2026年の横浜では、街の歴史や文化を生かした新しい商業施設が相次いで誕生した。なかでも注目を集めるのが、3月19日にグランドオープンした「BASEGATE横浜関内」と、10月28日に開業した「新綱島MICCA」だ。
BASEGATE横浜関内は、全55店舗の商業エリアにホテル、ライブビューイング施設、没入型体験施設「ワンダリア横浜」などを組み合わせた大型複合街区。一方、新綱島MICCAは、約170年の歴史を持つ古民家と2棟の木造商業施設を一体的に整備した、地域密着型の新スポットである。さらに、BASEGATE内には4月21日開業の「OMO7横浜」も登場した。
それぞれ施設の規模も楽しみ方も異なる。注目テナント、アクセス、営業時間、見どころを整理し、2026年11月時点で訪れる価値のある横浜の新商業施設を比較する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- BASEGATE横浜関内:2026年3月19日開業。全55店舗とホテル、ライブビューイング施設、ワンダリア横浜が集まる大型複合街区。
- 新綱島MICCA:2026年10月28日開業。1857年創建の古民家と2棟の木造施設で構成され、21店舗が出店。
- OMO7横浜:2026年4月21日開業。旧横浜市庁舎行政棟を活用した星野リゾートのホテル。
- 選び方:観光・エンターテインメント・多彩な飲食を楽しむなら関内、歴史的建築や日常使いの飲食店を楽しむなら新綱島がおすすめ。
【2026年最新】横浜の新しい商業施設はどこ?注目の2施設を紹介
2026年の横浜の商業施設開発を語るうえで、まず押さえておきたいのが関内と新綱島という2つのエリアだ。
関内では、旧横浜市庁舎街区の再開発によって大規模な複合施設が誕生。新綱島では、地域に残る歴史的建造物を保存しながら、新しい飲食・サービス店舗を集めた商業空間が整備された。
BASEGATE横浜関内:55店舗が集まる大型複合街区
2026年3月19日にグランドオープンし、商業エリアには初出店や新業態を含む全55店舗が出店。飲食店だけでなく、ホテル、オフィス、大学関連機能、エンターテインメント施設などが一体化している。
開発事業には三井不動産を代表企業として、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、DeNA、東急、星野リゾートの8社が参画した。敷地面積は約1万6,500平方メートル、延床面積は約12万8,500平方メートルに及ぶ。
単純に買い物をする場所というより、食事、観光、スポーツ観戦、宿泊までを一か所で楽しめる街区として設計されている点が特徴だ。
新綱島MICCA:170年の古民家を生かした新施設
最大の特徴は、1857年(安政4年)に建てられた池谷家住宅主屋を中心に、2棟の新築木造商業施設を組み合わせていること。古民家の「OMOYA」、新築施設の「HANARE北」「HANARE南」の3棟で構成される。
古民家は、横浜市から2024年1月に認定歴史的建造物として認定され、同年11月には特定景観形成歴史的建造物にも指定された。歴史ある住宅を単に保存するのではなく、商業施設として再生させた点が大きな見どころとなっている。
施設には飲食店や美容、健康、物販、生活サービスなど21テナントが入居。大規模ショッピングモールとは異なり、地域住民の日常生活に寄り添う構成が目立つ。
【BASEGATE横浜関内】テナント一覧と55店舗の注目スポット
BASEGATE横浜関内の商業エリアで特に注目したいのが、飲食ゾーン「スタジアム横バル街」と、横浜らしい文化やエンターテインメントを楽しめる店舗・施設だ。
55店舗の中から注目したいテナント
全55店舗は、複数の建物に分かれて配置されている。飲食店を中心に、カフェ、書店、物販、サービスなど幅広い業態がそろう。
代表的な店舗を挙げると、次のような顔ぶれだ。
- スターバックス(ティー&カフェ):グリーンウォークテラスに出店するカフェ。
- ポンパドウル:横浜発祥のベーカリー。パンや喫茶を楽しめる。
- Sarabeth's:アメリカンレストラン&バー。
- 梅蘭:横浜中華街でも知られる中華料理店。
- 有隣堂 BASEGATE横浜関内店:書籍、文具、雑貨、飲食、コワーキングなどを展開。
- まぐろ問屋 三浦三崎港:海鮮を楽しめる回転寿司。
- うなぎ四代目菊川:うなぎ専門店。
- The TRATTORIA SALVATORE CAFE:イタリアン。
- UNI COFFEE ROASTERY BON BON:スイーツやドリンクを楽しめる店舗。
特に有隣堂は、一般的な書店の枠を超えた複合型店舗として注目される。3フロア・6ショップで構成され、書籍、雑貨、飲食、ギャラリー、コワーキングなどを組み合わせている。
また、スタジアム横バル街には34店舗からなる小割飲食ゾーンが設けられた。ラーメン、イタリアン、韓国料理、インド料理、タイ料理、焼き鳥、クラフトビールなど、ジャンルの幅が広い。複数の店を巡りながら食事を楽しめることが魅力だ。
ワンダリア横浜は何が楽しめる?
施設面積は約4,200平方メートル。テーマの異なる6つのゾーンで構成され、映像や空間演出を通して生き物や自然との出会いを体験できる。
代表的なゾーンには、次のようなものがある。
- うつろう四季の彩り:高原を舞台に、季節の移り変わりと生き物の姿を楽しむ。
- 擬態する森:生き物の視点を追体験しながら、森の中の変化を感じる。
- 闇にふれ、光と踊る:洞窟を舞台に、光の演出を楽しむ。
ショッピングや飲食とは違った目的で訪れる価値があるため、家族連れや映像体験に興味がある人にも向いている。
OMO7横浜もBASEGATEの重要な見どころ
ここで押さえておきたいのは、OMO7横浜はBASEGATEの商業エリアにある一般店舗ではなく、街区を構成する宿泊施設だという点である。
ホテルには、昭和を代表する建築家・村野藤吾が設計した旧横浜市庁舎行政棟が活用されている。旧庁舎の建築意匠を継承しながら、ホテルとして再生した点に特徴がある。
コンセプトは「気分上々、ハマイズム」。屋上テラスでは、ジャズなどの音楽と浜風を楽しむナイトイベント「気分上々、ハマナイト」も展開される。
ワンダリア横浜で遊び、スタジアム横バル街で食事をし、OMO7横浜に宿泊する。こうした過ごし方ができることは、BASEGATEならではの魅力だ。
【新綱島MICCA】テナント一覧とアクセス・見どころを徹底解説
新綱島MICCAは、単に新しい飲食店が集まった施設ではない。古民家の再生と、現代の暮らしに必要な店舗の誘致を同時に実現した点が特徴だ。
新綱島MICCAの21店舗一覧
東急が2026年9月25日に発表した入居テナント情報によると、施設全体で21テナントが出店する。主な店舗を建物別に整理すると次のとおりだ。
OMOYA(古民家)
- flour + water:ベーカリー・ビストロ
- 輪餅屋:ベーグル専門店
HANARE南
- 串焼き こはる:串焼き・惣菜・居酒屋
- L’atelier de Antique:チョコレート・ジェラート・ケーキ
- SMASH HOUSE by CRAFTROCK BREWING:ビアレストラン
- 綱島ジャッキー餃子楼:台湾料理・餃子
- 洋食亭ブラームス:洋食
- 中華そば みなと橋:中華そば
- 海鮮問屋 浜の玄太丸/魚の玄太丸:鮮魚・海鮮居酒屋
- 沖縄テラス 南風花:沖縄料理
- Italian TOSCANA:イタリアン
- 鴨屋そば香:蕎麦
- SUMRINA Spice&Cafe:カレー・エスニック料理
HANARE北
- 洋麺屋 五右衛門:スパゲッティー専門店
- 松のや:とんかつ専門店
- 日高屋:中華食堂
- ハックドラッグ:ドラッグストア
- FaSS:ヘアカット・スタイリング専門店
- ファイテンショップ:健康・ボディケア
- 東急沿線の仲介&consulting:不動産売買仲介・資産コンサルティング
- 売るナビ:買取専門店
- HAPISTA:フォトスタジオ
古民家の店舗から飲食店、ドラッグストア、美容、健康関連までそろっている点が特徴だ。
なお、綱島ジャッキー餃子楼については公式店舗一覧で11月17日オープン予定と案内されている。施設全体の開業日と、各テナントの営業開始日は必ずしも同じではない。
古民家OMOYAが生み出す独自の魅力
新綱島MICCAの中心となる古民家は、池谷家住宅主屋と呼ばれる建物だ。
建築されたのは1857年。江戸時代末期にあたり、南綱島村の名主を務めた池谷家の住宅として地域の歴史を伝えてきた。
池谷家は地域の行政や河川改修、綱島の桃栽培などにも関わってきた。横浜市の資料では、綱島の歴史を受け継ぐ重要な建造物として評価されている。
この古民家をベーカリービストロとして再生したことには、歴史的建築を日常的に利用できる場所へ変えるという意味がある。
新築のHANARE北・南と古民家OMOYAを組み合わせることで、昔ながらの建築と新しい商業空間が共存する。大型施設にはない、建物そのものを楽しむ魅力がMICCAにはある。
新綱島MICCAへのアクセス
新綱島MICCAは、東急新横浜線の新綱島駅前に位置する。電車でのアクセスが便利で、東横線の綱島駅からも歩いて訪れることができる。
- 所在地:神奈川県横浜市港北区綱島東1丁目8番
- 東急新横浜線「新綱島」駅:徒歩約1分
- 東急東横線「綱島」駅:徒歩約5分
駐車場は9台分で、うち1台は身障者用区画。駐輪場は自転車90台、バイク7台分が設けられている。
駐車スペースは限られるため、週末や食事時間帯に訪れる場合は公共交通機関の利用が便利だ。
【徹底比較】BASEGATE横浜関内と新綱島MICCAは何が違う?
両施設は同じ2026年に誕生した横浜の新スポットだが、開発の方向性は大きく異なる。
BASEGATE横浜関内は観光・商業・宿泊・エンターテインメントを融合させた都市型施設。新綱島MICCAは歴史的建築を核に、地域の暮らしを支える商業施設だ。
施設の特徴・開業日・アクセス比較
※店舗数は各施設の開業時の公式発表に基づく。営業時間や一部テナントの開店日は変更される場合がある。
どちらがおすすめ?目的別の選び方
施設の特徴から考えると、次のように選ぶと満足度が高くなりやすい。
BASEGATE横浜関内がおすすめの人
- 横浜観光とショッピングを一緒に楽しみたい
- 多彩なジャンルの飲食店を巡りたい
- ワンダリア横浜などの体験型施設に興味がある
- 横浜DeNAベイスターズ関連のエンターテインメントを楽しみたい
- ホテルに宿泊して関内周辺を観光したい
新綱島MICCAがおすすめの人
- 古民家や歴史的建築に興味がある
- 新しいベーカリーや飲食店を開拓したい
- 綱島・新綱島周辺で日常的に利用できる店舗を探している
- 大規模ショッピングモールより落ち着いた施設が好き
- 地域の歴史や文化を感じながら散策したい
注意したいのは、両施設の店舗数だけで優劣を判断しないことだ。55店舗のBASEGATEは幅広い目的に対応する一方、21テナントのMICCAは古民家と周辺環境を生かした独自性に強みがある。
【営業時間・アクセス】横浜の新商業施設を訪れる前に知っておきたいこと
新しい施設へ出かける際に気になるのが、営業時間とアクセスだ。特にBASEGATE横浜関内は複数の施設が集まっているため、利用する店舗によって営業時間が異なる。
BASEGATE横浜関内の営業時間
公式サイトに掲載されている商業エリアの基本営業時間は次のとおり。
- 物販・食物販店舗:11:00~20:00
- レストラン・カフェ:11:00~最大23:00
- スタジアム横バル街:11:00~23:30
ただし、店舗によって営業時間は異なり、11時より前に営業を始める店舗もある。飲食店はラストオーダーの時間も異なるため、目的の店舗ごとに確認しておきたい。
ワンダリア横浜は基本的に月曜から木曜が10:00~19:00、金曜から日曜・祝日などは10:00~21:00。最終入館時刻も設定されているため、夜に訪れる場合は注意が必要だ。
BASEGATE横浜関内へのアクセス
- JR根岸線「関内」駅南口:徒歩約1分
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅出口1:徒歩約1分
- みなとみらい線「日本大通り」駅出口1:徒歩約7分
横浜スタジアム側にあるJR関内駅南口からすぐの場所にあり、初めて訪れる人でも比較的分かりやすい。横浜スタジアムでの試合やイベントと組み合わせた利用にも便利だ。
車の場合は首都高速横羽線の横浜公園出口から約2分、みなとみらい出口から約7分が目安となる。
新綱島MICCAの営業時間は店舗ごとに確認
新綱島MICCAでは、飲食店、物販、サービス店舗など業態が異なるため、施設全体で一律の営業時間を想定するのは避けたい。
例えば、ランチやディナーを楽しめる飲食店と、美容・健康関連のサービス店舗では営業時間や定休日が異なる。来店前に公式ショップ一覧で目的の店舗の情報を確認するのが確実だ。
なお、駐車場は24時間利用可能で、収容台数は9台。料金は8時~20時が30分300円、20時~翌8時が30分100円と案内されている。最大料金の設定はないため、長時間駐車には注意したい。
【横浜の再開発2026】なぜ関内と新綱島に新施設が誕生したのか
2026年の横浜の新商業施設を理解するには、建物そのものだけでなく、各エリアが抱えていた課題や地域の歴史にも目を向けたい。
関内は旧市庁舎の保存と都市機能の更新がテーマ
BASEGATE横浜関内の開発対象となったのは、横浜市旧市庁舎街区だ。
旧市庁舎行政棟は、建築家・村野藤吾が手掛けた歴史的建築として知られる。再開発では、その建物を保存・活用しながら、商業、ホテル、オフィス、エンターテインメントなどの新しい都市機能を組み合わせた。
ここで重要なのは、歴史的建築を取り壊して新しいビルだけを建てるのではなく、既存の建物を街の魅力として引き継いだ点だ。
さらに、横浜スタジアムに近い立地を生かし、スポーツ観戦やライブビューイング、飲食などを連動させることで、イベント開催日以外にも人が集まる場所を目指している。
関内は行政・ビジネスの街という従来のイメージに、観光・エンターテインメントの機能を加えようとしている。BASEGATEはその変化を象徴する開発といえる。
新綱島は歴史的資産と新しい駅前開発の融合
新綱島MICCAの背景には、新綱島駅周辺のまちづくりがある。
東急新横浜線の新綱島駅周辺では、駅前の都市機能整備と地域の魅力向上が進められてきた。そのなかで、池谷家住宅主屋は綱島の歴史を伝える建物として保存・活用が検討された。
横浜市の資料によると、池谷家住宅は1857年に建てられた古民家で、南綱島村の名主を務めた家の住宅だった。地域の歴史や桃栽培の文化とも関わりが深い。
新綱島MICCAは、そうした歴史的背景を残しながら、新しい飲食店や生活サービスを受け入れる場所となった。
関内が都市全体のにぎわいを生み出す大型開発なら、新綱島は地域の暮らしと歴史をつなぐ開発。その違いが、2施設の個性を生み出している。
【よくある質問】横浜の新しい商業施設に関するFAQ
Q1:2026年に横浜で新しくオープンした大型商業施設はどこですか?
A1:代表的な施設は、3月19日開業のBASEGATE横浜関内と、10月28日開業の新綱島MICCAです。BASEGATEは55店舗を擁する大型複合街区、新綱島MICCAは古民家を活用した21テナントの商業施設です。
Q2:BASEGATE横浜関内のテナントは何店舗ですか?
A2:商業エリアには全55店舗が出店しています。スターバックス、ポンパドウル、梅蘭、有隣堂などのほか、34店舗からなるスタジアム横バル街があります。
Q3:新綱島MICCAのテナント一覧はどこで確認できますか?
A3:新綱島MICCAの公式ショップ一覧で確認できます。古民家OMOYAのベーカリービストロやベーグル専門店、HANARE南・北の飲食店、美容、健康、生活サービスなどが掲載されています。
Q4:新綱島MICCAへのアクセスは?
A4:東急新横浜線の新綱島駅から徒歩約1分、東急東横線の綱島駅から徒歩約5分です。駅前に位置するため、電車でのアクセスが便利です。
Q5:ワンダリア横浜とOMO7横浜は同じ施設ですか?
A5:別の施設です。ワンダリア横浜はBASEGATE横浜関内のタワー3・4階にある没入型体験施設。OMO7横浜は旧横浜市庁舎行政棟を活用したホテルで、2026年4月21日に開業しました。
Q6:BASEGATE横浜関内の営業時間は何時までですか?
A6:物販・食物販は基本的に11時~20時、レストラン・カフェは最大23時、スタジアム横バル街は11時~23時30分です。店舗ごとに異なるため、訪問前の確認がおすすめです。
Q7:BASEGATE横浜関内と新綱島MICCAはどちらがおすすめですか?
A7:観光や買い物、体験型エンターテインメント、多彩な飲食を楽しみたいならBASEGATE横浜関内がおすすめです。歴史的な古民家や新しい飲食店を巡り、地域の雰囲気を味わいたいなら新綱島MICCAが向いています。
まとめ:2026年の横浜は新旧融合の商業施設に注目
2026年の横浜では、BASEGATE横浜関内と新綱島MICCAという、異なる魅力を持つ商業施設が誕生した。
BASEGATE横浜関内は全55店舗に加え、ワンダリア横浜、THE LIVE、OMO7横浜などを備える大規模複合街区。ショッピングや食事だけでなく、観光、宿泊、エンターテインメントまで幅広く楽しめる。
一方、新綱島MICCAは、1857年創建の池谷家住宅主屋を再生した古民家と、2棟の木造商業施設を組み合わせた21テナントの商業施設だ。地域の歴史を残しながら、日常の食事や買い物、サービス利用を支える場所として個性を発揮している。
両施設を比較する際は、店舗数や規模だけでなく、訪れる目的を明確にすることが大切だ。横浜観光を充実させたいなら関内、歴史や地域の新しい飲食スポットを楽しみたいなら新綱島という選び方ができる。
2026年の横浜の街づくりに共通しているのは、古いものを一律に新しくするのではなく、歴史的な価値を残しながら新しい人の流れを生み出そうとしていること。今後も両エリアの店舗展開やイベント、周辺地域との連携が、横浜の新しい魅力を形づくるポイントになりそうだ。 (出典: 横浜 新しい 商業 施設(Yahoo!ニュース))