2026年の二軍を評価する際には、個人成績だけでなく、球団がシーズン終了後にどの選手を強化対象としているかも重要になる。
広島は2026年10月30日、秋季キャンプの参加メンバーを発表した。キャンプは11月5日~21日、宮崎県日南市の天福球場で実施予定となっている。
この参加者には、ファームで結果を残した選手も複数含まれている。
2027年に向けて注目したい選手
河野佳|先発投手の有力候補
防御率2.01、8勝という実績が最大の評価材料。秋季キャンプにも参加予定で、ファームでの投球内容を一軍の戦力に結びつけられるかが焦点。
仲田侑仁|内野手としての成長に期待
88試合に出場した経験を生かし、打率と出塁率の向上を目指したい。秋季キャンプ参加メンバーにも選ばれている。
岸本大希|走力を生かせる育成枠の注目株
35盗塁という明確な武器を持つ。出塁能力と打撃の確実性を高めれば、代走や守備を含めた一軍での役割も見えてくる。
佐藤柳之介|奪三振能力に注目
100奪三振は大きな実績。課題となった勝敗面を改善し、安定して試合を作れる投手へ成長できるか。
林晃汰|打撃タイトル獲得者
首位打者と最高出塁率の2タイトルを獲得。二軍での打撃結果を一軍での出場機会につなげられるかが注目点。
ここで注意したいのは、秋季キャンプへの参加が一軍昇格を意味するわけではないことだ。キャンプは翌シーズンに向けた技術向上や戦力評価の機会であり、実際の昇格には春季キャンプやオープン戦での結果も関わってくる。
また、2026年10月1日に来季契約を結ばない旨を通知された田村俊介は、この秋季キャンプの参加メンバーには含まれていない。2026年の打撃成績と、翌年の球団内での立場は分けて考える必要がある。
【試合日程・結果・速報】カープ二軍の最新情報を確認する方法
2026年11月3日時点で、2026年のファーム公式戦は全日程が終了している。
シーズン中の試合日程や結果を調べる場合、特に便利なのがNPBと広島東洋カープの公式情報だ。
公式情報で確認できる内容
日本野球機構(NPB)
ファーム公式戦の総合情報
- 西地区の順位表
- 月別の試合日程
- 試合結果とスコア
- 投手・打者の個人成績
- リーグ表彰と記録
公式情報:
広島東洋カープ公式サイト
球団独自のファーム情報
- 月別ファームスケジュール
- 試合結果と開催球場
- 2026年度のチーム成績
- 個人投手・打撃成績
- 選手やキャンプに関する発表
公式情報: /
2026年の試合日程を調べる際の注意点
2026年度のファーム公式戦日程は3月から10月まで組まれており、NPBは月別の試合情報を公開している。
試合結果を見る際には、次の3点を確認したい。
1. 開催球場: 由宇、ビジター球場、その他の地方開催を区別する。
2. 開始時刻: 12時30分開始など、試合ごとに異なる時間を確認する。
3. 試合状況: 雨天中止、ノーゲーム、試合終了を区別する。
特に二軍は、一軍以上に開催球場が変わることがある。由宇での試合を見に行くつもりでも、実際の開催場所が別球場になっている可能性があるため、当日の公式日程を確認してから出発するのが確実だ。
2027年の試合日程についても、球団とNPBからの正式発表を待って確認する必要がある。
【由宇練習場】アクセス・観戦方法・チケット料金を解説
カープ二軍の試合を現地で見たい人にとって、中心となる観戦場所が山口県岩国市にある由宇練習場だ。
1993年に開場した同施設は、広島東洋カープのファーム本拠地であり、選手の練習施設としても利用されている。
最大の魅力は、一軍のマツダスタジアムとは異なる、選手との距離の近さだ。芝生席を中心とした開放的な球場で、若手選手のプレーを落ち着いて観戦できる。
由宇練習場の基本情報
所在地
山口県岩国市由宇町笠塚72-2
開場年
1993年
座席
芝生席・自由席(内野芝生席のみ開放との施設案内)
一般観戦料金
出典:岩国市観光振興課の施設案内
由宇練習場へのアクセス
主なアクセス方法は車と公共交通機関の2つだ。
車で行く場合
- 山陽自動車道・玖珂ICから約30分
- JR由宇駅から車で約10分
- 球場付近に有料駐車場あり
駐車場は台数に限りがある。休日や人気カードでは混雑する可能性があるため、早めの到着を考えておきたい。
公共交通機関で行く場合
- JR山陽本線・由宇駅で下車
- 防長交通バスを利用
- 「笠塚カープ練習場前」バス停で下車
- バス停から徒歩約5分
公共交通機関を利用する場合は、試合日に合わせた運行時刻を事前に確認しておこう。
カープ二軍のチケット・入場料金は?
由宇練習場で行われるファーム公式戦は、一般入場無料だ。
一軍の試合のようにチケットを購入して座席を指定する観戦スタイルとは異なり、基本的には自由席で観戦する。
ただし、入場無料だからといって、駐車場も無料とは限らない。施設案内では有料駐車場が設けられており、台数にも限りがあるとされている。
また、2026年度にはカープファンクラブ赤組「若鯉応援コース」の加入者を対象に、特別観戦エリアと無料駐車場の事前予約制度が用意された。
この制度は一般入場とは別枠で、次のような条件だった。
- 特別観戦エリアは1試合6組まで。
- 1組につき最大6名まで利用可能。
- 先着順の事前予約制。
- 特別観戦エリアには無料駐車場1台が付属。
2026年度の受付は終了しているため、次年度も同じ条件で実施されるとは限らない。2027年の観戦を予定する場合は、新しい球団発表を確認したい。
由宇での観戦が向いている人
- 若手選手の打撃や投球を近くで見たい人
- 一軍昇格前の選手を継続的に追いかけたい人
- 芝生席でゆったりと野球を楽しみたい人
- 一軍とは違ったファーム独特の雰囲気を体験したい人
一方、アクセスの利便性や座席の快適さを重視する人には、事前の準備が必要になる。特に車で訪れる場合は駐車場の確保が重要だ。
【みやざきフェニックス・リーグ2026】秋の若鯉と来季への展望
ファーム公式戦の終了後、若手選手の実戦機会として重要になるのが、秋に開催されるみやざきフェニックス・リーグだ。
2026年は10月7日から28日までの22日間開催され、NPB12球団のほか、独立リーグや韓国プロ野球のチームなども参加した。
広島は10月2日に参加メンバーを発表。監督・コーチ8人、選手26人の計34人が参加予定となった。
カープの参加選手一覧
2026年10月2日発表の参加予定選手は次のとおり。
投手(12人)
齊藤汰直、黒原拓未、佐藤柳之介、工藤泰己、赤木晴哉、斉藤優汰、杉田健、菊地ハルン、小船翼、竹下海斗、杉原望来、アリア。
捕手(3人)
持丸泰輝、髙木翔斗、安竹俊喜。
内野手(9人)
渡邉悠斗、西川篤夢、仲田侑仁、内田湘大、辰見鴻之介、佐藤啓介、二俣翔一、岸本大希、ラミレス。
外野手(2人)
久保修、中村貴浩。
この中では、2026年ファームで35盗塁を記録した岸本、内野手として88試合に出場した仲田、奪三振タイトルを獲得した佐藤柳之介に注目したい。
フェニックス・リーグは単なる練習試合ではない。普段対戦しないチームとの実戦を通じ、技術的な課題を確認する機会でもある。若手にとっては、翌年の一軍争いにつながる重要な期間となる。
2026年の試合結果も確認できる
球団公式の10月ファームカレンダーには、フェニックス・リーグの結果も掲載されている。
例えば、次のような試合が記録されている。
- 10月7日:0対5で敗戦
- 10月8日:10対9で勝利
- 10月10日:3対1で勝利
- 10月14日:7対5で勝利
- 10月20日:5対5で引き分け
- 10月26日:3対0で勝利
- 10月28日:0対11で敗戦
開催球場も天福球場、南郷球場、生目第二など複数にわたった。由宇で行われる通常のファーム公式戦とは開催場所も大会の位置付けも異なるため、試合結果を確認する際には区別したい。
11月の秋季キャンプにも注目
フェニックス・リーグの後には、次のシーズンに向けた秋季キャンプが控えている。
2026年は11月5日から21日まで、天福球場で開催予定だ。
河野佳、佐藤柳之介、仲田侑仁、岸本大希、林晃汰らが参加メンバーに名を連ねている。
河野の投手タイトル獲得を一時的な好成績で終わらせないこと、岸本の走力を打撃面の成長につなげること、仲田の長打力と出塁能力を伸ばすことが、翌シーズンへの重要な課題となる。
2026年の二軍は4位という結果だったが、秋から冬にかけての育成次第で、2027年の一軍戦力は変わってくる。
【カープ二軍に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:カープ二軍の2026年の順位は何位ですか?
A1:ファーム・リーグ西地区4位です。47勝63敗11分、勝率.427で、首位ソフトバンクとは18.5ゲーム差でした。
Q2:河野佳の2026年二軍成績と田村俊介の打率は?
A2:河野佳は8勝3敗、防御率2.01、勝率.727を記録し、最優秀防御率・最多勝利・勝率第一位の3タイトルを獲得しました。田村俊介は93試合で打率.301、6本塁打、43打点でした。ただし、田村は10月1日に来季契約を結ばない旨を球団から通知されています。
Q3:由宇練習場の観戦料金はいくらですか?
A3:ファーム公式戦の一般入場は無料です。ただし、駐車場は有料で台数にも限りがあります。ファンクラブ向けの特別観戦エリアは別途事前予約が必要です。
まとめ:2027年のカープ二軍は若手の成長と一軍戦力化が焦点
2026年の広島東洋カープ二軍は、西地区4位の47勝63敗11分という結果だった。
チーム全体では得点力と長打力に課題を残した一方、個人に目を向けると明るい材料もある。
特に注目したいのは次の5点だ。
1. 河野佳: 防御率2.01、8勝で投手部門3タイトルを獲得。
2. 佐藤柳之介: 100奪三振で西地区最多奪三振。
3. 岸本大希: 35盗塁で走力を証明。
4. 仲田侑仁: 88試合に出場し、実戦経験を積んだ。
5. 林晃汰: 打率.308で首位打者と最高出塁率を獲得。
田村俊介については、打率.301という実績と来季契約を結ばないという球団発表を分けて捉える必要がある。
また、現地で若手を応援したい人には、一般入場無料の由宇練習場も魅力的な選択肢だ。2027年の試合日程や観戦制度は、球団からの新しい発表を確認しておきたい。
プロ野球の二軍は、単に一軍に上がれなかった選手が集まる場所ではない。 一軍の戦力を生み出し、選手が課題を克服するための重要な育成の場だ。
2026年はチーム順位だけなら厳しい結果だった。しかし、河野のタイトル獲得や岸本の盗塁王、林の首位打者など、個人の成長を示す実績は確かに残った。
2027年に誰が一軍の舞台で存在感を示すのか。秋季キャンプから春季キャンプ、オープン戦へと続く若鯉たちの競争が、次のカープを占う重要なポイントになる。 (出典: カープ 二 軍(Yahoo!ニュース))