RIZIN.52では、開催前に2つの大きなカード変更があった。ひとつは相本宗輝の欠場に伴う対戦相手の変更、もうひとつはカルシャガ・ダウトベック対福田龍彌の試合中止だ。
相本宗輝の欠場で武田光司が緊急参戦
2026年3月5日、RIZINは第9試合の変更を公式発表した。
当初はビクター・コレスニック対相本宗輝が予定されていたが、相本が交通事故に遭い、出場を断念することになった。
RIZIN公式発表によると、相本は3月3日にロードバイクで走行中、車と接触して転倒。その後、頭痛やめまい、嘔吐などの症状が出て、医療機関を受診した。最終的に容態が急変し、緊急搬送されたことから欠場が決まった。
代役に名乗りを上げたのが武田光司だった。
武田は71kg契約でコレスニックと対戦し、結果は判定3-0の勝利。急きょ決まった試合で、3ラウンドを戦い抜いて白星を獲得した。
カルシャガ・ダウトベック対福田龍彌は試合中止
もうひとつの変更は、カルシャガ・ダウトベック対福田龍彌の一戦だ。
RIZINは2026年2月24日、ダウトベックが急性循環機能障害と診断されたため欠場すると発表。病院への緊急搬送を経て、福田との試合そのものが中止となった。
こちらは代替選手による試合が実施されたわけではない。
つまり、RIZIN.52は開催当日に全12試合が実施されたものの、当初予定されていたカードのうち1試合は中止、もう1試合は対戦相手を変更して実施されたという経緯がある。
変更・中止カードの整理
| 項目 | 当初の予定 | 最終的な扱い |
|---|---|---|
| 第9試合 | コレスニック vs. 相本宗輝 | 武田光司が代役出場 |
| 試合中止 | ダウトベック vs. 福田龍彌 | ダウトベックの欠場で中止 |
カード変更を調べる際は、発表時点の対戦表と大会終了後の結果一覧を区別することが大切だ。特に武田光司は当初からコレスニックの相手だったわけではない。
【公式記録の検証】37秒と38秒の違い、一本勝ちの勝者表記に注意
RIZIN.52の結果を調べると、いくつかの情報表記に違いが見られる。特に検索結果だけを見ていると、試合時間や勝者を誤認する可能性がある。
秋元強真の決着時間は公式記録で37秒
秋元強真対パッチー・ミックスについて、ABEMA TIMESの記事見出しには「2ラウンド38秒」と記載されたものがある。
一方、RIZIN公式の個別試合結果とJMOCの競技記録は、いずれも2R0分37秒となっている。
秒数を正確に確認したい場合は、主催者の公式試合結果を基準にするのが適切だ。
所英男対鹿志村仁之介は勝者表記に食い違い
もうひとつ、見落とせないのが第6試合の記録だ。
RIZIN公式の試合結果一覧と個別試合レポートでは、次のように記載されている。
- 勝者:鹿志村仁之介
- 敗者:所英男
- 決着:1R1分06秒
- 方法:アナコンダチョークによる一本
ところが、JMOCが公開した大会結果表では、この試合だけ勝者と敗者の表示が逆になっている。
RIZIN公式の個別結果ページでは鹿志村の勝利が明記され、試合展開の詳細にも鹿志村がテイクダウンからアナコンダチョークを極めた経緯が記録されている。
したがって、この記事の勝敗一覧ではRIZIN公式の個別結果を採用している。
TKO・一本・判定は何が違う?
試合結果を理解するうえでは、決着方法の違いも押さえておきたい。
| 決着方法 | 意味 | RIZIN.52の例 |
|---|---|---|
| KO | 打撃によって相手が試合続行不能になる決着 | 一般的なKO表現 |
| TKO | レフェリーや医師の判断などで試合を止める決着 | 秋元、グスタボ、高木ら |
| SUB(一本) | 絞め技・関節技などによる決着 | 鹿志村、佐藤、NOEL |
| 判定 | 規定ラウンド終了後にジャッジが勝敗を決める | 武田、大島 |
今回のメインイベントは、ニュース記事によって「KO」と表現されることもあるが、RIZIN公式の決着記録はTKOだ。
また、高木凌やキム・ギョンピョの試合はドクターストップによるTKOであり、レフェリーが打撃の連打を止めた試合とは区別して理解したい。
【よくある質問】RIZIN.52の結果に関するFAQ
Q1:RIZIN.52のメインイベントは誰が勝ちましたか?
秋元強真がパッチー・ミックスに勝利しました。2R0分37秒、グラウンドでのキックによるレフェリーストップTKOです。
Q2:秋元強真対パッチー・ミックスの決着方法はKOですか?
RIZIN公式記録ではTKOです。秋元が左ストレートでダウンを奪い、最後はサッカーボールキックでレフェリーストップとなりました。
Q3:所英男と鹿志村仁之介はどちらが勝ちましたか?
鹿志村仁之介です。1R1分06秒、アナコンダチョークによる一本勝ちでした。
Q4:武田光司はビクター・コレスニックに勝ちましたか?
勝ちました。3R終了後の判定3-0で、3人のジャッジ全員が武田を支持しました。もともとの対戦相手だった相本宗輝の欠場による代役出場でした。
Q5:RIZIN.52で中止になった試合はありますか?
あります。カルシャガ・ダウトベック対福田龍彌は、ダウトベックの急性循環機能障害による欠場で中止となりました。
Q6:RIZIN.52は全部で何試合ありましたか?
実際に開催された試合は全12試合です。TKOが7試合、一本が3試合、判定が2試合でした。当初予定されていたダウトベック対福田戦は中止となっています。
まとめ:RIZIN.52は秋元強真の37秒TKOと10試合のフィニッシュが際立った大会
2026年3月7日のRIZIN.52は、秋元強真が元ベラトール王者パッチー・ミックスを2R0分37秒でTKOしたメインイベントを中心に、見応えのある試合が並んだ大会だった。
特に押さえておきたい結果は次の5つだ。
- 秋元強真:パッチー・ミックスに2R37秒TKO勝利。
- ルイス・グスタボ:桜庭大世に2R2分32秒TKO勝利。
- 武田光司:ビクター・コレスニックに3-0判定勝利。
- 大島沙緒里:ケイト・ロータスに3-0判定勝利。
- 鹿志村仁之介:所英男に1R1分06秒アナコンダチョークで一本勝ち。
大会全体では、12試合中10試合がフィニッシュ決着となった。7試合のTKO、3試合の一本という内訳は、判定まで持ち込まれない攻防が多かったことを示している。
【プロの結論】
今回の大会を評価する際、メインイベントの勝敗だけに注目するのは十分ではない。
秋元強真は打撃で世界的な実績を持つ相手を攻略し、武田光司は急きょの代役出場から判定勝利をつかんだ。鹿志村仁之介はグラップリングで経験豊富な所英男を短時間で仕留め、佐藤将光も三角絞めで一本勝ちを収めている。
こうした試合を比較すると、RIZIN.52の見どころは単純な勝敗以上に、選手それぞれが異なる技術で勝利をつかんだ点にある。
試合結果を確認するときは、勝者だけでなく、決着時間、レフェリーストップかドクターストップか、判定なら各ジャッジの採点まで見ると、試合の実像がより鮮明になる。
2026年のRIZINを振り返るうえでも、秋元強真のメインイベント勝利と、全12試合にわたる多彩な決着は記憶しておきたい大会記録だ。 (出典: ライジン 52 結果(Yahoo!ニュース))