松本剛は、北海道日本ハムファイターズで長年プレーした外野手ですが、2025年オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使し、2026年から読売ジャイアンツへ移籍しました。2026年シーズン終了時点での所属球団は巨人です。
移籍の背景には、2022年のパ・リーグ首位打者という実績、2025年の打率.188という不本意な成績、若手選手の台頭による出場機会の変化、そして新天地で再挑戦したいという本人の思いがありました。巨人移籍1年目の2026年は打率.274、115安打、17盗塁を記録。日本ハム最終年から成績を大きく改善しています。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 移籍の理由:2025年11月11日に国内FA権を行使。本人は他球団からの評価を聞き、新しい環境で勝負することを選択した。
- 日本ハム時代の実績:2022年に打率.347でパ・リーグ首位打者を獲得し、ベストナインにも初選出された。
- 巨人移籍後の成績:2026年は130試合に出場し、打率.274、115安打、17盗塁を記録した。
【2026年最新】松本剛は日ハムではなく巨人に所属している
2026年11月現在、松本剛は読売ジャイアンツに所属しています。背番号は9番。北海道日本ハムファイターズから国内FA権を行使して移籍し、2026年シーズンを巨人の選手として戦いました。
1993年8月11日生まれの松本剛は、2026年に33歳を迎えた右投右打の外野手です。身長180センチ。帝京高校から2011年ドラフト2位で日本ハムに入団し、長く北海道のファンに親しまれてきました。
日本ハムでは2022年に首位打者を獲得し、チームの中心選手や選手会長も経験しました。それだけに、2025年オフの巨人移籍は、球団と選手双方にとって大きな転換点でした。
現在の松本剛を理解するには、単純に「日ハムを退団した選手」と捉えるだけでは不十分です。首位打者を獲得した全盛期、出場機会が減少した時期、FAによる決断、そして巨人での復調という一連の流れを見る必要があります。
【移籍理由を検証】松本剛はなぜ日本ハムを退団して巨人を選んだのか
松本剛の日本ハム退団は、戦力外通告や球団からの契約解除によるものではありません。本人が国内FA権を行使し、他球団の評価を確認したうえで移籍を決断したものです。
2025年11月11日に国内FA権の行使を発表
北海道日本ハムファイターズは2025年11月11日、松本剛が国内FA権を行使する意思を球団に伝え、申請書類を提出したと公式発表しました。
球団との交渉を重ねた末の決断でした。松本剛は球団を通じて、ファイターズからの提示に感謝を示したうえで、「他球団の評価を聞いてみたく」とFA行使の理由を説明しています。
このコメントから読み取れるのは、単なる日本ハムへの不満ではなく、自分の選手としての市場価値を確かめたいという意思です。
FA権は、一定の条件を満たした選手が自らの意思で所属球団を選択できる制度です。長年在籍した球団への愛着があっても、新しい環境で評価を受けることは選手に認められた正当な選択肢です。
若手外野手の台頭で出場機会が減少
移籍を考えるうえで見逃せないのが、2025年の日本ハムの外野陣の状況です。
万波中正、水谷瞬、五十幡亮汰、矢澤宏太ら若手・中堅選手が台頭し、郡司裕也や野村佑希らも外野を守るなど、チーム内の競争が激しくなっていました。
松本剛自身も2025年は66試合の出場にとどまり、打率.188という成績でした。首位打者を獲得した2022年とは対照的なシーズンです。
本人も2026年1月の週刊ベースボールの移籍インタビューで、前年は自分自身が数字を残せず、若手を上回る成績を残せていなかったと振り返っています。
つまり、出場機会を失ったことだけを移籍理由にするのは正確ではありません。自分の成績が伴わなかったことを受け止めたうえで、競争環境を変えて再挑戦する意思があったのです。
巨人を選んだ理由は憧れと新しいリーグへの挑戦
移籍先となった巨人には、松本剛にとって特別な意味がありました。幼いころから巨人ファンであり、いつか東京ドームでプレーしたいという思いを持っていたことを、移籍後のインタビューで明かしています。
また、14年間プレーしたパ・リーグからセ・リーグに移ることで、異なる野球環境を経験したいという希望もありました。
巨人の阿部慎之助監督から直接「力を貸してほしい」と声を掛けられたことも、決断を後押しした要素です。
2025年11月27日の入団会見では、背番号9に決定。松本剛は再び自分を鍛え直して挑戦する意欲を示しました。
したがって、移籍の理由は大きく分けて次の3点です。
- 2025年の不振を受け、自分の評価を他球団で確かめたかった。
- 若手が成長する日本ハムを離れ、新しい競争環境で再起を図りたかった。
- 幼いころから憧れていた巨人で、セ・リーグに挑戦したかった。
【経歴・移籍年表】帝京高校から日本ハム、そして巨人へ
松本剛のキャリアを振り返ると、2011年のドラフト指名から2026年の巨人移籍1年目まで、決して一直線の成功ではありませんでした。
プロ入り後に出場機会を増やし、2022年に打撃タイトルを獲得。その後、成績が下降し、FA移籍によって新たなキャリアをスタートさせています。
主要な出来事と成績を整理すると、次のようになります。
| 時期 | 球団・関係者 | 主な出来事・成績 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|---|
| 2011年 | 帝京高校・日本ハム | ドラフト2位指名 | プロ野球選手としての出発点 |
| 2013年 | 日本ハム | 一軍公式戦に初出場 | プロキャリアが本格化 |
| 2022年 | 日本ハム | 打率.347、首位打者、ベストナイン | キャリア最大の実績 |
| 2023年 | 日本ハム | 134試合、140安打、打率.276 | 安定した主力選手として活躍 |
| 2024年 | 日本ハム | 127試合、20盗塁、打率.236 | 走塁面でも存在感を発揮 |
| 2025年 | 日本ハム | 66試合、打率.188 | 出場機会と成績が低下 |
| 2025年11月11日 | 日本ハム | 国内FA権の行使を発表 | 移籍への転換点 |
| 2025年11月27日 | 巨人 | 入団会見、背番号9に決定 | 新天地での再出発 |
| 2026年 | 巨人 | 130試合、打率.274、115安打、17盗塁 | 移籍1年目に打撃成績が回復 |
この年表で注目したいのは、2022年のタイトル獲得から2025年のFA移籍までの流れです。
松本剛は一時的に結果を残しただけの選手ではありません。2023年にも140安打を記録しており、日本ハムで複数年にわたってレギュラークラスの実績を積み上げていました。
2025年の不振だけで、それまでのキャリア全体を評価することはできません。2026年に巨人で130試合に出場した事実も、長いキャリアの中で再び存在感を示した重要な出来事です。
【日本ハム時代の成績】2022年首位打者とベストナインの実績
松本剛の名前を語るうえで欠かせないのが、2022年の活躍です。
この年、松本剛は117試合に出場し、395打数137安打、打率.347を記録。パ・リーグの首位打者に輝きました。
2022年に打率.347で首位打者を獲得
2022年は新庄剛志監督が就任したシーズンでした。松本剛は開幕時から重要な打順を任され、安打を積み重ねていきました。
打率.347はリーグトップの数字です。長打だけに依存せず、安打を量産する打撃スタイルが評価され、初めて首位打者のタイトルを獲得しました。
さらに、同年のパ・リーグベストナインにも初選出されています。日本野球機構(NPB)の2022年度表彰記録にも、首位打者賞と外野手部門のベストナインとして松本剛の名前が掲載されています。
この実績は、現在の巨人でのプレーを評価する際にも重要です。2026年の打率.274は、2022年のキャリアハイには届かないものの、もともと高いコンタクト能力を持つ選手であることを示しています。
2023年・2024年も日本ハムの戦力として活躍
2023年は134試合に出場して140安打、打率.276を記録しました。前年の首位打者獲得が一時的な好調だけではなかったことを示す成績です。
2024年も127試合に出場し、103安打、打率.236、20盗塁をマークしています。打率は低下しましたが、走塁面ではチームに貢献しました。
この時期の松本剛は、安打を打つ能力だけでなく、外野守備や走塁を含めた総合力が持ち味でした。
日本ハムで長年プレーし、選手会長も務めたことを考えれば、ファンにとって移籍が大きな出来事だったのも自然です。
【2025年と2026年を比較】打率.188から.274へ復調した巨人1年目
松本剛の移籍を数字で評価するなら、最も注目すべきなのは2025年と2026年の成績差です。
日本ハム最終年は66試合で打率.188、30安打。一方、巨人移籍1年目の2026年は130試合で打率.274、115安打でした。
出場試合数がほぼ2倍になり、打率も8分6厘上昇しています。
2026年の主な打撃成績
NPBの2026年シーズン終了時の個人成績によると、松本剛の記録は以下のとおりです。
- 所属球団:読売ジャイアンツ
- 背番号:9
- 出場試合数:130試合
- 打率:.274
- 安打数:115安打
- 本塁打:3本
- 打点:25打点
- 盗塁:17盗塁
- 出塁率:.324
- 長打率:.337
- OPS:.661
特に注目されるのが、115安打と17盗塁です。2025年に30安打だった選手が、翌年には115安打まで数字を伸ばしました。
また、130試合に出場したことも大きな意味を持ちます。打率だけが改善したのではなく、年間を通して試合に出場し、チームの戦力としてプレーしたことが確認できます。
2025年と2026年の成績を比較
2シーズンの主な数字を並べると、復調の度合いがより明確になります。
- 打率:.188 → .274
- 試合数:66試合 → 130試合
- 安打数:30安打 → 115安打
- 本塁打:0本 → 3本
- 打点:7打点 → 25打点
- 盗塁:3盗塁 → 17盗塁
数字から読み取れるのは、打撃面の回復と出場機会の拡大です。2025年に苦しんだ松本剛が、巨人では再び安打を積み重ねる選手として結果を残しました。
ただし2022年の首位打者時代とは違う
一方で、2026年の成績を2022年の完全復活と同じ意味で捉えるのは早計です。
2022年は打率.347、出塁率.398、長打率.438でした。これに対し、2026年は打率.274、出塁率.324、長打率.337です。
2026年は打率こそ大きく改善しましたが、出塁率や長打率は2022年の水準には届いていません。本塁打も3本にとどまっています。
つまり、巨人移籍後の松本剛は、安打を打つ能力と出場機会を取り戻した一方、首位打者を獲得した2022年のような圧倒的な打撃成績を再現したわけではありません。
17盗塁という数字も含め、コンタクト能力や走塁を生かした貢献が2026年の特徴です。長打力や出塁率の改善が、今後さらに評価を高めるためのポイントになります。
【プロの視点】松本剛の巨人移籍は成功だったのか?今後の評価ポイント
松本剛の2026年を評価する際には、移籍前後の打率だけを見るのではなく、球団が期待した役割と本人の持ち味を分けて考える必要があります。
移籍1年目は再起という目的に一定の成果
2025年の日本ハムでは66試合の出場にとどまりましたが、2026年の巨人では130試合に出場しました。
この変化は、環境を変えてもう一度勝負したいという本人の希望と、巨人側が外野手として獲得した意図が一定程度かみ合った結果と考えられます。
打率.274、115安打という成績は、前年の不振から立ち直ったことを示す材料です。特に、安打を積み重ねられる打撃スタイルがセ・リーグでも機能した点は評価できます。
今後は出塁率と長打力の改善が焦点
一方で、2026年のOPSは.661でした。打率だけでなく、出塁率や長打率を含めた総合的な打撃貢献を考えると、さらなる伸びしろがあります。
松本剛の持ち味は、長距離打者として本塁打を量産することではありません。バットにボールを当てる技術、状況に応じた打撃、走塁や外野守備などを組み合わせて価値を発揮するタイプです。
そのため、今後の成績を判断する際には、打率だけでなく、出塁率、安打数、盗塁、出場試合数、守備面での貢献を総合的に確認することが重要です。
日本ハム時代の経験は巨人でも生きる
松本剛は日本ハムで長年プレーし、首位打者とベストナインを経験しただけでなく、選手会長も務めました。
チームの中心選手として過ごした経験は、新しい環境で若手選手と競争するうえでも生かせるでしょう。
2026年の成績を見る限り、巨人移籍は少なくとも本人が求めた再挑戦の機会につながりました。今後は2026年に取り戻した打撃の安定感を維持できるかが、評価を左右します。
松本剛の日ハム移籍・巨人移籍に関するよくある質問(FAQ)
Q1:松本剛は現在も日本ハムに所属していますか?
A1:いいえ。2025年オフに国内FA権を行使し、2026年から読売ジャイアンツに所属しています。背番号は9番です。
Q2:松本剛が日本ハムを退団した理由は何ですか?
A2:2025年の不振や若手外野手の台頭などを背景に、自分の市場価値を他球団で確かめ、新しい環境で再挑戦することを決めました。本人はFA行使時に、他球団の評価を聞きたいという趣旨のコメントを発表しています。
Q3:松本剛の2026年の成績は?
A3:巨人で130試合に出場し、打率.274、115安打、3本塁打、25打点、17盗塁を記録しました。2025年の日本ハム時代の打率.188から大きく改善しています。
Q4:松本剛は2022年にどのようなタイトルを獲得しましたか?
A4:2022年に打率.347でパ・リーグ首位打者を獲得し、外野手部門のベストナインにも初選出されました。
Q5:松本剛はどこの高校出身で、ドラフト何位でしたか?
A5:帝京高校出身です。2011年のプロ野球ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから2位指名を受けて入団しました。
まとめ:松本剛は日ハムから巨人へ移籍し、新たなキャリアを築いた
松本剛が日本ハムを離れて巨人へ移籍した背景には、2025年の打率.188という不振、若手外野手との競争、他球団からの評価を聞きたいという本人の思いがありました。
2022年には打率.347でパ・リーグ首位打者とベストナインを獲得した実績があり、決して実力を失ったまま日本ハムを離れたわけではありません。幼いころから憧れていた巨人で新たな挑戦を選びました。
そして2026年、巨人移籍1年目は130試合、打率.274、115安打、17盗塁を記録。前年の不振から大きく成績を改善し、再起に向けた重要なシーズンとなりました。
ただし、2022年の首位打者時代と比べれば、出塁率や長打率には改善の余地があります。今後の評価では、打率だけでなく安打数、出塁率、走塁、守備を含めた総合的な働きが重要です。
日本ハムで築いた実績を背負いながら、巨人で新しいキャリアを歩む松本剛。2026年に取り戻した存在感を次のシーズンにつなげられるかが、今後の大きな注目点です。
(出典: 松本 剛 日ハム(Yahoo!ニュース))