ソフトバンク移籍後、近藤健介は日本ハム時代からの選球眼と巧打を維持しながら、本塁打や長打でも結果を残すようになった。
その変化を象徴するのが、移籍1年目の2023年と、初の首位打者・MVPを獲得した2024年だ。
2023年は26本塁打・87打点の活躍
移籍1年目の2023年は143試合に出場し、打率.303、26本塁打、87打点、出塁率.431を記録した。
日本ハム時代のシーズン最多本塁打は2021年の11本だったため、移籍初年度に26本まで伸ばしたことは大きな変化だった。
打率3割を維持しながら長打力も発揮したことで、ソフトバンク打線における中軸打者としての存在感を高めた。
2024年は初の首位打者とパ・リーグMVP
2024年は129試合に出場し、次の成績を残した。
- 打率:.314(リーグ1位)
- 安打:137本
- 本塁打:19本
- 打点:72打点
- 出塁率:.439(リーグ1位)
近藤は自身初のパ・リーグ首位打者を獲得。さらに、4度目となる最高出塁率者賞も受賞した。
2024年11月26日のNPB AWARDSでは、パ・リーグ最優秀選手賞(MVP)にも選出されている。
日本ハム時代から評価されてきた選球眼と打撃技術が、ソフトバンク移籍後にリーグを代表する実績へ結び付いたシーズンだった。
2025年は出場75試合、2026年に再び存在感
2025年は75試合の出場で打率.301、10本塁打、41打点だった。
出場試合数は前年より減ったものの、打率3割を維持している。
そして2026年は139試合に出場。打撃成績を大きく伸ばし、キャリアでも際立つシーズンを送った。
特に注目したいのは、2026年に本塁打と打点の両方で自己最高を更新したことだ。
日本ハム時代には出塁能力が際立っていた近藤が、ソフトバンクでは長打でも試合を動かす打者へと進化している。
【2026年最新成績】近藤健介の所属・打率・本塁打・打点を確認
2026年11月現在、近藤健介は福岡ソフトバンクホークスに所属している。
球団公式選手名鑑でも背番号3の外野手として掲載されている。日本ハムへの復帰や別球団への移籍ではない。
2026年の打撃成績
近藤健介|2026年シーズン
打率
本塁打
打点
出塁率
安打
出場試合
出典:NPB 2026年度公式戦個人打撃成績・個人年度別成績
2026年のパ・リーグ打率ランキングでは、近藤は.309で2位。首位打者は日本ハムのフランミル・レイエスで、打率.313だった。
一方、近藤は出塁率.431でリーグ1位を獲得。最高出塁率者賞は2年ぶり5度目の受賞となった。
本塁打は32本、打点は108。いずれもNPB公式の年度別記録で確認できるキャリア最高の数字だ。
2026年は首位打者ではなく最高出塁率のタイトルを獲得
ここは間違えやすいポイントだ。
近藤は2024年に初の首位打者を獲得したが、2026年は打率ランキング2位だった。
一方、出塁率ではリーグトップ。首位打者と最高出塁率は別のタイトルであり、2026年の近藤は後者を獲得している。
打率だけを見て評価すると、四球を選ぶ能力や打席全体での貢献を見落としやすい。近藤の成績を正しく理解するには、出塁率も必ず確認したい。
近藤健介の通算成績はどこまで伸びた?
NPB公式記録による2026年シーズン終了時点の通算打撃成績は次のとおり。
- 出場試合:1,500試合
- 打席:6,046
- 安打:1,530本
- 本塁打:139本
- 打点:754打点
- 打率:.307
- 出塁率:.419
日本ハム時代の11年間で培った出塁能力を維持しながら、ソフトバンク移籍後に本塁打と打点を積み重ねてきたことが分かる。
特に2026年の32本塁打、108打点は、近藤の打者としての新たな到達点だ。
【プロの結論】近藤健介の日ハム時代と現在を比較すると何が見える?
近藤健介のキャリアを評価する際には、日本ハム時代とソフトバンク時代を単純に優劣で比較するべきではない。
両球団での役割や、各シーズンのチーム状況、本人の成長段階が異なるためだ。
日本ハム時代とソフトバンク時代の違い
日本ハム時代
- 打率3割前後を維持する安定感
- 四球を選び、出塁率を高める技術
- 2019年、2020年の最高出塁率
- チームの中心打者としての成長
ソフトバンク時代
- 2023年に26本塁打、87打点
- 2024年に初の首位打者とMVP
- 2026年に32本塁打、108打点
- 2026年に5度目の最高出塁率
数字を比較すると、近藤の打撃スタイルそのものが別人になったわけではない。
日本ハム時代からの出塁能力を土台に、長打を含めた攻撃面の貢献が大きくなったと見るのが自然だ。
近藤健介の評価で重視すべき3つの指標
プロ野球ファンが近藤の実力を判断するなら、次の3つを押さえておきたい。
1. 打率: ヒットを打つ能力。2024年の.314は初の首位打者獲得につながった。
2. 出塁率: 安打だけでなく四球なども含めて塁に出る能力。近藤の最大の特徴の一つだ。
3. 長打力: 本塁打や長打率から確認できる得点への直接的な貢献。2026年の32本塁打は象徴的な数字である。
とりわけ出塁率は、近藤を理解するうえで欠かせない。
打率が同じ選手でも、四球を多く選べる選手は出塁率が高くなる。近藤が長年にわたって評価されてきた理由は、ヒットを打つ能力だけに依存していない点にある。
日本ハム時代の近藤を知るファンにとって、ソフトバンク移籍後の活躍は、かつての強みがさらに大きな成果につながった姿ともいえる。
【近藤健介と日ハムに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:近藤健介は日ハムに何年間在籍していましたか?
A1:2012年から2022年までの11年間です。2011年ドラフト4位で指名され、翌2012年にプロ入りしました。2023年から福岡ソフトバンクホークスでプレーしています。
Q2:近藤健介が日ハムからFA移籍したのはなぜですか?
A2:本人は2022年12月のソフトバンク入団会見で、もっと厳しい環境に身を置いて成長したいという思いを移籍の決め手として説明しました。尊敬する長谷川勇也コーチとの関係や、チームの優勝・日本一を目指す意欲も背景にあります。
Q3:近藤健介の日ハム時代の最高打率は何割ですか?
A3:2017年の.413です。ただし出場は57試合でした。規定打席に到達したシーズンでは、2020年の.340が日本ハム時代の最高打率です。
Q4:近藤健介は2024年に首位打者を獲得しましたか?
A4:はい。2024年に打率.314でパ・リーグ初の首位打者を獲得しました。同年には出塁率.439で最高出塁率者賞も受賞し、パ・リーグMVPにも選ばれています。
Q5:近藤健介の2026年の所属球団と成績は?
A5:2026年も福岡ソフトバンクホークスに所属しています。シーズン終了時の成績は139試合、打率.309、32本塁打、108打点、出塁率.431です。最高出塁率者賞も獲得しました。
Q6:近藤健介のソフトバンクでの背番号は何番ですか?
A6:背番号3です。2022年12月の入団発表で決まり、2023年からソフトバンクの選手としてプレーしています。
まとめ:近藤健介の日ハム時代から2026年までの歩み
近藤健介は2012年に北海道日本ハムファイターズでプロ生活をスタートし、2022年までの11年間で1,016安打、52本塁打、446打点を記録した。特に2019年と2020年の最高出塁率獲得は、日本ハム時代の打者としての実力を象徴する実績だ。
2022年11月のFA宣言を経て、2023年から福岡ソフトバンクホークスに移籍。本人が語った理由は、より厳しい環境で成長することだった。移籍後は2024年の首位打者・MVP獲得、2026年の32本塁打・108打点・最高出塁率獲得と、さらなる飛躍を遂げている。
2026年シーズン終了時点の通算成績は打率.307、1,530安打、139本塁打、754打点。日本ハムで磨いた選球眼と出塁能力を軸に、長打力も備えた球界屈指の打者へと成長した。
近藤健介を理解するうえで大切なのは、日ハム時代とソフトバンク時代を切り離さないことだ。北海道で積み重ねた11年間があったからこそ、福岡での首位打者やMVP、そして2026年のキャリアハイにつながっている。両球団での実績を合わせて見ることが、近藤健介という選手の本当の価値を知る手掛かりになる。 (出典: 近藤 健介 日ハム(Yahoo!ニュース))