開時期に関する公式情報
新施設の名称
スペース・マウンテン・アースライズ
オープン予定
2027年
具体的な開業日
2026年11月の状況
建て替え・開業準備中
出典:東京ディズニーリゾート公式特設サイト
つまり、「スペース・マウンテンは2027年に戻ってくる」という認識は正しいものの、「2027年4月15日に再開する」といった情報は現段階では正確ではありません。
遠方から訪れる予定の人は、旅行日程を決める前に公式の開業日発表を確認することが大切です。
【なぜなくなった?】2024年7月31日のクローズと約560億円の建て替え計画
スペース・マウンテンがなくなった最大の理由は、施設と周辺エリアを一体的に新しく建設し直す大型開発計画です。
オリエンタルランドは2022年4月27日、東京ディズニーランドのスペース・マウンテンと周辺環境を全面的に一新すると発表しました。単なる内装変更や設備交換ではなく、既存施設を新たに建設し直す大規模プロジェクトです。
発表された投資額は、周辺環境の整備を含めて約560億円。2027年の開業を目指す計画としてスタートしました。
約41年間にわたって愛された旧施設
旧スペース・マウンテンは、1983年4月15日の東京ディズニーランド開園当初から存在したアトラクションです。
暗闇の宇宙空間をロケット型のライドで疾走する体験は、トゥモローランドを象徴する存在でした。
その後、2006年10月から約1年間のリニューアル期間を経て、2007年4月に現在の姿へと変化しています。このリニューアルでは、外観を維持しながら内部演出やストーリーが大きく変更されました。
2024年7月31日、最後の宇宙旅行
2024年7月31日は、旧スペース・マウンテンが営業した最後の日です。
クローズに合わせて開催されたスペシャルイベントの名称は「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!」。
最後の宇宙旅行を楽しめる特別な期間として、アトラクション周辺にも記念装飾が施されました。最終日の利用には東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパスの取得が必要となり、多くのゲストが旧施設との別れを惜しみました。
閉鎖は事故や営業停止によるものではない
インターネット上では、スペース・マウンテンがなくなった理由について、老朽化や安全上の問題を連想する人もいます。
しかし、オリエンタルランドが公表したクローズの理由は、新しいアトラクションと周辺環境を建設するプロジェクトです。公式発表では、事故や安全上のトラブルを閉鎖理由として説明していません。
したがって、旧施設の営業終了を「危険だから廃止された」と解釈するのは適切ではありません。今回の計画は、スペース・マウンテンというブランドと屋内コースターの魅力を次世代へ引き継ぐための全面刷新です。
建て替え工事は2023年に本格始動
オリエンタルランドは2023年5月16日、新施設と周辺広場の建設予定地で起工式を開催しました。これにより、約560億円規模のプロジェクトが本格的に動き始めています。
この段階から、2027年の開業を見据えた施設開発が進められてきました。
【新ストーリーを解説】スペース・マウンテン・アースライズの意味と宇宙体験
2026年8月13日、オリエンタルランドは新しいスペース・マウンテンの正式名称を「スペース・マウンテン・アースライズ」と発表しました。
今回の名称発表で注目したいのは、単に新しいアトラクションの名前が決まっただけではないことです。新施設には、地球と宇宙の関係をテーマにした日本独自のコンセプトが設定されています。
「アースライズ」とは何を意味する?
アースライズ(Earthrise)とは、宇宙から地球を眺めたとき、月の縁から地球が昇ってくるように見える現象を指します。
地球上から見る日の出とは反対に、月の地平線の向こう側から青く美しい地球が姿を現すイメージです。
オリエンタルランドの公式説明では、この名称に宇宙の中で唯一無二の存在である地球の美しさや尊さが込められています。
さらに、このテーマは世界のディズニーテーマパークにあるスペース・マウンテンの中でも、日本オリジナルのものとして紹介されています。
地球から勢いよく発進し、宇宙へ飛び込む新ストーリー
新施設の公式発表で明らかになった体験の始まりは、ゲストを乗せたライドが地球から勢いよく発進し、宇宙空間へ飛び込むというものです。
従来のスペース・マウンテンが、暗闇の中で宇宙空間を疾走する体験を中心としていたのに対し、新型では地球から宇宙へ向かう出発そのものが物語の重要な要素になります。
さらに、宇宙現象を表現した光や音の特殊効果を組み合わせることで、単純にコースターの速度や動きを楽しむだけではない、物語性の高い体験を目指しています。
ただし、登場する具体的な宇宙現象、キャラクター、ストーリーの詳細な展開や結末については、公式発表で全容が明かされているわけではありません。
建物の外観にも新しいコンセプトを反映
アースライズの特徴は、ライドの中だけにとどまりません。
施設の外観には、天体の動きや木々、花など自然の中に見られる曲線が取り入れられています。
宇宙と自然という、一見すると異なるテーマを建築デザインでつなげている点が特徴です。
従来のスペース・マウンテンが近未来的なドームの印象を強く持っていたのに対し、新施設では自然との調和もデザインの重要な要素になっています。
「ディズニーテーマパークにふさわしいショーストーリーのあるアトラクション」 2024年7月31日、開発担当者の小西航平氏が新施設の開発について語った言葉。出典:トラベル Watchのインタビュー。
この開発担当者の説明からも、今回の建て替えが単なる乗り物の更新ではなく、ストーリーと体験を一体化させるプロジェクトであることが読み取れます。
【旧スペース・マウンテンとの違い】ライドシステムと音響演出を徹底比較
新型スペース・マウンテンで最も大きな変更点は、建物だけでなくライドシステムまで完全に一新されることです。
オリエンタルランドの発表によると、屋内型ジェットコースターという基本形態は引き継ぎながら、ライドシステム、ストーリー、演出を刷新します。
ここでは、これまでの施設と2027年に登場する新施設の違いを整理します。
旧型と新型の比較一覧
出典:株式会社オリエンタルランドの2022年・2026年発表、東京ディズニーリゾート公式情報、2024年の開発担当者インタビューをもとに整理。
車両搭載型オーディオシステムとは?
今回の新型で特に注目されている技術が、車両搭載型オーディオシステムです。
これは、アトラクションの走行車両にオーディオ機能を搭載する仕組みです。音源を車両側に持たせることで、ライドの移動と音響演出を連動させる設計が可能になります。
従来のように施設内の空間演出だけで宇宙を表現するのではなく、ゲストが乗る車両そのものから音響体験を生み出すことが、新型の大きな特徴です。
公式発表では、東京ディズニーリゾートのコースターで初めて導入されるシステムと説明されています。光や音の特殊効果と組み合わせることで、よりダイナミックで臨場感のある宇宙旅行を目指します。
なお、搭載するスピーカーの具体的な仕様、音楽の内容、効果音の種類、車両ごとの音響プログラムなどは、現段階で公表されていません。
ライドシステム一新で何が変わる?
ライドシステムとは、アトラクションを走行させるための乗り物や走行機構を含む仕組みです。
今回のプロジェクトでは、このシステム自体を新しく開発することが発表されています。
重要なのは、従来のコースターをそのまま残して外装だけを変える改修ではないという点です。建物、乗り物、ストーリー、特殊効果をまとめて再設計することで、体験全体を作り直す計画になっています。
ただし、最高速度、走行距離、乗車時間、コースレイアウト、定員、身長制限といった具体的なスペックは、2026年11月時点で公表されていません。新型だから必ず速度が上がる、という理解も避けるべきです。
旧型のストーリーも実は進化していた
旧スペース・マウンテンも、単に暗闇を走るだけのアトラクションではありませんでした。
2024年のトラベル Watchによる開発担当者インタビューでは、2007年のリニューアル時に、宇宙の果てにある未知のエネルギーをスペースポートで収集し、そのエネルギーで施設とロケットが稼働するというストーリーが追加されたことが紹介されています。
つまり、旧型にも物語がありました。今回のアースライズは、その物語性をさらに発展させ、地球から宇宙へ向かう旅を明確なテーマとして打ち出す刷新と考えられます。
【トゥモローランドも大変身】新広場と2026年の建て替え工事の現在
今回の開発で見逃せないのが、スペース・マウンテンの周辺環境も大きく変わることです。
新施設の前には「トゥモローランド・プラザ」という広場が誕生します。アトラクションだけを新しくするのではなく、ゲストが過ごすエリア全体を再構成する計画です。
トゥモローランド・プラザとは?
トゥモローランド・プラザは、人類と自然が調和する未来を表現する新しい広場です。
公式発表では、火、水、土、木といった自然のエレメントや、太陽と月など天体の光から着想を得たモニュメントを設置すると説明されています。
さらに、夜間には光と音による演出を実施し、広場そのものが希望や夢を感じさせる空間になる予定です。
これはアースライズのコンセプトである「宇宙と地球のつながり」を、アトラクションの外側にも広げる試みです。
フード店舗「エレメント・エクスプレス」も登場
新しい広場には、スナックやドリンクを販売するカウンターサービスのフード店舗「エレメント・エクスプレス」もオープンします。
これまでのスペース・マウンテンは、アトラクション自体の存在感が強いエリアでした。新しい計画では、広場で休憩したり、周囲のモニュメントや夜間演出を楽しんだりできる空間へと変わります。
アトラクションに乗らないゲストにとっても、訪れる目的が生まれる点は大きな変化です。
2026年11月現在、建物はどこまで完成している?
建て替え工事の進捗については、2026年9月23日に海外の東京ディズニーリゾート専門メディア「TDR Explorer」が現地の様子を報告しています。
同記事では、建物の大部分が特徴的な白い外装で覆われ、曲線的な外観や新しい建築デザインが確認できる状態になったと伝えています。一方、一部には足場が残り、建物周辺やトゥモローランド・プラザの工事も続いていると報告されました。
また、東京ディズニーリゾートの公式特設サイトは2026年10月9日、「スペース・マウンテン・アースライズのデコレーションについて」の情報を更新しています。装飾の設置場所として、トゥモローランドの「スターゲイザーサプライ」付近が案内されています。
ここで押さえておきたいのは、建物の外観が見えてきたことと、アトラクションの営業開始準備が完了したことは別だという点です。内部のライドシステムや演出設備の完成状況、試運転の詳細については、公式から具体的な発表はありません。
2026年11月時点では、外観の完成に向けた進展が確認されている一方、2027年の開業に向けて引き続き準備が進む段階です。
【よくある誤解を整理】スペース・マウンテンの再開情報と確認すべきポイント
新施設の名称や建築イメージが公開されたことで、さまざまな情報が出回っています。ここでは、公式に発表された内容と、まだ詳細が明らかになっていない情報を整理します。
| 情報・話題 | 2026年11月時点の状況 |
|---|---|
| 2027年オープン | 公式発表済み |
| 正式名称アースライズ | 公式発表済み |
| 地球から宇宙へ向かう新ストーリー | 公式発表済み |
| 車両搭載型オーディオシステム | 公式発表済み |
| 建物・ライドシステムの全面刷新 | 公式発表済み |
| 2027年4月15日開業 | スペース・マウンテンの日付としては未発表 |
| 最高速度・走行距離 | 未発表 |
| 所要時間・乗車定員 | 未発表 |
| 身長制限・利用条件 | 未発表 |
| 具体的なコースレイアウト | 未発表 |
特に注意したいのは、別施設のオープン日や完成予想図を、新施設の確定情報として扱わないことです。旅行の計画やSNSでの情報共有では、東京ディズニーリゾートの公式発表を基準にするのが確実です。
【スペース・マウンテンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:東京ディズニーランドのスペース・マウンテンはいつ再開しますか?
A1:2027年オープン予定です。2026年11月3日時点では具体的な月日までは発表されていません。正式名称は「スペース・マウンテン・アースライズ」です。
Q2:スペース・マウンテンが2024年7月31日にクローズした理由は何ですか?
A2:施設と周辺環境を全面的に建て替える大型開発プロジェクトのためです。約560億円を投じて新しい建物、ライドシステム、周辺広場を整備する計画です。
Q3:新しいスペース・マウンテンは旧型と何が違いますか?
A3:屋内型ジェットコースターという基本形式は維持されますが、建物とライドシステムは全面刷新されます。新しい宇宙のストーリー、光と音の特殊効果、東京ディズニーリゾートのコースター初となる車両搭載型オーディオシステムが大きな違いです。
Q4:アースライズとはどういう意味ですか?
A4:宇宙から見たとき、月の縁から地球が昇ってくるように見える現象です。地球の美しさや尊さを表現する、日本オリジナルのテーマとして採用されています。
Q5:2027年4月15日にスペース・マウンテンもオープンしますか?
A5:その日付は「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」の開業日です。スペース・マウンテン・アースライズは2027年オープン予定ですが、具体的な開業日は別途発表されていません。
まとめ:新スペース・マウンテンは2027年、宇宙体験そのものが進化する
東京ディズニーランドのスペース・マウンテンは、2024年7月31日に約41年間の歴史に幕を下ろしました。しかし、それはアトラクションそのものの完全な廃止ではなく、新しい宇宙旅行を実現するための建て替えです。
2026年8月13日に正式名称「スペース・マウンテン・アースライズ」が発表され、地球から宇宙へ飛び出す新ストーリーや、車両搭載型オーディオシステムなどの新要素も明らかになりました。
さらに、トゥモローランド・プラザやエレメント・エクスプレスの誕生によって、アトラクション周辺の過ごし方まで変わります。
今回の刷新で注目すべきなのは、コースターの性能だけではありません。地球と宇宙を結ぶ物語、音響と光による演出、建築デザイン、広場の環境を一体化させている点です。
旧スペース・マウンテンに思い出がある人にとっては、懐かしい場所がどのように生まれ変わるのかが楽しみなところでしょう。一方、初めて体験する人にとっては、これまでとは違う宇宙旅行との出会いが待っています。
2027年のオープン予定は確定した計画として発表されていますが、具体的な開業日はまだ未発表です。 今後は正式な開業日、ライドの詳細スペック、利用条件などの追加発表が注目されます。
東京ディズニーランドを訪れる計画を立てる際は、開業年だけで判断せず、公式の最新情報を確認しておきましょう。新しい宇宙旅行が始まる日は、もう遠い未来ではありません。
主な情報源:株式会社オリエンタルランド、東京ディズニーリゾート公式特設サイト・公式発表資料、トラベル Watch、TDR Explorer。情報基準日:2026年11月3日。 (出典: ディズニー スペース マウンテン(Yahoo!ニュース))