メジャーリーグ(MLB)のMVPは、その年のレギュラーシーズンで最も価値のある活躍をした選手に贈られる、野球界最高峰の個人タイトルの一つです。1931年に現在につながる表彰制度が始まり、アメリカンリーグ(ア・リーグ)とナショナルリーグ(ナ・リーグ)から、それぞれ1人ずつ選出されています。
2026年11月3日時点で、2025年シーズンまでの最新受賞者はア・リーグがアーロン・ジャッジ、ナ・リーグが大谷翔平です。大谷は通算4回のMVPを獲得し、歴代最多7回を誇るバリー・ボンズに次ぐ位置につけています。さらに2026年もナ・リーグの最終候補に残っており、11月12日に発表される結果が注目されています。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代最多受賞:バリー・ボンズの7回。大谷翔平は2025年までに4回受賞。
- 日本人選手の実績:イチローは2001年にア・リーグ、大谷翔平は2021・2023・2024・2025年に受賞。
- 2025年の受賞者:ア・リーグはアーロン・ジャッジ、ナ・リーグは大谷翔平。
- 2026年の発表予定:11月12日午後7時(米東部時間)。大谷翔平はナ・リーグの最終候補に選出。
- 投票制度:全米野球記者協会(BBWAA)の記者が各リーグ30人ずつ投票し、順位に応じたポイントで決定。
【1931年から2025年まで】メジャーリーグMVP歴代受賞者一覧!ア・リーグとナ・リーグを年度別に紹介
MLBのMVPは、アメリカンリーグとナショナルリーグで独立して選出されます。そのため、同じ年度に2人のMVPが誕生します。
以下はMLB公式の歴代受賞者記録をもとに整理した、1931年から2025年までの年度別一覧です。選手名は日本語表記で掲載しています。1979年のナ・リーグは共同受賞となっています。
ア・リーグ/ナ・リーグ歴代MVP受賞者一覧
| 年度 | アメリカンリーグ(AL) | ナショナルリーグ(NL) |
|---|---|---|
| 2025 | アーロン・ジャッジ | 大谷翔平 |
| 2024 | アーロン・ジャッジ | 大谷翔平 |
| 2023 | 大谷翔平 | ロナルド・アクーニャJr. |
| 2022 | アーロン・ジャッジ | ポール・ゴールドシュミット |
| 2021 | 大谷翔平 | ブライス・ハーパー |
| 2020 | ホセ・アブレイユ | フレディ・フリーマン |
| 2019 | マイク・トラウト | コディ・ベリンジャー |
| 2018 | ムーキー・ベッツ | クリスチャン・イエリッチ |
| 2017 | ホセ・アルトゥーベ | ジャンカルロ・スタントン |
| 2016 | マイク・トラウト | クリス・ブライアント |
| 2015 | ジョシュ・ドナルドソン | ブライス・ハーパー |
| 2014 | マイク・トラウト | クレイトン・カーショー |
| 2013 | ミゲル・カブレラ | アンドリュー・マカッチェン |
| 2012 | ミゲル・カブレラ | バスター・ポージー |
| 2011 | ジャスティン・バーランダー | ライアン・ブラウン |
| 2010 | ジョシュ・ハミルトン | ジョーイ・ボット |
| 2009 | ジョー・マウアー | アルバート・プホルス |
| 2008 | ダスティン・ペドロイア | アルバート・プホルス |
| 2007 | アレックス・ロドリゲス | ジミー・ロリンズ |
| 2006 | ジャスティン・モーノー | ライアン・ハワード |
| 2005 | アレックス・ロドリゲス | アルバート・プホルス |
| 2004 | ブラディミール・ゲレーロ | バリー・ボンズ |
| 2003 | アレックス・ロドリゲス | バリー・ボンズ |
| 2002 | ミゲル・テハダ | バリー・ボンズ |
| 2001 | イチロー | バリー・ボンズ |
| 2000 | ジェイソン・ジアンビ | ジェフ・ケント |
| 1999 | イバン・ロドリゲス | チッパー・ジョーンズ |
| 1998 | フアン・ゴンザレス | サミー・ソーサ |
| 1997 | ケン・グリフィーJr. | ラリー・ウォーカー |
| 1996 | フアン・ゴンザレス | ケン・カミニティ |
| 1995 | モー・ボーン | バリー・ラーキン |
| 1994 | フランク・トーマス | ジェフ・バグウェル |
| 1993 | フランク・トーマス | バリー・ボンズ |
| 1992 | デニス・エカーズリー | バリー・ボンズ |
| 1991 | カル・リプケンJr. | テリー・ペンドルトン |
| 1990 | リッキー・ヘンダーソン | バリー・ボンズ |
| 1989 | ロビン・ヨーント | ケビン・ミッチェル |
| 1988 | ホセ・カンセコ | カーク・ギブソン |
| 1987 | ジョージ・ベル | アンドレ・ドーソン |
| 1986 | ロジャー・クレメンス | マイク・シュミット |
| 1985 | ドン・マッティングリー | ウィリー・マギー |
| 1984 | ウィリー・ヘルナンデス | ライン・サンドバーグ |
| 1983 | カル・リプケンJr. | デール・マーフィー |
| 1982 | ロビン・ヨーント | デール・マーフィー |
| 1981 | ローリー・フィンガーズ | マイク・シュミット |
| 1980 | ジョージ・ブレット | マイク・シュミット |
| 1979 | ドン・ベイラー | キース・ヘルナンデス/ウィリー・スタージェル(共同受賞) |
| 1978 | ジム・ライス | デーブ・パーカー |
| 1977 | ロッド・カルー | ジョージ・フォスター |
| 1976 | サーマン・マンソン | ジョー・モーガン |
| 1975 | フレッド・リン | ジョー・モーガン |
| 1974 | ジェフ・バロウズ | スティーブ・ガービー |
| 1973 | レジー・ジャクソン | ピート・ローズ |
| 1972 | ディック・アレン | ジョニー・ベンチ |
| 1971 | ビダ・ブルー | ジョー・トーリ |
| 1970 | ブーグ・パウエル | ジョニー・ベンチ |
| 1969 | ハーモン・キルブルー | ウィリー・マッコビー |
| 1968 | デニー・マクレイン | ボブ・ギブソン |
| 1967 | カール・ヤストレムスキー | オーランド・セペダ |
| 1966 | フランク・ロビンソン | ロベルト・クレメンテ |
| 1965 | ゾイロ・ベルサイエス | ウィリー・メイズ |
| 1964 | ブルックス・ロビンソン | ケン・ボイヤー |
| 1963 | エルストン・ハワード | サンディ・コーファックス |
| 1962 | ミッキー・マントル | モーリー・ウィルス |
| 1961 | ロジャー・マリス | フランク・ロビンソン |
| 1960 | ロジャー・マリス | ディック・グロート |
| 1959 | ネリー・フォックス | アーニー・バンクス |
| 1958 | ジャッキー・ジェンセン | アーニー・バンクス |
| 1957 | ミッキー・マントル | ハンク・アーロン |
| 1956 | ミッキー・マントル | ドン・ニューカム |
| 1955 | ヨギ・ベラ | ロイ・キャンパネラ |
| 1954 | ヨギ・ベラ | ウィリー・メイズ |
| 1953 | アル・ローゼン | ロイ・キャンパネラ |
| 1952 | ボビー・シャンツ | ハンク・サウアー |
| 1951 | ヨギ・ベラ | ロイ・キャンパネラ |
| 1950 | フィル・リズート | ジム・コンスタンティ |
| 1949 | テッド・ウィリアムズ | ジャッキー・ロビンソン |
| 1948 | ルー・ブードロー | スタン・ミュージアル |
| 1947 | ジョー・ディマジオ | ボブ・エリオット |
| 1946 | テッド・ウィリアムズ | スタン・ミュージアル |
| 1945 | ハル・ニューハウザー | フィル・カバレッタ |
| 1944 | ハル・ニューハウザー | マーティ・マリオン |
| 1943 | スパッド・チャンドラー | スタン・ミュージアル |
| 1942 | ジョー・ゴードン | モート・クーパー |
| 1941 | ジョー・ディマジオ | ドルフ・カミリ |
| 1940 | ハンク・グリーンバーグ | フランク・マコーミック |
| 1939 | ジョー・ディマジオ | バッキー・ウォルターズ |
| 1938 | ジミー・フォックス | アーニー・ロンバルディ |
| 1937 | チャーリー・ゲーリンジャー | ジョー・メドウィック |
| 1936 | ルー・ゲーリッグ | カール・ハッベル |
| 1935 | ハンク・グリーンバーグ | ギャビー・ハートネット |
| 1934 | ミッキー・コクラン | ディジー・ディーン |
| 1933 | ジミー・フォックス | カール・ハッベル |
| 1932 | ジミー・フォックス | チャック・クライン |
| 1931 | レフティ・グローブ | フランキー・フリッシュ |
この一覧から分かるように、MVPは特定のポジションや打撃成績だけに限定された賞ではありません。野手だけでなく、先発投手や救援投手も受賞しています。ア・リーグでは1992年のデニス・エカーズリー、ナ・リーグでは1986年のマイク・シュミットなど、異なるタイプの選手が歴史に名を刻んできました。
また、2023年には大谷翔平がア・リーグ、2024年にはナ・リーグで受賞しています。同じ選手が異なるリーグのMVPを獲得したという点でも、歴代記録を振り返る際に欠かせない存在です。
【最多受賞ランキング】バリー・ボンズ7回、大谷翔平4回は歴代何位?
MLBのMVP受賞回数で頂点に立つのは、サンフランシスコ・ジャイアンツなどで活躍したバリー・ボンズです。通算7回という記録は、2025年シーズン終了時点でも歴代最多です。
MLB MVP最多受賞回数ランキング
- バリー・ボンズ:7回
- 大谷翔平:4回
- アーロン・ジャッジ:3回
- マイク・トラウト:3回
- アルバート・プホルス:3回
- アレックス・ロドリゲス:3回
- マイク・シュミット:3回
- ミッキー・マントル:3回
- ヨギ・ベラ:3回
- ロイ・キャンパネラ:3回
- スタン・ミュージアル:3回
- ジョー・ディマジオ:3回
- ジミー・フォックス:3回
同じ3回の選手は同順位です。受賞年度や所属リーグはそれぞれ異なりますが、長期にわたってリーグを代表する選手として評価され続けた点で共通しています。
歴代最多7回のバリー・ボンズは何がすごい?
バリー・ボンズの受賞年度は、1990年、1992年、1993年、2001年、2002年、2003年、2004年です。特筆すべきは、2001年から2004年まで4年連続でMVPを獲得したことです。
2001年から2004年までの4連覇は、MVPの歴史でも突出した記録です。単に一度の突出したシーズンで終わるのではなく、毎年リーグ最高クラスのパフォーマンスを維持し続けたことが、7回という数字につながっています。
大谷翔平が2025年までに4回受賞したことで、歴代最多のボンズとの差は3回となりました。2026年も大谷は最終候補に入っており、今後の受賞によって歴史的なランキングが動く可能性があります。
【日本人選手の歴史】大谷翔平のMVPは何回?イチローの2001年受賞も解説
日本の野球ファンにとって、MLBのMVPを語るうえで欠かせないのがイチローと大谷翔平です。2人は異なる時代に、それぞれのプレースタイルでアメリカ野球の歴史に足跡を残しました。
大谷翔平は2025年までに通算4回受賞
大谷翔平のMVP受賞年度は次の4シーズンです。
- 2021年:アメリカンリーグMVP(ロサンゼルス・エンゼルス)
- 2023年:アメリカンリーグMVP(ロサンゼルス・エンゼルス)
- 2024年:ナショナルリーグMVP(ロサンゼルス・ドジャース)
- 2025年:ナショナルリーグMVP(ロサンゼルス・ドジャース)
大谷の最大の特徴は、打者と投手の両方で高い価値を生み出せる二刀流にあります。通常、MVP候補となる野手は打撃や守備、走塁などで評価され、投手は投球成績を中心に評価されます。しかし大谷は、その両方を一人で担える選手です。
2021年には二刀流選手としての圧倒的な活躍が評価され、2023年にも再びア・リーグMVPを獲得しました。2024年はドジャース移籍初年度にナ・リーグMVPを受賞。2025年も連続受賞を果たし、3年連続、通算4回という記録に到達しました。
さらに、MLB公式の2025年受賞報道によると、大谷は4回すべてのMVPを満票で獲得しています。複数回の満票受賞という点でも、歴代選手の中で極めて異例の実績です。
2025年の大谷翔平は打撃と投球の両面で評価
2025年の大谷は打者として打率.282、55本塁打、102打点を記録しました。OPSは1.014で、ナ・リーグを代表する打撃成績を残しています。
さらに投手としても復帰し、14試合に先発して47イニングを投げ、防御率2.87、62奪三振を記録しました。打撃だけでなく、投手としての貢献も加わったことが、2025年のMVP評価を後押ししました。
特に注目したいのは、投手復帰後の調整を続けながら、打者としてもリーグ屈指の成績を維持したことです。単純に本塁打数だけで比較するのではなく、二刀流による総合的な価値を考える必要があります。
イチローは2001年にア・リーグMVPを獲得
イチローは2001年、シアトル・マリナーズでのメジャー1年目にア・リーグMVPを受賞しました。
日本プロ野球で培った卓越したバットコントロールと走塁技術をMLBでも発揮し、安打を量産。長打力を中心とする従来のスター選手像とは異なるスタイルで、アメリカの野球界に強烈な印象を残しました。
2001年のMVPは、イチローがメジャーでどれほど高く評価されたかを象徴するタイトルです。同年には新人王も獲得しており、MLB移籍直後から歴史的なシーズンを過ごしました。
イチローのMVPは1回ですが、受賞回数だけで選手の価値を比較することはできません。打撃技術、守備、走塁、安定性といった多面的な能力で、メジャーリーグの歴史に独自の存在感を残した選手です。
【2025年最新結果と2026年速報】ジャッジと大谷の連覇、次回MVPの発表日はいつ?
2025年のア・リーグMVPはアーロン・ジャッジ
2025年のア・リーグMVPには、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが選ばれました。2024年に続く2年連続の受賞で、通算3回目となります。
ジャッジは2025年、打率.331、53本塁打、OPS1.144という圧倒的な成績を記録しました。打率と本塁打の両方で高い水準を維持し、出塁率は.457、長打率は.688に達しています。
投票では1位票17票を獲得し、総得点355ポイントで2位のカル・ローリーの335ポイントを上回りました。ローリーも60本塁打という歴史的なシーズンを送りましたが、最終的にはジャッジが評価を勝ち取りました。
2025年のナ・リーグMVPは大谷翔平
ナ・リーグではロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が受賞しました。2024年に続く2年連続のナ・リーグMVPであり、通算4回目の受賞です。
2025年は、打者としての圧倒的な数字に加えて投手としても復帰したことが大きなポイントでした。打撃成績だけでもMVP候補に十分な実績を残しながら、投手としての貢献も加わったことで、二刀流の価値を改めて証明しました。
2025年の結果には、MLBの歴史に残る記録もあります。ア・リーグとナ・リーグの両MVPが、前年に続いて同じ選手になったのは、MVP表彰の歴史で初めての出来事でした。
2026年のMVP発表日は11月12日
2026年のMVPについては、11月2日に全米野球記者協会(BBWAA)が最終候補を発表しました。2026年11月3日時点では、まだ受賞者は決まっていません。
2026年の候補者は次のとおりです。
アメリカンリーグ
- ヨルダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)
- ジュニオール・カミネロ(タンパベイ・レイズ)
- ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)
ナショナルリーグ
- ピート・クロウ=アームストロング(シカゴ・カブス)
- 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)
- ブライス・トゥラング(ミルウォーキー・ブルワーズ)
大谷翔平は2026年もナ・リーグの最終候補3人に選ばれました。2025年までに4回受賞しているため、2026年に再び選出されれば通算5回となり、歴代最多のバリー・ボンズにさらに近づきます。
2026年のMVP受賞者発表は11月12日午後7時(米東部時間)に予定されています。発表はMLB Networkで行われます。日本時間では11月13日午前9時に相当します。
なお、最終候補に選ばれたことと受賞が決まったことは別です。2026年のMVPについては、正式発表をもって確定します。
【選考基準を解説】MLBのMVPは誰がどうやって決める?投票方法と評価ポイント
MLBのMVPは、ファン投票や選手同士の投票によって決まる賞ではありません。選出を担当するのは、全米野球記者協会(BBWAA)の記者です。
各リーグ30人の記者が投票する
BBWAAの公式投票規定によると、ア・リーグとナ・リーグにはそれぞれ30人の投票者がいます。MLB各都市の記者から選出され、ア・リーグ担当者はア・リーグのMVP、ナ・リーグ担当者はナ・リーグのMVPを投票します。
各記者は候補選手を10人まで順位付けして投票します。順位に応じてポイントが与えられ、最終的な合計ポイントが最も高い選手がMVPとなります。
MVP投票のポイント配分
- 1位:14ポイント
- 2位:9ポイント
- 3位:8ポイント
- 4位:7ポイント
- 5位:6ポイント
- 6位:5ポイント
- 7位:4ポイント
- 8位:3ポイント
- 9位:2ポイント
- 10位:1ポイント
1位票の配点が14ポイントと大きいため、単に多くの記者から名前を挙げられるだけではなく、どれほど高い順位で評価されるかが重要になります。
MVPの選考基準は打率や本塁打だけではない
BBWAAの投票規定には、MVPの明確な定義は存在しないと記されています。選手が所属チームに対してどれほど価値をもたらしたかを、投票者それぞれが判断する仕組みです。
1931年から引き継がれている主な評価項目は次のとおりです。
- チームへの実際の貢献度:攻撃力と守備力を含めた総合的な価値。
- 出場試合数:シーズンを通じてどれほどチームに貢献したか。
- 選手としての姿勢:取り組み方、努力、チームへの忠誠心など。
- ポジションの制限がないこと:野手、投手、指名打者を含むすべての選手が対象。
特に重要なのは、ポストシーズンの結果は投票対象ではなく、レギュラーシーズンの成績を評価するという点です。また、地区優勝チームやプレーオフ進出チームに所属していなくてもMVPを獲得できます。
【プロの結論】MVPを比較するときに見るべき3つのポイント
歴代MVPを正しく比較するには、受賞回数だけではなく、選手がどのような価値を生み出したのかを見る必要があります。
1つ目は、リーグと時代の違いです。1930年代と現代では、試合環境、トレーニング、データ分析、投手起用などが大きく異なります。単純な本塁打数や打率だけで、異なる時代の選手を比較するのは適切ではありません。
2つ目は、ポジションと役割の違いです。野手の打撃成績と投手の防御率は、そのまま比較できません。大谷翔平のような二刀流選手の場合は、打撃と投球の双方を評価する必要があります。
3つ目は、チームへの総合的な貢献度です。本塁打数や打点だけでなく、守備、走塁、出場機会、投手としての働きなどを総合して考えることが重要です。
この3点を押さえると、バリー・ボンズの7回、大谷翔平の4回、イチローの2001年の受賞が、それぞれ異なる野球の価値を象徴していることが分かります。
【メジャーリーグMVP歴代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:メジャーリーグのMVPを最も多く受賞した選手は誰ですか?
A1:バリー・ボンズです。1990年、1992年、1993年、2001年、2002年、2003年、2004年の計7回受賞しています。2001年から2004年には4年連続で獲得しました。
Q2:大谷翔平はMVPを何回受賞していますか?
A2:2025年シーズン終了時点で通算4回です。2021年と2023年にア・リーグ、2024年と2025年にナ・リーグで受賞しています。すべて満票での受賞です。2026年はナ・リーグの最終候補に選ばれています。
Q3:イチローは何年にMVPを受賞しましたか?
A3:2001年です。シアトル・マリナーズに所属していたメジャー1年目にア・リーグMVPを受賞しました。同年には新人王も獲得しています。
Q4:2025年のMLB MVP受賞者は誰ですか?
A4:ア・リーグはニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ、ナ・リーグはロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平です。両選手とも前年に続く2年連続受賞を果たしました。
Q5:2026年のMLB MVPはいつ発表されますか?
A5:2026年11月12日午後7時(米東部時間)に発表予定です。日本時間では11月13日午前9時に相当します。発表はMLB Networkで予定されています。
Q6:MVPはファン投票で決まりますか?
A6:いいえ。MVPは全米野球記者協会(BBWAA)の記者による投票で決まります。各リーグ30人の投票者が10人の選手を順位付けし、順位ごとのポイントを合計して受賞者を決定します。
Q7:MVPは優勝チームから選ばれるのですか?
A7:必ずしもそうではありません。地区優勝やプレーオフ進出は受賞の必須条件ではなく、レギュラーシーズンにおける個人の貢献度が評価されます。
まとめ:MLB歴代MVPは受賞回数だけでなく選手の価値にも注目
メジャーリーグのMVPは1931年から続く歴史ある表彰制度で、ア・リーグとナ・リーグから毎年1人ずつ選ばれます。
2025年までの歴代最多受賞者はバリー・ボンズの7回です。大谷翔平は4回で歴代2位に位置し、2023年から2025年まで3年連続で受賞するという快挙も成し遂げました。アーロン・ジャッジも2025年に通算3回目の受賞を果たしています。
日本人選手では、2001年のイチローと、2021年・2023年・2024年・2025年の大谷翔平が歴史に名を残しました。打撃や守備、走塁、投球といった異なる能力が評価されてきたことも、MVPの歴史の面白さです。
そして2026年は、大谷翔平が再びナ・リーグの最終候補に選ばれています。11月12日の発表で通算5回目の受賞となるのか、それとも新たな選手が頂点に立つのか。歴代最多7回のバリー・ボンズにどこまで迫れるのかという視点も含め、今後のMVP争いから目が離せません。
歴代受賞者の名前と年度を確認するだけでなく、投票方法や選考基準、選手ごとのプレースタイルまで比較することで、MLBのMVPというタイトルの本当の価値が見えてきます。
主な参考資料:MLB公式「Most Valuable Player Award Winners」、全米野球記者協会(BBWAA)「Voting FAQ」「2026 Award Winners to Be Announced on MLB Network」、MLB公式2025年MVP受賞発表。
編集上の補足: 2026年のMVPは11月3日時点では未発表です。上記では2025年までの受賞記録と、2026年の正式な発表予定を区別しています。 (出典: メジャーリーグ mvp 歴代(Yahoo!ニュース))