雛人形は誰が買うものなのか。初節句を迎える家庭にとって、母方の実家と父方の実家のどちらが購入するのか、両家で費用を折半してもよいのかは、意外と悩ましい問題です。昔から「雛人形は母方の実家が贈る」といわれていますが、これは嫁入り道具としての歴史や、娘と孫の成長を祝う日本の慣習に由来しています。
2026年現在は、母方の実家だけでなく、父方の実家、両家折半、夫婦による購入など、家庭ごとに選択肢が広がっています。実際の購入者を対象にしたアンケートにも、母方の実家が多い一方で、両親自身が購入するケースや祖父母が共同で費用を負担するケースが確認できます。大切なのは、昔のしきたりだけで判断せず、住環境や予算、両家の希望を踏まえて決めることです。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 昔の慣習:雛人形は母方の実家から贈るのが一般的とされ、嫁入り道具との関係が背景にある。
- 現在の購入者:母方・父方の祖父母、両家折半、夫婦による購入など、家庭ごとに異なる。
- 費用相場:数万円から数十万円まで幅広く、飾りの種類や作家、素材によって価格が変わる。
- 円満な決め方:購入者と選ぶ人を分け、両家に同じタイミングで予算や希望を伝えるとトラブルを防ぎやすい。
- 2026年の実情:コンパクトな雛人形や親が選んで祖父母が費用を負担するスタイルも広がっている。
【結論】雛人形は誰が買う?母方・父方・両家折半・夫婦購入の4パターン
雛人形は、昔から母方の実家が購入して贈る慣習が広く知られています。しかし、現在は母方の祖父母が必ず購入しなければならないという決まりはありません。
一般社団法人日本人形協会の「上巳の節句(桃の節句)」に関する解説では、古くは嫁入り道具の雛型として婚家へ贈った歴史から、母親の実家が雛人形を贈るのが普通だったと説明されています。一方、現在は家族構成や住環境、地域の慣習によって購入方法が異なります。
1.母方の実家が購入する
伝統的な購入方法であり、現在も多くの家庭で選ばれています。母方の祖父母が孫娘の初節句を祝い、雛人形を贈るという形です。
母方の実家が費用を負担し、実際に飾る人形は娘夫婦が一緒に選ぶ方法もあります。祖父母の気持ちを大切にしながら、住まいに合ったサイズや好みを反映できる点がメリットです。
2.父方の実家が購入する
父方の祖父母が雛人形を購入することも、もちろん問題ありません。地域によっては父方が節句人形を用意する慣習を持つ家庭もあります。
母方の実家が購入するものという認識が強い場合でも、父方の祖父母が孫のために贈りたいと希望すれば、その気持ちを尊重して構いません。両家で事前に話し合い、どちらが購入するかを決めることが大切です。
3.両家の祖父母が費用を折半する
両家とも孫の初節句を祝いたい場合には、費用を折半する方法があります。例えば、20万円の雛人形なら、それぞれ10万円ずつ負担する形です。
必ずしも50対50にする必要はありません。母方が雛人形の購入費用を負担し、父方が名前旗やつるし飾りを贈るなど、品物によって分担する方法もあります。
また、両家から一定額のお祝い金を受け取り、夫婦が予算内で好きな人形を購入する方法も合理的です。
4.夫婦が自分たちで購入する
両親が自分たちの子どものために雛人形を購入するケースもあります。祖父母に金銭的な負担をかけたくない家庭や、夫婦で納得できる人形を選びたい家庭に向いています。
特にマンションや賃貸住宅では、飾る場所や収納スペースが限られます。実際に生活する夫婦がサイズやデザインを決め、自分たちの予算で購入することには大きなメリットがあります。
このように、雛人形の購入者は一つの家族に限定されません。昔の慣習を尊重することと、現在の家庭事情に合わせることは両立できます。
【由来を解説】なぜ雛人形は母方の実家が買うといわれるのか
雛人形を母方の実家が贈る理由には、日本の婚姻制度や家族の暮らし方が深く関係しています。単なる人形の購入習慣ではなく、娘の幸せや孫の健やかな成長を願う親心が背景にありました。
嫁入り道具としての雛人形が慣習の背景にある
日本人形協会によると、雛人形には古くから嫁入り道具の雛型として婚家へ贈られてきた歴史があります。
雛人形の飾りに使われる箪笥、鏡台、御所車、重箱などの雛道具には、かつての貴族や武家の婚礼調度を思わせるものが数多くあります。
香川県立図書館が紹介する雛道具の歴史資料にも、雛道具には娘に婚礼の支度を整えてやりたいという親心が込められていたという解説があります。雛人形と婚礼調度の関係は、母方の実家が贈る慣習を理解するうえで重要な背景です。
嫁いだ娘と孫の幸せを願う贈り物だった
かつては、結婚した女性が夫の実家に入り、夫側の親と同居する家庭も多くありました。嫁いだ娘の実家にとって、娘や孫と自由に会うことが現在ほど簡単ではない時代です。
そこで、初節句などの祝い事に合わせて雛人形を贈ることが、娘や孫を訪ねる機会にもなったと説明する人形店の資料もあります。
母方の祖父母が雛人形を贈ることには、孫の成長を願うだけでなく、嫁いだ娘とのつながりを大切にする意味合いもあったと考えられます。
雛人形本来の意味は子どもの厄よけと健やかな成長
そもそも雛人形を飾る理由は、購入者の家柄や費用負担を示すことではありません。
日本人形協会によると、ひな祭りの原形には、紙や草木などで作った人形に災厄を移して川や海に流す「流しびな」の行事と、平安時代のお人形遊びである「ひいな遊び」があります。
こうした風習が結びつき、現在のひな祭りにつながりました。雛人形には、子どもに災いが降りかからず、健やかに成長して幸せな人生を送ってほしいという願いが込められています。
つまり、誰がお金を出したかよりも、子どもの成長を願う気持ちが行事の中心にあります。
【2026年最新の実態】雛人形を買う人は誰?アンケートから見える現状
昔ながらの慣習がどの程度残っているのかを知るには、実際の購入者を対象にした調査が参考になります。
2026年11月時点で参照できる調査では、母方の実家が購入する割合が高い一方、両親自身の購入や祖父母による共同負担など、複数の購入スタイルが確認されています。
2024年の全国調査では母方の実家が63.8%
株式会社スタルジーは、所沢の老舗人形店・倉片人形と共同で、2024年7月に全国の娘を持つ母親400人を対象とした雛人形のアンケート調査を実施しました。
雛人形を誰が購入したかという質問では、回答者のうち323人を母数とする集計で、母方の実家が63.8%と最も高い割合になりました。
次いで、夫婦自身が購入したケースが13.6%、父方の実家が10.5%という結果です。母方の実家が購入する伝統は現在も残っているものの、父方や夫婦自身が購入する家庭も一定数存在します。
2025年の調査では祖父母が全額負担するケースが約58%
2025年1月に実施された「いこーよファミリーラボ」の調査では、325人の回答をもとに、雛人形の購入資金についても調べています。
その結果、最も多かったのは祖父母が全額負担するケースで57.66%。親が全額負担したケースは31.39%、祖父母と親が共同で負担したケースは9.49%でした。
この調査は、母方と父方のどちらが負担したかを区別するものではありません。しかし、祖父母による経済的な支援が現在も大きな役割を果たしていることが読み取れます。
購入する人と選ぶ人は必ずしも同じではない
雛人形選びでは、誰がお金を出すかと、誰が商品を決めるかを分けて考える必要があります。
2024年のスタルジーの調査でも、購入者は母方の実家が多いという結果でしたが、実際に飾る場所やインテリアとの相性を判断するのは、日々の生活を把握している両親です。
祖父母が購入費用を負担し、夫婦がサイズや顔立ち、衣装を選ぶ方法なら、贈る側の気持ちと使う側の希望を両立できます。
購入者・費用負担者・選ぶ人の関係を比較
| 調査・関係者 | 購入・負担の実態 | 割合 | 読み取れること |
|---|---|---|---|
| 2024年調査・母方の実家 | 母親側の両親が購入 | 63.8% | 伝統的な慣習が現在も残る |
| 2024年調査・夫婦 | 自分たちで購入 | 13.6% | 両親主体の購入も定着 |
| 2024年調査・父方の実家 | 父親側の両親が購入 | 10.5% | 父方からの贈答も存在 |
| 2025年調査・祖父母 | 祖父母が全額負担 | 57.66% | 祖父母の経済的支援が大きい |
| 2025年調査・両親 | 親が全額負担 | 31.39% | 夫婦による自己購入も多様化 |
| 2025年調査・共同負担 | 祖父母と親が負担 | 9.49% | 複数世代で費用を分ける選択肢 |
※2024年調査は株式会社スタルジーと倉片人形による全国400人の調査で、購入者に関する割合は323人を母数としています。2025年調査は、いこーよファミリーラボによる325人のインターネット調査です。調査対象や質問内容が異なるため、両者の割合を単純に比較することはできません。
また、これらは全国の全世帯を対象にした公的統計ではありません。2026年の購入者全体について、母方・父方・夫婦の割合を確定する全国統一の統計として扱うことはできませんが、伝統的な母方中心の購入と現代的な共同負担が並存している実情を示す資料です。
【関東・関西で違う?】雛人形を買う地域差と父方・母方の慣習
雛人形を誰が買うかについては、地域による違いもあります。ただし、関東なら母方、関西なら父方というように、全国を明確に二分できるほど単純ではありません。
関東・東日本では母方の実家が贈る慣習が知られている
関東を中心とする東日本では、母方の祖父母が雛人形を購入するという慣習が広く知られています。
東京や埼玉などの人形店でも、母方の実家が購入することを一般的な方法として紹介しています。ただし、同じ関東地方でも家庭や地域によって考え方は異なります。
母方が雛人形を用意し、父方が名前旗や別の節句飾りを贈るなど、両家で役割を分ける方法もあります。
関西・西日本では地域や家ごとの違いに注意
関西や西日本については、父方の実家が購入する場合があるという説明も、人形店の地域別解説に見られます。
一方、関西から九州にかけても母方の実家が用意する慣習が残っていると説明する専門店もあります。つまり、関西だから父方が買うと決めつけることはできません。
こうした違いは、地域の歴史や婚姻習慣、各家庭に伝わる節句の祝い方が関係しています。日本人形協会も、節句のスタイルや時期には地域差があると案内しています。
地域差を確認するときは両家それぞれの実家の慣習を聞く
地域の一般論だけで判断するより、双方の実家で初節句をどのように祝ってきたかを確認するほうが確実です。
例えば、母方の実家では雛人形を贈るのが当然と考えていても、父方の実家では祖父母が購入することを大切な役割と考えている場合があります。
どちらの慣習が正しいかを決める必要はありません。両家の考え方を聞いたうえで、子どもが暮らす家庭に合う方法を選ぶことが円満な解決につながります。
【購入費用の相場】雛人形はいくら?両家折半の金額と選び方
雛人形の購入費用は、飾りの種類やサイズ、衣装の素材、作家の知名度などによって大きく異なります。誰が購入するかを決める際には、最初に予算の上限を共有しておくことが大切です。
雛人形の種類別の価格相場
老舗人形メーカーの吉徳が公式オンラインショップで公開している価格相場の目安は、次のとおりです。
- 親王飾り・平飾り:5万〜45万円
- 五人飾り・三段飾り:8万〜50万円
- 十五人飾り・七段飾り:20万〜100万円
- 収納飾り:3万〜30万円
- ケース飾り:3万〜20万円
これらは吉徳が示す種類別の価格帯であり、全国の購入者の平均支出額ではありません。人形の素材や衣装、お道具の品質などによっても価格は変わります。
2025年の購入予算調査では3万円未満が最多
2025年1月に実施されたいこーよファミリーラボの調査では、雛人形の購入予算として最も多かった価格帯は3万円未満でした。
内訳は1万円未満が11.68%、1万〜3万円未満が18.98%です。一方、5万〜10万円未満が23.36%、10万〜15万円未満が16.06%となっており、家庭によって予算には幅があります。
なお、この調査では回答者の約半数が東京・神奈川・埼玉を中心とした首都圏在住者でした。住宅事情や生活スタイルが結果に影響している可能性もあります。
両家折半ならどのように費用を分ける?
両家で購入費用を分担する場合、最も分かりやすい方法は購入金額を半分ずつ負担することです。
例えば、雛人形の価格が15万円の場合、次のような分担が考えられます。
- 母方の実家:7万5,000円
- 父方の実家:7万5,000円
- 購入・商品選択:夫婦が中心となって決定
ただし、折半にこだわる必要はありません。母方が雛人形を購入し、父方が名前旗やつるし飾りを用意する方法でも、両家が納得できれば十分です。
両家からお祝い金を受け取り、夫婦がその範囲内で人形を選ぶ方法もあります。贈る側の希望と、実際に飾る側の希望を調整しやすい点がメリットです。
購入者と選ぶ人を分けると失敗しにくい
雛人形を購入するときは、支払う人と商品を選ぶ人を必ずしも同じにする必要はありません。
祖父母が購入費用を負担する場合でも、実際に飾る夫婦が中心となって選ぶ方法がおすすめです。
特に確認したいポイントは次の4つです。
- 飾る場所:棚や床に置ける幅、高さ、奥行きを測る。
- 収納場所:箱を保管できるスペースを確保する。
- デザイン:顔立ち、衣装、屏風、飾り台の好みを確認する。
- 予算:人形本体だけでなく、名前旗や関連用品も含めて考える。
購入する人が高価な七段飾りを希望しても、住まいに十分なスペースがなければ、毎年飾ることが難しくなります。人形の豪華さよりも、長く大切に飾れることを優先したいところです。
三越伊勢丹の2026年雛人形ガイドから見る商品選び
2026年の購入事情を知る参考になるのが、三越伊勢丹の公式「令和八年 雛人形」特集です。
同特集では、伝統を受け継ぐ人気作家の作品から、現代の住まいに合わせたコンパクトな雛人形まで幅広く紹介されていました。
価格別の選択肢も用意されており、10万円未満、10万円台、20万円台、30万〜40万円台、50万円以上という区分で商品を比較できます。
令和八年版のオンラインストアでの注文受付期間は、2025年11月26日から2026年2月16日まででした。日本橋三越本店や伊勢丹新宿店では、2026年3月3日まで店頭販売の催事も実施されています。
2026年11月現在、令和八年版のオンライン受付は終了しています。次の節句に向けて購入する場合は、新しいシーズンの商品案内や店頭展示の開始時期を確認し、早めに比較検討することが大切です。
【初節句の準備とトラブル防止】両家で揉めない決め方とお返しのマナー
雛人形の購入で起こりやすい問題は、購入者そのものよりも、両家の連絡不足や希望の食い違いです。双方の祖父母が善意で準備していた結果、雛人形が二つ届いてしまうケースもあります。
初節句を気持ちよく迎えるためには、購入を決める前に話し合うことが欠かせません。
両家トラブルを防ぐための4つの準備
1.まず夫婦で希望をまとめる
最初に夫婦で予算、デザイン、サイズ、購入時期を決めます。どのような雛人形を飾りたいのか、祖父母にどこまで希望を伝えるのかも話し合っておきましょう。
2.両家に同じタイミングで相談する
母方だけ、父方だけに先に相談すると、もう一方の実家が事情を知らないまま購入を進める可能性があります。両家に同じ情報を伝え、購入希望の有無を確認することが大切です。
3.購入者と選ぶ人を決める
祖父母が費用を負担するのか、夫婦が購入するのかを決めたうえで、商品選びの担当も明確にします。例えば、費用は母方の祖父母が負担し、夫婦が候補を選んで最終確認をしてもらう方法があります。
4.購入前に重複がないか確認する
人形の購入を誰が担当するのか、名前旗やつるし飾りを誰が用意するのかを確認します。購入後の変更や返品が難しい商品もあるため、注文前の確認が重要です。
祖父母に伝えるときの言い方
両家のどちらにも購入してほしい気持ちがある場合は、片方の申し出を断ることに気を使うかもしれません。
そのようなときは、夫婦が中心になって選びたいことを伝えたうえで、双方の希望を聞く方法があります。
例えば、次のような伝え方なら、どちらか一方の実家を否定せずに相談できます。
「初節句のお祝いを考えてくれてありがとう。雛人形は長く飾るものなので、まず私たちでサイズやデザインを相談したいと思っています。どちらか一方に負担をお願いするのではなく、両家の希望も聞きながら決めたいので、一度みんなで相談できたらうれしいです」
大切なのは、購入の主導権を奪い合うのではなく、孫のために何が最善かを一緒に考えることです。
初節句の雛人形はいつ準備する?
日本人形協会が案内する購入時期の目安は、1月初旬から2月中旬です。遅くとも、ひな祭りの1週間前までに準備することが推奨されています。
ただし、人気の作家ものや限定商品を希望する場合は、年末から比較を始めると選択肢を確保しやすくなります。
2024年に株式会社スタルジーが実施した調査では、購入月について1月が40.6%、2月が31.1%と、年明けに購入する家庭が多い結果でした。
準備の流れは、次のように考えるとスムーズです。
- 秋〜11月:夫婦で予算や飾る場所を確認し、両家に相談する。
- 12月:人形店や百貨店の展示を見て、候補を絞る。
- 1月:購入する人と商品を決定し、注文する。
- 2月:雛人形を飾り、初節句のお祝いの準備を整える。
- 3月3日:家族で桃の節句を祝い、記念写真などを残す。
雛人形を飾る時期については、立春から2月中旬が一般的な目安です。初節句の準備では、購入だけでなく、配送日や飾り付けの時間も考えておきましょう。
雛人形を買ってもらったときのお返しは必要?
雛人形を祖父母に購入してもらった場合、必ずしも金銭的なお返しをしなければならないわけではありません。
日本人形協会では、初節句のお祝いをいただいた場合、子どもの名前で内祝いを贈ることを案内しています。お礼の手紙や赤ちゃんの写真を添える方法も紹介されています。
ただし、お祝いをいただいた方を初節句のお祝いの席に招待できれば、特別なお返しは必要ないとされています。
そのため、両家の祖父母を自宅に招いて、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物などを囲むお祝いの席を設けるのもよい方法です。
遠方に住んでいて招待できない場合や、食事会を開けない場合には、お礼状や写真、内祝いの品を贈ると丁寧です。人形そのものを贈ってもらった場合も、感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。
【よくある質問】雛人形は誰が買うのかに関するFAQ
Q1:雛人形は母方の実家が必ず買わなければいけませんか?
A1:いいえ。母方の実家が購入するのは昔からの慣習ですが、現在は父方の実家や両家折半、夫婦自身による購入も認められています。法律や全国共通の決まりはありません。
Q2:雛人形を父方の実家に買ってもらうと失礼になりますか?
A2:失礼にはなりません。父方の祖父母が購入することにも問題はありません。地域の慣習や母方の実家の希望も確認し、両家で納得して決めることが大切です。
Q3:雛人形を両家で折半する場合、必ず半額ずつ負担する必要がありますか?
A3:必ずしも半額ずつである必要はありません。収入や家庭事情に合わせて負担額を決めたり、片方が雛人形、もう片方が名前旗などを用意したりする方法もあります。
Q4:雛人形は母親のものを娘に譲ってもよいですか?
A4:家庭の判断で受け継ぐことはできます。日本人形協会では、雛人形は子ども一人ひとりの成長と幸福を願うものとして、基本的に一人ずつ用意する考え方を紹介しています。一方、実際には親世代の人形を受け継ぐ家庭もあります。
Q5:雛人形を買ってもらった場合、お返しの金額はいくらですか?
A5:必ずしも金額を決めたお返しは必要ありません。日本人形協会では、お祝いの席に招待できればお返しは不要と案内しています。招待が難しい場合は、お礼状や子どもの写真、内祝いの品を贈るとよいでしょう。
Q6:雛人形はいつまでに購入すれば間に合いますか?
A6:日本人形協会が示す購入時期の目安は1月初旬から2月中旬です。人気商品や作家ものを希望する場合は、前年の秋から年末にかけて比較を始めると余裕を持って選べます。
まとめ:【プロの結論】雛人形は誰が買うかより家族全員が納得できることが大切
雛人形は、昔から母方の実家が購入して贈る慣習がありました。その背景には、嫁入り道具としての歴史や、娘と孫の幸せを願う祖父母の思いがあります。
しかし、2026年現在は父方の実家による購入、両家折半、夫婦自身による購入など、家庭の事情に合わせた方法が選ばれています。実際のアンケートでも母方の実家が購入するケースが多い一方、夫婦による購入や祖父母の共同負担が確認されています。
編集上の判断として、雛人形の購入で最も大切なのは、次の3点です。
- 費用を誰が負担するか:両家の希望や経済的な事情を踏まえて決める。
- 誰が人形を選ぶか:実際に飾る夫婦の意見を中心に、祖父母の希望も取り入れる。
- どのような人形を選ぶか:予算だけでなく、飾る場所や収納スペース、長く使えるかを考える。
雛人形は、子どもの健やかな成長と幸せを願うための大切な贈り物です。昔の慣習を尊重しながらも、誰が買うべきかという考え方に縛られすぎる必要はありません。
母方の実家が購入しても、父方の実家が購入しても、両家が費用を分担しても、夫婦が自分たちで選んでも構いません。初節句を迎える前に夫婦で希望をまとめ、両家に早めに相談することが、後悔のない雛人形選びにつながります。
何よりも、購入費用や昔からのしきたりをめぐって家族の関係がぎくしゃくするより、みんなで笑顔で初節句を迎えられることを優先したいものです。 (出典: 雛人形 誰が 買う(Yahoo!ニュース))