2026年1月2日・3日に開催された第102回箱根駅伝は、青山学院大学が総合タイム10時間37分34秒の大会新記録で優勝し、3年連続9回目の総合優勝を達成しました。史上初となる同一大学2度目の3連覇という歴史的な結果です。
今大会最大の見どころは、往路5区で青学大の黒田朝日が記録した1時間7分16秒の区間新記録です。1区16位からスタートした青学大を往路優勝へ導いた圧巻の走りに加え、國學院大學の総合2位、順天堂大学の総合3位、5区間7人による区間記録更新など、記録面でも歴史に残る大会となりました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 総合優勝:青山学院大学が10時間37分34秒の大会新記録で3連覇を達成。
- 上位争い:國學院大學が10時間40分07秒で2位、順天堂大学が10時間43分55秒で3位。
- 注目選手:黒田朝日が5区で1時間7分16秒の区間新記録を樹立。
- 記録更新:5区間で7人が従来の区間記録を上回り、往路・復路・総合でも大会新記録が誕生。
- 全20大学:総合順位、往路順位、復路順位、全10区間の区間賞を一覧で掲載。
【第102回箱根駅伝2026の結果】青山学院大学が大会新で3年連続9回目の総合優勝
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走は、青山学院大学が往路・復路ともにトップで走り抜け、総合優勝を飾りました。
総合タイムは10時間37分34秒。前回の第101回大会で青学大が記録した10時間41分19秒を3分45秒更新する圧倒的な記録でした。
青学大は往路を5時間18分08秒、復路を5時間19分26秒で制し、総合・往路・復路の3部門すべてで大会新記録を樹立しています。
青山学院大学の公式発表によると、今回の優勝は3年連続9回目。同一大学が2度目の3連覇を達成するのは箱根駅伝史上初の快挙です。
2024年、2025年に続く連続優勝を果たした青学大は、今回も箱根路の強さを証明しました。
【総合・往路・復路の順位表】箱根駅伝2026の全20大学の結果一覧
第102回箱根駅伝の総合順位と、往路・復路それぞれの順位、タイムをまとめました。
順位は関東学生陸上競技連盟・読売新聞社が運営する箱根駅伝公式記録と、各校の大会結果に基づいています。表は総合順位順です。
第102回箱根駅伝・総合順位と往路・復路成績
| 総合順位 | 大学名 | 総合タイム | 往路順位・タイム | 復路順位・タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 青山学院大学 | 10:37:34 | 1位 5:18:08 | 1位 5:19:26 |
| 2位 | 國學院大學 | 10:40:07 | 4位 5:20:02 | 2位 5:20:05 |
| 3位 | 順天堂大学 | 10:43:55 | 6位 5:21:49 | 4位 5:22:06 |
| 4位 | 早稲田大学 | 10:44:29 | 2位 5:18:26 | 8位 5:26:03 |
| 5位 | 中央大学 | 10:44:31 | 3位 5:19:44 | 6位 5:24:47 |
| 6位 | 駒澤大学 | 10:44:50 | 7位 5:23:00 | 3位 5:21:50 |
| 7位 | 城西大学 | 10:46:17 | 5位 5:20:20 | 7位 5:25:57 |
| 8位 | 創価大学 | 10:51:40 | 8位 5:24:02 | 13位 5:27:38 |
| 9位 | 帝京大学 | 10:53:15 | 17位 5:30:25 | 5位 5:22:50 |
| 10位 | 日本大学 | 10:53:56 | 9位 5:25:00 | 16位 5:28:56 |
| 11位 | 中央学院大学 | 10:54:51 | 11位 5:26:22 | 14位 5:28:29 |
| 12位 | 東海大学 | 10:55:01 | 10位 5:26:10 | 15位 5:28:51 |
| 13位 | 神奈川大学 | 10:55:09 | 14位 5:28:25 | 10位 5:26:44 |
| 14位 | 東洋大学 | 10:56:27 | 15位 5:28:55 | 12位 5:27:32 |
| 15位 | 日本体育大学 | 10:56:42 | 16位 5:30:04 | 9位 5:26:38 |
| 16位 | 東京国際大学 | 10:58:16 | 19位 5:30:45 | 11位 5:27:31 |
| 17位 | 山梨学院大学 | 10:58:20 | 12位 5:27:28 | 17位 5:30:52 |
| 18位 | 東京農業大学 | 11:01:12 | 13位 5:28:02 | 19位 5:33:10 |
| 19位 | 大東文化大学 | 11:04:57 | 18位 5:30:43 | 20位 5:34:14 |
| 20位 | 立教大学 | 11:05:58 | 20位 5:33:05 | 18位 5:32:53 |
※タイムは時間・分・秒表記。関東学生連合はオープン参加のため、20大学の順位には含めていません。関東学生連合の記録は総合10時間57分35秒、往路5時間32分02秒、復路5時間25分33秒です。
総合順位から読み取れる上位校の明暗
今大会で特に注目したいのは、総合4位の早稲田大学と5位の中央大学です。両校の総合タイム差はわずか2秒。往路で早大が2位、中大が3位と好位置につけましたが、復路で中央大学が追い上げたものの、最終順位は早大が上回りました。
また、総合3位の順天堂大学と4位の早稲田大学の差も34秒です。上位争いは青学大の独走だけではなく、表彰台をめぐる接戦も見どころでした。
一方、帝京大学は往路17位から復路5位へ大きく順位を上げ、総合9位でフィニッシュ。復路での巻き返しがシード権争いにも大きく影響しました。
【往路結果】黒田朝日が5区で歴史的な区間新!青学大が大逆転で優勝
2026年1月2日の往路は、大手町から箱根・芦ノ湖までの107.5km、全5区間で争われました。
往路優勝を飾ったのは青山学院大学。記録は5時間18分08秒で、往路大会新記録でした。
青学大は1区16位からの苦しいスタート
青学大は1区の小河原陽琉が16位でタスキをつなぎ、トップから1分19秒差という苦しいスタートになりました。
しかし、2区の飯田翔大が5人抜きを見せ、3区の宇田川瞬矢も順位を押し上げます。4区の平松享祐も力走し、青学大は5位まで浮上しました。
それでも、小田原中継所でトップの中央大学とは3分24秒差。往路優勝には大きな壁が残っていました。
黒田朝日の5区区間新記録がレースを変えた
その状況を一変させたのが、5区を任された4年生の黒田朝日です。
当日変更で5区に起用された黒田は、5位でタスキを受けると、序盤から驚異的なペースで順位を上げました。城西大学をかわして4位に浮上し、さらに中央大学を抜いて2位へ進出。終盤には早稲田大学の工藤慎作をとらえ、ついにトップに立ちました。
黒田の5区の記録は1時間7分16秒。前回大会に青学大の若林宏樹が記録した1時間9分11秒を1分55秒更新する区間新記録です。
「僕がシン・山の神です」
レース後、黒田は力強い言葉を残しました。単に区間賞を獲得しただけでなく、3分24秒のビハインドを覆して往路優勝を実現した走りは、第102回大会を象徴する場面となりました。
黒田は大会最優秀選手に贈られる金栗四三杯と、優勝チームから選ばれるMVPも受賞しています。
往路の結果は、青学大が5時間18分08秒で1位、早稲田大学が5時間18分26秒で2位、中央大学が5時間19分44秒で3位。國學院大學は5時間20分02秒で4位、城西大学は5時間20分20秒で5位でした。
青学大と早大の差はわずか18秒。黒田の快走がなければ、往路の順位は大きく変わっていた可能性があります。
【復路結果】青学大が逃げ切り!國學院大は復路2位で総合2位を確保
2026年1月3日の復路は、箱根・芦ノ湖から東京・大手町までの109.6km、6区から10区の5区間で行われました。
往路を制した青学大は、復路でも安定したレース運びを披露。最終的に5時間19分26秒の復路大会新記録を樹立し、総合優勝を決定づけました。
青山学院大学は後半5区間でも安定感を発揮
復路のスタートを担当した6区では、1年生の石川浩輝が区間3位の57分15秒で走りました。区間賞こそ創価大学の小池莉希に譲りましたが、青学大はトップを守ります。
7区の佐藤愛斗も区間3位でつなぎ、8区では4年生の塩出翔太が1時間3分45秒の区間新記録で区間賞を獲得しました。
塩出は8区で3年連続区間賞という快挙も達成。9区の佐藤有一も区間賞を獲得し、10区の折田壮太が2位の走りで大手町までタスキを運びました。
復路5区間では、6区3位、7区3位、8区1位、9区1位、10区2位という安定した成績を残しています。
國學院大學が大学史上最高の総合2位
今大会で大きな存在感を示したのが國學院大學です。
往路は5時間20分02秒の4位で折り返し、復路は5時間20分05秒の2位。総合タイムは10時間40分07秒で、総合2位に入りました。
この記録も従来の大会記録を上回る大会新記録です。國學院大學の陸上競技部公式発表では、総合2位は大学史上最高順位であり、箱根駅伝の歴代記録でも2位に相当する好タイムとされています。
1区の青木瑠郁が区間新記録で勢いをつけ、7区の高山豪起も区間賞を獲得。さらに8区間で大学記録を更新するなど、チーム全体の充実ぶりが際立ちました。
順天堂大学は総合3位で表彰台を獲得
総合3位には順天堂大学が入りました。総合タイムは10時間43分55秒です。
往路は6位、復路は4位と大崩れすることなく、10区間を通じて安定した成績を残しました。
國學院大學、順天堂大学が2位と3位を確保したことで、青学大を含む上位3校の顔ぶれが決まりました。特に順天堂大学は、往路・復路の両方で着実に順位を維持した点が光ります。
【箱根駅伝2026の全区間賞】1区から10区までの受賞選手と記録
第102回大会では、往路・復路を合わせた全10区間で個人の力走が続きました。
以下が各区間の区間賞獲得者と公式記録です。記録は箱根駅伝公式サイトの第102回大会区間別成績を基にしています。
- 1区(21.3km):青木瑠郁(國學院大學・4年)1時間00分28秒【区間新】
- 2区(23.1km):ヴィクター・キムタイ(城西大学・4年)1時間05分09秒【区間新】
- 3区(21.4km):本間颯(中央大学・3年)1時間00分08秒
- 4区(20.9km):鈴木琉胤(早稲田大学・1年)1時間00分01秒
- 5区(20.8km):黒田朝日(青山学院大学・4年)1時間07分16秒【区間新】
- 6区(20.8km):小池莉希(創価大学・3年)56分48秒
- 7区(21.3km):高山豪起(國學院大學・4年)1時間00分54秒
- 8区(21.4km):塩出翔太(青山学院大学・4年)1時間03分45秒【区間新】
- 9区(23.1km):佐藤有一(青山学院大学・4年)1時間07分38秒
- 10区(23.0km):佐藤圭汰(駒澤大学・4年)1時間07分31秒【区間新】
区間賞の獲得大学にも注目
区間賞を獲得した大学の内訳を見ると、青山学院大学が3区間、國學院大學が2区間を制しています。
残る5区間は城西大学、中央大学、早稲田大学、創価大学、駒澤大学がそれぞれ1区間ずつ獲得しました。
総合優勝の青学大だけでなく、上位校や中位校にも個人タイトルが分散している点は、各大学のエースや専門区間を担う選手の力が拮抗していたことを示しています。
【箱根駅伝2026の区間記録と歴代優勝校】5区間7人が新記録を樹立
第102回箱根駅伝は、総合タイムだけでなく個人の区間記録でも大きな更新が相次ぎました。
5区間で7人が従来の区間記録を更新
日刊スポーツの大会記録に関する報道によると、今大会では5つの区間で計7人が従来の区間記録を上回りました。
- 1区:青木瑠郁(國學院大學)1時間00分28秒
- 1区:藤田大智(中央大学)1時間00分37秒
- 1区:川崎颯(関東学生連合)1時間00分38秒・参考記録
- 2区:ヴィクター・キムタイ(城西大学)1時間05分09秒
- 5区:黒田朝日(青山学院大学)1時間07分16秒
- 8区:塩出翔太(青山学院大学)1時間03分45秒
- 10区:佐藤圭汰(駒澤大学)1時間07分31秒
なお、関東学生連合はオープン参加のため、川崎のタイムは正式な大学順位や区間順位には含まれない参考記録です。
日本テレビの大会記録でも、1区・2区・5区・8区・10区の5区間で2026年の新記録が掲載されています。
黒田朝日の5区は歴代記録に残る快走
今回の記録更新で最も大きな注目を集めたのが、黒田朝日の5区です。
1時間7分16秒というタイムは、従来の区間記録を1分55秒も更新するもの。箱根の山上りという厳しい条件の中で、これほど大きな記録更新を実現したことは、今大会の象徴的な出来事でした。
さらに、8区の塩出翔太も1時間3分45秒の区間新を樹立。10区では駒澤大学の佐藤圭汰が1時間7分31秒をマークし、最終区間でも記録が更新されました。
注目すべきは、記録更新が山上りの5区だけに集中していない点です。1区から2区、そして復路の8区・10区まで、異なる距離やコース特性の区間で新記録が生まれました。
歴代優勝校から見る青学大の強さ
日本テレビの歴代優勝校の公式記録を見ると、2026年までの直近の総合優勝校は次のようになっています。
- 第102回・2026年:青山学院大学
- 第101回・2025年:青山学院大学
- 第100回・2024年:青山学院大学
- 第99回・2023年:駒澤大学
- 第98回・2022年:青山学院大学
- 第97回・2021年:駒澤大学
- 第96回・2020年:青山学院大学
- 第95回・2019年:東海大学
2024年から2026年までの3連覇によって、青山学院大学は通算9回目の総合優勝を達成しました。
今回の優勝が特別なのは、単に3年連続で勝ったことだけではありません。大学公式発表が示すとおり、同一大学による2度目の3連覇という前例のない記録を打ち立てたことです。
【プロの結論】2026年大会はエースの爆発力とチーム総合力が勝敗を分けた
第102回大会の結果を読み解くうえで重要なのは、黒田朝日の個人記録だけを見て青学大の優勝を説明しないことです。
確かに5区の黒田は、3分24秒の差を覆す歴史的な走りを見せました。しかし、往路の優勝を確定させた後も、復路の5区間でトップを維持し続けたチーム全体の力がなければ、総合大会新記録には届きません。
特に8区の塩出、9区の佐藤有一が連続して区間賞を獲得したことは、山上りのエースだけに頼らないチームの厚みを示しています。
一方、國學院大學は往路4位から総合2位まで順位を上げ、大学最高順位と大会新記録を獲得しました。順天堂大学も往路6位から総合3位へと安定した走りを見せています。
今大会から読み取れる評価基準は、次の3点です。
- エースの突破力:黒田朝日のように、大きなタイム差を一気に覆せる選手の存在。
- 全区間の安定性:特定区間だけでなく、10人全員が大きく崩れない走力。
- 復路の持続力:往路で得たリードを守るだけでなく、復路でも順位を押し上げられる選手層。
箱根駅伝の順位を正しく評価するには、総合タイムだけでなく、往路と復路の順位変動、区間賞の分布、区間記録の更新状況まで確認する必要があります。第102回大会は、そのすべてがそろった記録的な大会でした。
【箱根駅伝2026の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:箱根駅伝2026の総合優勝はどこの大学ですか?
A1:青山学院大学です。10時間37分34秒の大会新記録で、3年連続9回目の総合優勝を達成しました。
Q2:箱根駅伝2026の総合2位と3位はどこですか?
A2:2位は國學院大學で10時間40分07秒、3位は順天堂大学で10時間43分55秒でした。
Q3:黒田朝日の5区の記録は何分ですか?
A3:1時間7分16秒です。従来の区間記録を1分55秒更新する区間新記録で、5位から往路優勝へとチームを導きました。
Q4:箱根駅伝2026では何区間で区間新記録が出ましたか?
A4:1区、2区、5区、8区、10区の5区間です。報道集計では7人が従来の区間記録を上回り、関東学生連合の選手は参考記録として扱われています。
Q5:箱根駅伝2026の往路優勝と復路優勝はどこですか?
A5:どちらも青山学院大学です。往路は5時間18分08秒、復路は5時間19分26秒で、両方とも大会新記録でした。
Q6:青山学院大学は箱根駅伝で何連覇を達成しましたか?
A6:2024年、2025年、2026年の3年連続優勝です。通算9回目の総合優勝で、同一大学による2度目の3連覇は大会史上初となりました。
まとめ:箱根駅伝2026は青学大が歴史的な大会新で3連覇を達成
第102回箱根駅伝は、青山学院大学が10時間37分34秒の大会新記録で総合優勝し、史上初となる同一大学2度目の3連覇を達成しました。
5区の黒田朝日による1時間7分16秒の区間新記録は、1区16位からの大逆転を実現した歴史的な走りでした。さらに復路では塩出翔太らが活躍し、チーム全体の総合力で優勝を確実なものにしました。
國學院大學は大学史上最高の総合2位、順天堂大学は総合3位。早稲田大学と中央大学の4位・5位争いも2秒差という接戦になりました。
また、5区間7人の区間記録更新に加え、往路・復路・総合のすべてで大会新記録が生まれたことも、第102回大会を象徴しています。
2026年の箱根駅伝は、青学大の強さを改めて印象づけると同時に、國學院大學や順天堂大学をはじめとする各校の成長も示した大会でした。次回大会では、青学大の4連覇への挑戦と、ライバル校による王座奪還をめぐる争いに注目が集まります。 (出典: 箱根 駅伝 2026 結果(Yahoo!ニュース))