2026年11月現在、齋藤飛鳥の公式サイトのMOVIE欄に掲載されている映画は、2018年から2026年までの全7作品だ。実写映画6作品とアニメーション映画1作品で構成されている。
最も新しい出演作は、2026年1月30日に公開された『クスノキの番人』。東野圭吾の小説を原作とするアニメーション映画で、齋藤は佐治優美の声を担当した。本人にとって初めての声優出演であり、これまでの実写作品とは異なる表現領域への挑戦となった。
出演歴を振り返ると、2018年の映画初出演から、2020年の初主演映画、2023年の乃木坂46卒業後の出演作、2024年の日本アカデミー賞新人俳優賞受賞へと、着実にキャリアを積み重ねている。単に出演本数を増やすのではなく、作品ごとに異なる役柄を選んできた点が特徴だ。
なお、以下の7作品は本人の公式サイトに掲載された映画出演歴を基準としている。グループのドキュメンタリーやライブ映像まで含める場合とは、集計対象が異なる。
【公開順】齋藤飛鳥の映画歴代出演作・役名一覧を完全整理
まずは、映画の公開日、作品名、演じた役柄を一覧で確認しよう。出演順に並べると、初期の青春映画から、サスペンス、ヒューマンドラマ、アニメーションまで、ジャンルの広がりがよく分かる。
| 公開日 | 映画タイトル | 役名・出演形態 | 作品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 2018年10月5日 | あの頃、君を追いかけた | 早瀬真愛 | 映画初出演・青春恋愛 |
| 2020年9月25日 | 映像研には手を出すな! | 浅草みどり | 映画初主演・青春コメディー |
| 2023年4月14日 | サイド バイ サイド 隣にいる人 | 莉子 | ヒューマンドラマ |
| 2024年3月8日 | 映画 マイホームヒーロー | 鳥栖零花 | ファミリーサスペンス |
| 2024年12月20日 | 【推しの子】-The Final Act- | アイ | 芸能界を描く実写作品 |
| 2025年5月23日 | 父と僕の終わらない歌 | 海野由梨 | 実話をもとにしたヒューマンドラマ |
| 2026年1月30日 | クスノキの番人 | 佐治優美(声の出演) | アニメーション映画・声優初挑戦 |
出典は齋藤飛鳥公式サイトの出演作品一覧、各映画の公式サイト、日本映画データベースJFDBなど。公開日についても作品情報と照合できる。
この一覧から分かる大きな転換点は3つある。
- 2018年:映画初出演。青春映画でヒロインを演じる。
- 2020年:映画初主演。作品の中心人物を担当する。
- 2026年:アニメ映画で初めて声優に挑戦する。
とくに、2023年のグループ卒業を挟んで、出演作品のジャンルや役柄が広がっている点は注目したい。
【代表作を深掘り】映画初出演から初主演までの2作品
1.『あの頃、君を追いかけた』(2018年)早瀬真愛役
齋藤飛鳥の映画出演歴を語るうえで、最初に押さえておきたいのが2018年10月5日公開の『あの頃、君を追いかけた』だ。
台湾でヒットした同名映画を日本を舞台に再映画化した青春ラブストーリーで、山田裕貴が主人公の水島浩介、齋藤飛鳥がヒロインの早瀬真愛を演じた。
真愛は、成績優秀で真面目な女子高校生。悪ふざけの多い浩介の行動を見張る役目を教師から任されることになり、当初は正反対だった2人の距離が徐々に変化していく。
齋藤にとっては映画初出演となった作品でもある。日本映画データベースJFDBでも、早瀬真愛役として記録されている。
この作品の見どころは、アイドルとしての華やかなイメージとは違う、少し堅くて不器用な高校生を演じているところ。青春時代の淡い感情や、言葉にできない距離感を楽しみたい人におすすめだ。
2.『映像研には手を出すな!』(2020年)浅草みどり役
齋藤飛鳥の主演映画を探している人に、まず紹介したいのが『映像研には手を出すな!』だ。2020年9月25日に公開され、齋藤は主人公の浅草みどりを演じた。
原作は大童澄瞳による同名漫画。アニメーション制作を夢見る女子高校生3人が、自分たちの理想とする映像を形にするため奮闘する物語だ。
浅草みどりは、独特の想像力を持つアニメ好きの少女。人見知りな一方で、頭の中には壮大な世界観が広がっている。齋藤は、迷彩帽と迷彩リュックが印象的なこのキャラクターを演じた。
共演は山下美月の水崎ツバメ、梅澤美波の金森さやか。3人のキャラクターがそれぞれ異なる個性を持ち、映像制作という共通の目標に向かって進んでいく。
本作の面白さは、単なる学園青春映画にとどまらず、登場人物たちが頭の中で思い描く世界を映像として表現する点にある。想像力豊かな浅草の言動や、仲間との掛け合いは、齋藤飛鳥の出演作の中でも印象的なものだ。
なお、同じ2020年にはテレビドラマ版も制作されている。映画版とドラマ版は別の作品として整理しておきたい。
【2023~2026年】卒業後の出演作と新たな役柄を解説
3.『サイド バイ サイド 隣にいる人』(2023年)莉子役
2023年4月14日公開の『サイド バイ サイド 隣にいる人』は、齋藤飛鳥が乃木坂46卒業発表後、初めて出演した映画だ。
主演は坂口健太郎。目の前に存在しない誰かの思いや気配を感じ取る不思議な力を持つ青年・未山を演じている。
齋藤が演じる莉子は、未山のかつての恋人。未山が過去に置き去りにしてきた出来事と深く関係する人物であり、再会によって物語の背景が少しずつ明らかになっていく。
監督・脚本・原案は伊藤ちひろ、企画・プロデュースは行定勲。共演には市川実日子、浅香航大らが名を連ねる。
本作は、分かりやすい説明や派手な展開よりも、人と人との距離や、目に見えない感情を丁寧に描く作品だ。齋藤が演じる莉子も、物語の謎を解きほぐす重要な存在となっている。
4.『映画 マイホームヒーロー』(2024年)鳥栖零花役
2024年3月8日公開の『映画 マイホームヒーロー』では、鳥栖零花を演じた。
原作は山川直輝・朝基まさしによる漫画。家族を守るために罪を犯した父親・鳥栖哲雄を中心に、警察や犯罪組織との緊迫した駆け引きを描くファミリーサスペンスだ。
父親の哲雄を佐々木蔵之介、零花の役を齋藤飛鳥が担当。高橋恭平、宮世琉弥、木村多江らも出演している。
この作品で知っておきたいのは、齋藤が映画版から初めて零花を演じたわけではないという点だ。2023年放送のテレビドラマ版にも同じ役で出演しており、映画版はその続編にあたる。
そのため、物語をより深く理解したい場合は、ドラマ版から映画版へと順番に鑑賞するのがおすすめだ。
5.『【推しの子】-The Final Act-』(2024年)アイ役
齋藤飛鳥の俳優としての評価を考えるうえで、外せない作品が『【推しの子】-The Final Act-』だ。2024年12月20日に劇場公開された。
齋藤が演じたのは、物語の中心人物である星野アイ。人気アイドルグループB小町の絶対的な存在であり、明るい笑顔の裏に複雑な事情を抱えたキャラクターだ。
共演は櫻井海音、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、成田凌、吉田鋼太郎、二宮和也ら。
この作品を特徴づけるのは、アイドルとしてステージに立つ姿と、母親としての一面、そして周囲に本心を明かせない人物の複雑さを同時に表現する必要があることだ。
齋藤自身が乃木坂46で長く活動してきた経験もあり、アイドルとしてのパフォーマンスには説得力がある。日本アカデミー賞公式サイトの受賞者紹介でも、星野アイの役柄とライブパフォーマンスが評価の背景として紹介されている。
2025年の第48回日本アカデミー賞では、新人俳優賞を受賞。映画出演歴における大きな節目となった。
6.『父と僕の終わらない歌』(2025年)海野由梨役
2025年5月23日公開の『父と僕の終わらない歌』では、海野由梨を演じた。
主演は寺尾聰と松坂桃李。アルツハイマー型認知症と診断された父親・間宮哲太と、父の夢をかなえようと奮闘する息子・雄太の姿を描くヒューマンドラマだ。
齋藤が演じる海野由梨はレコード会社の社員。SNSで哲太の歌唱動画を見つけ、彼にレコードデビューを持ちかける役どころとなっている。
作品の原案は、イギリスで実際に話題となった父と息子のエピソード。2016年に投稿された動画をきっかけに、アルツハイマー型認知症を患う父親が80歳でCDデビューを果たした実話をもとに、日本を舞台とする物語へと再構成された。
齋藤の役は、音楽と家族をめぐる物語が動き出すきっかけを作る人物だ。主演級の役柄とは異なる立ち位置でも、物語に関わる意味のある役を選んでいる点が興味深い。
7.『クスノキの番人』(2026年)佐治優美役・声優初挑戦
2026年の最新出演作は、1月30日公開のアニメーション映画『クスノキの番人』だ。
原作は東野圭吾の同名小説。監督は伊藤智彦、制作はA-1 PicturesとPsyde Kick Studio、配給はアニプレックスが担当している。
齋藤が演じるのは、佐治優美。クスノキに定期的に通う佐治寿明の娘で、父親の行動を不思議に思う女子大学生という設定だ。
主要キャストは、高橋文哉が直井玲斗、天海祐希が柳澤千舟、宮世琉弥が大場壮貴、大沢たかおが佐治寿明を担当する。
本作で特に注目したいのが、齋藤にとって初めての声優出演であること。2025年11月19日の本人公式サイトの発表では、声だけで思いを届ける表現に向き合った経験について触れられている。
本人が紹介した優美の人物像は、明るくまっすぐで、人との距離を自然に縮められる柔らかさを持つ女の子。物語では、父親を思いやる気持ちや家族との関係性が重要な要素になる。
実写作品では表情や身体の動きも使って人物を表現できるが、アニメーションでは声の抑揚や間の取り方が役の印象を左右する。これまでの実写演技とは違うアプローチが求められる挑戦だ。
2026年の齋藤飛鳥を知るうえで、最も見逃せない出演作といえる。
【間違えやすいポイント】主演映画・ドラマ出演・声優出演の違い
齋藤飛鳥の映画出演歴を調べる際には、映画とテレビドラマ、実写出演と声の出演を区別すると、経歴がより正確に理解できる。
映画初出演と映画初主演は別の作品
映画初出演は2018年の『あの頃、君を追いかけた』。一方、映画初主演は2020年の『映像研には手を出すな!』だ。
2018年の作品では山田裕貴が主演し、齋藤はヒロインを担当した。2020年の作品では公式の出演情報でも主演・浅草みどり役と明記されている。
そのため、「齋藤飛鳥の初主演映画はどれか」という疑問に対する答えは、『映像研には手を出すな!』となる。
『マイホームヒーロー』はドラマと映画の両方に出演
『マイホームヒーロー』は、2023年のテレビドラマ版と2024年の映画版がある。どちらも鳥栖零花役を演じているため、出演歴を調べる際には混同しないようにしたい。
『推しの子』もドラマシリーズと映画版が存在する
実写版『【推しの子】』は、Prime Videoのドラマシリーズと劇場版『【推しの子】-The Final Act-』からなるプロジェクトだ。齋藤はどちらにも星野アイ役で出演している。
映画だけを見たい場合は『The Final Act』を選べばよいが、物語の流れを理解するならドラマシリーズから鑑賞する方法もある。
声優としての映画出演は『クスノキの番人』が初めて
齋藤飛鳥は実写映画への出演を重ねてきたが、声優としての初出演は2026年の『クスノキの番人』だ。
したがって、映画の出演歴と声優としての出演歴は分けて考える必要がある。現時点で公式に確認できる初の声優出演作品は同作である。
【プロの結論】齋藤飛鳥の映画はどの順番で見るべき?作品選びのポイント
齋藤飛鳥の映画出演歴を整理すると、単にアイドルから俳優へ転身したという説明だけでは捉えきれない変化が見えてくる。
初期の『あの頃、君を追いかけた』では青春恋愛映画のヒロインを務め、続く『映像研には手を出すな!』では個性的な主人公を演じた。その後は、恋愛ドラマ、サスペンス、芸能界を題材にした作品、ヒューマンドラマへと出演ジャンルを広げている。
さらに『クスノキの番人』では声の演技にも挑戦した。これは、実写映画で積み上げてきたキャリアを別の表現方法へとつなげる動きとして注目できる。
初めて見る人におすすめの3作品
- 演技の個性を知りたい人:『映像研には手を出すな!』。浅草みどりの独特な想像力とコミカルな表現を楽しめる。
- 代表的な役柄を見たい人:『【推しの子】-The Final Act-』。星野アイという複雑なキャラクターと、アイドルとしての表現力に注目したい。
- 新しい挑戦を見たい人:『クスノキの番人』。初の声優出演で、声だけによる人物表現を楽しめる。
映画を選ぶ際に押さえたい判断基準
青春映画が好きなら『あの頃、君を追いかけた』、独創的な世界観が好きなら『映像研には手を出すな!』、緊張感のある展開を求めるなら『マイホームヒーロー』が候補になる。
人間関係や感情の機微を重視する人には『サイド バイ サイド 隣にいる人』、家族をめぐる温かな物語なら『父と僕の終わらない歌』もおすすめだ。
また、齋藤飛鳥のキャリア全体を追いたい場合は、2018年から公開順に見る方法が最も分かりやすい。映画初出演、初主演、乃木坂46卒業後の活動、そして声優初挑戦という変化を一続きの流れとして楽しめる。
出演本数だけで俳優としての評価を判断するのではなく、どのような役を任され、その役が物語の中でどんな機能を果たしているかを見ることが、齋藤飛鳥の映画をより深く楽しむポイントだ。
齋藤飛鳥の映画出演作に関するよくある質問(FAQ)
Q1:齋藤飛鳥の最新映画は何ですか?
A1:2026年11月現在、最新の劇場公開作は2026年1月30日公開のアニメーション映画『クスノキの番人』です。佐治優美役で声の出演をしています。
Q2:齋藤飛鳥の映画初出演作は何ですか?
A2:2018年10月5日公開の『あの頃、君を追いかけた』です。山田裕貴演じる水島浩介の相手役となる早瀬真愛を演じました。
Q3:齋藤飛鳥の初主演映画は何ですか?
A3:2020年公開の『映像研には手を出すな!』です。浅草みどり役で主演を務め、山下美月、梅澤美波と共演しました。
Q4:齋藤飛鳥は『推しの子』で何の役を演じていますか?
A4:星野アイ役です。ドラマシリーズと映画『【推しの子】-The Final Act-』の両方に出演しています。
Q5:齋藤飛鳥は声優としても活動していますか?
A5:はい。2026年公開の『クスノキの番人』で佐治優美役を担当しました。同作が本人にとって初めての声優出演です。
Q6:齋藤飛鳥の映画出演作は全部で何作品ですか?
A6:本人の公式サイトのMOVIE欄に掲載されている劇映画・アニメ映画は、2026年11月現在で7作品です。ドキュメンタリーやライブ映像を含めるかどうかによって、外部データベースの集計は異なる場合があります。
まとめ:齋藤飛鳥の映画出演歴は実写から声の演技へと進化
齋藤飛鳥の映画出演歴は、2018年の『あの頃、君を追いかけた』から始まり、2020年の『映像研には手を出すな!』で初主演を経験。その後、『サイド バイ サイド 隣にいる人』『映画 マイホームヒーロー』『【推しの子】-The Final Act-』『父と僕の終わらない歌』と、多彩な作品に出演してきた。
2025年には『【推しの子】-The Final Act-』で第48回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そして2026年には『クスノキの番人』で声優としての新しい一歩を踏み出した。
2026年最新の出演歴を確認するなら、まずは7作品の公開順と役名を押さえることが大切だ。さらに、映画とドラマの区別、初主演作と初出演作の違いを理解すれば、齋藤飛鳥の俳優としての歩みがより明確になる。
実写作品で培った表現力を、これからどのような役柄やジャンルに広げていくのか。2026年の『クスノキの番人』は、その新しい可能性を知るうえでも見逃せない作品となっている。 (出典: 齋藤 飛鳥 映画(Yahoo!ニュース))