ポケモン映画で本当に人気のある作品はどれなのか。興行収入で見ると『ミュウツーの逆襲』が圧倒的な存在感を放つ一方、ファン投票では『水の都の護神 ラティアスとラティオス』がトップに立つなど、ランキングの基準によって評価は大きく変わる。1998年の第1作から2020年の『ココ』まで、劇場版ポケットモンスターは長年にわたって世代を超えるファンを獲得してきた。
2026年11月現在、歴代作品の興行成績、2026年10月更新の人気投票、映画レビューサイトの評価を比較すると、それぞれの作品が支持される理由も見えてくる。さらに、2027年には約7年ぶりの新作『ポケモン:ワイルドカード』の公開も予定されている。ここでは歴代23作の公開年と興収を整理し、泣ける名作や初めて見る人におすすめの作品まで紹介する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 興行収入1位:『ミュウツーの逆襲』。1998年公開で、興収相当の推計値は約72.4億円。
- ファン人気1位:2026年10月29日更新の投票ランキングでは『水の都の護神 ラティアスとラティオス』が87.7点で首位。
- 評価の違い:興収は公開当時の集客力、ファン投票は作品への愛着や満足度を反映するため、順位が一致しない。
- 泣けるおすすめ作品:『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』『七夜の願い星 ジラーチ』『水の都の護神』など。
- 2027年の最新情報:新作『ポケモン:ワイルドカード』の全世界公開が発表されている。
【2026年最新】歴代ポケモン映画ランキングは興収と人気投票で違う!
歴代ポケモン映画のランキングを正しく理解するには、まず「興行収入ランキング」と「ファン人気・作品評価ランキング」を分けて考える必要がある。
興行収入は、公開当時にどれだけ多くの観客を映画館に集めたかを示す数字だ。一方、ファン投票やレビュー評価は、作品のストーリー、キャラクター、音楽、演出、感動の強さなど、鑑賞後の満足度を反映する。
2026年10月29日時点の「みんなのランキング」では、投票参加者1,916人、総投票数6,233票、対象28作品という規模で歴代ポケモン映画の人気ランキングが集計されている。
このランキングでは、2002年公開の『水の都の護神 ラティアスとラティオス』が87.7点で1位。興行収入ランキングでは上位に入らない同作が、ファンからは最も高い支持を集めている。
一方、興行収入では1998年の『ミュウツーの逆襲』がトップ。1999年の『幻のポケモン ルギア爆誕』も続いており、シリーズ初期の勢いは際立っている。
つまり、2026年時点での評価を一言で整理するなら、商業的な成功を象徴するのが『ミュウツーの逆襲』、ファンからの作品支持を象徴するのが『水の都の護神』という構図だ。
なお、2026年8月31日には新作『ポケモン:ワイルドカード』が発表された。2027年の全世界公開が予定されており、2020年の『ココ』以来となる新たな長編劇場版として注目されている。
【歴代23作を完全整理】ポケモン映画の興行収入ランキングと公開年一覧
ここでは、1998年から2020年までに公開された劇場版ポケットモンスターの長編作品を、興行収入の高い順に整理した。
数値は国内興行成績として広く参照される歴代データを基準にしている。ただし、1998年と1999年は日本映画製作者連盟の公式統計で「配給収入」が採用されていた時代にあたる。そのため、後年の興行収入と完全に同じ条件で比較できるわけではない。初期2作品については一般的に流通している興収相当の推計値を併記する。
| 興収順位 | 公開年・作品名 | 興収・参考値 | 2026年人気投票順位 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 1998年 ミュウツーの逆襲 | 約72.4億円 | 5位 |
| 2位 | 1999年 幻のポケモン ルギア爆誕 | 約62〜64億円 | 8位 |
| 3位 | 2007年 ディアルガVSパルキアVSダークライ | 50.2億円 | 2位 |
| 4位 | 2000年 結晶塔の帝王 エンテイ | 48.5億円 | 圏外 |
| 5位 | 2008年 ギラティナと氷空の花束 シェイミ | 48.0億円 | 圏外 |
| 6位 | 2009年 アルセウス 超克の時空へ | 46.7億円 | 圏外 |
| 7位 | 2003年 七夜の願い星 ジラーチ | 45.0億円 | 4位 |
| 8位 | 2004年 裂空の訪問者 デオキシス | 43.8億円 | 圏外 |
| 9位 | 2011年 ビクティニと黒き英雄/白き英雄 | 43.3億円(2作合算) | 圏外 |
| 10位 | 2005年 ミュウと波導の勇者 ルカリオ | 43.0億円 | 3位 |
| 11位 | 2010年 幻影の覇者 ゾロアーク | 41.6億円 | 圏外 |
| 12位 | 2001年 セレビィ 時を超えた遭遇 | 39.0億円 | 圏外 |
| 13位 | 2012年 キュレムVS聖剣士 ケルディオ | 36.1億円 | 圏外 |
| 14位 | 2017年 キミにきめた! | 35.5億円 | 9位 |
| 15位 | 2006年 ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ | 34.0億円 | 圏外 |
| 16位 | 2013年 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒 | 31.7億円 | 圏外 |
| 17位 | 2018年 みんなの物語 | 30.9億円 | 圏外 |
| 18位 | 2019年 ミュウツーの逆襲 EVOLUTION | 29.8億円 | 圏外 |
| 19位 | 2014年 破壊の繭とディアンシー | 29.1億円 | 圏外 |
| 20位 | 2002年 水の都の護神 ラティアスとラティオス | 26.7億円 | 1位 |
| 21位 | 2015年 光輪の超魔神 フーパ | 26.1億円 | 6位 |
| 22位 | 2016年 ボルケニオンと機巧のマギアナ | 21.5億円 | 7位 |
| 23位 | 2020年 ココ | 20.2億円 | 圏外 |
※1998年の『ミュウツーの逆襲』について、日本映画製作者連盟の公式記録は配給収入41.5億円。1999年の『ルギア爆誕』は35.0億円となっている。上表の約72.4億円、約62〜64億円は別の興収相当推計・集計であり、公式の配給収入そのものではない。2011年は同時期に公開された2バージョンの合算値。人気順位は2026年10月29日更新の投票サイトの順位で、全作品に順位が付いているわけではない。
この一覧から読み取れるのは、シリーズの興行成績が単純な右肩下がりではないということだ。
2002年の『水の都の護神』で26.7億円まで下がった後、2003年の『七夜の願い星 ジラーチ』では45億円に回復。2007年の『ディアルガVSパルキアVSダークライ』では50.2億円を記録している。
2017年の『キミにきめた!』も35.5億円まで盛り返した。シリーズの節目や作品の企画、公開時の話題性によって観客動員が変化してきたことが分かる。
また、公式の映画作品一覧には、長編だけでなくピカチュウを主役にした短編作品も掲載されている。短編まで含めて数えるか、2011年の2バージョンを別作品として扱うかによって、作品数の表記は変わる。歴代ランキングでは長編シリーズを基本単位にするのが分かりやすい。
【ファン人気・作品評価ランキング】2026年に支持されるポケモン映画TOP5
興行収入とは別に、ファンの支持を知るうえで参考になるのが投票型ランキングだ。2026年10月29日時点の「みんなのランキング」では、次の5作品が上位を占めている。
1位:水の都の護神 ラティアスとラティオス(87.7点)
2002年公開。美しい水の都アルトマーレを舞台に、サトシたちとラティアス、ラティオスの出会いを描く作品だ。
ファンの評価で特に目立つのは、街並みの美しさ、音楽と映像の調和、ラティアスとラティオスの兄妹の絆、そして物語の余韻である。派手なバトルだけに頼らず、舞台そのものを作品の魅力に変えている点が強い。
2位:ディアルガVSパルキアVSダークライ(83.4点)
2007年公開。時間を司るディアルガ、空間を司るパルキア、そしてダークライが物語の中心となる。
伝説のポケモン同士の壮大な対立と、街を守ろうとするダークライの存在が印象的だ。シリーズの中でもスケールの大きな戦いを楽しみたいファンに支持されている。
3位:ミュウと波導の勇者 ルカリオ(81.0点)
2005年公開。波導の勇者アーロンと、その従者だったルカリオの関係を軸に展開する。
物語の核心は、信頼していた相手に裏切られたと思っていたルカリオが、過去の真実と向き合うことにある。ポケモンと人間の絆を、単なる友情ではなく、時間を超えた信頼として描いた作品だ。
4位:七夜の願い星 ジラーチ(79.6点)
2003年公開。千年に一度目覚める幻のポケモン、ジラーチとマサトの交流が中心となる。
限られた時間しか一緒に過ごせない存在との出会いと別れが、作品全体に切なさを与えている。かわいらしいキャラクターと感動的な展開を両立させた一本だ。
5位:ミュウツーの逆襲(79.0点)
1998年公開の記念すべき第1作。人工的に生み出されたミュウツーが、自らの存在意義を問い、人間への反逆を企てる。
子ども向け作品という枠を超えて、生命の価値、オリジナルとコピーの違い、人間の身勝手さを描いたことが長年の評価につながっている。
ここで注目したいのは、興行収入1位の『ミュウツーの逆襲』が人気投票では5位である一方、興収20位の『水の都の護神』が人気投票では1位になっている点だ。
さらに、2022年の「夏の思い出、ゲットだぜ!25周年ポケモン映画祭」では、全23作品を対象に再上映希望作品の投票が行われた。投票数は20万票を超え、選ばれたのは『水の都の護神』『七夜の願い星 ジラーチ』『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の3作品だった。
これは一つの人気投票であり、シリーズ全体の絶対的な順位を決めたものではない。しかし、公開から15年以上経過した作品が再び劇場上映を望まれるほど支持されていた事実は重い。
また、マイナビニュースが2022年に実施した会員アンケートでは、『ミュウツーの逆襲』が52.6%で1位。2位の『ルギア爆誕』は6.3%だった。調査対象や投票方法が異なれば結果も変わることが分かる。
映画レビューサイトFilmarksでも、『ミュウツーの逆襲』と『水の都の護神』はいずれも3.8点の評価を獲得している。『七夜の願い星 ジラーチ』は3.6点だ。レビュー数や集計時期も異なるため、単純な優劣ではなく、各サービス内での評価として見るのが適切だ。
【徹底比較】ミュウツーの逆襲と水の都の護神はなぜ順位が違う?
ポケモン映画ランキングを語るうえで、最も興味深いのが『ミュウツーの逆襲』と『水の都の護神』の順位の違いだ。
同じシリーズに属し、どちらも長く愛されている作品でありながら、興行成績とファン評価では対照的な結果になっている。その背景には、作品が観客に届ける体験の違いがある。
『ミュウツーの逆襲』はシリーズを象徴する社会的インパクト
1998年7月18日に公開された『ミュウツーの逆襲』は、劇場版ポケットモンスターの第1作である。
当時のポケモン人気を背景に、映画館に654万人を動員した。興収相当の推計値は72.4億円とされ、シリーズ最大級の商業的成功を収めている。
同作の魅力は、単純なポケモンバトルでは終わらないストーリーにある。自分が何者なのか分からないミュウツーの苦悩は、子どもにとっては強大な敵との戦いとして、大人にとっては存在意義や生命倫理を考える物語として受け止められる。
さらに、ピカチュウとサトシの関係、コピーとオリジナルの対立など、シリーズ全体の象徴となる要素も多い。2019年にはフル3DCGによるリメイク『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』も公開された。
初代作品としての知名度、当時の社会的なポケモンブーム、世代を超えて伝わるテーマ。この3つが興行収入ランキング1位を支える大きな要因だ。
『水の都の護神』は時間が経つほど評価される作品
一方、2002年公開の『水の都の護神 ラティアスとラティオス』は、興行収入26.7億円、観客動員約250万人だった。
初期作品の中では興行成績が低い部類に入るが、作品の評価はそれだけでは測れない。
舞台となるアルトマーレは、イタリアのヴェネツィアを思わせる水の都。水路や建築物、街の人々の暮らしまで丁寧に描かれ、ポケモンが日常に溶け込む世界を視覚的に表現している。
さらに、物語の中心にあるのはラティアスとラティオスの兄妹愛だ。街を守る存在としての責任、限られた時間の中での出会い、守るための決断が重なり、作品に独特の切なさを与えている。
大規模な伝説ポケモン同士の戦闘を見せるというより、舞台の美しさや登場人物の心情、音楽によって感情を動かす作品である。
この特徴は、公開当時の興行成績だけでは捉えにくい。むしろ、幼少期に見た人が大人になって再鑑賞することで、兄妹愛や別れの意味を改めて感じられる点に強みがある。
順位の違いは作品の優劣ではなく評価軸の違い
両作品の違いを整理すると、次のようになる。
- 『ミュウツーの逆襲』:知名度、シリーズの原点としての価値、社会的な話題性、普遍的なテーマ。
- 『水の都の護神』:映像美、音楽、兄妹愛、物語の余韻、繰り返し鑑賞したくなる魅力。
興行収入は、作品の内容だけで決まる数字ではない。公開時期、シリーズ人気、前売り施策、映画館に足を運ぶ観客層など、さまざまな要因が影響する。
反対に、ファン投票も参加者の年齢や鑑賞経験、投票企画の知名度によって変化する。
したがって、『ミュウツーの逆襲』が興収1位だから全作品の中で最も優れた映画であり、『水の都の護神』が興収20位だから評価が低い、という判断は適切ではない。
【泣けるポケモン映画ランキング】大人も感動するおすすめ作品5選
ポケモン映画を探している人の中には、興行収入よりも「泣ける作品を見たい」「大人になってから見返したい」という人も多い。
そこで、物語のテーマやキャラクターの関係性を基準に、感動を重視する人におすすめの5作品を紹介する。
1位:ミュウと波導の勇者 ルカリオ(2005年)
おすすめポイント:信頼、友情、自己犠牲。
泣けるポケモン映画として外せないのが『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』だ。
波導の勇者アーロンと、彼を信じていたルカリオの関係が物語の中心となる。過去に起きた出来事をめぐる誤解が解けていく過程は、単なる冒険物語ではなく、相手を信じることの意味を問いかける。
特に終盤は、アーロンとルカリオの絆が明らかになる展開が大きな見どころ。ポケモンと人間の友情を深く描いた作品を探している人におすすめしたい。
2位:七夜の願い星 ジラーチ(2003年)
おすすめポイント:出会いと別れ、限られた時間の尊さ。
1000年の眠りから目覚めるジラーチとマサトの交流が印象的な作品。
ジラーチが目覚めていられる時間には限りがある。その設定が、楽しい冒険の中に切なさを生み出している。
かわいらしいジラーチの姿だけでなく、マサトとの関係が深まっていく過程も魅力だ。別れをテーマにした感動作を見たい人に向いている。
3位:水の都の護神 ラティアスとラティオス(2002年)
おすすめポイント:兄妹愛、喪失、美しい映像と音楽。
ラティアスとラティオスの関係を軸に、守ることの意味を描く作品。
ヴェネツィアをモデルにしたアルトマーレの街並みや、音楽と映像が生み出す雰囲気も魅力の一つだ。終盤の展開は余韻が強く、鑑賞後にさまざまな感情が残る。
派手なバトルよりも、情緒的な物語や美しい世界観を楽しみたい人におすすめできる。
4位:ミュウツーの逆襲(1998年)
おすすめポイント:生命の価値、自分の存在意義、友情。
ミュウツーが抱える孤独や怒りは、子どもの頃に見ると強敵の恐ろしさとして印象に残る。しかし、大人になってから見ると、誰かに必要とされたいという苦悩や、自分の存在を認めることの難しさが見えてくる。
単なる懐かしさだけでなく、年齢によって受け取り方が変わる映画だ。
5位:劇場版ポケットモンスター ココ(2020年)
おすすめポイント:親子の絆、居場所、種族を超えた愛情。
ポケモンに育てられた少年ココと、育ての親のような存在であるザルードの関係を描く作品。
サトシとピカチュウとの出会いを通して、ココは自分が何者なのかを考えるようになる。血縁や種族だけでは説明できない家族の絆をテーマにしている点が特徴だ。
従来のサトシの冒険とは少し違った視点から、ポケモンと人間の関係を楽しめる一本である。
なお、感動の感じ方は人によって違う。友情を重視するならルカリオ、別れを重視するならジラーチ、映像美と余韻を重視するなら水の都、深いテーマを求めるならミュウツーの逆襲という選び方が分かりやすい。
【2026年版】ポケモン映画のおすすめ作品と失敗しない選び方
歴代作品が多いポケモン映画は、どれから見るかによって楽しみ方も変わる。公開順にすべて鑑賞する方法もあるが、初めて見る人は好みのテーマから選ぶ方が入りやすい。
初めてポケモン映画を見るなら
最初の一本としておすすめなのは『ミュウツーの逆襲』だ。シリーズの原点であり、ポケモンと人間の関係や、作品全体に流れる価値観を理解するうえでも適している。
ただし、1998年当時のアニメーション表現やテンポに慣れていない人には、少し古く感じられる可能性もある。その場合は、2017年の『キミにきめた!』から入る方法もある。
ポケモンのキャラクターや伝説のポケモンが好きなら
伝説のポケモン同士の壮大な戦いを楽しみたいなら『ディアルガVSパルキアVSダークライ』が候補になる。
ルギアの存在感を味わいたいなら『幻のポケモン ルギア爆誕』、伝説のポケモンが次々に登場する展開を楽しみたいなら『光輪の超魔神 フーパ』もおすすめだ。
ストーリーや人間ドラマを重視するなら
人間とポケモンの関係を丁寧に描いた作品を求めるなら、『水の都の護神』『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』『ココ』が有力候補になる。
これらの作品は、ポケモンの能力や強さだけでなく、相手を守ること、信頼すること、別れを受け入れることなどをテーマにしている。
2027年公開予定の新作『ポケモン:ワイルドカード』にも注目
2026年8月31日、株式会社ポケモンは新作長編アニメーション映画『ポケモン:ワイルドカード』を発表した。公開は2027年、全世界を予定している。
本作は2020年公開の『ココ』以来、約7年ぶりとなる劇場版の新作だ。ポケモンカードゲームを題材とする作品として発表され、これまでのサトシ中心の劇場版とは異なる新たな方向性が注目される。
発表されている主な制作スタッフは次の通り。
- 監督:北田勝彦
- キャラクターデザイン:林明美
- アニメーション制作:CloverWorks
- 公開予定:2027年、全世界
2026年時点では、過去作品の評価を振り返るだけでなく、新作によって劇場版シリーズがどのように展開していくのかにも注目したい。
なお、作品を選ぶ際には、1998年から2020年までのサトシを中心とした劇場版シリーズと、2019年公開の実写映画『名探偵ピカチュウ』を混同しないことも大切だ。後者は同じポケモンを題材にしているが、通常のアニメ劇場版シリーズとは別の作品として扱われる。
【よくある疑問を解決】ポケモン映画ランキングに関するFAQ
Q1:歴代ポケモン映画で興行収入1位はどの作品?
A1:1998年公開の『ミュウツーの逆襲』。興収相当の推計値は約72.4億円で、歴代トップとされている。ただし、1998年当時の公式統計は配給収入方式のため、現在の興行収入と厳密には区別する必要がある。
Q2:ファン人気が最も高いポケモン映画は?
A2:2026年10月29日更新の「みんなのランキング」では『水の都の護神 ラティアスとラティオス』が87.7点で1位。2022年の25周年ポケモン映画祭でも再上映希望作品として選ばれている。
Q3:一番泣けるポケモン映画はどれ?
A3:友情や自己犠牲を描く『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』、出会いと別れを描く『七夜の願い星 ジラーチ』、兄妹愛が印象的な『水の都の護神』がおすすめ。感動の種類によって好みが分かれる。
Q4:ポケモン映画は全部で何作品ある?
A4:1998年から2020年までの長編劇場版は通算23作。2011年には『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』『ビクティニと白き英雄 レシラム』の2バージョンが公開されており、個別タイトル数では24作品と数える場合もある。短編や実写映画は別扱いとなる。
Q5:ポケモン映画は公開順に見た方がいい?
A5:公開順に見ると、テレビアニメのシリーズ構成や登場人物の変化も楽しめる。ただし、多くの劇場版は一本ごとに独立した冒険を描いているため、好きなポケモンやテーマから選んでも楽しめる。
Q6:2026年現在、ポケモン映画の新作予定はある?
A6:ある。2026年8月31日に『ポケモン:ワイルドカード』が発表され、2027年の全世界公開が予定されている。『ココ』以来となる長編劇場版の新作だ。
まとめ:2026年のポケモン映画ランキングは興収だけで決められない
歴代ポケモン映画ランキングを興行収入とファン人気の両面から比較すると、作品ごとに異なる魅力が見えてくる。
興行収入では『ミュウツーの逆襲』が圧倒的な実績を持ち、『幻のポケモン ルギア爆誕』や『ディアルガVSパルキアVSダークライ』も高い成績を残した。一方、ファン投票では『水の都の護神 ラティアスとラティオス』が首位となり、『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』『七夜の願い星 ジラーチ』も高く評価されている。
この違いは、映画の価値が興行収入だけでは決まらないことを示している。公開当時の熱狂を象徴する作品もあれば、年月を経て改めて評価される作品もある。
初めて見るなら『ミュウツーの逆襲』、美しい世界観と余韻を楽しむなら『水の都の護神』、友情に涙したいなら『ルカリオ』、切ない別れを味わいたいなら『ジラーチ』がおすすめだ。
そして2027年には『ポケモン:ワイルドカード』が登場する。新作の公開を前に、過去の名作を見返してみるのもいい。子どもの頃に見た映画が、大人になった今だからこそ違う意味を持って心に残るかもしれない。