レッツゴーよしまさを志村けんのものまね芸人として認識している人は多い。しかし、実際のレパートリーは非常に幅広い。
太田プロダクションの公式プロフィールには、ザ・ドリフターズのメンバーをはじめ、昭和歌謡や演歌で知られる歌手、俳優など、多数のものまね対象が掲載されている。
ザ・ドリフターズのメンバーを一人で再現
公式プロフィールに記載されているドリフターズのレパートリーは次の5人だ。
- いかりや長介
- 志村けん
- 加藤茶
- 仲本工事
- 高木ブー
一人で複数のメンバーを演じ分けるため、声や表情を変えるだけでなく、人物同士の掛け合いまで成立させられる。
この芸の面白さは、個々の人物の再現だけではなく、グループとしての空気感を再現できるところにある。
特に、いかりや長介の存在感と志村けんの自然な語り口を組み合わせることで、ドリフのコントを知る世代には懐かしさを、若い世代には新鮮な笑いを届けられる。
レパートリーは昭和の歌手・演歌歌手にも広がる
志村けん以外の主なものまね対象には、次のような人物がいる。
| ジャンル | 主なレパートリー |
|---|---|
| 歌謡界 | 美川憲一、小林幸子、郷ひろみ |
| 昭和歌謡 | 沢田研二、太川陽介、西城秀樹 |
| 演歌 | 五木ひろし、山内惠介、真田ナオキ |
| 歌手・アーティスト | 中森明菜、井上陽水、松山千春 |
| コメディー・人物芸 | ザ・ドリフターズ、志村けん |
2026年10月の市川由紀乃とのコンサートでも、美川憲一や小林幸子に扮して歌唱を披露したほか、第2部では五木ひろし、東海林太郎、山内惠介、真田ナオキ、近藤真彦などのものまねを展開した。
つまり、よしまさの芸は志村けんの再現だけで完結しない。昭和の芸能文化や歌謡曲への知識が、複数の人物を演じ分ける土台になっている。
【評判・再現力を検証】なぜ芸能人や視聴者から高く評価されるのか?
レッツゴーよしまさの評判を考えるうえで、注目したいのはテレビ番組での評価と、ものまね業界内での実績だ。
2023年にはプロ216人が選ぶランキングで1位
2023年1月放送のテレビ東京系『ものまね芸人がガチで選んだ!いま本当にスゴいものまね芸人ランキング』では、レッツゴーよしまさが1位を獲得した。
テレビ朝日のインタビュー記事によると、参加したものまね芸人は216人で、よしまさは61票を集めた。
単に視聴者受けのよいネタを披露したというだけでなく、ものまねを職業とする同業者からも評価された実績だ。
また、日本テレビ系『しゃべくり007』でも、定番ギャグを前面に出さずに志村けんらしさを表現する芸が出演者の驚きを誘った。
志村けんものまねの評判を支える3つの要素
1. 本人のキャラクターを過剰にデフォルメしない
バカ殿や変なおじさんなどの有名キャラクターは、特徴が分かりやすい反面、似せるための表現も定型化しやすい。
よしまさの場合は、普通に話している志村けんの声や動作に重点を置くことで、別の角度から人物像を表現している。
2. 昭和のテレビ文化への理解が深い
志村けんだけでなく、ドリフターズや昭和歌謡の知識も豊富だ。
そのため、単独のものまねだけでなく、当時の番組や歌謡ショーを連想させる構成にも対応できる。
3. 笑いと懐かしさを同時に生み出す
志村けんのものまねには、純粋に笑えるという魅力だけではなく、かつてテレビで見ていた姿を思い出させる側面もある。
本人が亡くなった後に登場した芸だからこそ、視聴者の記憶と結びつきやすい。
実際、よしまさ自身も、志村けんのものまねを見て「ありがとう」と感謝を伝えられることがあると、過去のインタビューで語っている。
レッツゴーよしまさのものまね動画を見るなら?
動画をチェックする際には、単に声が似ているかだけでなく、次の点に注目すると面白い。
- 志村けんの地声に近い話し方ができているか。
- セリフの途中に入る独特の間を再現しているか。
- 顔の表情や口の動きまで表現できているか。
- いかりや長介や加藤茶との掛け合いで、人物の違いが伝わるか。
初期の作品としては、2020年6月21日に本人のYouTubeチャンネルで公開された「1人でドリフターズ全員ものまねしてみた」がある。音声のみの動画だが、志村けん、いかりや長介、加藤茶を一人で演じ分ける初期の芸を知る手がかりになる。
テレビで披露される完成されたステージとは違い、ものまねを形にしていった時期の表現を確認できる点が興味深い。
【2026年最新】レッツゴーよしまさの現在の活動と市川由紀乃との共演
2026年のレッツゴーよしまさを語るうえで、見逃せない出来事が市川由紀乃との初共演だ。
2026年10月26日、東京・北千住のシアター1010で「ゆきの&よしまさ レッツゴー昭和歌謡コンサート」が開催された。
キングレコードの公演レポートによると、演歌歌手とものまね芸人という異なる分野の2人が組んだステージで、会場は超満員となった。市川由紀乃の公式サイトでも完売が告知されている。
市川由紀乃がよしまさとの共演を希望した理由
市川由紀乃は、以前からよしまさのYouTube動画を見ていたという。
志村けんのものまねで知られる一方、昭和歌謡や演歌が好きなことを知り、いつか一緒に仕事をしたいと考えていたことを公演で明かした。
よしまさにとっても、歌謡界の本物の歌手と仕事をするのは初めての経験だった。
この共演は、単なるものまね芸人のゲスト出演ではなく、歌謡曲を愛する2人の共通点から生まれた企画だった。
第1部は美川憲一・小林幸子のものまねで会場を沸かせる
第1部は「市川由紀乃スペシャルコンサート~大物ゲスト続々登場~」。
市川由紀乃が「雪恋華」「命咲かせて」「流氷波止場」「桟橋時雨」などを披露した後、よしまさが美川憲一に扮して登場した。
「さそり座の女」「柳ケ瀬ブルース」を歌い、続いて小林幸子のものまねでも登場。市川とのデュエットも披露した。
さらに「もしかしてPartⅡ」では、市川自身も大月みやこ、工藤静香、クレヨンしんちゃんのものまねに挑戦。歌手としての一面とは違うユーモラスな表現を見せた。
よしまさも、市川のものまねの完成度に驚いたという。
第2部は喜劇「スナックゆきの♪爆笑繁盛記」
第2部の演目は「スナックゆきの♪爆笑繁盛記『いい恋だな』」。
市川がスナックのママを演じ、よしまさは常連客として登場する喜劇仕立ての歌謡ショーだ。
店の経営を立て直すため、よしまさが有名人に扮して次々と来店するという設定で、志村けん、五木ひろし、東海林太郎、山内惠介、真田ナオキ、近藤真彦などのものまねが披露された。
特に注目したいのは、志村けんと研ナオコのコントを取り入れた場面だ。
市川は、よしまさから事前に2人のコントをYouTubeで見ておくようアドバイスを受けたと明かしている。志村けんの「赤まむし」「生たまご」で知られるやり取りを再現し、会場の笑いを誘った。
また、よしまさは志村けんがスナックのカウンターに座るポーズについて、自身が通うスナックの常連客の姿を参考にしたと説明した。
ここには、映像をそのまま模写するだけではない、日常の観察を芸に取り入れる彼らしい工夫が表れている。
公演は全2部構成で、2人は合計25曲を披露。最後は「青春時代」を観客と合唱して締めくくった。
2026年現在も会社員と芸人を両立
もう一つ、よしまさの現在を語るうえで重要なのが、会社員との兼業を続けていることだ。
太田プロダクションの公式プロフィールには、現在もレジャー産業の会社員であることが記載されている。
2026年10月26日の公演レポートでも、アミューズメント系企業に勤め、この日の出演には有給休暇を取得したと紹介された。
芸能活動が広がっても、会社員としての仕事を続けている点は、よしまさの大きな特徴だ。
これは単に芸人としての活動時間が限られるという話ではない。本人は以前のインタビューで、ものまねだけで生活するために流行の芸を無理に追いかけるより、好きな芸を自由に続けたいという考えを語っていた。
昭和歌謡やドリフターズを徹底的に研究し、自分の好きな表現を追求する。その活動スタイルが、現在の独自性につながっている。
【プロの結論】レッツゴーよしまさの志村けんものまねが持つ本当の価値
レッツゴーよしまさのものまねを評価する際、最も大切なのは「声が似ている」という一点だけで判断しないことだ。
プロの視点から見ると、彼の芸には3つの評価基準がある。
第一に、人物の本質を捉える観察力。
志村けんの有名なギャグだけでなく、何気ない話し方や表情まで表現できることが大きい。
第二に、記憶を芸に変える構成力。
長年蓄積してきた映像の記憶を、ドリフターズの掛け合いや昭和歌謡のステージへと発展させている。
第三に、ものまね対象への敬意。
志村けんを単なる笑いの素材として扱うのではなく、長年のファンとして、その魅力を伝えようとしている点も見逃せない。
また、本人と直接会った経験がないという事実は、「素の志村けん」という芸の面白さを考えるうえで重要だ。再現しているのは非公開の私生活ではなく、映像やインタビューから読み取った公に見える人物像である。
その境界を理解して見ることで、ものまねの技術と表現の工夫をより深く楽しめる。
【志村けんのものまね】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:志村けんのものまねをしているレッツゴーよしまさは何歳ですか?
A1:1989年5月17日生まれです。2026年11月3日時点では37歳です。埼玉県出身で、学習院大学を卒業しています。
Q2:レッツゴーよしまさは志村けん本人と会ったことがありますか?
A2:本人は2023年のテレビ番組で、志村けんと会ったことがないと明かしています。インタビュー映像やコントを繰り返し見て、自然な話し方を研究してきました。
Q3:レッツゴーよしまさは志村けん以外に誰のものまねができますか?
A3:いかりや長介、加藤茶、仲本工事、高木ブーなどのドリフターズメンバーをはじめ、美川憲一、小林幸子、郷ひろみ、五木ひろし、山内惠介など幅広い人物がレパートリーに含まれています。
Q4:レッツゴーよしまさは現在も会社員ですか?
A4:はい。2026年の所属事務所のプロフィールや10月の公演報道でも、アミューズメント系企業の会社員とものまね芸人を両立していることが確認できます。
Q5:2026年の市川由紀乃とのコンサートはいつ開催されましたか?
A5:2026年10月26日に東京・北千住のシアター1010で開催されました。「ゆきの&よしまさ レッツゴー昭和歌謡コンサート」という公演で、公式案内では完売となっています。
まとめ:志村けんものまねの魅力は「素の人間らしさ」にある
レッツゴーよしまさが注目される最大の理由は、志村けんの有名なキャラクターを再現するだけでなく、自然な話し方や何気ない仕草まで表現していることだ。
中学生時代からものまねに親しみ、志村けんの映像を繰り返し見てきた経験が、現在の芸の基礎になっている。
2022年のテレビ出演によるブレイク、2023年のプロ216人によるランキング1位、そして2026年10月の市川由紀乃との昭和歌謡コンサート。活動の舞台は、ものまね番組から歌謡ショーや喜劇へと広がっている。
今後注目したいのは、志村けんのものまねを軸にしながら、昭和歌謡やドリフターズ全体の魅力をどこまで舞台で表現していくかという点だ。
レッツゴーよしまさの芸は、懐かしい志村けんを思い出させるだけではない。昭和のお笑いや歌謡文化を、次の世代へ伝える表現にもなっている。 (出典: 志村 けん ものまね(Yahoo!ニュース))