2026年11月現在、専修大学陸上部(専修大学陸上競技部)は、箱根駅伝への復帰を決め、再び存在感を高めている。大きな転機となったのは、2026年10月17日に開催された第103回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会だ。専修大学は10時間33分42秒で総合4位に入り、2年ぶり73回目となる箱根駅伝本戦への出場権を獲得した。
チームを率いるのは長谷川淳監督。2026年度は上山詩樹が主将、丹柊太郎が副主将を務め、選手層の充実とチーム全体の底上げに取り組んできた。創部1924年、1939年の箱根駅伝総合優勝という伝統を持つ専修大学は、2027年1月の本戦でどのような走りを見せるのか。最新の大会結果、選手・スタッフ、歴代成績、練習環境から、その実力と今後の展望を整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 2026年10月17日: 第103回箱根駅伝予選会で10時間33分42秒、総合4位を記録。 - 本戦出場: 2年ぶり73回目の箱根駅伝出場を決定。 - チーム体制: 長谷川淳監督のもと、上山詩樹主将、丹柊太郎副主将らがチームを牽引。 - 歴史: 1924年創部。1939年の第20回箱根駅伝で総合優勝。 - 次の目標: 2027年1月2日・3日の第103回箱根駅伝でシード権獲得を目指す。
【2026年最新】専修大学陸上部は箱根駅伝予選会で総合4位!10時間33分42秒の快挙
専修大学陸上部にとって、2026年10月17日は重要な一日となった。
東京都立川市で開催された第103回箱根駅伝予選会で、チームは10時間33分42秒、総合4位という好成績を記録。上位10人の合計タイムで争われる予選会を突破し、2027年1月の本戦出場を決めた。
専修大学が箱根路に戻るのは2年ぶり。今回が通算73回目の出場となる。
第103回箱根駅伝予選会の総合順位
予選会は陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、立川市街地を経由して国営昭和記念公園にゴールする21.0975kmのコースで実施された。
上位10人の合計タイムによる最終順位は次のとおりだ。
| 順位 | 大学名 | 総合タイム |
|---|---|---|
| 1位 | 東洋大学 | 10時間31分30秒 |
| 2位 | 中央学院大学 | 10時間33分31秒 |
| 3位 | 東海大学 | 10時間33分41秒 |
| 4位 | 専修大学 | 10時間33分42秒 |
| 5位 | 東京農業大学 | 10時間34分33秒 |
| 6位 | 山梨学院大学 | 10時間35分18秒 |
| 7位 | 大東文化大学 | 10時間35分23秒 |
| 8位 | 神奈川大学 | 10時間36分48秒 |
| 9位 | 日本体育大学 | 10時間39分52秒 |
| 10位 | 法政大学 | 10時間40分08秒 |
注目したいのは、3位の東海大学とのタイム差がわずか1秒だったことだ。
一方、5位の東京農業大学には51秒の差をつけている。上位校が僅差で競り合うハイレベルな大会で、専修大学は確実に出場権をつかんだ。
チームを支えた12人の走り
専修大学が予選会に登録した選手は16人。そのうち12人が実際に出走し、チームの順位を支えた。
特に目立ったのは2年生の向田泰誠だ。
| 選手 | 学年 | 個人順位 | タイム |
|---|---|---|---|
| 向田泰誠 | 2年 | 18位 | 1時間02分41秒 |
| サミュエル・ガユ | 1年 | 31位 | 1時間02分49秒 |
| 西岳政宗 | 3年 | 40位 | 1時間02分56秒 |
| 水津智哉 | 3年 | 53位 | 1時間03分12秒 |
| 平松龍青 | 4年 | 66位 | 1時間03分25秒 |
| 具志堅一斗 | 4年 | 67位 | 1時間03分26秒 |
| 丹柊太郎 | 4年 | 73位 | 1時間03分39秒 |
| 上山詩樹 | 4年 | 75位 | 1時間03分41秒 |
| 安斎陸久 | 2年 | 91位 | 1時間03分50秒 |
| 田口萩太 | 3年 | 113位 | 1時間04分03秒 |
出典:専修大学の第103回箱根駅伝予選会公式結果。上位10人がチーム順位の算出対象。
向田はチーム最上位となる18位でフィニッシュ。初出場ながら1時間02分41秒という好記録を残した。
また、1年生のサミュエル・ガユも31位に入り、下級生の力を示した。上級生だけに頼らず、複数の学年から得点力のある選手が出てきたことは、今後のチーム強化を考えるうえでも大きい。
日刊スポーツの報道によると、専修大学は例年よりも単独走を行う選手を増やし、7人による単独走を取り入れた。長谷川監督の采配も今回の予選突破を支えた要素となった。
【監督・主将・副主将】専修大学陸上部2026年度の新体制と人物相関
2026年度の専修大学陸上部は、長谷川淳監督を中心とした指導体制で活動している。
2026年1月1日に陸上競技部公式サイトで発表された新体制では、主将、副主将、主務、寮長などの役割が明らかになった。
専修大学陸上部の監督・スタッフ一覧
| 区分 | 氏名 | 役職・プロフィール |
|---|---|---|
| 部長 | 宮岡孝之 | 専修大学理事 |
| 監督 | 長谷川淳 | 専修大学出身、元SUBARU |
| コーチ | 柴内康寛 | 専修大学・東京国際大学出身 |
| ゼネラルマネージャー | 小栗一秀 | 専修大学出身、元富士通 |
| 主将 | 上山詩樹 | 2026年度4年生 |
| 副主将 | 丹柊太郎 | 2026年度4年生 |
| 副主将 | 田口萩太 | 2026年度3年生 |
| 主務 | 大田和十吾 | 2026年度4年生 |
| 寮長 | 若林千大 | 2026年度3年生 |
長谷川淳監督はどんな指導者?
長谷川淳監督は専修大学出身で、実業団のSUBARUで競技経験を積んだ指導者だ。
現在は選手の競技力向上だけでなく、箱根駅伝でのシード権獲得を目標にチームを指導している。
2026年1月に公開した年頭所感では、大学駅伝の高速化への対応を重要な課題として挙げた。
特に注目されるのは、スピードとスタミナを両立させるトレーニングへの転換だ。
長距離走では走力を高めることが欠かせない一方、練習強度の上昇による故障リスクもある。長谷川監督は選手とのコミュニケーションやコンディショニング管理、専門家との連携にも触れている。
つまり、単純に練習量を増やすのではなく、競技力と選手の状態を両立させる強化方針を掲げている。
主将・上山詩樹が担うチームの中心的役割
2026年度の主将は上山詩樹。敦賀気比高校出身で、経済学部現代経済学科に所属する選手だ。
上山は2025年の第101回箱根駅伝で3区を担当し、区間12位、1時間03分10秒を記録した。
さらに、2025年のハーフマラソンでは1時間01分41秒という自己ベストを記録。2026年の予選会でも75位、1時間03分41秒でチームの本戦出場に貢献した。
公式の新体制発表では、主将就任にあたり「『古豪復活』にふさわしい一年に。全力でいきます!」という意気込みを示している。
副主将・丹柊太郎の役割
丹柊太郎も2026年度の重要な中心選手だ。
松山商業高校出身で、2026年度は4年生。新体制では副主将を務めている。
2026年の箱根駅伝予選会では73位、1時間03分39秒でフィニッシュ。上位10人に入り、チームの総合4位に貢献した。
部内のハーフマラソン歴代ランキングでも、2026年の1時間01分56秒が上位に位置する。
上山と丹がともに最終学年としてチームを引っ張る2026年度は、伝統校復活に向けた重要なシーズンとなった。
【選手・スタッフ一覧】2026年の専修大学陸上部で注目したい選手
専修大学陸上部の特徴は、経験豊富な上級生と勢いのある下級生が共存している点にある。
2026年10月の予選会で活躍した選手を中心に、今後の箱根駅伝で注目したいメンバーを見ていこう。
向田泰誠:予選会チームトップの2年生
2026年の予選会でチーム最上位の18位に入った向田泰誠は、今後の専修大学を担う選手の一人だ。
1時間02分41秒という記録は、チーム内での存在感を示すものとなった。
日刊スポーツによると、向田は予選会前からチーム内の日本人トップを目標に掲げていた。実際にその目標を達成し、長谷川監督からも大舞台での勝負強さを評価された。
監督は同選手について、試合慣れしていない部分がありながらも度胸があり、大きな大会で結果を出せる選手として期待を寄せている。
箱根駅伝本戦でも主要区間を任せることを検討していると報じられた。
サミュエル・ガユ:将来性を感じさせる1年生
サミュエル・ガユは2026年度に入部した1年生で、予選会では個人31位、1時間02分49秒を記録した。
初めての予選会で安定した走りを見せ、チームの総合4位に貢献している。
専修大学の部内ランキングでも、1万mの記録が28分27秒88と紹介されている。
若い学年からこうした選手が台頭していることは、2027年以降のチームづくりにもプラスに働く。
上山・丹以外にも期待したい選手
予選会の結果からは、ほかにも注目すべき選手が見えてくる。
- 西岳政宗: 3年生。予選会40位、1時間02分56秒。
- 水津智哉: 3年生。予選会53位、1時間03分12秒。
- 平松龍青: 4年生。予選会66位、1時間03分25秒。
- 具志堅一斗: 4年生。予選会67位、1時間03分26秒。
- 安斎陸久: 2年生。予選会91位、1時間03分50秒。
- 田口萩太: 3年生。副主将としてもチームを支える。
特定のエースだけに依存せず、複数の選手が安定して走れるかどうかは、箱根駅伝の10区間を戦い抜くうえで大切なポイントとなる。
【歴代成績・創部の歴史】専修大学陸上部が箱根駅伝に出場するまで
専修大学陸上競技部の歴史は長い。
創部は1924年(大正13年)。2024年には創部100周年を迎えた。
箱根駅伝に初めて参加したのは1934年の第15回大会で、その5年後となる1939年の第20回大会では、ついに総合優勝を達成している。
1939年に箱根駅伝初優勝
専修大学が初優勝した第20回大会は、現在も大学の歴史を象徴する大会だ。
当時の総合タイムは13時間01分00秒。往路優勝を果たし、復路は2位という成績で総合優勝を決めた。
その前年の1938年、第19回大会でも総合準優勝を記録している。
戦前から箱根駅伝で優勝争いに加わっていた専修大学は、まさに伝統校と呼ぶにふさわしい存在だ。
専修大学陸上部の歴代成績と近年の歩み
歴代成績を振り返ると、優勝経験だけでなく、出場を逃した時期や復活の過程も見えてくる。
- 1934年・第15回: 箱根駅伝に初参加。
- 1938年・第19回: 総合準優勝。
- 1939年・第20回: 総合初優勝。
- 2021年・第97回: 総合20位。
- 2022年・第98回: 総合20位。
- 2023年・第99回: 総合20位。
- 2024年・第100回: 本戦出場なし。
- 2025年・第101回: 予選会を突破し、総合17位。
- 2026年・第102回: 予選会13位で本戦出場を逃す。
- 2027年・第103回: 予選会総合4位で2年ぶり73回目の本戦出場を決定。
特に重要なのが、2025年10月の第102回大会予選会で総合13位となり、本戦出場を逃したことだ。
2026年1月の年頭所感で長谷川監督は、この結果を悔しい出来事として振り返り、チーム全体の底上げを課題に掲げた。
そこから約9か月後、2026年10月の予選会では総合4位まで順位を上げた。
単なる出場権の回復ではなく、前年の敗退からチームがどこまで立て直したかを示す結果となった。
【練習場所・活動環境】専修大学陸上部はどこで練習している?
専修大学陸上部の活動場所を知りたい人にとって、大学公式の部活動案内と陸上競技部公式サイトの施設紹介が参考になる。
主な練習場所
専修大学の公式部活動紹介では、主な練習場所として等々力競技場ほかが掲載されている。
また、陸上競技部の施設紹介では、次の施設が紹介されている。
- 伊勢原グラウンド
- 生田第2体育寮
- その他の練習関連施設
生田第2体育寮は選手たちの生活を支える施設でもある。競技練習だけでなく、日常生活やチーム活動を含めた環境づくりが行われている。
練習時間は?
専修大学の公式案内に掲載されている練習時間は次のとおりだ。
| 項目 | 掲載内容 |
|---|---|
| 平日・通常練習 | 5:30~7:30 |
| 午後の練習 | 16:30~19:00 |
| 土日祝日 | 12:00まで |
| 部室 | 第2体育寮 |
| 主な練習場所 | 等々力競技場ほか |
早朝と夕方の練習を組み合わせた活動時間からも、学業と競技を両立しながら高いレベルの長距離走に取り組む環境がうかがえる。
なお、練習場所や時間は大会日程、合宿、授業などによって変更される場合がある。
【プロの結論】専修大学陸上部の強みと2027年箱根駅伝の注目ポイント
2026年の予選会で総合4位に入った専修大学。今回の結果からは、今後の箱根駅伝で注目すべき3つのポイントが見えてくる。
1. チーム全体の選手層が厚くなっている
今回の予選会では、向田泰誠が18位、サミュエル・ガユが31位、西岳政宗が40位と、異なる学年の選手が上位に入った。
上級生だけでなく、2年生や1年生にも結果を残せる選手がいることは、継続的なチーム強化につながる。
特に箱根駅伝では、10人の選手がそれぞれ異なる距離やコース条件に対応しなければならない。
予選会で示した選手層の厚さを本戦でも発揮できるかが注目される。
2. 予選会突破からシード権獲得へ
2026年1月の年頭所感で長谷川監督は、箱根駅伝本戦で総合10位以内に入り、翌年のシード権を獲得することを目標に掲げた。
予選会を突破するだけでなく、本戦で上位に進出することが次の課題だ。
また、監督は山上りや山下りなどの特殊区間への早期準備にも言及している。
予選会での21.0975kmと、箱根駅伝の全10区間を走る217.1kmでは求められる能力が異なる。距離への対応に加えて、区間ごとの適性やレース展開への対応力も重要になる。
3. 2027年1月の本戦で注目したいこと
第103回箱根駅伝は、2027年1月2日(土)に往路、1月3日(日)に復路が開催される。
専修大学は予選会を総合4位で突破したため、次は本戦での順位が焦点になる。
特に注目したいのは以下の点だ。
- 向田泰誠ら下級生が本戦でも実力を発揮できるか。
- 上山詩樹、丹柊太郎ら上級生がチームをまとめられるか。
- 1区から10区まで安定した選手配置ができるか。
- 山上り・山下りの特殊区間でどのような戦略を採用するか。
- 予選会4位の勢いを本戦の総合順位につなげられるか。
なお、予選会で好走した選手が、そのまま本戦の同じ区間を担当するとは限らない。最終的な区間配置や出走メンバーは、本戦に向けた登録・選考が重要になる。
専修大学の次の評価基準は、予選会を突破できるかどうかではなく、本戦でどこまで上位に食い込めるかだ。
【専修大学陸上部】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:専修大学陸上部は2027年の箱根駅伝に出場しますか?
2026年10月17日の第103回箱根駅伝予選会で総合4位となり、本戦出場を決めています。2年ぶり73回目の出場です。
Q2:2026年の専修大学陸上部の主将は誰ですか?
上山詩樹です。2026年度の主将に就任し、副主将の丹柊太郎、田口萩太らとともにチームを支えています。
Q3:専修大学陸上部の監督は誰ですか?
長谷川淳監督です。専修大学出身で、実業団のSUBARUでの競技経験を持っています。
Q4:専修大学陸上部はいつ創部されましたか?
1924年(大正13年)です。2024年に創部100周年を迎えました。
Q5:専修大学陸上部は箱根駅伝で優勝したことがありますか?
あります。1939年の第20回箱根駅伝で総合優勝を達成しています。現在までの箱根駅伝総合優勝は1回です。
Q6:専修大学陸上部の練習場所はどこですか?
大学公式案内では等々力競技場ほかが掲載されています。部の施設紹介には伊勢原グラウンドや生田第2体育寮も掲載されています。
まとめ:専修大学陸上部は古豪復活からシード権獲得へ
2026年の専修大学陸上部は、第103回箱根駅伝予選会で10時間33分42秒、総合4位という結果を残し、2年ぶり73回目の本戦出場を決めた。
長谷川淳監督の指導体制のもと、上山詩樹主将、丹柊太郎副主将を中心に、向田泰誠やサミュエル・ガユら若い選手も成長を見せている。
1924年創部、1939年の箱根駅伝総合優勝という輝かしい歴史を持つ専修大学にとって、2027年は新たな飛躍を目指すシーズンとなる。
今回の予選会突破は、前年の悔しい結果を乗り越えたチームの成長を示すものだ。
次に目指すのは本戦での上位進出、そしてシード権獲得。伝統校・専修大学が2027年の箱根路でどのような走りを見せるのか、主力選手の成長とチーム全体の戦いに注目したい。
主な参考資料:専修大学公式サイト、専修大学陸上競技部公式サイト、東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト、関東学生陸上競技連盟、日刊スポーツ、月刊陸上競技。
(出典: 専修 大学 陸上 部(Yahoo!ニュース))