則本の年俸を理解するには、金額だけでなく、年度ごとの成績と起用法を比較する必要があります。
特に注目したいのは、先発投手から抑えへ転向した2024年と、巨人で再び先発を担うことになった2026年です。
2020年の年俸3億円は高すぎたのか?
2020年の推定年俸は3億円でした。一方、同年の成績は18試合登板、5勝7敗、防御率3.96です。
数字だけを見ると、全盛期の先発投手としての成績には届いていません。
ただし、2020年の年俸は、そのシーズンだけの成績を評価して決まったものではありません。前年に締結した7年契約の影響が大きく、過去の実績や長期的なチームへの貢献を含めた契約だった点が重要です。
2024年は抑え転向で新たな評価を獲得
2024年は則本のキャリアにおける大きな転換点でした。
| 年度 | 登板 | 勝敗 | セーブ | 防御率 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | 24 | 8勝8敗 | 0 | 2.61 |
| 2024年 | 54 | 3勝4敗 | 32 | 3.46 |
| 2025年 | 56 | 3勝4敗 | 16 | 3.05 |
| 2026年 | 18 | 3勝4敗 | 0 | 4.72 |
出典:日本野球機構(NPB)の年度別公式記録。2026年は同年のレギュラーシーズン成績。
2024年は32セーブで最多セーブのタイトルを獲得しました。
先発時代には長いイニングを投げ、奪三振を重ねる能力が評価されていましたが、抑え転向後は試合終盤を任せられる安定感が評価の中心になりました。
2025年も防御率3.05を記録し、56試合に登板。16セーブ、10ホールドという数字は、救援投手としての経験値を示しています。
2026年の巨人での成績と年俸評価
2026年の則本は、巨人で再び先発を含む役割を担っています。
NPBの年度別記録では、2026年の成績は次のとおりです。
- 登板:18試合
- 先発:10試合
- 勝敗:3勝4敗
- ホールド:1
- 投球回:61回
- 奪三振:43
- 防御率:4.72
- WHIP:1.51
2025年の防御率3.05と比べると、2026年は4.72まで上昇しています。数字だけで判断すれば、巨人移籍1年目は課題の残るシーズンでした。
一方、先発と救援では求められる能力が異なります。救援時代の登板数やセーブ数だけを基準に、先発としての評価を決めることはできません。
3億円という年俸は、2026年の成績だけに対する報酬ではなく、過去の実績と複数年契約を含めた評価です。
【海外FA権行使の真相】則本昂大はなぜ楽天を離れて巨人を選んだ?
則本の巨人移籍を語るうえで欠かせないのが、2025年オフの海外FA権行使です。
楽天で長年エースとして活躍してきた投手が、なぜ35歳で新しい環境を選んだのでしょうか。
MLB挑戦を視野に入れた海外FA権の行使
則本は2025年11月、海外FA権の行使を宣言しました。
当初はメジャーリーグへの挑戦も視野に入れており、海外球団からのオファーを待っていたと報じられています。
しかし、米国の移籍市場の状況に加え、契約条件や環境面などを総合的に判断した結果、メジャー移籍は見送られました。
その後、国内球団からもオファーを受け、巨人への移籍を決断しています。
巨人移籍を決めた理由は複数年契約と現役への意欲
2026年1月19日の巨人入団会見では、移籍の決断について本人が胸の内を明かしました。
「40歳までは必ず第一線でやりたいという思いを持っていた。その思いがある中で、複数年の提示をいただけたのは、心強かった」
この発言から読み取れるのは、単純に年俸の高い球団を選んだという話ではないことです。
則本にとって重要だったのは、35歳から40歳に向かうキャリアのなかで、第一線で投げ続けられる環境を確保することでした。
3年間の大型契約は、現役生活の見通しを立てるうえでも大きな意味を持っていたと考えられます。
楽天時代の田中将大との縁も注目ポイント
巨人には、楽天時代にチームメートだった田中将大も所属しています。
2013年の楽天は、田中将大が24勝0敗という圧倒的な成績を残し、球団初の日本一を達成したシーズンでした。
則本も新人として15勝を挙げ、新人王を獲得。チームの優勝に貢献しています。
かつて楽天でともに戦った選手が、今度は巨人で再びチームメートになるという点も、今回の移籍を象徴する出来事です。
【生涯年俸を独自試算】則本昂大はプロ入りから約31億円を獲得?
則本昂大の生涯年俸は、公開されている年度別の推定年俸を積算すると、約31億9200万円になります。
これは2013年の新人時代から2026年までの14シーズンを対象にした試算です。
年度別の積算で見える31億円超の実績
| 年俸区分 | 金額 |
|---|---|
| 2013年 | 1200万円 |
| 2014年 | 6000万円 |
| 2015年 | 1億2000万円 |
| 2016年 | 1億5000万円 |
| 2017年 | 2億円 |
| 2018年 | 2億5000万円 |
| 2019~2026年 | 24億円 |
| 合計 | 31億9200万円 |
※推定年俸を単純合算した概算です。契約金、出来高、スポンサー収入などは含みません。
新人時代の1200万円からスタートし、2019年には3億円に到達。その後も高額年俸を維持したことが、31億円を超える積算額につながっています。
なお、野球選手の生涯年俸は集計サイトによって対象年度や推定金額が異なります。約31.3億円など別の試算もありますが、2013年の新人年俸を含め、2019年以降を3億円として計算すると約31.92億円です。
ドラフト時の契約金7000万円は別扱い
2012年11月、楽天はドラフト2位で指名した則本との契約を発表しました。
当時の契約条件は以下のとおりです。
- 契約金:推定7000万円
- 初年度年俸:推定1200万円
この7000万円は入団時の契約金であり、毎年の年俸とは別の収入です。
したがって、生涯年俸31億9200万円という試算に契約金を加える場合は、別途7000万円を計上する必要があります。
出来高は生涯年俸に含まれるのか?
ここも混同されやすいポイントです。
則本は楽天時代の2019年に年俸3億円プラス出来高の7年契約を結んだと報じられています。
また、巨人との2026年からの3年契約も、総額13億円(推定)と報じられ、出来高を含むとの情報があります。
ただし、年度ごとの出来高の実際の支給額は公開されていません。
そのため、31億9200万円という数字は基本年俸を中心とする推定額の積算であり、選手として実際に受け取ったすべての報酬を示すものではありません。
【プロの結論】則本昂大の年俸は実績・契約期間・起用価値で判断する
則本昂大の年俸を分析すると、単純な勝利数や防御率だけでは説明できない特徴が見えてきます。
重要なのは、次の3つです。
1. 長期間にわたる実績
2013年の新人王、5年連続の最多奪三振、2024年の最多セーブ。先発と抑えの双方でタイトルを獲得した経験は、長期的な市場価値を支える要素です。
2. 役割を変えられる柔軟性
先発投手としての経験を持ちながら、救援投手としても結果を残してきました。巨人にとっては、先発ローテーションの補強だけでなく、ブルペンの状況に応じた起用も検討できる戦力です。
3. 複数年契約による評価の安定性
単年の成績だけではなく、複数シーズンにわたる貢献を見込んで契約が結ばれています。2026年の成績が過去の数字を下回ったとしても、それだけで3年契約の評価全体が決まるわけではありません。
2026年の評価で注目すべき判断基準
| 評価項目 | 注目ポイント |
|---|---|
| 先発能力 | 投球回、試合を作る能力 |
| 安定性 | 防御率、WHIP、四球数 |
| 奪三振能力 | 奪三振数、奪三振率 |
| 起用の柔軟性 | 先発・中継ぎ双方への対応 |
| 契約価値 | 複数年にわたる戦力貢献 |
2026年は防御率4.72と課題が残りました。今後の評価では、先発としての登板内容や投球回数、失点を抑える能力の改善が重要になります。
巨人が期待しているのは、過去の実績だけではありません。経験豊富な右腕として、チームの投手陣を支えられるかどうかが問われています。
【則本昂大の年俸】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:則本昂大の2026年の年俸はいくらですか?
A1:2026年の推定年俸は3億円です。巨人との契約は3年総額13億円(推定)と報じられています。年俸と契約総額は異なる数字です。
Q2:則本昂大の歴代最高年俸はいくらですか?
A2:歴代最高年俸は推定3億円です。楽天時代の2020年に到達し、その後2025年まで同水準を維持。2026年も推定3億円とされています。
Q3:則本昂大の生涯年俸はいくらですか?
A3:2013年から2026年までの推定年俸を積算すると約31億9200万円です。契約金や出来高などを含めた実際の総収入とは異なります。
Q4:則本昂大はなぜ楽天から巨人に移籍したのですか?
A4:2025年オフに海外FA権を行使し、メジャー挑戦も視野に入れていました。その後、条件や環境などを総合的に判断して巨人入りを決断。40歳まで第一線で活躍したいという本人の意欲と、複数年契約の提示も背景にありました。
Q5:則本昂大の巨人での背番号は何番ですか?
A5:2026年から背番号43を着用しています。楽天時代の背番号は14でした。
Q6:則本昂大の2020年の年俸はいくらでしたか?
A6:推定3億円です。2019年に楽天と7年契約を結び、年俸3億円プラス出来高と報じられたことが背景にあります。
まとめ:則本昂大の年俸は3億円、巨人で問われるのは実績の再現力
則本昂大の年俸は、2026年も推定3億円です。
楽天時代に新人王、最多奪三振、最多セーブのタイトルを獲得し、先発と抑えの両方で実績を積み重ねてきました。生涯年俸も推定約31.9億円に達する計算です。
2026年1月に成立した巨人との契約は、3年総額13億円(推定)。単年年俸3億円とは別に、出来高を含む長期契約として注目されています。
一方、2026年の防御率は4.72。大型契約に見合う働きを今後どこまで示せるかは、引き続き注目すべきポイントです。
則本昂大の年俸を正しく理解するには、単年の金額だけでなく、契約総額、過去の実績、起用法、そして複数年にわたる貢献を総合的に見ることが大切です。
巨人の背番号43を背負うベテラン右腕が、再び先発投手として存在感を示せるか。3年契約の今後を左右する大きな注目点となっています。 (出典: 則 本 昂 大 年俸(Yahoo!ニュース))