2026年の西東京大会は、7月7日から7月26日まで開催された。決勝は7月26日(日)に明治神宮野球場で実施され、八王子実践と創価が最後の代表枠を争った。
大会の主な日程は次のとおり。
- 6月14日: 東・西東京大会の組み合わせ抽選会
- 7月7日: 西東京大会の試合開始
- 7月10日~12日: 1回戦を中心とした試合
- 7月13日~17日: 2回戦・3回戦
- 7月18日~19日: 4回戦
- 7月20日~21日: 準々決勝
- 7月24日: 準決勝
- 7月26日: 決勝
東京都高等学校野球連盟は6月14日に抽選結果を公表し、球場と試合時間を含む正式な組み合わせを6月16日に発表する予定を案内していた。
大会はトーナメント方式。勝ち進むほど対戦相手の実力も上がり、終盤には日大三、東海大菅生、早稲田実、創価など、過去の大会でも実績を持つ学校が激突した。
組み合わせ・トーナメント表の注目ポイント
2026年のトーナメントで特に注目されたのは、八王子実践と創価が異なるブロックから勝ち上がり、決勝で対戦したことだ。
八王子実践は4回戦で日大鶴ケ丘を9-8で破る接戦を経験。その後、準々決勝で佼成学園、準決勝で明大八王子を下した。
一方の創価は、4回戦で東京都市大付に5-0、準々決勝で駒大に6-3と勝ち進み、準決勝では強豪の日大三を撃破した。
単純な得点力だけでなく、競った試合で最後まで勝ち切る力が両校の共通点だった。
【西東京大会2026の試合結果一覧】準々決勝から決勝までを総整理
今大会の優勝争いを理解するうえで欠かせないのが、ベスト8から決勝までの勝ち上がりだ。
高校野球ドットコムなどの大会記録に掲載された主要試合を、日付順にまとめた。
| 回戦・日程 | 対戦カード | 勝利校 |
|---|---|---|
| 4回戦・7月18日 | 八王子実践 9-8 日大鶴ケ丘 | 八王子実践 |
| 4回戦・7月18日 | 創価 5-0 東京都市大付 | 創価 |
| 4回戦・7月18日 | 駒大 7-3 早稲田実 | 駒大 |
| 4回戦・7月18日 | 佼成学園 10-0 小平南 | 佼成学園 |
| 4回戦・7月19日 | 明大八王子 6-1 国学院久我山 | 明大八王子 |
| 4回戦・7月19日 | 日大三 12-0 工学院大付 | 日大三 |
| 4回戦・7月19日 | 東海大菅生 9-5 駒場学園 | 東海大菅生 |
| 4回戦・7月19日 | 聖パウロ学園 7-0 明大世田谷 | 聖パウロ学園 |
| 準々決勝・7月20日 | 八王子実践 5-2 佼成学園 | 八王子実践 |
| 準々決勝・7月20日 | 創価 6-3 駒大 | 創価 |
| 準々決勝・7月21日 | 日大三 5-4 東海大菅生 | 日大三 |
| 準々決勝・7月21日 | 明大八王子 11-4 聖パウロ学園 | 明大八王子 |
| 準決勝・7月24日 | 八王子実践 4-2 明大八王子 | 八王子実践 |
| 準決勝・7月24日 | 創価 7-4 日大三 | 創価 |
| 決勝・7月26日 | 八王子実践 1-0 創価 | 八王子実践 |
準々決勝で見えた4強の実力
7月20日、八王子実践は佼成学園と対戦し、5-2で勝利した。
創価も同日に駒大を6-3で破り、準決勝進出を決めている。
翌21日は日大三と東海大菅生の強豪対決が実現。日大三が5-4という接戦を制した。明大八王子は聖パウロ学園に11-4で勝利し、ベスト4に進出した。
この段階では、伝統校の日大三や東海大菅生に加え、八王子地域の学校も上位に複数残っていた。
特に八王子実践、明大八王子、聖パウロ学園の躍進は、地元の高校野球ファンにとっても印象的な展開だった。
【準決勝の結果】八王子実践と創価が決勝進出、日大三は敗退
7月24日の準決勝では、八王子実践と明大八王子、創価と日大三が対戦した。
八王子実践4-2明大八王子
八王子実践は明大八王子を4-2で下し、決勝進出を決めた。
明大八王子は準々決勝で聖パウロ学園に11点を奪う攻撃力を見せていたが、準決勝では八王子実践の前に2点差で敗れた。
八王子実践にとって、この勝利は初優勝への大きな一歩となった。
決勝進出を果たしたことで、創価との最後の一戦に向けてチームの勢いも高まった。
創価7-4日大三
もう一方の準決勝では、創価が日大三を7-4で破った。
日大三は2025年の西東京大会優勝校であり、過去にも全国大会で実績を残してきた強豪校だ。
準々決勝では東海大菅生を5-4で下しており、連続して強豪との試合を勝ち抜いていた。
その日大三を創価が4点に抑え、7得点で上回ったことは、今大会の大きなポイントだった。
創価にとっては、19年ぶりの夏の甲子園出場を目指すうえで重要な勝利だったが、最後の決勝では八王子実践に惜敗することになる。
準決勝で敗退した2校の評価
日大三は優勝候補の一角として大会を戦い、東海大菅生との接戦も制した。しかし、創価との準決勝では7点を奪われ、決勝進出を逃した。
明大八王子は聖パウロ学園を破って4強入り。八王子地域の学校として存在感を示したものの、八王子実践との直接対決では4-2で及ばなかった。
両校とも上位進出を果たしたことは、2026年大会を振り返るうえで重要な実績となる。
【決勝1-0の真相】八王子実践が創価を破った7回の決定打
2026年7月26日、明治神宮野球場で行われた西東京大会決勝。
対戦カードは八王子実践対創価。両校とも甲子園出場を懸けた大一番だった。
試合は序盤から投手戦となった。
八王子実践の先発・奥山慎太郎投手と、創価の先発・平井勇征投手が好投。6回まで両チームとも得点を挙げられず、0-0のまま試合が進んだ。
7回表、荒木孝介の犠牲フライで均衡が破れる
試合が動いたのは7回表だった。
八王子実践は4番の山本悠生内野手が内野安打で出塁。犠打と座間愛斗外野手の中前打で1死一、三塁のチャンスを作った。
ここで打席に入ったのが7番の荒木孝介内野手。
荒木はセンターへの犠牲フライを放ち、三塁走者をホームへ迎え入れた。
この1点が決勝点となった。
ホームランによる大量得点ではなく、出塁、犠打、安打、犠牲フライという攻撃の積み重ねで奪った得点だった。
9回裏は継投で創価の反撃を封じる
1点リードで迎えた9回裏、八王子実践は最後の守備に入った。
創価も最後まで粘りを見せ、走者を出して同点のチャンスを作る。
ここで八王子実践は先発の奥山から塚原翔太投手へ継投。塚原が後続を抑え、最後までリードを守り切った。
試合終了時のスコアは次のとおり。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 八王子実践 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 創価 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
試合記録によると、安打数は八王子実践が8本、創価が6本。試合時間は2時間10分だった。
1点を争う試合では、わずかな好機を得点につなげる攻撃力と、終盤のピンチをしのぐ投手力が勝敗を左右する。八王子実践はその両方を決勝で発揮した。
【八王子実践高校が初優勝】創立100周年の節目に初の甲子園へ
今回の優勝が特別な意味を持つ理由は、八王子実践にとって春夏を通じて初めての甲子園出場だったことにある。
八王子実践は1926年創立の私立高校。2026年は学校創立100周年に当たる記念の年だった。
野球部は1985年に創部され、これまで夏の甲子園出場経験はなかった。
そのチームが創立100周年の年に西東京大会を制し、初めて全国の舞台への切符をつかんだ。
決勝後に語られた監督と主将の思い
地元のタウンニュース八王子版が伝えた決勝後のコメントでは、河本ロバート監督が厳しい試合展開を振り返り、選手たちに150点をつけたいと評価した。
また、矢澤陵磨主将も、これまで積み重ねてきたものを出し切れたという趣旨のコメントを残している。
この優勝は、決勝の1試合だけで生まれたものではない。
日大鶴ケ丘との4回戦では9-8の接戦を経験し、佼成学園との準々決勝では5-2、明大八王子との準決勝では4-2と、異なるタイプの試合を勝ち抜いてきた。
そして最後は、創価との決勝を1-0で制した。
打線が爆発する試合も、投手力が求められる試合も経験したことが、優勝までの道のりを支えた。
西東京大会の甲子園出場校は八王子実践
2026年の西東京大会から全国高校野球選手権大会への出場を決めたのは八王子実践だ。
創価は準優勝となり、あと一歩で甲子園出場を逃した。
なお、八王子実践は女子バレーボールの強豪校としても知られている。今回の野球部の初出場は、学校の新たな歴史としても注目された。
【西東京大会の歴代優勝校】日大三・早稲田実・東海大菅生の実績
西東京大会の歴史を振り返ると、日大三、早稲田実、東海大菅生などが優勝を重ねてきた。
日刊スポーツの過去20年成績を基に、2026年大会を含めた近年の優勝校を整理する。
- 2026年: 八王子実践
- 2025年: 日大三
- 2024年: 早稲田実
- 2023年: 日大三
- 2022年: 日大三
- 2021年: 東海大菅生
- 2020年: 東海大菅生(代替大会の成績)
- 2019年: 国学院久我山
- 2018年: 日大三
- 2017年: 東海大菅生
- 2016年: 八王子
この一覧からも分かるように、日大三は近年の西東京大会で存在感を示してきた。
早稲田実や東海大菅生も優勝経験があり、毎年のように有力校が代表争いに加わっている。
2026年の八王子実践優勝が持つ意味
特に注目したいのは、2026年に八王子実践が初優勝を果たしたことだ。
2016年の優勝校である「八王子」と、2026年の優勝校「八王子実践」は別の学校である。校名が似ているため、過去の優勝記録を調べる際には注意したい。
また、2020年は新型コロナウイルスの影響で全国高校野球選手権大会が中止となり、西東京でも通常の選手権大会とは異なる代替大会が実施された。
そのため、歴代優勝校を比較するときには、2020年を通常開催年と同じ扱いにしないことが大切だ。
【西東京大会2026のよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の西東京大会で優勝した高校はどこ?
八王子実践高校。7月26日の決勝で創価高校を1-0で破り、初優勝を達成した。
Q2:八王子実践と創価の決勝はいつ、どこで行われた?
2026年7月26日、明治神宮野球場で行われた。八王子実践が7回表に1点を奪い、そのまま1-0で勝利した。
Q3:八王子実践の決勝で決勝点を挙げた選手は誰?
7番の荒木孝介内野手。7回表にセンターへの犠牲フライを放ち、先制点を挙げた。
Q4:2026年の準決勝で日大三と明大八王子はどうなった?
日大三は創価に4-7で敗れた。明大八王子は八王子実践に2-4で敗退した。
Q5:西東京大会2026の開催期間は?
7月7日から7月26日まで。決勝は7月26日に開催された。
Q6:八王子実践は今回が初めての甲子園出場?
そのとおり。2026年の西東京大会優勝によって、野球部創部以来初めての甲子園出場を決めた。
Q7:西東京大会の歴代優勝校で最も注目される学校は?
近年では日大三、早稲田実、東海大菅生などが優勝実績を持つ。2026年は八王子実践が新たに優勝校の仲間入りを果たした。
まとめ:西東京大会2026は八王子実践の歴史的な初優勝で幕
2026年の第108回全国高等学校野球選手権西東京大会は、八王子実践高校が創価高校を1-0で破り、初優勝を果たした。
大会の大きなポイントは次の3つだ。
1. 八王子実践が準々決勝、準決勝、決勝を勝ち抜き、初めて甲子園出場を決めた。
2. 創価は準決勝で日大三を7-4で破ったものの、決勝では1点差で惜敗した。
3. 学校創立100周年という記念の年に、八王子実践野球部が初の甲子園出場という歴史的な実績を残した。
特に決勝の1-0というスコアは、2026年大会を象徴する結果だった。7回の犠牲フライで奪った1点を、奥山慎太郎投手から塚原翔太投手への継投で守り切った。
日大三や東海大菅生といった実績校が上位に残る中、最後に頂点へ立ったのは八王子実践だった。
2026年の西東京大会は、伝統校の実力と新たな歴史を切り開く学校の挑戦が交差した大会として記憶されることになった。
主な事実確認資料: 東京都高等学校野球連盟の大会発表・試合記録、日刊スポーツの2026年大会スコアと歴代成績、高校野球ドットコムのトーナメント記録、タウンニュース八王子版の決勝後の取材記事。 (出典: 西 東京 大会(Yahoo!ニュース))