2026年のプロ野球は、シーズン終盤から各球団の来季編成を見据えた戦力整理が進み、戦力外通告を受けた選手の発表が相次いだ。11月3日時点で、12球団の公式発表を照合した集計では、対象選手は合計150人(支配下選手93人・育成選手57人)。球団別では福岡ソフトバンクホークスが19人で最多となっている。
一方、戦力外通告は必ずしも現役引退や野球人生の終わりを意味しない。NPB他球団への移籍、育成契約による再出発、独立リーグや社会人野球への転身など、選手によって進路は異なる。さらに、2026年11月17日には日本プロ野球選手会主催の「エイブル トライアウト2026」がバンテリンドーム ナゴヤで開催される。2026年11月4日時点の最新情報を整理する。 HTML_BLOCK_HOLD_0 HTML_BLOCK_HOLD_7
2026年の戦力外通告は、9月28日の楽天の発表を皮切りに本格化した。10月には第2次通告期間に入った球団から追加発表があり、11月3日には西武が育成選手2人との来季契約を結ばないと発表している。
以下は、各球団の公式発表を照合した11月3日時点の集計である。球団が来季契約を結ばないと発表した選手を対象とし、自由契約のみの公示や現役引退を別途発表した選手は、同じ基準で単純合算していない。日付は球団の公表日を示す。
| 球団 | 合計 | 支配下 | 育成 | 主な発表日 |
|---|---|---|---|---|
| DeNA | 15人 | 11人 | 4人 | 9月29日・30日 |
| 広島 | 13人 | 10人 | 3人 | 10月1日・24日・26日 |
| 中日 | 15人 | 12人 | 3人 | 9月29日・30日、10月1日・25日・30日 |
| オリックス | 11人 | 7人 | 4人 | 10月5日・26日 |
| 楽天 | 13人 | 11人 | 2人 | 9月28日、10月20日・29日 |
| 日本ハム | 9人 | 5人 | 4人 | 10月5日・19日・26日 |
| 巨人 | 14人 | 4人 | 10人 | 9月30日、10月1日・5日・25日 |
| ソフトバンク | 19人 | 8人 | 11人 | 10月6日・26日・29日 |
| 西武 | 12人 | 7人 | 5人 | 10月1日・26日・30日、11月3日 |
| ロッテ | 11人 | 7人 | 4人 | 10月4日・7日・24日・25日 |
| ヤクルト | 9人 | 8人 | 1人 | 9月29日、10月26日 |
| 阪神 | 9人 | 3人 | 6人 | 9月29日、10月19日・23日 |
| 12球団合計 | 150人 | 93人 | 57人 | 11月3日時点 |
球団別ではソフトバンクの19人が最多。DeNAと中日が各15人、巨人が14人、広島と楽天が各13人と続く。巨人は育成選手が10人、ソフトバンクは11人で、育成選手の契約見直しが目立つ。
なお、西武の11月3日の発表は、育成選手のチャッゼ・フレッド投手とカルロス・トーバー外野手に関するもの。一般的な第2次通告期間の終了日とは別に、育成選手の保留者名簿や個別の契約状況も確認する必要がある。150人という数字は、発表日だけでなく対象となる契約区分もそろえて見ることが重要だ。
横浜DeNAベイスターズ:15人
9月29日:藤浪晋太郎、佐々木千隼、中川颯、堀岡隼人、西巻賢二(育成)、井上絢登、小園健太、松本隆之介(育成)、小笠原蒼(育成)、近藤大雅(育成)。
9月30日:大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介。
DeNAは15人のうち4人が育成選手。藤浪晋太郎、佐々木千隼、大貫晋一など、一軍での登板経験を持つ選手も含まれた。大貫、橋本、益子、東妻、濱には育成再契約の打診が報じられており、通告後の契約形態にも注目が集まる。
広島東洋カープ:13人
10月1日:小園海斗、矢野雅哉、田村俊介、前川誠太。
10月24日:ケムナ誠、松本竜也、辻大雅、長谷部銀次、中村貴浩、日髙暖己。
10月26日:ラミレス(育成)、ロベルト(育成)、杉原望来(育成)。
広島は支配下10人、育成3人の計13人。小園海斗、矢野雅哉、田村俊介ら野手に加え、中継ぎや先発を経験した投手も対象となった。
中日ドラゴンズ:15人
9月29日:福敬登、三浦瑞樹、尾田剛樹、土生翔太(育成)、津田啓史(育成)、川上理偉(育成)。
9月30日:ブライト健太、辻本倫太郎。
10月1日:知野直人。
10月25日:宇佐見真吾、川越誠司。
10月30日:牧野憲伸、松木平優太、福田幸之介、有馬惠叶。
中日は支配下12人、育成3人。福敬登や宇佐見真吾など、複数年にわたって一軍でプレーした経験を持つ選手も含まれている。
オリックス・バファローズ:11人
10月5日:頓宮裕真、阿部翔太、香月一也(育成)、寿賀弘都(育成)、村上喬一朗(育成)、芦田丈飛(育成)。
10月26日:曽谷龍平、川瀬堅斗、東晃平、横山楓、藤川敦也。
オリックスは支配下7人、育成4人。発表は2回に分かれ、10月26日には追加の契約見直しが公表された。
東北楽天ゴールデンイーグルス:13人
9月28日:酒居知史、今野龍太、松田啄磨(育成)、日當直喜、林優樹、前田銀治(育成)。
10月20日:伊藤光。
10月29日:渡辺翔太、石原彪、入江大樹、金子京介、古賀康誠、大栄利哉。
楽天は支配下11人、育成2人。伊藤光は一軍通算1,085試合に出場した実績を持ち、今回の発表では経験豊富な捕手の去就も注目された。
北海道日本ハムファイターズ:9人
10月5日:山口アタル(育成)、藤田大清(育成)。
10月19日:松岡洸希、梅林優貴、明瀬諒介。
10月26日:清宮虎多朗、阪口樂、加藤大和(育成)、松本遼大(育成)。
日本ハムは支配下5人、育成4人。3回に分けて発表され、若手選手の契約見直しも含まれている。
読売ジャイアンツ:14人
9月30日:板東湧梧(育成)、松井颯(育成)、喜多隆介(育成)、北村流音(育成)、吉村優聖歩(育成)、富田龍(育成)、森本哲星(育成)、田上優弥(育成)、石田隼都(育成)。
10月1日:F・グズマン(育成)。
10月5日:郡拓也、岡田悠希、山田龍聖。
10月25日:湯浅大。
巨人は支配下4人、育成10人。12球団の中でも育成選手の割合が高く、14人中10人を育成契約の選手が占めた。
福岡ソフトバンクホークス:19人
10月6日:大江竜聖、長谷川威展(育成)、ハモンド(育成)、桑原秀侍(育成)。
10月26日:中村稔弥、秋広優人、岩井俊介、川口冬弥(育成)、田上奏大(育成)、佐々木明都(育成)、佐藤航太(育成)、安德駿、宮里優吾(育成)、岡植純平(育成)、木村大成、牧原巧汰(育成)、相良雅斗、重松凱人(育成)。
10月29日:緒方理貢。
ソフトバンクは19人で12球団最多。支配下8人に対して育成11人という構成で、育成契約を含む大規模な編成見直しとなった。
埼玉西武ライオンズ:12人
10月1日:シンクレア(育成)、奥村光一(育成)。
10月26日:佐々木健(育成)、青山美夏人、茶野篤政、糸川亮太、牧野翔矢、古川雄大、林冠臣。
10月30日:中村祐太。
11月3日:チャッゼ・フレッド(育成)、カルロス・トーバー(育成)。
11月3日に発表されたフレッドとカルロス・トーバーは、いずれも海外出身の育成選手。今季はBCリーグ信濃への派遣も経験していた。球団公式発表では、両選手に来季契約を結ばない旨を通告したとしている。
千葉ロッテマリーンズ:11人
10月4日:一條力真、本前郁也(育成)、永島田輝斗(育成)、勝又琉偉(育成)、髙野光海(育成)。
10月7日:東妻勇輔、菊地吏玖、石垣勝海。
10月24日:森遼大朗、早坂響。
10月25日:愛斗。
ロッテは支配下7人、育成4人。10月初旬から下旬にかけて段階的に発表した。
東京ヤクルトスワローズ:9人
9月29日:沼田翔平、田口麗斗、青柳晃洋、長谷川宙輝、山野辺翔、根岸辰昇(育成)。
10月26日:茂木栄五郎、小澤怜史、北村恵吾。
ヤクルトは支配下8人、育成1人。田口麗斗、青柳晃洋、茂木栄五郎など、一軍での出場経験が豊富な選手も含まれた。
阪神タイガース:9人
9月29日:伊藤稜(育成)、松原快(育成)、アンソニー・マルティネス(育成)、戸井零士(育成)、ジーン・アルナエス(育成)、スタンリー・コンスエグラ(育成)。
10月19日:島田海吏、豊田寛。
10月23日:長坂拳弥。
阪神は支配下3人、育成6人。育成選手が全体の3分の2を占める編成となった。
以上の一覧は、球団公式発表と報道を照合した2026年11月3日時点の情報である。戦力外通告後の再契約、現役引退、自由契約などによって選手の区分が変わる場合があるため、最新の去就は各球団の追加発表とNPB公示を分けて確認したい。
【いつからいつまで?】2026年の第1次・第2次戦力外通告期間
プロ野球の戦力外通告は、球団が自由なタイミングで一斉に行うものではない。シーズン終盤の選手の活動機会やポストシーズンの日程を考慮し、第1次と第2次に分けて実施される。
第1次通告期間:9月28日~10月9日
2026年の第1次通告期間は、ファーム・リーグのレギュラーシーズン終了翌日にあたる9月28日から10月9日までだった。
ただし、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで敗退した球団には特例が設けられている。敗退翌日まで通告でき、移動を伴う場合は翌々日まで認められる。
この制度には、ポストシーズンに進出する可能性がある選手の出場機会を確保しながら、敗退が決まった球団が次年度の編成に着手できるようにする意味がある。
第2次通告期間:10月18日~10月30日
第2次は、クライマックスシリーズの全日程終了翌日から10月30日まで。2026年のCSは、セ・リーグが10月17日、パ・リーグが10月16日に決着したため、翌18日から第2次の通告期間に入った。
ドラフト会議は10月22日に行われており、新人選手の指名や来季のチーム編成を踏まえた契約見直しも進んだ。10月下旬に複数球団から追加発表が集中した背景には、ドラフト後の戦力構想を固める時期と重なったこともある。
育成選手は保留者名簿も確認する
育成選手については、支配下選手とは別に翌年度の育成選手保留者名簿が公示される。NPBは2026年10月30日に2027年度の育成選手保留者名簿を公示し、名簿に記載されなかった選手は自由契約選手となることを説明している。
このため、球団からの個別の通告日だけでなく、NPBが公示する契約保留者名簿や自由契約選手の情報も確認する必要がある。西武の育成選手2人のように、11月3日に契約不更新が公表されるケースもあり、発表日と契約上の状態を同一視しないことが大切だ。
【制度を正しく理解】支配下選手・育成選手と自由契約の違い
戦力外通告のニュースを読むとき、混同されやすいのが「支配下選手」「育成選手」「自由契約」の3つだ。いずれも選手の所属や契約に関係する言葉だが、意味は異なる。
支配下選手とは?
支配下選手は、球団と支配下選手契約を結び、NPBの一軍公式戦に出場するための登録対象となる選手だ。通常、各球団の支配下登録枠は70人以内と定められている。
一軍での出場資格を持つことから、レギュラー、先発投手、中継ぎ、控え選手など、チームの戦力を構成する中心的な契約区分となる。
育成選手とは?
育成選手は、将来的な支配下登録を目指し、球団に所属して技術向上に取り組む選手だ。支配下選手の70人枠には含まれず、支配下登録を受けることで一軍公式戦への出場が可能になる。
ただし、育成選手だからといって能力が低いと断定することはできない。故障からの復帰、実戦経験の不足、技術の成長段階など、球団が育成契約を選ぶ事情はさまざまだ。
2026年の通告人数を見ると、巨人は育成10人、ソフトバンクは育成11人、阪神は育成6人。育成選手の人数が多い球団ほど、支配下枠だけでなく育成部門も含めた再編が目立つ。
戦力外通告と自由契約は同じではない
戦力外通告は球団から選手への契約不更新の意思表示、自由契約は契約上の状態を示すものだ。
NPB野球協約第58条では、選手契約が解除された選手などについて、コミッショナーによる自由契約選手の公示後、他球団と自由に選手契約を結ぶことができると定めている。
つまり、戦力外通告を受けた時点で、直ちに他球団との契約が成立するわけではない。自由契約選手として公示されるなどの手続きを経て、移籍交渉が可能になる。
また、自由契約という言葉は戦力外通告を受けた選手だけに使われるわけではない。外国人選手との契約終了や、その他の契約解除によっても自由契約となることがある。
もう一つ混同しやすいのが任意引退だ。任意引退は選手自身が現役を退く意思を示した場合の手続きであり、自由契約とは移籍に関する扱いが異なる。戦力外通告を受けた選手が必ず引退するわけではない。
【なぜ戦力外になる?】通告理由と球団が判断する背景
戦力外通告の理由として一般的に考えられるのは、成績、出場機会、故障からの回復状況、年齢構成、ポジションの重複、若手選手の育成計画、チームの補強方針などだ。
ただし、個々の選手に対する判断は球団ごとに異なる。球団が来季契約を結ばないと発表しただけでは、その選手が通告を受けた具体的な理由まで明らかになったことにはならない。
成績だけでは決まらない戦力評価
プロ野球の編成では、一軍での出場数や打率、防御率だけでなく、将来の起用計画も考慮される。
例えば、同じポジションに複数の若手選手が成長している場合、ベテラン選手の出場機会が減ることがある。反対に、一軍で十分な経験があっても、球団が新しい世代への切り替えを進めれば契約が見直される可能性がある。
投手の場合も、先発・中継ぎ・抑えの役割に加え、球速、制球、登板間隔、故障歴など、複数の要素が評価対象になる。
育成再契約の打診は何を意味する?
2026年のDeNAでは、大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介に育成再契約が打診されたと報じられた。
これは、支配下選手としての契約を更新しない一方で、育成選手として球団に残る選択肢を提示するケースだ。
選手側は、育成契約を受け入れて同じ球団で再起を目指すか、他球団からの獲得を目指して自由契約後の移籍先を探すか、現役引退を含めて判断することになる。
この点は、戦力外通告を受けた選手全員が即座に所属球団を離れるわけではないことを示している。
戦力外通告と現役引退は別の判断
2026年には、中川颯や松本隆之介など、戦力外通告後に現役引退を発表した選手もいる。一方、西勇輝や岩貞祐太のように、現役引退を別途発表した選手もいる。
球団からの契約不更新と、選手自身が競技生活に区切りをつける決断は別のものだ。通告を受けた後に現役続行を希望する選手もいれば、本人の意思で引退を選ぶ選手もいる。
戦力外通告のニュースを見る際には、球団の発表、本人のコメント、育成再契約の有無、移籍先の決定を分けて追うことが、選手の現状を正しく理解する判断基準になる。
【戦力外通告後の進路】NPB復帰・独立リーグ・社会人野球・引退
戦力外通告を受けた選手の進路は一つではない。NPBの別球団への移籍を目指す選手もいれば、独立リーグや社会人野球でプレーを続ける選手、海外リーグに挑戦する選手、現役を引退して新しい仕事に進む選手もいる。
NPB復帰・他球団移籍
最も注目されるのは、NPBの他球団との契約だ。自由契約となった選手は、他球団の編成担当者に自身の能力を評価してもらい、新しい契約を目指すことができる。
一軍での実績や経験があっても、必ず移籍先が決まるわけではない。各球団には支配下登録枠や年俸、ポジション構成などの事情があり、選手の実力と獲得側の補強ニーズが一致する必要がある。
独立リーグへの移籍
独立リーグは、NPB復帰を目指す選手にとって実戦経験を積む選択肢の一つだ。
BCリーグや四国アイランドリーグplusなどでプレーし、試合を通じて投球や打撃の状態を示すことができる。NPB球団との接点を維持しながら、現役を続けられる点が特徴だ。
社会人野球への移籍
社会人野球も、プロを離れた選手が競技生活を続ける重要な進路となっている。
企業チームなどに所属し、競技と仕事を両立する道を選ぶ選手もいる。NPBの舞台とは環境が異なるものの、野球を続けながら新たなキャリアを築くことができる。
現役引退とセカンドキャリア
現役引退後は、野球関係の仕事だけでなく、一般企業への就職や起業など、さまざまな道がある。
NPBが2026年4月27日に公表した2025年の戦力外・現役引退選手の進路調査は、セカンドキャリアの実態を知る重要な資料だ。
調査対象は169人で、外国人選手と同一球団内で育成再契約した選手は除外されている。対象者の平均年齢は27.2歳、平均在籍年数は6.8年だった。
進路の内訳は次のとおり。
- NPB関係:90人(53.25%)。選手、育成選手、監督・コーチ、球団職員、チームスタッフなど。
- その他の野球関係:54人(31.95%)。独立リーグ8人、社会人野球18人、海外チーム17人など。
- 野球関係以外:17人(10.06%)。一般企業への就職14人、自営・起業3人。
- 未定・不明:8人(4.73%)。
この調査から分かるのは、現役引退後も半数以上がNPB関係の仕事に進んでいる一方、独立リーグや社会人野球、一般企業など、競技の内外に複数の選択肢が存在することだ。
選手会やNPBによるセカンドキャリア支援も、選手が競技生活を終えた後の生活を考えるうえで重要な取り組みとなっている。野球の経験を指導や運営、スポーツ関連事業などに生かす道もある。
【11月17日開催】エイブル トライアウト2026の会場・時間・目的
2026年の戦力外通告後の動向で、大きな注目を集めているのが12球団合同トライアウトだ。
日本プロ野球選手会は8月24日、株式会社エイブルホールディングスの協賛による「エイブル トライアウト2026〜挑め、その先へ〜」の開催を正式発表した。
エイブル トライアウト2026 開催概要
- 開催日:2026年11月17日(火)
- 会場:バンテリンドーム ナゴヤ
- 主催:一般社団法人日本プロ野球選手会
- 協賛:株式会社エイブルホールディングス
- 開場:15時予定
- シートノック:16時開始予定
- シート打撃:16時30分開始予定
- 予備日:なし
12球団合同トライアウトは何のために行われる?
トライアウトは、所属球団から次年度の契約更新を受けなかった選手や、育成再契約を打診された選手、NPB復帰を目指す選手などが、プレーを通じて自身の能力をアピールする機会だ。
投手は球の質や制球力、打者はスイングや打球の強さ、守備では動きや送球などが評価材料となる。短い実戦形式の中で、選手が持つ能力を球団関係者に示す場となる。
ただし、トライアウトで好成績を残せば必ずNPB球団と契約できるという制度ではない。参加選手の評価や契約判断は各球団の編成方針にも左右される。
日本プロ野球選手会が主催する理由
2026年の合同トライアウトは、日本プロ野球選手会が主催する。昨年に続いて選手会が開催を継続する背景には、参加選手から寄せられた開催継続への要望や、選手の再挑戦の機会を守る目的がある。
選手会は、トライアウトを単なる選手選考の場としてだけではなく、プロ野球を離れた後のキャリア選択支援にもつなげる取り組みとして位置付けている。
そのため、NPB復帰だけが唯一の成功ではない。独立リーグや社会人野球への移籍、競技生活を終えた後の新しい仕事も含め、選手の次の一歩を支えるという側面がある。
参加選手の発表はいつ?
11月4日時点では、参加予定選手の情報は11月に公開予定と案内されている。参加選手は変更される可能性もあるため、当日の参加者が確定するまでは最新の選手会発表を確認したい。
観戦案内では15時開場、16時にシートノック、16時30分にシート打撃開始が予定されている。時間は目安で、進行状況によって前後する場合がある。
会場はバンテリンドーム ナゴヤで、ドーム開催のため雨天中止はない。予備日も設けられていない。
11月17日は、2026年に戦力外通告を受けた選手にとって、次の所属先を探すうえで大切な節目となる。
プロ野球戦力外2026に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に戦力外通告を受けたプロ野球選手は何人ですか?
A1:2026年11月3日時点の12球団の公式発表を照合した集計では、合計150人です。内訳は支配下選手93人、育成選手57人。最多はソフトバンクの19人です。
Q2:2026年の第1次・第2次戦力外通告期間はいつですか?
A2:第1次は9月28日から10月9日までで、CSファーストステージ敗退球団には終了翌日までの特例があります。第2次はCS全日程終了翌日の10月18日から10月30日までです。
Q3:戦力外通告を受けたら必ず引退するのですか?
A3:必ずしも引退するわけではありません。NPB他球団への移籍、育成契約による再契約、独立リーグや社会人野球への移籍など、現役を続ける選択肢があります。
Q4:戦力外通告と自由契約の違いは何ですか?
A4:戦力外通告は球団から契約を更新しないと伝えられることです。自由契約は、NPBの公示を経て他球団と自由に選手契約を結べる状態を指します。
Q5:育成選手も戦力外通告を受けますか?
A5:受けます。2026年は育成選手57人が対象となっています。育成契約の更新が見送られた場合でも、別の球団との契約や独立リーグへの移籍などを目指すことができます。
Q6:エイブル トライアウト2026はいつ、どこで開催されますか?
A6:2026年11月17日(火)、愛知県のバンテリンドーム ナゴヤで開催されます。15時開場、16時シートノック、16時30分シート打撃開始予定です。日本プロ野球選手会が主催します。
Q7:戦力外通告後に独立リーグや社会人野球へ進む選手はいますか?
A7:います。NPBが発表した2025年の進路調査では、独立リーグが8人、社会人野球が18人でした。NPB以外の環境で競技を続けることも、現役続行の選択肢です。
まとめ:2026年の戦力外通告は次の挑戦への分岐点
2026年のプロ野球戦力外通告は、11月3日時点で12球団合計150人。支配下93人、育成57人という内訳で、ソフトバンクが19人と最多だった。巨人や中日、DeNAなどでも大規模な契約見直しが行われ、各球団の来季に向けた編成が進んでいる。
第1次通告期間は9月28日から10月9日、第2次は10月18日から10月30日まで。育成選手については、通常の通告情報に加え、NPBが公示する育成選手保留者名簿や自由契約選手の情報も確認する必要がある。
戦力外通告は選手にとって厳しい現実だが、その後の道は一つではない。NPB復帰や他球団移籍を目指す選手、独立リーグや社会人野球で現役を続ける選手、引退してセカンドキャリアを歩む選手、それぞれに新たな選択が待っている。
次の大きな節目は11月17日のエイブル トライアウト2026だ。バンテリンドーム ナゴヤで行われるこの舞台は、選手たちが新たな可能性を示す機会となる。今後は参加選手の発表、NPB各球団の獲得動向、独立リーグや社会人野球への移籍、引退後の進路が注目される。
ファンにとっても、戦力外通告を単なる退団ニュースとして終わらせず、それぞれの選手がどのような決断を下し、次の舞台でどのような挑戦を始めるのかを見届けたいシーズンオフとなっている。 (出典: プロ 野球 戦力 外(Yahoo!ニュース))