馬の毛色を調べると、「8種類」と「14種類」という2つの数字が出てきます。どちらかが間違いというわけではありません。分類を定めている団体と、対象となる馬の範囲が異なるためです。
サラブレッドの毛色は8種類
JRAの「サラブレッド講座」によると、サラブレッドの毛色は、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)が認める次の8種類に分類されています。
1. 鹿毛(かげ)
2. 黒鹿毛(くろかげ)
3. 青鹿毛(あおかげ)
4. 青毛(あおげ)
5. 芦毛(あしげ)
6. 栗毛(くりげ)
7. 栃栗毛(とちくりげ)
8. 白毛(しろげ)
JRAの競走馬も、この8種類の区分に従って登録されています。
日本馬事協会の分類では14種類
一方、公益社団法人日本馬事協会が定める「馬の毛色及び特徴の記載要領」では、次の6種類が加わります。
- 粕毛(かすげ)
- 駁毛(ぶちげ)
- 月毛(つきげ)
- 河原毛(かわらげ)
- 佐目毛(さめげ)
- 薄墨毛(うすずみげ)
つまり、サラブレッドの8種類に6種類を加えた合計14種類です。
同記載要領は昭和51年(1976年)に設定され、平成31年(2019年)2月15日に改訂された第8版が公開されています。
ここで押さえておきたいのは、14種類という数字が、世界中のあらゆる馬の毛色を網羅した絶対的な分類数ではないことです。日本国内の馬の登録・識別に用いられる分類基準として理解すると、8種類との違いが明確になります。
【14種類を一覧比較】それぞれの毛色の特徴と見分け方
馬の毛色を見分けるときは、胴体の色だけでなく、たてがみ、尾、四肢の下部、目や鼻の周辺、白い毛の分布にも注目します。
以下は、日本馬事協会の記載要領を基準に整理した14種類の比較です。
| 毛色 | 読み方 | 主な特徴・見分け方 |
|---|---|---|
| 鹿毛 | かげ | 赤褐色の胴体。たてがみ・尾・四肢の下部は黒色。 |
| 黒鹿毛 | くろかげ | 黒みの強い赤褐色。目の周辺や腹部などに褐色が残る。 |
| 青鹿毛 | あおかげ | 全身の大部分が黒色。目や鼻の周辺などにわずかな褐色がある。 |
| 青毛 | あおげ | 被毛とたてがみ・尾がともに黒色。 |
| 芦毛 | あしげ | 白い毛が全身に混ざり、年齢とともに白さが増す。 |
| 栗毛 | くりげ | 黄褐色。たてがみ・尾は胴体より濃い色から淡い色まである。 |
| 栃栗毛 | とちくりげ | 黒みを帯びた黄褐色。黒色にはならない。 |
| 白毛 | しろげ | 生まれたときから被毛の大部分が白色。ピンク色の皮膚を持つ。 |
| 粕毛 | かすげ | 原毛色に白い毛が混ざる。主に首・胴体・四肢の上部に見られる。 |
| 駁毛 | ぶちげ | 体に大きな白い斑紋がある。 |
| 月毛 | つきげ | クリーム色から淡い黄白色。たてがみ・尾も淡い色。 |
| 河原毛 | かわらげ | 淡い黄褐色から亜麻色。たてがみ・尾・四肢の下部は黒色。 |
| 佐目毛 | さめげ | 被毛と長毛が象牙色。魚目と呼ばれる目とピンク色の皮膚が特徴。 |
| 薄墨毛 | うすずみげ | 薄墨色の被毛。たてがみ・尾・四肢の下部は黒色。 |
この表から分かるように、馬の毛色は単なる色彩の違いではありません。白い毛の混ざり方や、黒い毛が現れる場所、皮膚や目の色なども分類に関係しています。
【黒い馬の見分け方】鹿毛・黒鹿毛・青鹿毛・青毛の違い
競馬場や牧場で馬を観察するとき、特に判断に迷いやすいのが鹿毛を中心とした褐色系・黒色系の4種類です。
鹿毛の特徴:赤褐色の胴体と黒いたてがみ
鹿毛は、明るい赤褐色から暗い赤褐色まで幅がある毛色です。
最大の特徴は、胴体が茶色系である一方、たてがみ、尾、四肢の下部が黒色になることです。
見分けるポイントは次の3つです。
- 胴体が赤褐色
- たてがみと尾が黒色
- 脚の下部も黒色
日本の競走馬では特に身近な毛色で、JRAの紹介例にはディープインパクト、ウオッカ、キタサンブラックなどがいます。
黒鹿毛の特徴:黒に近い赤褐色
黒鹿毛は、鹿毛よりも黒みの強い赤褐色です。
個体によっては全身がほぼ黒色に見えるほど暗い色合いになります。しかし、よく観察すると目の周辺、腋、腹部、内股などに褐色が残っています。
たてがみ、尾、四肢の下部は黒色です。
代表的な競走馬として、ナリタブライアンやスペシャルウィークなどが知られています。
青鹿毛の特徴:全身のほとんどが黒色
青鹿毛は、黒鹿毛よりもさらに黒く見える毛色です。
全身のほとんどが黒色で、目や鼻の周辺、腋、胴体の側面などにわずかな褐色が見られます。
黒鹿毛との違いは、褐色が現れる範囲と全身の色の印象です。
青鹿毛の代表例として、メジロラモーヌ、マンハッタンカフェ、フェノーメノなどが挙げられます。
青毛の特徴:被毛も長毛も黒色
青毛は、胴体の被毛だけでなく、たてがみや尾も黒色になる毛色です。
青鹿毛との違いを判断するときには、目や鼻の周辺をよく観察します。
また、青毛は季節によって毛先が褐色になることがあり、一時的に黒鹿毛や青鹿毛に似て見える場合もあります。
JRAは、青毛の代表例としてシーザリオ、ヴィルシーナ、ヴィブロスを紹介しています。
黒鹿毛と青鹿毛はどこを見ればいい?
この2種類を区別するには、胴体の黒さだけで判断しないことが大切です。
黒鹿毛は黒みの強い赤褐色で、目の周辺や腋、腹部、内股などに比較的はっきり褐色が確認できます。
青鹿毛は全身の大部分が黒く、褐色が見られる範囲も限られます。
ただし、光の当たり方や季節による毛の状態によって見え方が変わるため、写真だけで正確に判定するのは難しい場合があります。
【栗毛・栃栗毛・芦毛・白毛】茶色と白色の馬を見分けるポイント
黒色系以外にも、似ているようで性質が異なる毛色があります。特に栗毛と栃栗毛、芦毛と白毛は混同されやすい組み合わせです。
栗毛の特徴:明るい黄褐色
栗毛は、栗の実を思わせる黄褐色の被毛が特徴です。
たてがみや尾の色には個体差があり、胴体より濃いものもあれば、淡い色で白色に近いものもあります。
代表的な競走馬には、タイキシャトル、グラスワンダー、テイエムオペラオー、オルフェーヴルなどがいます。
栃栗毛との違い:黒みの強さが判断材料
栃栗毛は、栗毛より黒みを帯びた黄褐色です。
非常に濃い色になることもありますが、日本馬事協会の記載要領では、黒色にはならないとされています。
栗毛と栃栗毛を見分ける際は、胴体の黄褐色がどれだけ暗いかを確認します。
ただし、両者ともたてがみや尾の色には幅があるため、長毛の色だけでは判定できません。
サクラローレル、サッカーボーイなどは栃栗毛の代表例として知られています。
芦毛の特徴:年齢とともに白くなる
芦毛は、馬の毛色の中でも特に興味深い種類です。
実は、生まれたばかりの芦毛は必ずしも白くありません。
原毛色は栗毛、鹿毛、青毛などで、そこに白い毛が混ざっています。成長とともに白い毛の割合が増え、全身が白く見えるようになることがあります。
代表的な芦毛の競走馬は次のとおりです。
- オグリキャップ
- タマモクロス
- メジロマックイーン
- ビワハヤヒデ
- クロフネ
- ゴールドシップ
特にゴールドシップは、芦毛の特徴を知るうえで印象に残る競走馬の一頭です。
白毛の特徴:生まれたときから白い
白毛は、芦毛と違い、生まれた時点ですでに被毛の大部分が白色です。
皮膚はピンク色で、一部に色素のある斑点が見られる場合もあります。また、青い目を持つ個体もいます。
代表例として知られるのがユキチャンやブチコ、そして2020年代の競馬界で大きな注目を集めたソダシです。
ソダシは2021年の桜花賞を制し、白毛馬として初めてJRAのGⅠを勝利しました。
芦毛と白毛の違いを簡単に整理
最も分かりやすい判断材料は、生まれたときの姿です。
- 芦毛:生まれたときは原毛色が主体で、成長につれて白くなる。
- 白毛:生まれたときから被毛の大部分が白い。
成馬になって全身が白く見えていても、芦毛と白毛は同じ分類ではありません。
白く見えるという外見だけで判断せず、出生時の毛色を確認することが重要です。
【珍しい6種類】月毛・河原毛・佐目毛・薄墨毛・粕毛・駁毛の特徴
日本馬事協会の14種類の分類で、サラブレッドの8種類に加わるのが、ここで紹介する6種類です。
これらは一般的な競馬中継では目にする機会が少ないものの、馬の毛色の多様性を理解するうえで欠かせません。
月毛:クリーム色の美しい毛色
月毛は、クリーム色から淡い黄白色の被毛を持つ馬です。
たてがみや尾も胴体と同じような色から白色に近い色まで幅があります。
日本馬事協会の記載要領では、パロミノも月毛に属するとされています。
淡い金色のような外見が特徴で、一般的な栗毛とは異なる明るい印象を与えます。
河原毛:淡い黄褐色と黒い長毛
河原毛は、淡い黄褐色から艶のない亜麻色までの被毛を持ちます。
特徴的なのは、たてがみ、尾、四肢の下部が黒色になることです。
胴体の色が薄いため月毛と似て見える場合がありますが、黒いたてがみや脚の色が重要な判断材料になります。
佐目毛:象牙色と特徴的な目
佐目毛は、被毛とたてがみ、尾が象牙色になる毛色です。
皮膚はピンク色で、目は魚目と呼ばれる特徴的な色合いを示します。
一般的な黒目や茶色の目とは異なるため、外見上の特徴が比較的分かりやすい毛色です。
薄墨毛:墨を薄めたような色合い
薄墨毛は、名前のとおり薄墨色の被毛を持つ馬です。
たてがみ、尾、四肢の下部は黒色です。
河原毛と同じように淡い色合いを持ちますが、被毛全体の色調が異なります。
粕毛:白い毛が部分的に混ざる
粕毛は、栗毛や鹿毛、青毛などの原毛色に白い毛が混ざった毛色です。
特徴は、白い毛が主に首、胴体、四肢の上部などに分布することです。
芦毛と似ているものの、重要な違いがあります。
芦毛は年齢とともに白い毛の割合が増えますが、粕毛は年齢が進んでも白色の度合いが変わらないと日本馬事協会の記載要領に示されています。
原毛色によって、栗粕毛、鹿粕毛、青粕毛などに区分されます。
駁毛:大きな白い斑紋がある
駁毛は、体に大きな白い斑紋を持つ毛色です。
白い部分と元の毛色の部分がはっきり分かれている点が特徴です。
原毛色によって、栗駁毛、鹿駁毛、青駁毛などと区分されます。
白い斑紋の割合が原毛色の部分より多い場合には、駁栗毛、駁鹿毛、駁青毛と表記されます。
粕毛と駁毛は、どちらも白い毛が関係しますが、白い部分の現れ方が異なります。
- 粕毛:元の毛色に白い毛が細かく混ざる。
- 駁毛:元の毛色と白い部分が大きな斑紋として分かれる。
この違いを覚えておくと、白い部分のある馬を観察するときに役立ちます。
【遺伝の仕組み】馬の毛色は親からどう受け継がれる?年齢による変化も解説
馬の毛色は、生まれつき決まる遺伝的な特徴です。ただし、単純に父親と母親の毛色を見れば子馬の色が分かるわけではありません。
複数の遺伝子が、色素の種類や分布、白い毛の現れ方に関係しています。
MC1RとASIPが基本的な毛色を決める
馬の基本的な毛色を理解するうえで重要なのが、MC1RとASIPという2つの遺伝子です。
カリフォルニア大学デービス校の獣医学遺伝学研究室(Veterinary Genetics Laboratory)によると、基本的な毛色である栗毛、鹿毛、黒毛の発現には、この2つの遺伝子の働きが関係しています。
MC1Rは赤色系と黒色系の色素の産生に関係する遺伝子です。
一方、ASIPは黒色の色素が体のどこに分布するかを調整します。
例えば、ASIPの優性型Aは黒い色素をたてがみ、尾、四肢の下部などに制限する働きを持ちます。劣性型aが2つそろうと、黒い色素が体全体に分布するようになります。
このような遺伝的な組み合わせによって、鹿毛や黒毛などの基本的な色の違いが生じます。
月毛や芦毛にも異なる遺伝的な仕組みがある
基本的な毛色に加えて、毛色を薄める遺伝子や白い毛を生じさせる遺伝子も存在します。
例えば、クリーム遺伝子は赤色系の色素を薄める働きを持ち、月毛に見られる淡い色合いに関係します。
また、芦毛は加齢に伴って被毛の色素が失われていく性質を持ちます。
海外の獣医学研究では、芦毛に関係するGray遺伝子の変異が、毛の色素を段階的に減少させることが説明されています。
さらに、粕毛や駁毛のような白い毛の分布や斑紋にも、それぞれ異なる遺伝的な仕組みが関係します。
つまり、馬の毛色は単一の遺伝子だけで決まるものではなく、複数の遺伝的要素が組み合わさって生まれる特徴です。
馬の毛色は年齢によって変わる?
毛色の変化には、次のような違いがあります。
芦毛:年齢とともに白くなる
出生時は原毛色が主体ですが、成長するにつれて白い毛が増加します。白くなる速度や最終的な色合いには個体差があります。
白毛:出生時から白い
生まれた時点ですでに被毛の大部分が白色です。芦毛のように成長してから白くなる毛色ではありません。
粕毛:白い毛の割合は基本的に変わらない
白い毛は首や胴体などに混ざりますが、芦毛のように年齢とともに全身が白くなっていく性質とは異なります。
なお、季節による毛の生え替わりや日光による退色でも、見た目の印象が変わることがあります。外見上の変化と、遺伝的な毛色の分類そのものが変わることは区別して考える必要があります。
【プロの結論】毛色は見た目だけでなく馬の個体識別にも重要
馬の毛色は、見た目の美しさや競走馬の個性を表すだけのものではありません。登録や個体識別にも関係する重要な情報です。
毛色以外に白斑や旋毛も記録される
JAIRSが公開する軽種馬の登録に関する資料では、毛色だけでなく、次のような特徴も個体識別に利用されています。
- 額や鼻筋にある白斑
- 脚にある白斑
- 頭部や体にある旋毛
- その他の特徴
- マイクロチップ
例えば、額の白い模様は星、鼻筋に伸びる白い模様は流星などと呼ばれます。
同じ鹿毛であっても、顔の模様や旋毛の位置などによって個体を区別できます。
これは競走馬の登録や血統管理においても大切な仕組みです。
よくある誤解を整理
馬の毛色については、次のような誤解が生じやすくなっています。
誤解1:馬の毛色は全部で8種類しかない
8種類はサラブレッドの分類です。日本馬事協会の記載要領では14種類に分類されています。
誤解2:白い馬はすべて白毛
芦毛は成長とともに白くなる馬であり、白毛は生まれたときから大部分が白い馬です。
誤解3:黒い馬はすべて青毛
黒鹿毛や青鹿毛も黒く見える場合があります。目や鼻の周辺、胴体に残る褐色などを確認する必要があります。
誤解4:栗毛と栃栗毛は同じ
どちらも黄褐色系ですが、栃栗毛は黒みが強い色合いになります。
誤解5:珍しい毛色ほど競走能力が高い
毛色は遺伝的な特徴であり、競走能力や勝率を直接示す指標ではありません。馬の能力を評価するときは、血統、調教、健康状態、競走成績などを総合的に見る必要があります。
馬の毛色を見分けるための判断基準
実際に馬を見て毛色を判断するなら、次の順番で観察すると分かりやすくなります。
1. 胴体の基本色が赤褐色、黄褐色、黒色、白色のどれに近いかを見る。
2. たてがみと尾の色を確認する。
3. 四肢の下部に黒い毛があるかを見る。
4. 目や鼻の周辺に褐色が残っているかを確認する。
5. 白い毛が全身に混ざるのか、部分的に混ざるのか、大きな斑紋になるのかを見る。
6. 生まれたときの写真や登録情報があれば、年齢による変化も確認する。
特に芦毛と白毛、粕毛と駁毛は、成馬の写真だけでは判断しにくい場合があります。出生時の毛色や登録情報を確認するのが確実です。
【馬の毛色】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:馬の毛色は全部で何種類ありますか?
A1:サラブレッドは8種類、日本馬事協会の「馬の毛色及び特徴の記載要領」では14種類です。対象となる馬と分類基準の違いによるものです。
Q2:鹿毛と黒鹿毛の違いは何ですか?
A2:鹿毛は赤褐色の胴体に黒いたてがみと脚を持ちます。黒鹿毛は胴体の黒みがさらに強く、目の周辺や腹部などに褐色が残るのが特徴です。
Q3:青鹿毛と青毛の違いは何ですか?
A3:青鹿毛は全身のほとんどが黒色ですが、目や鼻の周辺などにわずかな褐色があります。青毛は被毛とたてがみ・尾がともに黒色です。
Q4:芦毛と白毛はどうやって見分けますか?
A4:出生時の毛色で判断します。芦毛は生まれたときに原毛色が残っており、成長とともに白くなります。白毛は生まれたときから被毛の大部分が白色です。
Q5:栗毛と栃栗毛の違いは何ですか?
A5:栗毛は黄褐色、栃栗毛は黒みを帯びた黄褐色です。栃栗毛は非常に濃い色になることがありますが、黒色にはなりません。
Q6:馬の毛色は年齢によって変わりますか?
A6:変化する代表例が芦毛です。年齢とともに白い毛の割合が増加します。一方、白毛は出生時から白く、粕毛は基本的に年齢によって白さが増すことはありません。
Q7:白毛の馬はアルビノですか?
A7:白毛は一般的な意味でのアルビノとは異なります。JRAの説明でも、白毛は眼に色素があり、ピンク色の皮膚の一部に有色の斑点があることが紹介されています。
まとめ:馬の毛色は8種類と14種類の違いを理解することが第一歩
馬の毛色は、サラブレッドの8種類と、日本馬事協会が定める14種類という2つの分類を理解することで整理できます。
鹿毛・黒鹿毛・青鹿毛・青毛は、胴体や目の周辺、たてがみ、四肢の色に注目すると見分けやすくなります。栗毛と栃栗毛は色の濃さ、芦毛と白毛は出生時の色と成長後の変化が判断のポイントです。
さらに、月毛・河原毛・佐目毛・薄墨毛・粕毛・駁毛を知ると、馬の毛色が単純な茶色・黒色・白色の区分ではないことが分かります。
2026年に馬の毛色を調べるなら、JRAの8種類を競走馬の基本知識として押さえ、日本馬事協会の14種類をより広い馬の分類として理解することが大切です。
毛色は馬それぞれの個性を映す特徴であり、遺伝や成長、個体識別にも関わっています。競馬場や牧場で馬を見る際には、色だけでなく、たてがみや脚、顔の模様にも目を向けると、これまでとは違った楽しみ方ができるはずです。
主な根拠資料
- JRA「毛色の種類:サラブレッド講座」:サラブレッド8種類の定義と代表馬。
- 公益社団法人日本馬事協会「馬の毛色及び特徴の記載要領」第8版:14種類の分類と特徴、2019年改訂履歴。
- 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル「馬の毛色と特徴−毛色」:各毛色の公式説明。
- カリフォルニア大学デービス校 獣医学遺伝学研究室:馬の毛色に関係する遺伝子と色素の仕組み。 (出典: 馬 の 毛色(Yahoo!ニュース))