中谷将大さんは、2026年シーズン、福岡ソフトバンクホークスの四軍打撃コーチを務めている。背番号は018。福岡ソフトバンクホークスが公表した2026年のコーチングスタッフと、NPBの2026年度監督・コーチ一覧の双方に名前が掲載されている。
1993年1月5日生まれのため、2026年11月4日時点で33歳。選手としての現役生活を終えた後も、プロ野球の現場に残り、打撃指導を担う立場へと進んだ。
注目したいのは、2026年に担当が変わった点だ。2024年と2025年は野手のリハビリ担当コーチとして登録されていたが、2026年は四軍打撃コーチに就任。選手のコンディションやメンタル面を支える役割から、打撃を専門とする指導者へと担当領域が移っている。
四軍打撃コーチとはどのような役割なのか
ソフトバンクは一軍から四軍までのチーム編成を持ち、選手の育成と競争の場を設けている。四軍は若手や育成選手が実戦経験を積み、成長を目指すためのカテゴリーだ。
打撃コーチには、打撃技術の指導だけでなく、選手の課題を把握し、それぞれの成長段階に応じた助言を行うことが求められる。中谷さん自身、阪神時代に一軍で20本塁打を記録した経験があり、結果を出した選手ならではの視点を若い選手に伝えられる立場にある。
もちろん、担当選手や具体的な指導内容の詳細までは公式プロフィールに掲載されていない。ただ、現役時代に長距離打者として実績を残した人物が、今度は育成する側に回ったというキャリアの変化は興味深い。
【プロフィール】中谷将大の年齢・生年月日・出身高校を紹介
中谷将大(なかたに・まさひろ)
元プロ野球選手・現指導者
- 生年月日:1993年1月5日
- 年齢:33歳(2026年11月4日時点)
- 出身地:福岡県小郡市
- 身長:187cm
- 体重:96kg
- 投打:右投右打
- 出身高校:福岡工大城東高校
- ドラフト:2010年阪神3位
- 2026年の役職:ソフトバンク四軍打撃コーチ
- 背番号:018
プロフィールの基本情報は、福岡ソフトバンクホークスの公式選手名鑑とNPBの選手記録で確認できる。特に生年月日やドラフト順位は両者の記載が一致している。
福岡県小郡市で育ち、福岡工大城東高校へ
中谷さんは福岡県小郡市の出身。小郡市の公式プロフィールによると、小郡市立のぞみが丘小学校、三国中学校を経て、福岡工業大学附属城東高校の野球部でプレーした。
高校時代から将来を期待され、2010年のドラフト会議では阪神タイガースから3位指名を受ける。NPBのドラフト選択選手一覧にも、福岡工大城東高校の捕手として中谷将大さんの名前が記録されている。
当初は捕手としてプロ入りしたが、持ち味である打力を生かすため、プロ1年目から外野手にも挑戦。守備位置を変えながら一軍で活躍する道を切り開いた。
【経歴・年表】阪神入団からソフトバンクの指導者になるまで
中谷さんの野球人生には、阪神での成長、ソフトバンクへの移籍、戦力外通告、現役引退、そして指導者への転身という大きな節目がある。
それぞれの出来事を時系列で整理すると、現役時代の実績と現在の立場がどのようにつながっているのかが分かる。
| 時期 | 出来事・所属 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 1993年1月 | 福岡県小郡市で誕生 | 1月5日生まれ |
| 2010年 | 阪神からドラフト3位指名 | 福岡工大城東高校から入団 |
| 2011年 | 阪神タイガース | プロ生活がスタート |
| 2016年 | 阪神 | 一軍64試合、4本塁打 |
| 2017年 | 阪神 | 133試合、20本塁打、61打点 |
| 2021年7月2日 | 交換トレード発表 | 二保旭との交換でソフトバンクへ |
| 2022年10月17日 | 戦力外通告 | 現役続行を希望 |
| 2022年11月 | 12球団合同トライアウト | NPB球団からのオファーを目指す |
| 2023年1月 | 現役引退 | 選手生活に区切り |
| 2023年12月 | ソフトバンクのコーチ就任 | 野手のリハビリ担当コーチ |
| 2024~2025年 | 指導者として活動 | リハビリ担当コーチ(野手) |
| 2026年 | ソフトバンク四軍打撃コーチ | 背番号018 |
出典:NPB、阪神タイガース、福岡ソフトバンクホークス、スポニチアネックスの公表記録・報道をもとに整理。
阪神時代に一軍定着への足掛かりをつかむ
2010年のドラフト3位で阪神に入団した中谷さんは、プロ入り後、打撃を武器に出場機会を広げていった。
2012年に一軍公式戦へ初出場。その後、2016年には64試合に出場し、打率.266、4本塁打を記録する。翌2017年にはさらに出場機会を増やし、キャリアで最も輝いたシーズンを迎えた。
ただし、2017年の活躍がその後も同じ水準で続いたわけではない。2018年以降は本塁打数が減少し、出場機会も徐々に限られるようになった。この変化が、2021年のトレードを理解するうえで重要な背景となる。
【年度別成績】阪神時代の2017年20本塁打とプロ通算記録
中谷将大さんの現役時代を語るうえで欠かせないのが、2017年の20本塁打だ。
この年は阪神で133試合に出場し、打率.241、99安打、20本塁打、61打点を記録。455打席に立ち、長打率は.443だった。単に一時的な代打要員として結果を残したのではなく、年間を通して一軍の戦力として起用されたシーズンだった。
2017年はなぜ特別なシーズンだったのか
2017年の特徴は、打率以上に長打力が際立っていたことだ。打率.241に対して20本塁打、長打率.443という数字は、ヒットの本数だけでは測れない打撃の魅力を示している。
プロ野球では、打率が高くなくても長打によって試合の流れを変えられる打者が重宝される。中谷さんはこの年、右の長距離打者として存在感を示した。
一方、翌2018年は5本塁打、2019年は6本塁打、2020年は2本塁打にとどまった。2017年の実績を基準にすると、その後の成績には波があったことが分かる。
年度別の主な一軍打撃成績
NPB公式の個人年度別成績に掲載された記録をまとめると、次のようになる。
- 2012年(阪神):6試合、打率.000、0本塁打
- 2015年(阪神):11試合、打率.182、0本塁打
- 2016年(阪神):64試合、打率.266、4本塁打、14打点
- 2017年(阪神):133試合、打率.241、20本塁打、61打点
- 2018年(阪神):77試合、打率.230、5本塁打、26打点
- 2019年(阪神):62試合、打率.181、6本塁打、19打点
- 2020年(阪神):70試合、打率.215、2本塁打、16打点
- 2022年(ソフトバンク):16試合、打率.214、1本塁打、4打点
出典:日本野球機構「個人年度別成績」。2025年シーズン終了時の掲載記録。
中谷将大のプロ通算成績は?
NPB公式記録によるプロ通算成績は、以下の通りだ。
通算出場試合
試合
通算打率
23.0%相当ではなく打率表記
通算本塁打
本
通算打点
打点
そのほか、通算237安打、134得点、42二塁打、3三塁打、6盗塁を記録。通算打席数は1,133、打数は1,031だった。
注目したいのは、439試合という出場数に対して38本塁打を記録している点だ。毎年レギュラーとして出場し続けたタイプではないものの、限られた出場機会の中でも長打を生み出してきたことが数字に表れている。
なお、2017年の20本塁打は通算38本塁打の半分以上に相当する。中谷さんの現役時代を象徴する数字といってよい。
【トレードと戦力外】中谷将大が阪神からソフトバンクへ移籍した理由
中谷さんのキャリアにおける大きな転換点は、2021年7月の交換トレードだった。
2021年7月、二保旭との交換トレードが成立
2021年7月2日、阪神タイガースと福岡ソフトバンクホークスは、中谷将大外野手と二保旭投手の交換トレードを発表した。7月5日には正式にソフトバンクの支配下選手として登録されている。
中谷さんにとっては、プロ入りから11年間所属した阪神を離れ、出身地である福岡県に本拠地を置く球団への移籍だった。
阪神公式サイトに掲載された移籍時のコメントでは、タイガースの関係者やファンへの感謝を伝え、新天地でも成長した姿を届けたいという意気込みを示している。
ソフトバンクでは2022年に16試合出場
地元・福岡での再出発となったが、ソフトバンクでは一軍の定位置をつかむことができなかった。
2022年の一軍出場は16試合。打率.214、1本塁打、4打点という成績だった。移籍後の大きな見せ場の一つは、同年5月6日のロッテ戦である。9回に代打で登場し、同点2ランを放った。
しかし、その後は出場機会を増やせず、10月17日に球団から来季の契約を結ばない旨を通告された。
戦力外通告後も現役続行を希望していた
戦力外通告を受けた当時、中谷さんは29歳。まだプレーを続けたいという気持ちを持っていた。
2022年10月17日の日刊スポーツの報道では、本人は悔しさをにじませながらも、現役続行を希望し、12球団合同トライアウトに挑戦する意向を示していた。
「悔しいというのが一番ですけど、まだやりたい。挑戦できるだけ挑戦したい」
2022年10月17日・日刊スポーツ報道より。
11月には12球団合同トライアウトに参加。しかし、NPB球団からのオファーはなく、2023年1月20日、スポニチアネックスが現役引退を報じた。
この経緯から分かるのは、戦力外通告を受けた時点で即座に引退を決めたわけではないということだ。現役続行を模索し、トライアウトにも挑戦したうえで、選手生活に区切りをつけている。
【引退後の現在】リハビリ担当から四軍打撃コーチへ
2023年1月に現役引退を決めた中谷さんは、翌年からソフトバンクのコーチとして新しいキャリアを始めた。
2023年12月、ソフトバンクのコーチに就任
福岡ソフトバンクホークスは2023年12月3日、新任コーチ4人の就任会見を公式サイトで公開した。その中に中谷さんも含まれており、役職は「リハビリ担当コーチ(野手)」だった。
当時の中谷コーチは、リハビリ担当という仕事について、選手のメンタルケアを主に担うことを説明。本人は対話を重視し、選手を第一に考えながら周囲と連携していく考えを示していた。
「対話を重視してやっていきたい」
2023年12月3日・福岡ソフトバンクホークス公式発表より。
現役時代に阪神とソフトバンクの両方を経験した中谷さんが、選手を支える立場へ変わった瞬間だった。
2026年は四軍打撃コーチに担当変更
2024年、2025年は野手のリハビリ担当コーチとして活動。そして2026年のスタッフ編成では、四軍打撃コーチとして登録された。
この変更は単なる肩書きの違いではない。リハビリ担当では選手の復帰やコンディション面を支える役割が中心となるのに対し、打撃コーチは打撃技術や攻撃面の成長を支える役割を担う。
中谷さんは2017年に20本塁打を記録した経験を持つ。自身の成功だけでなく、成績が伸び悩んだ時期や移籍後に出場機会を得る難しさも経験している。そうした現役時代の経験を、若い選手の育成にどう生かすのかが今後の見どころとなる。
2026年の背番号は018。福岡ソフトバンクホークス公式選手名鑑とNPBの監督・コーチ一覧の両方で確認できる。
小郡市のふるさとスポーツ大使としても活動
中谷さんには、プロ野球の指導者以外にも、地元・小郡市とのつながりがある。
小郡市の公式サイトによると、2017年12月に小郡市ふるさとスポーツ大使に就任。市出身のプロ野球選手として、スポーツの魅力や地域の情報を発信する役割を担っている。
2025年1月6日には、市民に向けた応援メッセージ動画も公開された。その中で中谷さんは、小郡市のスポーツ環境に触れ、地域のスポーツ人口を増やすための活動に取り組みたいという趣旨のメッセージを寄せている。
現役時代の実績を地元に還元しようとする姿勢も、中谷さんの現在を知るうえで押さえておきたいポイントだ。
【よくある質問】中谷将大に関するFAQ
Q1:中谷将大は2026年現在、何をしている?
A1:福岡ソフトバンクホークスの四軍打撃コーチを務めている。背番号は018。2026年度のNPB監督・コーチ一覧にも登録されている。
Q2:中谷将大の年齢と生年月日は?
A2:1993年1月5日生まれ。2026年11月4日時点で33歳。出身地は福岡県小郡市。
Q3:中谷将大はなぜ現役引退した?
A3:2022年10月にソフトバンクから戦力外通告を受けた後も現役続行を希望し、同年11月の12球団合同トライアウトに参加した。しかしNPB球団からオファーがなく、2023年1月に引退を決断した。
Q4:中谷将大の阪神時代の最高成績は?
A4:2017年の133試合出場、打率.241、20本塁打、61打点。自身のプロキャリアで最も本塁打を記録したシーズンだった。
Q5:中谷将大のプロ通算打率と本塁打数は?
A5:NPB公式記録では、通算439試合、打率.230、38本塁打、140打点となっている。
Q6:中谷将大はソフトバンクでいつからコーチをしている?
A6:2023年12月にコーチ就任が発表され、2024年から指導者として活動。2024年と2025年は野手のリハビリ担当コーチ、2026年は四軍打撃コーチを務めている。
まとめ:中谷将大の現在は選手育成を担う指導者
中谷将大さんは、阪神時代の2017年に20本塁打を記録した元外野手であり、2026年現在は福岡ソフトバンクホークスの四軍打撃コーチとして活動している。
2010年のドラフト3位で阪神に入団し、2017年に自己最多の20本塁打を記録。その後、2021年7月の二保旭との交換トレードでソフトバンクへ移籍した。2022年の戦力外通告後も現役続行を模索したが、トライアウトを経て2023年1月に引退を決断している。
引退後はソフトバンクのリハビリ担当コーチとして指導者の道へ進み、2026年には四軍打撃コーチに就任。選手としてのキャリアを終えても、同じ球団の現場で野球に携わり続けている。
中谷さんのキャリアを振り返る際に注目したいのは、20本塁打という数字だけではない。阪神での成功、移籍後の苦戦、戦力外通告、現役引退、そして指導者への転身という経験そのものが、現在の指導者としての土台になっている。
また、小郡市ふるさとスポーツ大使として地元との関係も続いている。今後は四軍の若手選手をどのように育て、現役時代に培った打撃の経験を伝えていくのか。中谷将大さんの第二の野球人生にも注目したい。
主な参照資料:福岡ソフトバンクホークス公式選手名鑑・コーチングスタッフ発表、NPB個人年度別成績・監督コーチ一覧、阪神タイガース公式トレード発表、小郡市公式プロフィール、日刊スポーツ、スポニチアネックス。 (出典: 中谷 将 大(Yahoo!ニュース))