2026年のクレイジージャーニーについて、最も大きなニュースとなったのが、全国ネットのゴールデンタイムでのレギュラー放送終了です。
2026年3月6日、TBSは番組改編説明会で、全国ネットのゴールデン枠での放送を終了することを発表しました。
当時は月曜午後10時の放送でしたが、4月から同枠では新番組『プロフェッショナルランキング』が始まることになりました。
この発表だけを見ると、番組そのものが打ち切られたように感じるかもしれません。しかし、実際には異なります。
2026年4月から深夜番組として復活
2026年3月16日、番組内で放送枠の変更が発表されました。
新しい放送時間は、毎週月曜日の午後11時56分からです。
MCの設楽統さんと小池栄子さんが、番組の継続を伝えました。
元々、深夜番組としてスタートしたクレイジージャーニーにとって、今回の変更は原点回帰ともいえる展開です。
4月6日の深夜枠初回では、丸山ゴンザレスさんや拷問器具研究家などが登場する「クレイジー博物館」が放送されました。
TBS公式の番組アーカイブにも、2026年4月6日の放送内容が掲載されています。
2026年11月現在も放送は続いている
2026年11月時点のTBS公式番組ページでは、放送継続を確認できます。
確認できる最新情報は次のとおりです。
クレイジージャーニー
毎週月曜日の放送時間
2026年10月26日
第302回「世界遺産・西表島の水上に咲く奇跡の花園探しの旅~完全版~」
次回放送
2026年11月9日(月)午後11時56分から
放送局・配信
TBSテレビ・TBS FREEでの最新回配信
出典:TBS公式番組ページ(2026年11月掲載情報)
したがって、2026年の状況は次のように整理できます。
- 2019年:不適切演出問題でレギュラー放送終了。
- 2021年:2時間特番で復活。
- 2022年:ゴールデン帯でレギュラー復活。
- 2026年3月:全国ネットのゴールデン帯でのレギュラー放送終了。
- 2026年4月:深夜帯に移動して放送継続。
- 2026年11月:TBS公式ページで次回放送の案内を掲載。
なお、2026年のゴールデン枠終了について、TBSが2019年のやらせ問題を直接の理由として説明したわけではありません。
「全国ネットのゴールデン放送終了」と「番組そのものの終了」は、明確に区別する必要があります。
【徹底比較】クレイジージャーニーのやらせと演出の違いとは?
今回の問題を理解するうえで、テレビ番組における「演出」と「やらせ」の違いを知っておくことも大切です。
バラエティー番組では、視聴者に分かりやすく情報を伝えるために、さまざまな制作上の工夫が行われています。
しかし、演出の範囲を超えて、実際には起きていない出来事を事実として見せると、番組の信頼性が失われます。
一般的な番組演出と問題となった手法の違い
| 比較項目 | 一般的な演出 | 今回の不適切な手法 |
|---|---|---|
| 映像編集 | 見やすく順番を整理する | 実際の発見ではない場面を発見として描く |
| ナレーション | 背景や状況を説明する | 実態と異なる印象を与える |
| 撮影準備 | 撮影場所や安全を確保する | 生物を事前に配置する |
| 出演者の行動 | 実際の体験を撮影する | 準備された生物を捕獲したように見せる |
| 視聴者への説明 | 再現や演出を適切に伝える | 事前準備を明かさず実際の発見として放送する |
今回の問題は、映像の編集方法やナレーションの工夫ではありません。
視聴者が事実だと受け取る中心的な出来事そのものを、制作側が作り替えていた点にあります。
視聴者が番組の信頼性を見極める3つのポイント
今後、ドキュメンタリーや紀行バラエティーを見る際には、次の3点を意識すると、演出と事実を区別しやすくなります。
1. 実際に起きた出来事なのか
再現映像や演出を含む場合、そのことが適切に説明されているかを確認します。
2. 出演者が何を知っていたのか
出演者自身が実際に経験したことなのか、制作側が用意した状況を体験しているのかは、映像の意味を大きく変えます。
3. 番組の中心的な約束を守っているか
自然探索番組なら自然の中での発見、密着番組なら本人の実体験が重要です。
映像がどれだけ魅力的でも、その番組が視聴者に約束している内容を偽っていれば、単なる演出では済みません。
クレイジージャーニーの問題は、まさに3番目のポイントに抵触した事例でした。
【よくある質問】クレイジージャーニーのやらせに関するFAQ
Q1:クレイジージャーニーのやらせは本当だったのですか?
A1:本当です。2019年8月14日のメキシコ編で、紹介された生物6種類のうち4種類が事前に準備された個体でした。TBSが不適切な演出を認めて謝罪し、BPOも2020年8月4日に放送倫理違反があったと判断しています。
Q2:加藤英明さんもやらせに関与していたのですか?
A2:問題となった生物を事前に準備・配置した経緯について、BPOの報告書では番組スタッフや現地協力者の行動が検証されています。加藤さんが自ら不適切な演出を指示したという認定はありません。TBSは謝罪時に加藤さんにも謝罪しています。
Q3:クレイジージャーニーは打ち切りになったのですか?
A3:2019年10月21日に一度、番組終了が決定しました。しかし、2021年5月に特番で復活し、2022年10月からレギュラー放送を再開しています。
Q4:クレイジージャーニーは2026年現在も放送していますか?
A4:放送しています。2026年3月に全国ネットのゴールデン枠から移動しましたが、4月6日から毎週月曜午後11時56分の深夜枠で放送を継続しています。TBS公式番組ページでは11月の放送予定も掲載されています。
Q5:BPOはクレイジージャーニーの全放送回をやらせと認定したのですか?
A5:いいえ。BPOの第37号決定で審議されたのは2019年8月14日のメキシコ編です。過去10回の爬虫類ハンター企画についても問題のある準備方法が報告されていますが、すべての放送回が同じ内容で審議・認定されたわけではありません。
まとめ:クレイジージャーニーのやらせ問題から見える教訓と2026年の現在
クレイジージャーニーのやらせ問題は、2019年のメキシコ編で発覚した、希少生物の事前準備と捕獲シーンの不適切な演出が発端でした。
TBSは2019年9月11日に謝罪し、10月21日に番組終了を決定。2020年8月にはBPOが放送倫理違反を認定しました。
その後、2021年の特番、2022年のレギュラー復活を経て、番組は再び視聴者にディープな旅の世界を届けるようになりました。
2026年には全国ネットのゴールデン枠を離れましたが、深夜帯に移動して放送を継続しています。
今回の騒動から見えてくるのは、テレビ番組における演出と事実の境界線の重要性です。
面白い映像を撮ることと、事実を正確に伝えることは、決して相反するものではありません。実際に生物が見つからなかったとしても、その過程を正直に伝えることで、視聴者の心を動かす番組は作れます。
クレイジージャーニーが今後も長く支持されるためには、かつての独自性や冒険心を残しながら、視聴者が安心して楽しめる取材・制作体制を維持することが欠かせません。
2019年の問題は番組にとって大きな挫折でした。しかし、番組そのものは終わっていません。2026年の深夜枠での再出発が、信頼と独自性を両立させる新たな転機になるかが注目されます。
主な参照資料:BPO放送倫理検証委員会決定第37号(2020年8月4日)、TBSの2019年9月の謝罪発表、TBS公式番組ページ、日刊スポーツ、MANTANWEB、スポニチアネックス、ENCOUNTの報道。 (出典: クレイジー ジャーニー やらせ(Yahoo!ニュース))