2026年10月1日、甲子園球場で行われた阪神対巨人の公式戦25回戦は、延長12回を戦い抜いて2-2で終了した。
試合開始は18時、終了は23時5分。試合時間は5時間5分で、観客数は42,640人だった。安打数は阪神14本、巨人7本。阪神が安打数で大きく上回りながらも、巨人の投手陣が延長戦を含めて粘り、勝敗はつかなかった。
イニング別スコア
| イニング | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
出典:日本野球機構(NPB)2026年10月1日公式試合記録。
試合の流れを時系列で振り返る
4回:巨人が先制
均衡を破ったのは巨人だった。1死二、三塁の好機で吉川尚輝がセンター前へ適時打を放ち、巨人が1点を先行する。
6回:大山悠輔の20号ソロ
阪神は6回、西舘勇陽から大山悠輔が左中間へソロ本塁打を放つ。これが大山のシーズン20号となり、試合は1-1の同点になった。
8回:吉川尚輝が再び勝ち越しに貢献
巨人は8回、1死一、三塁から吉川のセンター犠牲フライで1点を追加。2-1と再びリードを奪う。
9回:大山が土壇場で同点打
阪神は9回2死二、三塁から大山がライデル・マルティネスの球をセンター前へ運ぶ。同点適時打となり、阪神が2-2に追いついた。
その後、両チームとも延長10回、11回、12回で得点できず、引き分けで試合終了となった。
この試合で特に印象的だったのは、巨人が勝利まであと1アウトに迫りながら、阪神が最後の攻撃機会を生かしたことだ。TBS NEWS DIGなどの試合報道でも、大山の9回の同点打が大きく取り上げられた。
勝敗投手・セーブと両チームの投手起用
10月1日の試合は引き分けのため、勝利投手・敗戦投手・セーブはいずれも記録されていない。
- 巨人先発:竹丸和幸
- 阪神先発:村上頌樹
- 巨人救援:西舘、森田、田中瑛、中川、マルティネス、堀田、代木
- 阪神救援:木下、及川、ドリス、工藤、岩崎、石井
竹丸は5回81球、7安打、4奪三振、3四球、無失点。阪神打線に何度も走者を出されながら、ホームを踏ませなかった。
一方の村上も5回を投げて1失点。先発同士の投げ合いは互角に近い内容だった。
【全25試合】2026年の巨人対阪神の試合結果一覧
2026年の巨人対阪神は、3月27日の開幕カードから10月1日の最終対戦まで、計25試合が行われた。
以下は全試合のスコアを巨人-阪神の順番に統一した一覧だ。ホーム・ビジターが入れ替わっても、スコアの読み方は同じである。
3月・4月の試合結果
- 3月27日:巨人 3-1 阪神
- 3月28日:巨人 0-2 阪神
- 3月29日:巨人 6-12 阪神
- 4月14日:巨人 4-3 阪神
- 4月16日:巨人 4-3 阪神
開幕カードでは巨人が初戦を取ったものの、阪神が2連勝してカード勝ち越しを決めた。4月の甲子園での2試合は巨人が連勝している。
5月の試合結果
- 5月1日:巨人 5-3 阪神
- 5月2日:巨人 5-7 阪神
- 5月3日:巨人 0-3 阪神
- 5月22日:巨人 4-7 阪神
- 5月23日:巨人 0-3 阪神
- 5月24日:巨人 3-6 阪神
5月前半は巨人が3試合中2試合を制したが、後半の東京ドーム3連戦では阪神が3連勝。特に5月22日から24日のカードは、阪神の打線が安定して得点を重ねた。
7月の試合結果
- 7月7日:巨人 4-3 阪神
- 7月8日:巨人 1-4 阪神
- 7月9日:巨人 2-10 阪神
- 7月24日:巨人 4-2 阪神
- 7月25日:巨人 5-1 阪神
- 7月26日:巨人 0-1 阪神
7月は東京ドームと甲子園でそれぞれ3連戦が組まれた。東京ドームでは阪神が2勝1敗、甲子園では巨人が2勝1敗。両チームがそれぞれのカードで主導権を取り合った。
8月・9月・10月の試合結果
- 8月11日:巨人 1-9 阪神
- 8月12日:巨人 1-5 阪神
- 8月13日:巨人 2-3 阪神
- 8月28日:巨人 1-4 阪神
- 8月29日:巨人 1-4 阪神
- 8月30日:巨人 1-3 阪神
- 9月12日:巨人 1-0 阪神
- 10月1日:巨人 2-2 阪神
8月は阪神が6試合すべてに勝利。東京ドームでの3連戦では合計17得点を挙げ、巨人を圧倒した。
9月12日は巨人が1-0で勝利し、阪神の連勝を止めた。しかし、10月1日の最終戦は引き分け。巨人が最後の直接対決で勝利をつかむことはできなかった。
出典:阪神タイガースの2026年対戦成績、試合別結果記録、日本野球機構の公式日程・結果を照合。
【数字で徹底比較】阪神16勝8敗1分けを生んだ打撃・投手成績
2026年の直接対決で最も注目したいのは、阪神が勝ち越しただけでなく、得点力と投手成績の両面で巨人を上回った点だ。
25試合の合計得点は阪神101点、巨人60点。阪神は巨人より41点多く得点している。打率、防御率、出塁率、OPSにも差が表れている。
2026年の直接対決とシーズン通算成績
次の比較では、直接対決25試合の成績と、セ・リーグ公式戦143試合のチーム通算成績を分けている。
直接対決の数値:2026年チーム別対戦成績。シーズン通算:NPB公式2026年度セ・リーグチーム成績。防御率は低いほど優秀。
打率と出塁率で阪神が優勢
直接対決の打率は阪神.269、巨人.202。差は6分7厘に達した。
特に目立つのは四球数だ。阪神は95四球を選んだのに対し、巨人は54四球。阪神は安打だけでなく、四球によっても出塁機会を増やしていた。
OPSも阪神.754、巨人.575。打率だけでは見えない出塁能力と長打力を合わせた指標でも、阪神が優位だった。
本塁打数の差以上に大きかった得点力
本塁打数は阪神22本、巨人20本。数字だけを見ると大きな差ではない。
しかし、得点は阪神101点、巨人60点と大きく開いた。
この差を考えるうえでは、走者をためてから適時打を放つ攻撃や、四球を絡めた得点機会の創出が重要になる。阪神は本塁打だけに頼らず、攻撃のつながりで巨人を上回った。
防御率は直接対決で大きな差
直接対決の防御率は阪神2.29、巨人3.98。1.69の差がある。
一方、143試合のシーズン通算防御率は阪神2.79、巨人2.80で、ほぼ互角だった。
つまり、巨人の投手陣がシーズン全体で劣っていたわけではない。阪神との直接対決に限ると、失点を抑える力に大きな差が生じたということだ。
この違いは、2026年の対戦成績を理解するうえで見落とせないポイントである。
【注目選手】竹丸和幸・村上頌樹・大山悠輔が残した2026年の印象
2026年の巨人阪神戦を振り返る際、特に注目したいのが投手の竹丸和幸と村上頌樹、そして阪神の主軸打者・大山悠輔だ。
竹丸和幸:開幕から最終戦まで巨人の先発として対峙
巨人の竹丸和幸は、2026年の開幕カード初戦で阪神の村上頌樹と投げ合った。
3月27日の試合は巨人が3-1で勝利し、竹丸に勝利投手、村上に敗戦投手が記録された。
そして10月1日の最終戦でも、両者が再び先発として対戦した。
最終戦の竹丸は5回無失点。阪神打線に14安打を許した試合全体の中で、序盤の失点を防いだ働きは大きかった。
村上頌樹:最終戦でも試合を壊さない投球
阪神の村上頌樹は、最終戦で5回1失点。巨人打線を完全に封じ込めたわけではないが、先制点を許した後も追加点を抑えた。
10月1日は勝敗がつかなかったものの、長い試合を接戦のまま中継ぎ陣へつないだ。
シーズンを通しても、村上は巨人戦で存在感を示した投手の一人だった。8月11日の東京ドームでは阪神が9-1で勝利し、8月28日の甲子園でも4-1の勝利を記録している。
大山悠輔:最終戦の流れを変えた2打点
最終戦の主役の一人は、大山悠輔だった。
6回に20号ソロ本塁打を放って同点とし、9回には2死二、三塁から同点適時打を記録。最終的に2安打2打点という成績を残した。
巨人が8回に勝ち越した直後、阪神は9回に追いついた。大山の2度の得点関与は、単なる個人成績以上に試合展開を左右した。
吉川尚輝:巨人の2得点に絡む活躍
巨人側では吉川尚輝が4回の先制適時打と8回の犠牲フライで2打点を記録した。
増田陸も3安打を放っている。
巨人は7安打で2得点を挙げ、打線の中心選手が得点機会を生かした。しかし、9回の同点打を許したことで、勝利には届かなかった。
【歴代対戦成績】巨人と阪神の通算記録はどうなっている?
2026年の直接対決では阪神が大きく勝ち越したが、長い歴史を通算すると、巨人が依然として優勢だ。
2026年までのレギュラーシーズン通算対戦成績は、前身球団との対戦を含めて次のとおりとなっている。
- 試合数:2,142試合
- 巨人の勝利:1,143勝
- 阪神の勝利:921勝
- 引き分け:78試合
- 巨人の通算勝率:.554
この数字は、2026年の25試合だけを集計した数字ではなく、歴史的な公式戦の通算記録である。ポストシーズンの対戦成績とは区別する必要がある。
2026年は阪神優勢でも、歴史全体では巨人がリード
ここで押さえたいのは、シーズン単位の勝敗と歴代通算成績は別物だという点だ。
2026年は阪神が16勝8敗1分けと勝ち越した。一方、歴代通算では巨人が200勝以上の差をつけている。
また、阪神は敵地の東京ドームで10勝3敗と非常に強かった。甲子園での成績は6勝5敗1分けで、むしろビジターのほうが勝率が高い。
阪神が巨人に勝ち越した理由を考えるうえでは、ホーム球場の優位性だけでは説明できない。敵地でも安定して得点し、投手陣が巨人打線を抑えたことが大きい。
【プロの結論】2026年の巨人阪神戦で本当に差がついたポイント
2026年の直接対決を数字から読み解くと、阪神が勝ち越した理由は単純な本塁打数の差ではない。
重要だったのは、次の3点だ。
1. 出塁機会を増やす攻撃力
阪神は巨人より41点多く得点した。95四球という数字からも、安打以外の方法で走者をためる攻撃が機能していたことが分かる。
2. 直接対決における投手力
阪神の直接対決防御率は2.29。巨人は3.98だった。シーズン通算ではほぼ互角だった両チームの投手成績が、対戦相手を阪神に絞ると大きく変わっている。
3. 勝負どころでの得点力
10月1日の最終戦は、その特徴がよく表れた試合だった。巨人が8回に勝ち越しても、阪神は9回2死から大山の適時打で追いついた。
この粘り強さが、16勝8敗1分けという結果を象徴している。
ファンが2026年の巨人阪神戦を振り返る際は、単純な勝敗だけでなく、打率・四球・OPS・防御率を合わせて見ると、両チームの差をより正確に理解できる。
巨人阪神戦結果に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の巨人対阪神の最終戦は何対何だった?
A1:2026年10月1日の甲子園での試合は、延長12回の末に2-2の引き分けだった。試合時間は5時間5分。
Q2:2026年の巨人阪神戦はどちらが勝ち越した?
A2:阪神タイガースが16勝8敗1分けで勝ち越した。全25試合で8つの勝ち越しとなった。
Q3:2026年の巨人阪神戦で打率が高かったのは?
A3:直接対決25試合の打率は阪神.269、巨人.202。阪神が6分7厘上回った。
Q4:10月1日の試合でホームランを打った選手は誰?
A4:阪神の大山悠輔。6回に西舘勇陽から20号ソロを放った。さらに9回には同点適時打も記録した。
Q5:10月1日の試合の勝利投手とセーブは誰?
A5:引き分けのため、勝利投手・敗戦投手・セーブはいずれも記録されていない。
Q6:2026年の直接対決で防御率が良かったのは?
A6:阪神が2.29、巨人が3.98で、阪神が上回った。なお、シーズン通算では阪神2.79、巨人2.80とほぼ互角だった。
Q7:巨人と阪神の歴代通算対戦成績は?
A7:2026年までのレギュラーシーズン通算では、巨人1,143勝、阪神921勝、78引き分け。歴史全体では巨人がリードしている。
まとめ:2026年の巨人阪神戦は阪神の攻守が上回ったシーズン
2026年の巨人阪神戦は、阪神16勝8敗1分けという結果で幕を閉じた。最後の直接対決となった10月1日は、巨人が2度リードしながら大山悠輔の同点適時打で追いつかれ、延長12回の末に2-2で引き分けた。
数字を振り返ると、阪神は直接対決の打率.269、防御率2.29、得点101。巨人は打率.202、防御率3.98、得点60だった。本塁打数の差はわずか2本だが、出塁率や得点力、失点を抑える能力では阪神が大きく上回っている。
2026年の伝統の一戦を象徴するのは、最終戦の大山の一打だけではない。25試合を通じて積み重なった攻撃力と投手力の差こそ、阪神が勝ち越した最大の理由だった。
次のシーズンに両チームが再び対戦するとき、巨人がこの直接対決の課題をどう修正するのか。そして阪神が優位を維持できるのか。2026年の16勝8敗1分けは、次の伝統の一戦を占う重要な基準になる。 (出典: 巨人 阪神 戦 結果(Yahoo!ニュース))