ヘムレンさんの遊園地は、ムーミンバレーパーク内の「おさびし山エリア」に設置された、自然の素材や物語の世界観を生かした屋外遊具施設です。
一般的な遊園地のように乗り物や大型アトラクションを楽しむ場所ではありません。子どもが自分の身体を使って登る、渡る、滑るといった遊びを楽しむことが中心です。
運営元の公式施設紹介では、おさびし山を「冒険と思索の山」と位置付けています。子どもが身体を動かす一方で、大人は森の景色を眺めたり、森林浴を楽しんだりできる空間として紹介されています。
ツリーハウスとアスレチックの見どころ
特に注目したいのが、メインツリーハウスです。
木の質感を生かした造形や、建物内部の曲線的な窓、植物をモチーフにした装飾など、単なる遊具にとどまらない細部のこだわりがあります。
ムーミン公式サイトが2021年1月15日に公開した施設紹介記事では、ツリーハウスの制作にあたり、一般的な公園にある鉄製遊具ではなく、物語の中に登場しそうな自然素材の遊び場を目指したことが紹介されています。
また、当初の美しい設計スケッチと完成した施設がほぼ同じだったことも、制作上のこだわりとして説明されています。
主な見どころは次のとおりです。
- メインツリーハウス: 木の温かみを感じる立体的な遊び場。
- チューブ滑り台: メインツリーハウス内に設置された滑り台。
- 吊り橋ツリーハウス: 吊り橋を渡りながら冒険気分を楽しめる遊具。
- きのこの黒板: 絵を描いたり、ステージのように使ったりできる場所。
- ピクニックエリア: レジャーシートを敷いて休憩や食事を楽しめる区画。
遊びだけでなく、周囲の自然や建物のデザインを楽しめることも、この施設の魅力です。
子どもだけでなく大人も楽しめる?
大人にとっての楽しみ方は、子どもと同じように遊具を使うことだけではありません。
公式紹介でも、大人は森林浴を楽しめる場所として案内されています。ツリーハウスの造形や周囲の自然を眺めながら、子どもが遊ぶ時間をゆっくり過ごせます。
ただし、遊具には年齢制限が設定されています。大人が子どもと一緒に訪問する場合も、遊具ごとの利用条件を守ることが必要です。
【対象年齢・利用条件】3歳から小学生まで!滑り台には別の制限も
家族で訪問する際に最も重要なのが、対象年齢の違いです。
ムーミンバレーパークの公式施設ページによると、施設全体の対象年齢は3歳から小学生までです。ただし、メインツリーハウス内のチューブ滑り台には、さらに限定された条件があります。
施設全体とチューブ滑り台の利用条件
| 項目 | 公式案内 | 注意点 |
|---|---|---|
| 施設全体 | 3歳~小学生 | 対象年齢を守って利用 |
| チューブ滑り台 | 6歳~小学生 | 6歳未満は利用不可 |
| 未就学児 | 3~6歳 | 中学生以上の付き添いが必要 |
| 小学生 | 利用対象 | 遊具ごとの条件を確認 |
| 中学生以上 | 付き添い対象 | 子どもの安全に配慮 |
| ペット | 遊具内への入場不可 | リードフックを利用 |
| 天候による制限 | 利用中止・一部封鎖の場合あり | 当日の状況を確認 |
3歳・4歳・5歳の子どもは遊べる?
3歳から5歳の子どもも、施設全体の対象年齢に含まれています。
ただし、未就学児は中学生以上の付き添いが必要です。保護者が近くで見守るだけではなく、公式に示された付き添い条件を満たすことが大切です。
また、対象年齢に含まれていても、すべての遊具を利用できるわけではありません。
例えば、5歳の子どもは施設全体の対象ですが、チューブ滑り台の対象年齢には達していません。
6歳ならチューブ滑り台を利用できる?
年齢条件だけを見れば、6歳から利用対象です。
ただし、6歳でも未就学児の場合は中学生以上の付き添いが必要です。
つまり、年齢だけでなく、就学状況と付き添い条件も確認しなければなりません。
以前の「6歳から12歳」という情報に注意
インターネット上には、ヘムレンさんの遊園地の対象年齢を「6歳から12歳」と紹介する情報もあります。
この背景には、ムーミン公式サイトが2021年1月に掲載した施設紹介記事があります。
当時の記事では、ツリーハウスや滑り台の安全性を考慮し、対象年齢を6歳から12歳としていたことが説明されています。大人が滑り台を利用すると体重によって速度が出すぎる危険性があったことも、年齢制限を設けた理由として挙げられています。
一方、2026年11月時点で掲載されている公式施設ページでは、施設全体が3歳から小学生、チューブ滑り台が6歳から小学生という案内です。
古い紹介記事と現在の施設案内を混同しないことが、訪問前の重要なポイントです。
【原作との関係】「しずかなのが好きなヘムレンさん」の物語を再現
ヘムレンさんの遊園地をより深く楽しむなら、原作『ムーミン谷の仲間たち』との関係を知っておきたいところです。
施設のモチーフとなったのは、トーベ・ヤンソンの短編集に収録されている「しずかなのが好きなヘムレンさん」です。
講談社の書籍情報でも、この作品は短編集の収録作品として掲載されています。
原作に登場するヘムレンさんとは?
ヘムル族には、おしゃべりで陽気な性格の者が多く登場します。
しかし、この物語のヘムレンさんは少し違います。
遊園地で入場券を切る仕事をしていたヘムレンさんは、静かな生活を好み、仕事を終えた後は年金で穏やかに暮らしたいと考えていました。
ところが、ある出来事によって、その生活は大きく変わります。
大雨が続いたことで、働いていた遊園地が流されて閉鎖されてしまったのです。
遊園地がなくなり、悲しむ子どもたちを見たヘムレンさんは、自分で新しい遊園地をつくることを決意します。
この展開が、パークの施設を理解するうえで重要な背景になっています。
原作と実際の施設の関係を整理
| 関係する要素 | 原作での位置付け | パークでの表現 |
|---|---|---|
| ヘムレンさん | 静かな生活を好む人物 | 施設の主人公的存在 |
| 閉鎖した遊園地 | 大雨によって流される | 新しい遊園地をつくる物語の出発点 |
| 子どもたち | 遊園地を失って悲しむ | 遊具を楽しむ利用者 |
| 手作りの遊園地 | ヘムレンさんが考えてつくる | ツリーハウス型アスレチック |
| 自然との関わり | 想像力を生かした遊び場 | 木材など自然素材を使った造形 |
| 静けさ | ヘムレンさんが大切にするもの | 森林浴や自然散策を楽しめる空間 |
原作の遊園地をそのまま再現した施設なのか?
ここは誤解しやすい部分です。
パークの遊園地は、原作に登場する遊園地のすべてを忠実に再現したものではありません。
ムーミン公式サイトの記事によると、原作にはメリーゴーランドやジューススタンド、ブランコ、ハンモックなど、さまざまな遊び場のヒントが登場します。
しかし、具体的な挿絵はありません。
そこで施設の制作では、物語から想像を広げ、子どもたちが自然素材のツリーハウスで思い切り遊べる空間を形にしたのです。
つまり、原作の建物を単純にコピーしたのではなく、物語に込められた「子どもたちのために遊び場をつくる」という精神を現実の施設に落とし込んだものです。
この視点を持って訪れると、ツリーハウスや遊具のデザインがさらに興味深く感じられます。
【料金・アクセス】入園料と駐車料金、現地までの移動方法
ヘムレンさんの遊園地を利用するには、まずムーミンバレーパークへの入園が必要です。
2026年のムーミンバレーパーク料金
2026年11月時点で公式サイトに掲載されている1デーパスの料金は次のとおりです。
| チケット | 前売り | 当日 |
|---|---|---|
| 大人 | 3,900円 | 4,300円 |
| こども(4歳以上高校生以下) | 1,000円 | 1,300円 |
※イベントなどによって特別料金が設定される場合があります。購入時に対象日の販売料金を確認してください。
ヘムレンさんの遊園地単独の入場券や、チューブ滑り台専用の料金は公式施設案内には掲載されていません。
そのため、予算を考える際はパークの入園料を基本に計画するのがよいでしょう。
車で訪問する場合
所在地は次のとおりです。
ムーミンバレーパーク
埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
ヘムレンさんの遊園地はパーク内のおさびし山エリアにあります。
駐車料金
- 平日:1,000円/日
- 土日祝:1,500円/日
- 平日は2時間まで無料
- 駐車場の事前予約不可、現地精算
公式アクセス案内によると、車の場合は圏央道の狭山日高インターチェンジから約5.4km、青梅インターチェンジから約11kmです。
電車・バスで訪問する場合
公共交通機関を利用する場合は、西武池袋線の飯能駅が主なアクセス拠点です。
- 飯能駅北口1番乗り場からメッツァ行きのバスを利用。
- JR東飯能駅東口から無料シャトルバスを利用する方法もある。
- 高麗川駅からも無料シャトルバスが運行されています。
- メッツァのバス停からムーミンバレーパークまでは、メッツァビレッジを通って徒歩約15分です。
公式FAQでは、飯能駅からバスで約20分、東飯能駅から無料シャトルバスで約15分と案内されています。
なお、これらはパーク入口までのアクセスです。そこからさらにおさびし山エリアへ移動する必要があります。
【口コミ・評判と注意点】実際に訪問する前に知っておきたいこと
口コミや紹介記事から読み取れるのは、ヘムレンさんの遊園地が一般的なテーマパークの乗り物型アトラクションというより、子どもが身体を動かして遊ぶ場所として評価されていることです。
一方、訪問時の天候や混雑、年齢制限によって満足度が変わる点にも注意が必要です。
口コミで注目したい3つのポイント
1. 身体を動かして遊べる
子ども向けのアスレチックという性格がはっきりしており、キャラクター展示を眺めるだけでは物足りない子どもにも、遊びの目的をつくりやすい施設です。
子ども向けのお出かけ情報サイト「いこーよ」には、2024年9月の訪問者が、ヘムレンさんの遊園地や屋内の遊び場で子どもたちが楽しんだという感想を投稿しています。
2. 坂道や足元への配慮が必要
Yahoo!マップに掲載された過去の利用者レビューには、遊園地までの坂道がきついことや、雨天時に滑りやすくなることへの注意が記されています。
口コミ件数は少ないため全体の評価を代表するものではありませんが、歩きやすい靴を選ぶ理由として参考になります。
3. 年齢制限を事前に把握しておく必要がある
施設全体とチューブ滑り台では利用条件が異なります。
兄弟姉妹で訪れる場合、年齢によって利用できる遊具が違うため、全員が同じ遊び方をできるとは限りません。
訪問前に確認したい安全上の注意
公式利用規約では、次の事項が示されています。
- 季節や天候によって遊具の使用を中止する場合がある。
- 一部区間が封鎖される場合がある。
- 土や芝生などの場所があるため、足元に注意する。
- 遊具を誤った方法で使用しない。
- ペットは遊具内に入れない。
- 保護者は子どもが安全に遊べるよう配慮する。
特に雨上がりは、土や芝生、木製の部分が滑りやすくなる可能性があります。滑りにくい靴を選び、子どもの動きから目を離さないようにしたいところです。
ピクニックエリアの利用にもルールがある
遊具の近くにはピクニックエリアも設けられています。
レジャーシートを敷いて食事や休憩を楽しめますが、飲食物はメッツァビレッジまたはムーミンバレーパーク内で購入した商品に限られます。
また、レジャーシートの貸し出しはありません。テントやサンシェード類の使用も禁止されています。
遊具で遊ぶ時間と休憩時間を組み合わせたい家族には便利ですが、事前にルールを把握しておくと安心です。
【2026年最新の営業状況・運休情報】訪問当日の確認が重要
ヘムレンさんの遊園地は屋外施設であるため、パーク自体が営業していても、天候や点検の影響で遊具を利用できない場合があります。
2026年に発表された定期点検による運休
公式サイトは2026年7月16日付で、定期点検に伴う運休を発表しました。
| 発表日 | 運休内容 | 影響 |
|---|---|---|
| 2026年7月16日 | 7月21日終日運休 | 遊園地全体 |
| 同上 | 一部ルートも運休 | 遊園地までの移動 |
| 同上 | ピクニックエリアも休止 | 飲食・休憩利用 |
運休日は2026年7月21日(火)で、天候によって点検日が変更される可能性も告知されていました。
これは定期点検による特定日の休止であり、恒常的な営業終了を意味するものではありません。
2026年11月に訪れる場合の確認事項
11月3日時点で、公式施設ページにはヘムレンさんの遊園地の施設紹介と利用条件が掲載されています。
ただし、施設ページの掲載だけでは、訪問当日にすべての遊具が稼働していることまでは保証されません。
特に次の情報を確認しておきましょう。
1. 公式サイトのお知らせに臨時休止が出ていないか。
2. 当日の営業時間とパークの営業カレンダー。
3. 天候による遊具の利用制限。
4. チューブ滑り台やツリーハウスの利用可否。
5. 遊園地までのルートが通常どおり通行できるか。
秋冬は気温や天候によって屋外での過ごしやすさも変わります。子どもの着替えや防寒対策も考えておきたいところです。
【ヘムレンさんの遊園地】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ヘムレンさんの遊園地は何歳から利用できますか?
施設全体の対象年齢は3歳から小学生までです。ただし、未就学児(3~6歳)は中学生以上の付き添いが必要です。メインツリーハウス内のチューブ滑り台は6歳から小学生までが対象です。
Q2:ヘムレンさんの遊園地は別料金が必要ですか?
公式施設ページには遊園地単独の料金設定は掲載されていません。ムーミンバレーパークの入園が必要で、2026年11月時点の1デーパスは大人前売り3,900円、当日4,300円、こども前売り1,000円、当日1,300円です。
Q3:ヘムレンさんの遊園地は原作のどの作品がモデルですか?
トーベ・ヤンソンの短編集『ムーミン谷の仲間たち』に収録された「しずかなのが好きなヘムレンさん」がモチーフです。遊園地を失った子どもたちのために、ヘムレンさんが自分で遊び場をつくる物語が施設の背景になっています。
Q4:チューブ滑り台は3歳や5歳でも利用できますか?
利用できません。チューブ滑り台の対象は6歳から小学生までです。施設全体の対象年齢と滑り台の条件は異なるため注意してください。
Q5:雨の日でも遊べますか?
天候や遊具の状態によって利用が中止されたり、一部区間が封鎖されたりする場合があります。雨天時や雨上がりは足元にも注意が必要です。
Q6:ヘムレンさんの遊園地はどこにありますか?
埼玉県飯能市のムーミンバレーパーク内、おさびし山エリアにあります。飯能駅北口からメッツァ行きのバスを利用する方法や、車で訪問する方法があります。
まとめ:ヘムレンさんの遊園地は年齢条件と天候を確認して楽しもう
ヘムレンさんの遊園地は、ムーミンバレーパークのおさびし山エリアにある、物語と自然を融合させた子ども向けアスレチック施設です。
単なる遊具の集合体ではなく、『ムーミン谷の仲間たち』に収録された「しずかなのが好きなヘムレンさん」の物語を背景に、子どもたちのために遊び場をつくるという原作の精神を表現しています。
訪問を計画するなら、特に次の3点を押さえておきましょう。
- 年齢条件: 施設全体は3歳から小学生、チューブ滑り台は6歳から小学生。
- 付き添い: 3~6歳の未就学児は中学生以上の付き添いが必要。
- 営業状況: 天候や定期点検で利用できない場合があるため、当日の公式情報を確認する。
プロの視点から見ると、この施設の価値は、子どもが遊具で身体を動かす体験と、親がムーミンの物語や自然の風景を味わう体験を同じ場所で両立できることにあります。
小さな子ども連れなら年齢制限を確認し、小学生ならツリーハウスやチューブ滑り台を中心に計画する。さらに大人は原作を読んでから訪れれば、施設のデザインに込められた意味まで楽しめます。
ヘムレンさんの遊園地は、遊ぶ前に物語を知っておくことで、訪問の楽しみが一段と深まる場所です。 2026年も、年齢や当日の利用条件を確認しながら、家族でおさびし山の冒険を楽しんでください。 (出典: ヘムレン さん の 遊園 地(Yahoo!ニュース))