ジム・ナイトシーカーは、地球連邦軍が一年戦争中に開発した、拠点奪還や高高度からの空挺降下強襲を目的とする特殊任務用モビルスーツです。型式番号はRGM-79V。量産型ジムをベースに、胸部やバックパックへ追加スラスターとプロペラントタンクを搭載し、通常のジムとは異なる作戦能力を獲得しています。
特徴は、最高6000m上空からの降下を可能にする推進装備だけではありません。ミノフスキー粒子の影響下でも部隊間の連携を成立させるマーカー・ポッドや、ジム・ライトアーマーと同系統の専用ビーム・ガンも重要なポイントです。さらに、後継機RGM-79LV ジム・ナイトシーカーIIや、『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場するヴァースキ機など、作品によって異なる発展系も存在します。
2026年現在は、HG 1/144シリーズのガンプラに加え、『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』でも複数の関連機体が展開されています。機体の開発背景から武装、派生機、立体化、ゲームでの性能まで整理すると、ナイトシーカーが単なる高機動型ジムではないことが見えてきます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 機体の正体: RGM-79Vは、地球連邦軍が占領された重要拠点を奪還するために開発した空挺降下・強襲任務用ジム。 - 最大の特徴: 胸部とランドセルに計6基の追加スラスターを装備し、最高6000mからの降下作戦に対応する。 - 後継機との違い: RGM-79LV ジム・ナイトシーカーIIは、機動性に優れるジム・ライトアーマーをベースに開発されたエース向け機体。 - 特殊装備: マーカー・ポッドは赤外線や発光などで信号を送り、味方のセンサー・ポッドと連携する。 - ガンプラ情報: HG版は2020年発売のRGM-79Vと2024年発売のナイトシーカーIIが存在する。
【機体解説】ジム・ナイトシーカーとは?地球連邦軍が担わせた特殊任務
RGM-79V ジム・ナイトシーカーの基本設定
ジム・ナイトシーカーは、地球連邦軍が一年戦争中に開発した特殊任務用モビルスーツです。
型式番号はRGM-79V。ベースとなったのは、地球連邦軍の主力量産機であるRGM-79 ジムです。
機体名の「ナイトシーカー」は、直訳すると「夜の狩人」を意味します。その名称が示すように、通常の正面戦闘だけではなく、敵の警戒網を突破して目標地点に侵入する特殊作戦を想定した機体です。
開発の背景には、ジオン公国軍による地球侵攻があります。
地球上の重要拠点がジオン軍に占領されるなか、連邦軍には、それらを迅速に奪還するための作戦能力が求められていました。
通常の地上進軍では、敵の防衛線や監視網を突破する必要があります。そこで考えられたのが、モビルスーツを高高度から降下させ、敵の想定外の方向から攻撃する空挺作戦でした。
ジム・ナイトシーカーは、この作戦を実行するために生まれた機体です。
主な任務は高高度降下・潜入・拠点強襲
ナイトシーカーの任務は、単純な敵MSの撃破に限定されません。
主な役割は次のとおりです。
- 敵に占領された重要拠点への空挺降下
- 敵防衛線を迂回した奇襲攻撃
- 潜入地点の確保と味方部隊への情報伝達
- 指揮官機による部隊誘導
- 必要に応じた支援砲撃の要請
特に重要なのが、MS単独で拠点を制圧することが難しい場合にも対応できる点です。
潜入した機体が目標地点を特定し、マーカー機能によって味方に位置情報を伝達すれば、支援砲撃を組み合わせた作戦を展開できます。
つまり、ジム・ナイトシーカーは、敵地に最初に入り込むだけでなく、後続部隊が作戦を成功させるための足掛かりを作る機体でもありました。
生産数は計88機
バンダイナムコエンターテインメントの『バトルオペレーション2』公式機体解説では、地球連邦軍がその有用性を認め、第3次生産までに計88機が製造されたという設定が紹介されています。
この数字からも、ナイトシーカーが単なる試作機ではなく、一定の作戦上の価値を認められた特殊部隊向けの量産機だったことが分かります。
【開発経緯と性能】RGM-79Vの高高度降下を支える6基のスラスター
通常のジムから何を変更したのか
RGM-79Vの開発で重視されたのは、既存のジムを活用しながら空挺降下に必要な機能を追加することでした。
基本設計を全面的に変更するのではなく、胸部やランドセルに推進装置を追加することで、特殊任務に対応できるようにしています。
主な変更点は次の3つです。
1. 胸部とバックパックへの追加スラスター搭載
2. 内蔵型プロペラントタンクの追加
3. 通信・索敵を補助するセンサー・ポッドの採用
公式MSD機械設定によると、胸部とランドセルに合計6基のスラスターを追加し、最高6000m上空からの降下を可能にしています。
ここで注目したいのは、単に推進力を強化しただけではないことです。
通常のジムは地上や宇宙での戦闘を想定した量産機ですが、ナイトシーカーには高高度から目標地点へ進入するための専用装備が必要でした。
追加スラスターとプロペラントタンクは、その作戦を成立させるための重要な改修だったのです。
ジム・ナイトシーカーの性能・スペック
公式設定で確認できる主要な特徴を整理します。
| 項目 | 設定・性能 |
|---|---|
| 機体名 | ジム・ナイトシーカー |
| 型式番号 | RGM-79V |
| 所属 | 地球連邦軍 |
| ベース機 | RGM-79 ジム |
| 主な任務 | 空挺降下・潜入・拠点強襲 |
| 追加スラスター | 計6基 |
| 推進装備 | 内蔵型プロペラントタンク |
| 降下高度 | 最高6000m |
| 主武装 | 専用エネルギーCAP式ビーム・ガン |
| 特殊装備 | センサー・ポッド、マーカー・ポッド |
| 生産数 | 88機(第3次生産まで) |
なお、全高・本体重量・ジェネレーター出力などの詳細な数値は、公式MSD機械設定の該当機体紹介には掲載されていません。ここでは公式に説明されている作戦能力と装備構成を中心に整理しています。
高高度降下だけでなく着地後の戦闘も考慮
ナイトシーカーの追加スラスターは、降下時だけに意味がある装備ではありません。
潜入後に敵MSや防衛施設と交戦する場合にも、機動力を生かした戦闘が求められます。
そのため、追加推進装備は降下作戦と戦闘の両方に関係する重要な要素です。
この設計思想は、後継機のジム・ナイトシーカーIIにも引き継がれています。
【武装と特殊装備】ビーム・ガンとマーカー・ポッドの役割
専用ビーム・ガンはジム・ライトアーマーと同系統
ジム・ナイトシーカーの主武装は、専用のエネルギーCAP式ビーム・ガンです。
この武器はRGM-79L ジム・ライトアーマーと同系統の装備として設定されています。
特徴は、装弾数が少ない一方で、一撃の威力が高いことです。
敵機に対して多数の射撃を浴びせるというよりも、限られた攻撃機会で確実にダメージを与えることを重視しています。
これは、敵地に侵入して短時間で作戦を遂行するナイトシーカーの運用思想とも合致します。
また、ガンプラの商品仕様では、専用ビーム・ガン以外にもビーム・スプレーガンとビーム・サーベルが付属しています。
マーカー・ポッドとは?ミノフスキー粒子への対応
ジム・ナイトシーカーを理解するうえで、特に重要なのがマーカー・ポッドです。
これは、指揮官機または誘導機が装備する特殊な信号発信装置です。
ガンダムの宇宙世紀では、ミノフスキー粒子の散布によって通常の電波通信が妨害される状況が発生します。
そのため、電波だけに依存した通信手段では、作戦中の部隊間連携に問題が生じます。
そこでナイトシーカーが採用したのが、複数の信号を利用する方式でした。
マーカー・ポッドは、電波以外にも次のような信号を発信します。
- 赤外線信号
- 発光による視覚的な信号
- その他の識別用信号
一方、同隊の機体にはセンサー・ポッドが搭載され、マーカー・ポッドから発信された信号を受信します。
この仕組みによって、指揮官機や誘導機が味方を誘導し、電波通信が困難な状況でも作戦を進められるようになっています。
重要なのは、マーカー・ポッドとセンサー・ポッドがセットで機能することです。
マーカー・ポッドだけを単独の通信装置として理解するのではなく、部隊全体の連携システムとして捉える必要があります。
武装の特徴を整理
| 装備 | 主な役割 |
|---|---|
| 専用ビーム・ガン | 高威力の射撃攻撃 |
| ビーム・スプレーガン | 近距離から中距離の射撃 |
| ビーム・サーベル | 接近戦 |
| マーカー・ポッド | 味方への誘導信号の発信 |
| センサー・ポッド | 信号の受信や索敵・通信補助 |
| 追加スラスター | 高高度降下や機動力の補助 |
ナイトシーカーの装備構成は、火力だけでなく、情報伝達と作戦遂行能力を重視している点が特徴です。
【徹底比較】ジム・ナイトシーカーとジム・ナイトシーカーIIは何が違う?
ジム・ナイトシーカーとジム・ナイトシーカーIIは、名称が似ているものの、ベース機と設計上の目的に違いがあります。
最も大きな違いは、初代が通常のジムをベースにした特殊部隊用機体であるのに対し、IIは機動性の高いジム・ライトアーマーをベースにしたエース向け機体であることです。
RGM-79LV ジム・ナイトシーカーIIの開発理由
初代ナイトシーカーは、高高度からの降下と敵拠点への強襲を目的としていました。
しかし、特殊部隊で運用するなかで、現場からはさらなる機動性を求める声が上がります。
そこで開発されたのが、RGM-79LV ジム・ナイトシーカーIIです。
ベース機をジム・ライトアーマーに変更することで、機体本来の高い機動性能を活用する設計になりました。
ただし、追加スラスターをそのまま搭載すると、ライトアーマー本来の機動性を損なう可能性があります。
そこでIIには、追加スラスターを瞬時に切り離せる排除システムが採用されました。
爆発ボルトによる追加スラスターの排除機構
ジム・ナイトシーカーIIの特徴的な仕組みが、追加スラスターの排除システムです。
追加された6基のスラスターの基部には爆発ボルトが組み込まれています。
これによって、必要なタイミングで増加装備を切り離し、機体を軽量化できるようになっています。
設定上は、スラスターを排除すると加速性能を失い、帰投が難しくなることも想定されていました。
しかし、実際には予想されたほどのトラブルは発生しませんでした。
この実績を受けて、後には初代RGM-79Vにも同様の改修が施されています。
単純な機体性能の向上ではなく、作戦中の状況に応じて機体構成を変更できることが、ナイトシーカーIIの設計上の強みです。
初代・II・ライトアーマーの違い
| 機体 | ベース機 | 主な特徴 | 主な方向性 |
|---|---|---|---|
| ジム・ナイトシーカー | RGM-79 ジム | 6基の追加スラスター、降下用装備 | 特殊部隊の空挺強襲 |
| ジム・ナイトシーカーII | RGM-79L ジム・ライトアーマー | スラスター排除機構 | エース向け高機動強襲 |
| ジム・ライトアーマー | ジム系軽量化機 | 機体の軽量化と機動性 | 高速戦闘・一撃離脱 |
ジム・ライトアーマーと比較すると何が優れている?
ジム・ライトアーマーは、通常のジムよりも軽量化と機動性を重視した機体です。
ナイトシーカーIIは、その特徴を空挺作戦に応用した発展型と考えると理解しやすくなります。
一方、初代ナイトシーカーは、標準的なジムをベースにしているため、特殊任務に必要な追加装備を組み込みやすい設計です。
両者の違いは、単純な強さの優劣ではありません。
- 初代:空挺降下と特殊部隊による拠点奪還を優先
- II:空挺能力を残しながら、エースパイロットの機動戦闘能力を重視
- ライトアーマー:機体そのものの軽量化と高速戦闘を重視
この違いを押さえると、ナイトシーカーIIがなぜ別の型式番号を持つ機体として開発されたのかが分かります。
【ヴァースキ機の正体】MSV-R『ジョニー・ライデンの帰還』との関係
ジム・ナイトシーカーを語る際、混同しやすいのが『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場するヴァースキ機です。
この機体は、初代RGM-79Vの設定をそのまま再現したものではありません。
ヴァースキ機はジムIIIをベースにした近代化改修機
ヴァースキ機は、特務部隊「ナイト・イェーガー隊」の隊長であるヴァースキが搭乗する機体です。
バンダイナムコエンターテインメントの『バトルオペレーション2』公式設定では、ベース機はRGM-86R ジムIIIと説明されています。
つまり、初代ナイトシーカーのようにRGM-79 ジムをベースにした機体とは、開発された時代も機体構成も異なります。
ジムIIIは、ジムから段階的な改修を重ねた機体です。
その高出力設計にナイトシーカーの追加スラスターを組み合わせ、さらにミサイル・ポッドなどの装備を省くことで高い機動性を獲得しています。
加えて、近接戦闘用の武装を充実させることで、奇襲や強襲に適した攻撃的な機体に仕上げられました。
ヴァースキ機の武装にも注目
ヴァースキ機の特徴は、機体のベースだけではありません。
武装にもパイロットの戦闘スタイルが反映されています。
代表的な装備として知られるのが、次の武器です。
- フェダーイン・ライフル
- 海ヘビ
- ビーム・ダガー
これらは、グリプス戦役期に活躍したハンブラビを連想させる装備構成です。
通常のナイトシーカーが拠点への潜入と強襲を中心に設計されているのに対し、ヴァースキ機は高機動性を生かした近接戦闘にも重点を置いています。
そのため、初代ナイトシーカーのHGキットをそのまま組み立てても、ヴァースキ機にはなりません。
MSV-Rとガンダム THE ORIGIN MSDは同じ設定なのか
ここは特に注意したいポイントです。
ジム・ナイトシーカーには、MSV-Rとガンダム THE ORIGIN MSDという異なる設定展開があります。
MSDは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』などの世界観を背景に、これまで明かされていなかったモビルスーツの開発経緯や機体設定を考証する企画です。
一方、『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』は、Ark Performanceが手がける漫画作品です。
公式MSD機械設定には、MSV-Rとは一部設定が異なる旨も記載されています。
したがって、両作品に登場するナイトシーカーを、すべて同一の仕様として扱うのは適切ではありません。
【HGガンプラ最新情報】ジム・ナイトシーカーとIIの価格・レビュー
ジム・ナイトシーカーは、設定上の特殊な装備構成がガンプラでも再現されており、通常のジムとは違った魅力があります。
2026年時点で押さえておきたいのが、初代とIIのHG 1/144キットです。
HG 1/144 ジム・ナイトシーカー
HG 1/144 ジム・ナイトシーカー
税込・メーカー掲載価格
発売日:2020年8月1日
1/144スケール・プレミアムバンダイ限定
BANDAI SPIRITSの公式商品情報によると、頭部・胸部・ランドセル・腰部・脚部などが新規造形で再現されています。
特に注目したいのが、以下の仕様です。
- 特徴的なバイザーとセンサー・ポッド
- 可動する胸部スラスター
- 4か所の軸で動くランドセルのスラスターアーム
- 専用ビーム・ガン
- マーカー・ポッド仕様の交換用頭部
- 専用マーキングシール
付属武装は、専用ビーム・ガン、ビーム・スプレーガン、ビーム・サーベルです。
通常のジム系キットとは異なる外装やバックパックを楽しめることが、この商品の大きな魅力です。
HGジム・ナイトシーカーのレビュー評価
実際の組み立てレビューでは、可動範囲の広さや交換用頭部の充実度が見どころとして紹介されています。
「ポッチのガンプラ+」のレビューでは、頭部が2種類付属する点や、胸部スラスターの可動、膝立ちなどのポージング性能が取り上げられています。
また、センサー・ポッド仕様とマーカー・ポッド仕様を交換できるため、設定上の部隊運用を模型でも表現できます。
一方、センサーの細部などにはシールで色を補う箇所があり、頭部や一部パーツには合わせ目も見られます。
購入を検討する場合は、次のポイントが判断材料になります。
- おすすめ: 特殊部隊仕様のジムが好きな人、追加スラスターや頭部装備を楽しみたい人
- おすすめ: マーカー・ポッドとセンサー・ポッドの違いを模型で再現したい人
- 注意点: ヴァースキ機を再現する目的には、そのままでは対応できない
- 注意点: プレミアムバンダイ限定商品のため、現在の購入価格とメーカー希望価格は区別する必要がある
HG 1/144 ジム・ナイトシーカーII
HG 1/144 ジム・ナイトシーカーII
税込・メーカー掲載価格
発売日:2024年9月
1/144スケール・プレミアムバンダイ限定
ジム・ナイトシーカーIIのHGキットは、2024年9月に発売されました。
メーカー希望価格は税込2,860円です。
初代との違いを再現するため、頭部・胸部・肩部・腰部・足首などに新規造形パーツが採用されています。
主なポイントは次のとおりです。
- 頭部バルカン砲を省略した頭部パーツ
- マーカー・ポッド仕様の交換用頭部
- 可動式の胸部スラスター
- 軽量化された肩部アーマー
- アンクルガードを取り外した足首パーツ
- 専用マーキングシール
付属武装は、ビーム・ガン、100mmマシンガン、ビーム・スプレーガン、ビーム・サーベルです。
初代に比べて武装の選択肢が豊富で、エース用機体としての設定を模型でも楽しめます。
2種類のHGキットはどちらがおすすめ?
| 比較項目 | 初代ナイトシーカー | ナイトシーカーII |
|---|---|---|
| メーカー価格 | 2,530円 | 2,860円 |
| 発売年 | 2020年 | 2024年 |
| ベース機 | ジム | ジム・ライトアーマー |
| 特徴 | 初代独自の外装・バックパック | 軽量化された肩・足首など |
| 主な付属武装 | 専用ビーム・ガンなど3種 | ビーム・ガンなど4種 |
| おすすめ | 初代の特殊部隊仕様が好きな人 | 高機動型の発展機が好きな人 |
価格は発売時のメーカー掲載価格であり、2026年現在の中古価格や販売店価格を保証するものではありません。
初代の特徴的な外観を重視するならRGM-79V、ジム・ライトアーマーの発展型としてのデザインや武装の豊富さを重視するならIIが候補になります。
【バトオペ2での評価・性能】ナイトシーカーはゲームでどう活躍する?
『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』には、初代ジム・ナイトシーカー、ジム・ナイトシーカーII、ジム・ナイトシーカー(V)などの関連機体が登場します。
ただし、ゲーム内の性能はそれぞれ異なります。
初代ジム・ナイトシーカーの特徴
初代は、拠点奪還や空挺降下を想定した機体設定を反映し、索敵・支援・機動性を生かす方向性が特徴です。
ゲーム攻略情報では、主な特徴として次のスキルが紹介されています。
- アンチステルス
- マーカー
- 高性能バランサー
- 空中制御プログラム
- 滑空機構
特にマーカーは、味方の支援砲撃において着弾座標を指定する役割を担います。
また、アンチステルスによって敵のステルス機への対処を補助できるため、単純な射撃火力だけでは評価しにくい機体です。
そのため、索敵や味方との連携を重視するプレイヤーに向いた性格を持っています。
ジム・ナイトシーカー(V)は別物として考える
ジム・ナイトシーカー(V)は、ヴァースキ搭乗機をゲームに登場させた関連機体です。
こちらはジムIIIをベースにしており、初代のナイトシーカーとは異なる攻撃的な仕様になっています。
公式設定では、重武装化を想定したジムIIIの高出力と追加スラスターを組み合わせ、近接戦闘向けの武装を充実させた機体と説明されています。
つまり、初代が特殊部隊による拠点奪還を想定した機体なのに対し、Vは高い機動力を生かした強襲・格闘戦に重点を置いた機体です。
公式の戦績調整から見る評価
2022年2月の公式バランス調整では、フェダーイン・ライフル[先行型]を装備したジム・ナイトシーカー(V)の戦績が公表されています。
| 機体レベル | COST | 調整前勝率 | 調整後勝率 |
|---|---|---|---|
| LV1 | 500 | 47.2% | 50.7% |
| LV2 | 550 | 47.1% | 50.0% |
| LV3 | 600 | 46.3% | 51.2% |
このデータでは、各レベルとも調整後に勝率が改善しています。
ただし、これは2022年当時の特定兵装を装備した状態での集計であり、2026年現在の対戦環境における勝率を示すものではありません。
2026年の最新動向
2026年3月12日の公式アップデートでは、DP交換窓口に次の関連機体の高レベル機が追加されました。
- ジム・ナイトシーカーLV4
- ジム・ナイトシーカーII LV4
- ジム・NS[宇宙戦仕様](V)LV3~4
また、2026年7月23日のアップデートでは、シチュエーションバトル「RULE」においてジム・ナイトシーカー(V)の機体性能が調整されています。
ここで区別したいのは、シチュエーションバトル専用の調整と、通常のレーティングマッチにおける機体バランス調整は同じではないという点です。
2026年現在、ナイトシーカー系は初代から発展機までゲーム内で展開されており、シリーズとしての存在感も保たれています。
【プロの結論】ジム・ナイトシーカーの本当の魅力は特殊作戦への適応力
ジム・ナイトシーカーを理解するうえで重要なのは、単純な機動力や武装の強さだけで機体を評価しないことです。
初代RGM-79Vは、通常のジムをベースにしながら、追加スラスター、プロペラントタンク、センサー・ポッド、マーカー・ポッドを組み合わせることで、空挺降下と拠点強襲という特殊な任務に対応しました。
そして、実際の運用を通じて、より高い機動性能を求めたジム・ナイトシーカーIIが誕生します。
さらに後年の『ジョニー・ライデンの帰還』では、ジムIIIをベースにしたヴァースキ機へと発展し、近接戦闘能力を重視する機体へ変化しています。
この系譜には、連邦軍のMS開発における合理的な考え方が表れています。
既存の機体を活用し、任務に必要な装備を追加し、現場の要求に応じてベース機や装備構成を変更する。ナイトシーカーは、その積み重ねによって生まれた機体なのです。
【よくある質問】ジム・ナイトシーカーに関するFAQ
Q1:ジム・ナイトシーカーの型式番号は何ですか?
RGM-79Vです。通常のRGM-79 ジムをベースに、高高度降下と敵拠点への強襲を目的として開発されました。
Q2:ジム・ナイトシーカーは何メートルの高さから降下できますか?
公式MSD設定では、最高6000m上空からの降下が可能とされています。胸部とランドセルに追加された計6基のスラスターと、プロペラントタンクが特徴です。
Q3:ジム・ナイトシーカーIIとの違いは何ですか?
初代は通常のジムがベースですが、IIは機動性に優れたジム・ライトアーマーがベースです。また、IIには追加スラスターを爆発ボルトで切り離す排除機構が搭載されています。
Q4:マーカー・ポッドは何のための装備ですか?
ミノフスキー粒子によって電波通信が妨害される状況でも、赤外線や発光など複数の信号を利用して味方に情報を伝えるための装備です。味方のセンサー・ポッドが信号を受信します。
Q5:ヴァースキ機は初代ジム・ナイトシーカーと同じですか?
同じ仕様ではありません。『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』のヴァースキ機は、ジムIIIをベースにした後年の近代化改修機です。
Q6:HGジム・ナイトシーカーの定価はいくらですか?
初代は2,530円(税込)、ジム・ナイトシーカーIIは2,860円(税込)です。どちらもプレミアムバンダイ限定商品として発売されました。現在の購入価格は販売状況によって異なります。
Q7:バトオペ2では初代とヴァースキ機のどちらが強いですか?
単純な比較はできません。初代は索敵・支援・連携を生かす方向性があり、ヴァースキ機はジムIIIベースの高機動な強襲機です。役割やコスト帯が異なるため、使用する戦場やプレイスタイルによって評価が変わります。
まとめ:ジム・ナイトシーカーは連邦軍の空挺強襲思想を象徴する機体
ジム・ナイトシーカーは、地球連邦軍がジオン軍に占領された重要拠点を奪還するために開発した特殊任務用モビルスーツです。
RGM-79 ジムをベースに、6基の追加スラスターとプロペラントタンクを搭載し、最高6000mからの降下作戦を実現しました。
さらに、専用ビーム・ガンやマーカー・ポッドなど、強襲任務と部隊連携を支える装備も充実しています。
その発展系であるジム・ナイトシーカーIIは、ジム・ライトアーマーをベースにすることで機動性を重視。ヴァースキ機ではジムIIIをベースにした近代化改修が行われ、より攻撃的な機体へと変化しました。
ガンプラを選ぶなら、初代は特殊部隊仕様の独特な外装や頭部装備、IIは軽量化された機体構造や豊富な武装が見どころです。
ジム・ナイトシーカーの最大の魅力は、単なるジムの高機動型ではなく、降下・潜入・誘導・強襲という一連の特殊作戦を成立させるために設計された機体であることです。 その開発思想を知ることで、初代からII、そしてヴァースキ機へと続く系譜を、より深く楽しめます。 (出典: ジム ナイト シーカー(Yahoo!ニュース))