第63回大会の出場チーム数は全国14チームです。ここで重要なのは、各リーグの上位校が一律に同じラウンドから出場するわけではないことです。
日本ラグビーフットボール協会の公式要項では、前回大会の優勝校と準優勝校がともに関東大学対抗戦Aグループ所属だったことを踏まえ、同グループに追加枠が設けられています。
14チームの出場枠・所属リーグ・出場ラウンド
シードA~Iの意味とは?
出場14チームには、AからIまでのシード枠が設定されています。シードの位置によって初戦のラウンドが変わるため、リーグ戦の最終順位は非常に重要です。
- シードA:関東大学対抗戦Aグループ1位
- シードB:関東大学対抗戦Aグループ2位
- シードC:関西大学Aリーグ1位
- シードD:関東大学リーグ戦1部1位
- シードE:関東大学対抗戦Aグループ3位
- シードF:関西大学Aリーグ2位
- シードG:関東大学リーグ戦1部2位
- シードH:関西大学Aリーグ3位
- シードI:九州学生ラグビーリーグ1位
A~Dは準々決勝から登場する上位シードです。E~Hは3回戦から登場し、Iは2回戦から参加します。北海道・東北地区代表と東海・北陸・中国・四国地区代表は1回戦から勝ち上がりを目指します。
この制度は、各リーグの実力だけでなく、前回大会での成績も次年度のトーナメントに反映する仕組みです。特定の大学が強いからといって、その大学が自動的にシードを獲得するわけではありません。
【トーナメント表・組み合わせ】1回戦から決勝までの勝ち上がりを解説
第63回大会の組み合わせは、日本ラグビーフットボール協会が公式トーナメント表を公開しています。11月4日時点では各リーグの最終順位が決まっていないため、対戦カードの一部は大学名ではなく順位や地区代表によって表記されます。
1回戦・2回戦は地域代表と九州代表の勝負
最初の1回戦は、北海道・東北地区代表と東海・北陸・中国・四国地区代表の対戦です。
この試合の勝者は、11月29日の2回戦で九州学生ラグビーリーグ1位と対戦します。ここを勝ち抜いたチームが12月13日の3回戦へ進出します。
地方代表にとっては、全国の強豪大学と対戦する機会をつかむための重要なステージです。特に地域代表決定戦で勝ち上がったチームには、限られたチャンスを生かす戦いが求められます。
3回戦から関東・関西の有力校が登場
12月13日の3回戦では、関東大学対抗戦Aグループ、関東大学リーグ戦1部、関西大学Aリーグの上位校が登場します。
この段階では、リーグ戦で上位に入った大学同士の対戦が実現する可能性もあり、全国大会の勢力図が見え始めます。
準々決勝からはシード上位校も参戦
12月19日と20日の準々決勝では、A~Dシードの大学が登場します。ここからは大学日本一まで残り3勝という段階に入り、1試合の結果がシーズン全体の評価を左右します。
年明けの1月2日には国立競技場で準決勝2試合が行われ、1月10日に同会場で決勝が開催されます。
前回の第62回大会では、明治大学が決勝で早稲田大学を22-10で破り、7大会ぶり14回目の優勝を果たしました。今回は明治大学が連覇を目指す立場となり、早稲田大学や帝京大学をはじめとするライバル校がどのように挑むのかも注目されます。
【放送・配信速報】NHKとJ SPORTSの視聴情報はどうなっている?
大学ラグビー選手権をテレビやスマートフォンで観戦したい読者にとって、放送・配信情報は見逃せないポイントです。
2026年10月22日のJRFU公式発表では、チケット情報と放送・配信予定は改めて告知するとされています。また、大会の後援にはNHKが「予定」として記載されています。
NHKの放送予定
NHKが大会の後援予定に入っていることと、NHK総合で特定の試合が生中継されることは別の情報です。11月4日時点では、第63回大会のNHK総合・Eテレの具体的な放送カードや放送時間は、JRFUの大会概要では発表されていません。
前年大会でNHKの中継があったとしても、同じ放送編成が今大会でも確定したと判断することはできません。番組表や協会の追加発表を確認する必要があります。
J SPORTSの放送・ライブ配信
J SPORTSの大学ラグビー公式案内では、全国大学選手権について3回戦以降の全試合を放送し、J SPORTSオンデマンドでは全試合をLIVE配信すると案内されています。
テレビで試合を見たい場合はJ SPORTSの放送予定、スマートフォンやパソコンで視聴したい場合はJ SPORTSオンデマンドの配信予定を確認する方法があります。
ただし、個別試合の放送チャンネル、配信開始時刻、視聴条件は番組ごとに確認する必要があります。大会全体の案内と、個々の試合の放送確定情報を混同しないことが大切です。
チケット料金と観戦方法
JRFUの公式発表によると、1回戦・2回戦は無料試合、3回戦以降は有料試合です。つまり、最初の2ラウンドは無料で観戦できる大会設計になっています。
チケットの販売方法や座席情報については、追加発表を確認しましょう。特に準決勝・決勝の国立競技場開催は観戦希望者が集中する可能性があるため、販売開始時期のチェックが欠かせません。
【プロの結論】第63回大学ラグビー選手権で注目すべき5つのポイント
大学ラグビー選手権は、単純な勝敗予想だけでは本当の面白さを捉えきれません。リーグ戦から全国大会への移行、シード制度、選手層、試合運びという複数の要素が絡み合っています。
1. リーグ戦の順位と全国大会のシードを切り分ける
最も重要なのは、リーグ戦の1位と大学日本一が必ずしも一致しないことです。
関東大学対抗戦Aグループで1位になれば準々決勝から出場できますが、そこで勝ち続けなければ優勝には届きません。逆に3位以下のチームでも、3回戦から勝ち上がれば頂点を狙えます。
2. 一発勝負では試合終盤の判断が勝敗を左右する
リーグ戦は複数の試合を通じて順位を競いますが、選手権はトーナメント方式です。敗戦がそのまま敗退につながるため、リスク管理と得点機会の選択が重要になります。
特に終盤のペナルティー、キックによる陣地獲得、ラインアウト、スクラムでの優位性は注目したい部分です。僅差の試合では、トライだけでなくペナルティーゴールを選択する判断も結果に影響します。
3. 選手層と交代選手の働きに注目する
秋季リーグから選手権、さらに正月の準決勝まで戦い抜くには、先発メンバーだけでなく控え選手の力も必要です。
試合途中の選手交代によってスクラムの安定感が変わるか、後半の運動量を維持できるか、相手の攻撃に対応できるか。こうした点は、スコアだけでは見えにくいチーム力を判断する材料になります。
4. 前回優勝校・明治大学の連覇への挑戦
第62回大会を制した明治大学は、今大会の注目校の一つです。前回決勝で早稲田大学を22-10で下した実績は、今季の選手権を展望するうえで重要な背景になります。
ただし、前年度の優勝実績だけで今季の優勝を予測するのは早計です。秋季リーグでの成績、主力選手の状態、チームの完成度を合わせて評価する必要があります。
5. 引き分け時の勝ち上がりルールも知っておく
JRFUの競技要項では、トーナメント戦で同点となり次戦進出チームが決まらない場合、まずトライ数の多いチームを優先し、それでも決まらなければトライ後のゴール数を比較します。両方で決着がつかなければ抽選です。
一方、決勝戦が同点となった場合は、トライ数やゴール数に関係なく両チーム優勝となります。通常のリーグ戦とは異なる大会独自の規定であり、観戦前に理解しておきたいルールです。
【大学ラグビー選手権速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第63回全国大学ラグビー選手権はいつ開幕しますか?
A1:2026年11月22日(日)です。13時キックオフで、新日本ガス球技メドウ(岐阜)にて1回戦が行われます。
Q2:大学ラグビー選手権の出場校は何校ですか?
A2:全国14チームです。関東大学対抗戦Aグループ、関東大学リーグ戦1部、関西大学Aリーグ、九州学生ラグビーリーグ、北海道・東北地区、東海・北陸・中国・四国地区から選出されます。
Q3:準決勝と決勝はどこで開催されますか?
A3:どちらも東京都のMUFGスタジアム(国立競技場)です。準決勝は2027年1月2日、決勝は1月10日に開催されます。
Q4:大学ラグビー選手権の試合は無料で観戦できますか?
A4:1回戦と2回戦は無料試合です。3回戦以降は有料試合となります。詳しいチケット情報は日本ラグビーフットボール協会の追加発表を確認してください。
Q5:大学ラグビー選手権はテレビやネットで見られますか?
A5:J SPORTSは3回戦以降の全試合放送、J SPORTSオンデマンドは全試合LIVE配信を案内しています。NHKについては大会の後援予定に記載がありますが、個別の放送予定は追加発表を確認する必要があります。
Q6:2026年11月4日時点で試合結果は出ていますか?
A6:第63回大会の本戦はまだ開幕していないため、選手権の試合結果はありません。各地域の秋季リーグは進行中で、出場校やシード順位を決めるための試合が続いています。
まとめ:2026-2027大学ラグビー選手権は11月22日開幕、国立決勝は1月10日
第63回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、2026年11月22日に開幕し、2027年1月10日にMUFGスタジアム(国立競技場)で決勝を迎えます。
出場チームは全国14校。関東大学対抗戦Aグループからは前回大会の優勝・準優勝校の所属グループとしての追加枠を含む5チーム、関東大学リーグ戦1部と関西大学Aリーグから各3チーム、九州学生ラグビーリーグから1チーム、さらに2つの地域代表から各1チームが出場します。
11月初旬の注目校は、関東では明治大学、帝京大学、早稲田大学、東海大学、東洋大学、関西では京都産業大学、天理大学、同志社大学などです。ただし、これらは現段階のリーグ成績に基づく注目校であり、最終的な出場校・順位ではありません。
今後の速報を追う際には、次の3点を確認すると大会の全体像を把握しやすくなります。
1. 各大学リーグの最終順位と14チームの出場確定情報
2. 3回戦以降の対戦カードとシード校の勝ち上がり
3. JRFU・NHK・J SPORTSによる放送、配信、チケットの追加発表
大学ラグビーの魅力は、伝統校同士の対決だけではありません。地域代表が強豪校に挑む序盤戦、リーグ上位校が激突する3回戦、そして国立競技場で迎える正月の準決勝と決勝まで、各ラウンドに異なる見どころがあります。
第63回大会の本当の速報戦線は11月22日から始まります。それまでは秋季リーグの順位変動を追い、14校の顔ぶれとトーナメントの勢力図を見極めることが、今大会をより深く楽しむポイントです。 (出典: 大学 ラグビー 選手権 速報(Yahoo!ニュース))