2026年11月3日現在、フィギュアスケートの紀平梨花選手に大きな進展があった。西山真瑚選手とのアイスダンスカップル「りかしん」が、10月29日から11月1日に群馬県前橋市で開催された東日本選手権のアイスダンス予選会に出場。リズムダンス(RD)で65.79点、フリーダンス(FD)で99.53点を獲得し、合計165.32点で3位に入った。これにより、12月の全日本選手権への出場も決定した。
右足首の疲労骨折による長い競技離脱を経て、女子シングルからアイスダンスへ転向した紀平梨花。2025年に結成された「りかしん」は、2026年シーズンに入って着実に得点を伸ばしている。今回は東日本選手権の最新順位と演技内容、パートナー西山真瑚との関係、競技復帰までの経緯、2030年冬季五輪への展望、今後の大会予定を詳しく整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 最新結果:紀平梨花・西山真瑚組は東日本選手権で合計165.32点を獲得し、アイスダンス3位。
- 全日本進出:RD65.79点、FD99.53点を記録し、2026年12月の全日本選手権への出場が決定。
- 今後の目標:11月のNHK杯、12月の全日本選手権を見据え、2030年フランス・アルプス冬季五輪を目標に競技を続ける。
【2026年最新速報】紀平梨花・西山真瑚の東日本選手権結果は3位!合計165.32点の内容
今回の東日本選手権は、紀平梨花と西山真瑚にとって、全日本選手権への出場権を懸けた重要な大会だった。
2026年10月31日のリズムダンスでは65.79点を獲得して2位発進。翌11月1日のフリーダンスでは99.53点を記録し、2種目の合計165.32点で最終3位となった。
大会結果は、所属先であるオリエンタルバイオの公式フィギュアスケート情報でも発表されている。予選会で3位に入ったことで、りかしんの全日本選手権進出が正式に決まった。
東日本選手権2026の得点と順位
| 競技・項目 | 得点 | 順位・結果 |
|---|---|---|
| リズムダンス(RD) | 65.79点 | 2位 |
| フリーダンス(FD) | 99.53点 | 3位 |
| 合計 | 165.32点 | 3位 |
| 全日本選手権 | 出場権獲得 | 進出決定 |
アイスダンスの最終順位も注目
今回のシニアアイスダンスには7組が出場した。上位3組の結果は次の通りだ。
- 1位:吉田唄菜・森田真沙也組(175.82点)
- 2位:櫛田育良・島田高志郎組(165.53点)
- 3位:紀平梨花・西山真瑚組(165.32点)
注目したいのは、2位の櫛田・島田組との得点差がわずか0.21点だったことだ。RDでは紀平・西山組が上回っていたものの、FDで順位が入れ替わった。
優勝した吉田・森田組との差は10.50点。表彰台を確保しただけでなく、上位カップルとの競争力を測るうえでも意味のある結果となった。
紀平梨花本人が語った大会の手応え
日刊スポーツの11月1日付報道によると、紀平は演技後、今回の内容について次のように振り返っている。
「自分の中でもすごく価値のある試合だったと思うし、自信にもつながった」
本人にとっては、必ずしも演技の完成度に満足しきれた大会ではなかった。それでも予想を上回る得点を獲得できたことは、今後の練習や試合に向けた大きな手応えになったようだ。
【演技内容を分析】りかしんの強みは表現力とアクロバティックなリフト
今回の紀平梨花・西山真瑚組を評価するうえで、単純な得点や順位だけでは見えてこない部分がある。それが、アイスダンス特有の表現力と2人の身体能力を生かした演技構成だ。
RD65.79点で2位発進!「golden hour」を使った演技
2026-27シーズンのリズムダンスでは、「golden hour」などを取り入れたプログラムを使用している。振付はロマン・アグノエルが担当している。
今回のRDでは65.79点を記録。専門誌『ワールド・フィギュアスケートWeb』の大会レポートによると、この演技では西山が紀平を肩に担ぎ上げ、紀平が後方へダイナミックに一回転して着氷するアクロバティックな新技も披露した。
こうした動きは、紀平がシングル時代から培ってきた身体能力をアイスダンスに生かす試みでもある。ジャンプ中心だった競技生活とは異なり、パートナーとの呼吸を合わせながら身体全体で音楽を表現する技術が求められる。
FD99.53点!「小雀に捧げる歌」で表現する世界観
フリーダンスでは「Song For the Little Sparrow(小雀に捧げる歌)」などを使用。振付はRDと同じくロマン・アグノエルが担当している。
東日本選手権のFDでは、重厚なメロディーに合わせて緩急をつけた滑りを披露。紀平がカーブリフトで180度に開脚する場面もあり、2人ならではの身体表現が目を引いた。
アイスダンスでは、技の難度だけでなく、音楽との一体感や滑走の質、2人の動きの調和が評価される。紀平の柔軟性や身体能力に、西山のアイスダンス経験が組み合わさることで、演技の幅が広がっている。
西山真瑚が語った「本物の愛」を表現する目標
今回のフリーダンス後、西山は演技における表現力へのこだわりも明かした。
日刊スポーツの取材では、愛をテーマにしたプログラムについて、観客から本当に愛し合っているように見える演技を目指したいという考えを説明している。
「偽物だけど本物の愛を見せられるようにしていけたらいいなと思う」
これは、競技上のパートナーシップと私生活の関係を混同するものではない。アイスダンスの表現者として、観客にプログラムの物語を信じさせるほどの表現力を追求しているということだ。
紀平と西山は、単に技を成功させるだけでなく、音楽の世界観を2人で作り上げる段階に進んでいる。今後の国際大会では、この表現力がどのように評価されるかも見どころとなる。
【経歴・競技復帰の経緯】紀平梨花はなぜシングルからアイスダンスに転向した?
紀平梨花の現在を理解するには、女子シングル時代の実績と、長期間にわたる右足首の故障を振り返る必要がある。
紀平は女子シングルで全日本選手権2連覇などの実績を持つ選手だ。高難度ジャンプを武器に世界のトップを目指していたが、2021年に右足の距骨疲労骨折が判明。その後、長いリハビリと競技復帰への取り組みを続けてきた。
右足首の疲労骨折が競技生活を大きく変えた
2021年に判明した右足の距骨疲労骨折は、その後の競技生活に大きな影響を与えた。
2025年9月には、中部選手権の欠場を発表。本人の説明によると、右足の状態は回復していたものの、高難度のトウジャンプを複数回行うと痛みが出ることがあり、十分な準備ができない状況だった。
この欠場によって、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪への女子シングルでの出場可能性もなくなった。紀平にとっては大きな転換点だった。
2025年9月、西山真瑚とのアイスダンス転向を発表
2025年9月29日、紀平は西山真瑚とのアイスダンスカップル結成を発表した。
きっかけとなったのは、カナダ・トロントで足の状態について話す機会があり、実際に一緒に滑ってみたことだったと報じられている。
ジャンプによる衝撃が右足に負担を与えていた紀平にとって、異なる技術を中心とするアイスダンスは新しい可能性を探る選択肢となった。
もちろん、アイスダンスも身体への負担がない競技ではない。リフトやステップ、パートナーとの連携など、シングルとは異なる高度な技術が必要になる。それでも、これまで培ってきた柔軟性や身体能力を生かせる競技への挑戦は、競技者としての新しい道を開くことになった。
競技復帰から現在までの主な歩み
紀平梨花と西山真瑚の歩みを時系列で整理すると、次のようになる。
| 時期 | 出来事 | 競技上の意味 |
|---|---|---|
| 2021年 | 右足の距骨疲労骨折が判明 | 競技活動に影響 |
| 2022~2025年 | 故障からの回復と復帰への取り組み | 約3年の競技ブランク |
| 2025年9月 | 西山真瑚とのアイスダンス結成を発表 | 新競技への転向 |
| 2025年11月 | 西日本選手権に出場 | RD59.61点、FD77.13点、合計136.74点で3位 |
| 2025年12月 | 第94回全日本選手権 | 合計144.41点で4位 |
| 2026年8月 | カナダのウォータールーで今季初戦 | 合計154.75点で7組中4位 |
| 2026年9月 | 木下グループ杯 | 合計156.86点で8位 |
| 2026年11月1日 | 東日本選手権・アイスダンス予選会 | 合計165.32点で3位、全日本進出 |
2026年10月には、紀平自身も競技復帰から約1年が経過したことを振り返っている。トレーニングを積み重ねた結果、小さなけががほぼなくなり、氷上でも陸上でも身体の動きに成長を感じられるようになったという。
東日本選手権の165.32点は、2026年9月の木下グループ杯で記録した156.86点から8.46点の上昇となる。大会ごとの採点条件は異なるため単純比較はできないものの、シーズンを通じた得点の伸びは注目に値する。
【りかしんの関係性】西山真瑚との相性とアイスダンスで生かされる紀平梨花の才能
紀平梨花の新しい競技生活を支えているのが、西山真瑚とのパートナーシップだ。
西山はアイスダンスで経験を積んできた選手で、2025年の冬季アジア大会では銅メダルを獲得している。紀平とは異なる競技経験を持つ2人だからこそ、互いの強みを補完できる可能性がある。
紀平梨花と西山真瑚、それぞれの強み
2026年8月の共同通信によるインタビューでは、西山が2人の強みとして身体能力や体格差を生かしたアクロバティックな演技を挙げている。
紀平の身体能力は、シングル時代から知られていた長所だ。柔軟性や体幹の強さは、アイスダンスのリフトや複雑な身体表現でも生きてくる。
一方、西山はアイスダンスの経験を生かし、滑りの質やパートナーとの連携を支える役割を担う。紀平が新しい競技の技術を吸収していくうえでも、経験豊富なパートナーの存在は大きい。
2人の関係は競技パートナーとしての信頼が中心
共同通信の2026年9月のインタビューでは、2人が互いに本音を言い合える関係であることも紹介された。
アイスダンスでは、2人の動きがわずかにずれるだけでも演技全体の印象が変わる。練習で意見を交わし、課題を共有できることは、競技力を高めるうえで欠かせない。
また、プログラムで愛情や物語を表現することと、実生活で交際していることは別の話だ。西山自身も、観客に本物の感情を感じさせる演技を目指す姿勢を語っている。現段階で注目すべきなのは、2人が競技パートナーとして築いている信頼関係である。
アイスダンスで必要になる技術はシングルと違う
シングルではジャンプやスピンなどの個人技が大きな見どころとなる。一方、アイスダンスでは、パートナーとの距離感、ステップ、リフト、ターン、音楽表現などが重要になる。
紀平にとっては、ジャンプを武器に戦ってきた経験をいったん新しい競技の技術に置き換える必要がある。
しかし、これは過去の実績を捨てるという意味ではない。身体の使い方やスケーティングの基礎、演技中の表現力は、競技が変わっても生かせる財産だ。
【今後の大会予定】NHK杯から全日本選手権へ、2030年冬季五輪への道
東日本選手権で全日本選手権への進出を決めた紀平梨花・西山真瑚組。次に注目されるのが、2026年11月のNHK杯と12月の全日本選手権だ。
2026年11月:NHK杯に出場予定
2026-27シーズンのグランプリシリーズ第6戦となるNHK杯は、11月27日から29日に東京で開催される。
テレビ朝日の選手紹介でも紀平・西山組の出場が掲載されており、スポーツナビの競技日程では次の予定が示されている。
- 11月27日:アイスダンス・リズムダンス
- 11月28日:アイスダンス・フリーダンス
東日本選手権で165.32点を記録した2人にとって、国内外の有力カップルと競うNHK杯は、現在の実力を測る重要な機会になる。
2026年12月:第95回全日本選手権への出場が決定
日本スケート連盟の公式発表によると、第95回全日本フィギュアスケート選手権大会は2026年12月24日から27日まで、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催される。
アイスダンスの日程は次の通りだ。
- 12月26日:リズムダンス
- 12月27日:フリーダンス
紀平・西山組は東日本選手権の予選を通過しており、全日本での演技が決まっている。
2025年の全日本では144.41点で4位だった。今回は165.32点まで得点を伸ばしており、前回大会からどれだけ成長した演技を見せられるかが大きな焦点となる。
2030年フランス・アルプス冬季五輪が長期目標
紀平と西山が見据える長期的な目標は、2030年に開催されるフランス・アルプス冬季五輪だ。
2026年8月の共同通信の取材で、紀平は次のように抱負を語っている。
「今季は結果を残す。日本のトップで争い、世界で評価されたい」
この発言から分かるのは、単に競技を続けることだけではなく、日本の上位カップルとして国際舞台で評価されることを目指している点だ。
ただし、2030年五輪への出場は現段階で確定しているものではない。今後の国内選考や国際大会での成績、競技レベルの向上など、乗り越えるべき課題が残されている。
2026年の東日本選手権3位は、その長期目標に向けた一つの前進と位置づけられる。
【プロの結論】紀平梨花の現在を評価する3つのポイント
今回の結果を競技面から評価するなら、注目したいポイントは3つある。
1. 得点の伸びが競技適応の進展を示している
2025年の全日本選手権では144.41点だった合計得点が、2026年の東日本選手権では165.32点になった。競技転向から時間をかけて技術を積み上げていることがうかがえる。
ただし、アイスダンスでは得点だけでなく、技術要素のレベル、演技構成点、パートナーとの同調性を分けて見ることが必要だ。今後は各要素の評価を追うことで、成長の中身がより明確になる。
2. 0.21点差の2位争いは大きな収穫
東日本選手権では2位の櫛田・島田組との差が0.21点だった。順位こそ3位だが、上位争いに接近していることを示す数字でもある。
今後はRDでの好位置をFDでも維持できるかが重要になる。2種目を通じて安定した演技を続けられれば、さらに上位を狙える可能性がある。
3. 2030年に向けては健康管理と国際評価が鍵
紀平にとって、過去の右足首の故障を踏まえた身体づくりは、引き続き大切なテーマだ。
本人は2026年10月の発信で、トレーニングによって小さなけががほぼなくなり、身体の動きに成長を感じていると報告している。
今後は国内大会での順位だけでなく、国際大会での技術評価や演技の完成度が重要になる。2030年を目指すうえでは、短期的な順位と長期的な競技力の両方を見ていく必要がある。
紀平梨花速報・現在・今後の大会に関するよくある質問(FAQ)
Q1:紀平梨花は2026年現在、何の競技をしている?
A1:現在は女子シングルから転向し、西山真瑚とのアイスダンスカップル「りかしん」として競技を続けている。2026年11月の東日本選手権では合計165.32点で3位になった。
Q2:紀平梨花と西山真瑚は東日本選手権で何位だった?
A2:3位。RD65.79点、FD99.53点、合計165.32点だった。全日本選手権への出場権も獲得している。
Q3:紀平梨花がシングルからアイスダンスに転向した理由は?
A3:2021年に判明した右足首の距骨疲労骨折の影響で、高難度ジャンプを繰り返すことが難しくなったことが背景にある。2025年9月に西山真瑚とのカップル結成を発表し、新しい競技に挑戦する道を選んだ。
Q4:紀平梨花の次の大会はいつ?
A4:2026年11月27~29日のNHK杯が予定されている。アイスダンスは11月27日にRD、28日にFDが予定されている。その後、12月24~27日の全日本選手権に出場する。
Q5:紀平梨花は2030年冬季五輪に出場する?
A5:2030年フランス・アルプス冬季五輪を目標にしているが、出場が決まったわけではない。今後の国内選考や国際大会での成績が重要になる。
まとめ:紀平梨花は新たなステージへ、りかしんの次戦に注目
2026年11月の東日本選手権で、紀平梨花と西山真瑚の「りかしん」は合計165.32点で3位に入った。RD65.79点、FD99.53点という結果は、競技転向後の成長を示す重要な記録となった。
右足首の故障による長いブランク、女子シングルからの転向、そして西山との新しいパートナーシップ。紀平の競技人生は大きく変化してきたが、2026年はその努力が得点と順位に表れ始めたシーズンといえる。
次の注目は11月のNHK杯、そして12月の全日本選手権だ。特に全日本では、前回の4位からどこまで順位を上げられるかが見どころになる。
2030年冬季五輪という長期目標に向けて、まだ道のりは続く。シングル時代の実績にとらわれず、新しい競技でどのような演技を完成させていくのか。紀平梨花と西山真瑚の挑戦から、今後も目が離せない。
(出典: 紀平 梨花 速報(Yahoo!ニュース))